馬入日記

【馬入日記:10月1日】「勝つために守ってる」谷晃生選手インタビュー

本日19:00より、「フライデーナイトJリーグ」開催!
横浜F・マリノスをレモンガススタジアム平塚に迎えての神奈川ダービーです。
雨風の強い中ですが、ご来場いただく皆さまはどうかお気をつけてお越しください。

試合を前に谷晃生選手のインタビューをお届けします。
前節の川崎フロンターレ戦では、先制するも同点、そして終了間際に逆転を許し非常に悔しい形で幕を閉じました。
しかし、特に前半の戦いは内容の向上が見られ、アグレッシブにゴールに向かうサッカーを展開。反省すべきをしっかり見つめながら、ポジティブに今日の戦いに向かっていきたいところです。

川崎戦について谷選手に聞くと。

「智さん(山口監督)が求めることやチームとして取り組もうとしていることは、試合を重ねるにつれて出せている部分もあると思いますし、そういうところはポジティブかなと思います。ただ、もっとその質だったり、試合中にそれがうまくいかなくなった時にどう対応していくのか、そういう修正力や試合中に変えていく力は、より身に着けていく必要があるなと思っています」

終了間際の失点は大きなショックでもありました。

「あの瞬間に勝点1が0になってしまったし、試合を通して言えば勝点3をとるチャンスもあったと思います。ただ、結果的に最後にやられただけで、そこまでのゲーム運びはどうだったのかとか、そういうことをすべて踏まえて考えなければいけないと思っています」

失点をいかに減らしていくのか、と聞かれるとこう答えました。

「どうしてもチームが勝てない状況が続くと、普通は失点しない方法を考えると思うんですけど、でも勝つためには点とらなければいけない。川崎戦では先制して、後半に相手がやり方とか配置を変えてきた中で、自分たちが少し後手にまわってしまった印象が強いです。意識の問題かもしれないですけど、どこかで隙を突いてもう1点いってやろうというチームとしての意思があれば、また戦い方は変わってきたのかなと思います。失点を減らそうとするのは当たり前のことなので、そうではなくて、守るけど、やっぱりゴールを決めるために守っていると思う。勝つために守っていると思っているので、そこの意識は上げていかなければいけないのかなと思っています」

さて、今日は現在リーグ2位につけ攻撃力の高い横浜F・マリノスを迎えます。

「非常に切り替えが早いですし、前線でボールを奪ってそのままショートカウンターだったり、キーパーとDFの間に早くボールを入れてきたりする部分でゴールを多く生んでいると思うので、よりそこの意識を上げる必要があると思います。でも、普段からやっていることと別に大きな違いはないとも思っています」

そして、今日の試合が終わると谷選手はアジア最終予選を戦う日本代表に合流します。

「代表に選んでいただくということは光栄なことですし、代表チームにとっても今回の2試合というのは、より大事な2試合になってくると思います。その中で日本代表チームとして戦ってきたいと思います」

最年少の二十歳でA代表に選ばれている状況ですが、「(代表チームに)学ぶために行っているわけではない」という気持ちも。

「自分がベストを尽くすだけですし、その中で得るものはあると思います。学ぶことは毎日ありますが、それは湘南でも変わらないことだと思います。“これを得よう”と思っていくわけではないです」

謙虚さの中に、常に決意をもって戦いに行っているという意識を感じます。
東京オリンピックに出場した選手たちもA代表に選ばれてきていますが…

「オリンピックで一緒にやったメンバーがいるからどうということはないですが、多くA代表にメンバーが入ってきている中で、A代表を下から突き上げていくという意味でも、自分も含めてもっともっとエネルギーを出していかなければいけないと感じています」と。

さぁまずは今日のホームゲーム、横浜F・マリノス戦を全員で戦い、勝利を。
天候の悪いホームゲームが続きますが、そんな中でも熱く応援してくださる皆さんに感謝し、全力で戦います。