ボイス

【ボイス:2021年9月23日】町野修斗選手

目標は2桁ゴール
試合に出たら決めまくりたい
 移籍を決意するにあたって、J1だからという理由だけでベルマーレを選んだのではない。

「北九州のサッカーと似ているような。前からのプレスであったり、ハードワークをすることであったり。湘南は似たようなスタイルだから自分に合っていると思えた。何より試合に出るのが一番だと1年目で感じたので。早い段階で声をかけてくれたのも自信になったし、若い選手も多いので彼らと一緒に成長したいなっていう思いで選びました」

 チームのスタイルと自分のプレースタイルの相性の良さをまず第一に考えた。北九州で積んできた経験がチーム選びのポイントを教えてくれたというわけだ。また、横浜FM時代、神奈川ダービーを戦うチームの雰囲気を感じていたこともベルマーレを理解する助けとなった。

「試合には絡んでなかったですけど、神奈川ダービーでの負けられない雰囲気は感じていたし、粘り強いチーム、戦うチーム、本当にサッカーをしてるなって印象を持っていました。なんて言うんですかね、一番基本的なことを愚直にできるというか。全員で走るとか、切り替えとか、11人でサッカーできるイメージはありました」

 その愚直さが自分に合っていると感じた。実際に加入してみて感じたのは、ベルマーレはイメージ通りのチームだったということ。

「僕たちは、11人で戦うチーム。一人ひとりにかかる責任も大きいチームだなって感じています。それに湘南の選手は本当に意識が高くて、全体練習後の自主練や体幹トレーニングも、きちんと目標や理由を理解してやっている選手が多いと思います」

 移籍して初めてのシーズンだが、開幕戦からスターティングイレブンに名を連ね、J1のレベルを肌で感じることも経験した。

「センターバックが大きくて能力が高いし、ヘディングも強い。隙がない選手が多いですね。J2のときに出場していた試合ではけっこううまくいっていた印象だけど、J1だとボールを失う回数が増えたりして、やっぱりレベル高いなという感じはしてます。でもそういう選手と戦っていかないと成長できないと思っているので、この後の試合も楽しみにしています」

 当然だが、J1を戦う選手として、求められるスキルや意識の持ち方のレベルも上がった。

「あと1歩、2歩寄せるファーストディフェンスのところであったり、限定の仕方とか、そういう細かいところを突き詰めてやっていかないと。なんて言うんですかね、本当に11人でちゃんと守備をして、攻撃をしないとやられるのがJ1というか。けど、本当に楽しいですね、サッカー。試合にも絡めてますし、まだまだ決定機を外したりしてますけど、楽しんでます」

 今シーズン立てた目標は、「2桁ゴール」。

「前半戦で決め切れなかったシュートを全部決めていたら余裕でいっていると思うんですけど、『たられば』なので。ここからは、全部決め切れるように頑張りたい。特に個人的に去年は、後半ペースダウンしちゃったんで、今年はペースアップというか、覚醒するのが後半戦であるように、気持ちもプレーも、今、自主練ではシュート練習けっこうしているんで、決めまくりたい。僕が点を取れば負けない、そういう選手でありたいなと思ってます」

 J1リーグを戦って半年以上が過ぎた今、日々、新しいスタートラインに立つように、自らへの要求もレベルアップしている。

>チャンスを作るプレーでもチームに貢献したい