馬入日記
【馬入日記:9月11日】リスタートの重要な一戦、大分戦!岡本拓也選手インタビュー
前節の浦和レッズ戦から代表ウィークを挟み、2週間ぶりに試合を迎えます。
山口智新監督となって初めての試合。今日はアウェイの地で大分トリニータと対戦します。(18:30キックオフ)
チームとして覚悟をもって戦う試合、今回はキャプテン・岡本拓也選手に話を聞きました。
まずはこの約10日間をどんな風に過ごしてきたのでしょうか。
「まず、本来の僕たちの良さであるところや今までやってきたことを改めて見つめ直してトレーニングをしてきました。また新たに競争が始まっていると思いますし、どの選手もフラットな状態だと思うので、チームのやるべきことプラス、それぞれが自分の良さを出していけるように日々の練習から表現しています」
山口監督のもとでのトレーニングはどんな雰囲気でしょうか。
「すごくポジティブな雰囲気で練習に臨めていると思いますし、みんなが前向きな気持ちで練習ができていると思います。いい緊張感ですね。今は、自分たちがやってきたことをさらにフォーカスして、突き詰めてやっている状態です」
今年の1月からコーチとして共に日々を過ごし、この9月から監督として指揮を執ることになりましたが、改めて山口監督の印象とは。
「智さんは選手としても実績のある方ですし、誰からも慕われるようなリーダーシップの持ち主だと思います。練習中に見えている幅が広くて、ボールと全然関係ない逆サイドも見えていて鋭い指摘をされたり、もちろんボールがあるところも見えていて本当に全体が見えているなと感じます。いいものはいい、悪いものは悪いとはっきりと、どの選手にも平等に伝えてくれているという印象があります。言われること全てに納得感があって指導力の高い方だなと感じています」
コーチから監督になって、選手が受ける印象や距離感に変化はありますか?と聞かれると…
「距離は近いんですけど、ピリっと締めるところは締めてくれる。コーチの時からはっきり言ってもらっていましたし、監督になったから急に威厳が出たとかではなくて元からそういう雰囲気がありました」と。
特に伝えられていることとはどんなことでしょうか。
「攻守において、ボール状況によっていいポジションを取りなさいということ。また、前を向けるポジションを取ることや前を向けるボールの置き方をしなさいということは常に言われています」
ここ数試合は途中出場となることも多い岡本選手ですが、どんな時も変わらぬ準備をしています。
「ここ数試合途中出場が続いていましたけど、個人的にはコンディションはいいなと思っていて、途中から出てもやるべきことや自分の良さというのは出せていたと思います。どんな役割になったとしても、ピッチに立った時に自分の仕事ができればと思っているので、いい準備をして臨みたいと思います」。
今日対戦する大分トリニータの印象とは。
「元ベルマーレの選手がすごく多いこともあって楽しみですね。大分が狙いとしているサッカーはずっと、人が変わってもやり続けているという印象があります。前回の対戦でもうまく戦えたし、悪いイメージはないですね」
今日のリスタートとなる一戦をどんな戦いにしたいと考えているでしょうか。
「“湘南スタイルってやっぱりこうだよね”って思ってもらえるようなゲームにしたい。なぜベルマーレにいるのか、なぜベルマーレでプレーしているのかということに対して、こういうことができるからベルマーレにいるんだ、ということを示したい。そういうことを思い出すゲームにしたいと思います」
湘南スタイルを築き上げてきた一人として、大切にしている思いがあります。
「少し薄れてしまっていたところはあったと思う。やっぱりそこの軸で戦っていかないとダメなんだなって思う。J1の舞台でどこをストロングに湘南ベルマーレは戦っていくのかっていったら、やっぱり湘南スタイルだし、そこは捨ててはいけない部分。それをしっかり出したいと思います」
いつしか言われるようになった「湘南スタイル」。一人ひとりが胸に抱く湘南スタイルがあります。岡本選手にとってはどういうものですか?と聞くと、しばらく考えて、こう答えました。
「夢中でプレーすることかなと思います。いろんな外的要素はありますけど、ピッチに100%気持ちを持っていってプレーできるかどうかじゃないかと。夢中でやってる時って一番楽しいし、一番成長する時だと思うから。いま、すごく楽しいし、もっと自分がうまくなれるんじゃないかとか、成長できるんじゃないかと感じられています」
残り11試合。ここから先の1試合1試合はさらに重要な戦いとなっていきます。
「なかなかチームとして勝ち切れない試合が多かった。残り1/3ですけど、ここに全てエネルギーを出して、上にいけるように戦いたい」
まずは今日の大分戦に全力を傾けます。
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