監督・選手コメント

2021J1リーグ第27節 湘南vs浦和戦 試合後監督・選手コメント

監督コメント

浮嶋監督 総括
浮嶋監督

今日、チケットは完売で雨でしたけど、多くのサポーターに応援をしていただきありがとうございました。そういった熱い応援を背に攻めに攻めて、公式記録では(シュート本数は)8本と7本で1本差でしたけど、実際には10数本のシュートを打って相手にブロックされたのもあったと思います。1点を取れるゲームにしたかったですけども、1点が遠かったなと思います。
ゲームは全体のコントロールとしては、守備のところで全員でしっかりとコントロールして、相手のやりたいことをできるだけ出させないプレスをテーマにしてやった結果、危ない場面でも体を張って防いでくれたと思います。前回2点決められたユンカーに対しても、カウンターの対応や流れの中からの抑えが非常に良かったと。守備のところは非常に高かったゲームだったんじゃないかと思います。

浮嶋監督 質疑応答

- 攻撃面ではアタッキングサードでの距離感が良かったと思うが?

ボールが縦に入ったあと、3人目で前を向いたあとに展開して、展開したときも流れを切らさず出ていく攻撃が随所にあったと思います。そういったところを得点に結びつけられればもっと良かったですが、攻撃の仕掛けに関しては距離感が良かったからこそ、そういうコンビネーションが多かったと思います。

- ウェリントン選手が途中からだったがコンディションの問題か?

前節二人のFWも非常によかったですしそのまま継続で今日出しました。ウェリントンはコンディション不良から上がってきてはいるんですけど、今日は見ていただいたとおり、元に戻るレベルまできたのかなと思うので、今日はこういう割合で出そうということは最初から思っていたので、そういう計画でした。

- 大岩選手、石原広選手、杉岡選手の3バックになってからは、セットプレー以外からほとんど失点していないがここ4試合守備の評価は?

うちは数字を見ても真ん中にボールを入れられている回数が多い。そういう部分で言うと、(ゴール前)10m付近でこぼれることが減ったと思う。しっかりとはね返すことで自分たちの2列目が拾うような展開も多かった。味方も含めてそういうものに順応して、こぼれ球を拾われての相手の攻撃の回数を減らすという部分では非常に良かったと思います。

リカルド ロドリゲス監督 総括

あまり多くのチャンスを作ることができなかった試合になってしまいました。前半は相手にボールを持たれる時間が続いてしまい、少しずつ立て直してきていたのですが、相手のほうが良い入りができたと思っています。
後半に入って、ハーフタイム明けはすごく良いプレーができたと思います。そこで点が入る展開など、後半最初のチャンスを決めていれば試合に勝つチャンスもあったかもしれませんが、そこからまたゲームが五分の流れになっていき、そのまま試合が終わってしまいました。これまであったような、あまりチャンスがなくても決め切る決定力を今回は欠いたと思います。

リカルド ロドリゲス監督 質疑応答

- 運動量が厳しく疲労が感じられたが、選手のコンディションをどう見ているか。

やはり疲れがないとはいえないですが、これだけの試合数ですし、3つの大会を戦っている最中ですので、疲労があって当たり前の状況だと思います。特に8月は試合が多かったのですが、選手たちは疲れている中ですごく頑張ってくれたと思っています。
我々は最大限のパフォーマンスを出すための解決策を模索していきながら、全員でケガなく総力戦で戦っていければと思います。もちろん今回の試合も勝てれば素晴らしかったですが、ここ最近の結果は良かったですし、また次に向けて最大限の準備をして、良い試合にしていければと思います。

選手コメント

MF14茨田 陽生
茨田 陽生

前半はお互いがチャンスを作りながら攻守において攻めぎ合いというのは、良い展開だったなと思います。
そういう中でも自分たちもゼロで抑えられていたので、攻撃で1点取りたかったなというのはありました。
でも前半は良い戦いができていたんじゃないかなと思います。

(ボールを動かしながら前線に飛び出して行く場面があったが)
大橋にボールが入った時やタリクにボールが入った時は、なるべくサポートしてサイドにボールを散らしたり、ゴールに向かって行くという選択を上手くできたかなと思います。

(前節複数得点が取れたが、得点を取る難しさを感じたか)
この間の試合は5得点入って、簡単に点が取れると見られると思うんですけど、今日の試合も含めて簡単には得点を取るということは難しいですし、逆に得点を取られてはいけないという気持ちにもなりました。
その中で調子の良いレッズに対して、結果的に負けなかったというのは良かったと思います。

(これからまだ大事な試合が続くが)
この夏の厳しい戦いの中で戦った選手はしっかり身体を休めて、次に良い準備できるように自分含めて全員がやっていきたいなと思います。

MF5古林 将太
古林 将太

前半から良い形でボールを取れていたし、結構前にプレスを掛けて良い形で攻撃ができていたんですけど、そこで得点が取れないと苦しい状況になってしまう。それは分かっていたので、その分後半の最初に苦しい時間帯が続いてしまった。
でも、そこから良い形でボールも奪えていたし、プレスにも行けていたので勝ちたかったな、と。そこが全てですね。

(右サイドから良い形で攻撃ができていると思うが)
練習から広教(石原選手)やバラ(茨田選手)と話していますし、結構良い形でコミュニケーションも取れています。右サイドで崩せているのはチームの武器になると思うので、バラが動くところだったり、自分がボールを持ったら広教が動いてくれるポジションだったりとかそういうのは阿吽の呼吸でできているなと思います。
コミュニケーションもたくさん取っていますけど、試合中は何か話すことなくできているなと思います。

(得点を取るために必要なことは何か)
今日も惜しい場面たくさんありましたけど、やり続けることがすごい大事だなと思っていて、得点を取るには運も必要だと思うし、技術のところもそうですけど、運も引き寄せていければいいかなと思います。

(次節に向けて)
次節は大分だと思いますが、順位が近いチームでもありますし、そこはしっかりと勝ち切らなければいけないと思います。
ひとつひとつ勝点3を積み重ねて、引き分けも大事だと思いますけど、まずは勝点3を目指してしっかりと戦いたいなと思います。

DF2杉岡 大暉
杉岡 大暉

勝ち切りたかったゲームでしたけど、最近のゲームでは連敗中は特に終盤にやられていることが多く、ああいう試合展開で落としてしまっていることが多かったと思うので、そういう意味では今日ゼロで抑え勝点1をとれたことはポジティブに捉えていいかなと思います。

(守備の部分で向上している感覚は?)
試合を重ねるごとに連携がとれてきていますし、チームとしてしっかり声を掛け合ってハメるべきところでハマったり、ボールを持たれている時も持たせている感覚もついてきています。自分も徐々にチームの中に入れてきているかなという感じがあります。

(DF3人の連携面は?)
しっかり話してスライドできていますし、チャレンジ&カバーもできていると思いますし、とてもやりやすい関係性になっていると思います。

(もっと攻撃参加したいところか?)
3バックなのでもっと前に絡んでゴールにかかわるプレーを求められていると思いますし、結果今日ゼロだったのでチームとしてもそうですが、個人的にも最後の質というのは上げていかなければいけないと思っています。

(前節よりも決定機の数が少なかったと思うが?)
そうですね、ただ前節よりも押し込めている時間がありましたし、そういう中で最後のクロスの質がもっと必要でしたし、ウェリントンというターゲットがいた中で逆にそこを目指しすぎてしまっている部分があった。強力な武器ですけど、ウェリントンをおとりに使ってニアで速いボールで勝負したり、そういう工夫がチームとしてあまり作れなかったかなと思います。

(中断期間はどんなところをトレーニングしたいか?)
最後のところは練習するしかないと思いますし、いきなりよくなるということはないと思うので、しっかりみんなで向き合ってトレーニングしていきたいと思います。

GK1谷 晃生
谷 晃生

(ディフェンスは安定感をもっていたと思うが、ディフェンス全体を振り返って)
相手の攻撃の芽を早く摘むことができていた思います。前回対戦ではカウンターからやられているので、そこもうまくリスク管理してしっかりと対応できたと思います。ここ数試合前まではセットプレーからの失点が多かったですが、そこもうまく改善できてきていると思います。

(谷選手はディフェンスラインの裏を飛び出してケアするシーンが多かったと思うが、対浦和戦で意識していたことは?)
いつもどおり狙っていました。ただ今日はそのボールが多かったのと、多少スリッピーになっていた部分があったので、そこが自分の守備範囲に入ってきたという感じでした。

(前半押し込む展開が多かったが攻撃している時はどういうことを考えているのか?)
一番は失った時の後ろの状況ですね、やはりリスク管理をして相手にカウンターさせないとか、早く前に運ばせないように声を掛けたり、そういったことを一番に考えています。

(鹿島戦以降の今の守備陣の手応えは?)
僕自身もそうですし、チームとしてもフィットしてきているのかなという手応えを感じています。1試合1試合課題も出ますしそこを修正しながら、試合を通して成長できているのかなと感じています。

(代表前最後の試合で無失点だったが?)
久々のゼロだったので、そこは守備陣もそうですしチーム全体が守備の時にしっかり合わせてやれたことが無失点に繋がったと思います。代表前とかに関係なく、後ろがゼロで終われたということはひとつポジティブな要素かなと思います。

(代表に選ばれたことは試合に臨むにあたりどうだったか?)
僕自身、いつもどおりプレーするということが自分のモットーなので、そこは平常心でプレーしました。代表に入った入ってないということより、本当にこのチームのために、目の前の試合に勝つためにやっていますし、チームを救えるようにプレーしています。そこは代表に入った入ってないは関係ないかなと思います。