馬入日記

【馬入日記:2月13日】タイキャンプ7日目!いよいよトヨタプレミアカップ!

110213-1いよいよ「トヨタプレミアカップ」開催日!
タイのナショナルスタジアムであるスパチャラサイスタジアムにてタイポートFCと対戦しました。

スタジアム周辺は試合前から大変な盛り上がり。
たくさんのブースが立ち並び、タイポートFCのサポーターが試合前から応援をしながらスタジアムへと集まってきます。賑やかな中、心強いベルマーレサポーターの姿もあり、両チームのサポーターの交流も行われていました。

ベルマーレサポーターはメインスタンドで応援。その横にはタイ在住の日本人の皆さんが。一緒になって熱い声援を送っていただきました。
観衆は12,000人ほど。もちろんベルマーレサポーターの声も力強く響いていましたがスタジアムは完全なるアウェイの雰囲気。
クラブとしても本当に久しぶりの海外での試合。いい緊張感をもって、まだまだ暑いキックオフの16:00を迎えました。

110213-2スターティングメンバーは写真の11人。

GKは西部。DFラインは右から鎌田、大井、遠藤、石神の4人。
中盤は永木、坂本の両サイド、ハン、菊池の4人。
2トップは佐々木、巻のふたりでした。

昨年のメンバーからは大きく入れ替わるスタメンとなりました。チーム内の激しいポジション争いが続いています。

 

 

 

110213-3試合のほうは、前半14分にCKからゴール前で混戦となりタイポートに先制を許します。
試合後、センターバックの遠藤選手は「失点がもったいなかった。特に前半の失点までの時間はもっとはっきりさせなければいけなかった」と振り返りました。

また、同じくセンターバックの大井選手は「1失点目の前、CKになったシーンも洋平さん(西部選手)がビッグセーブしてくれなければ危なかった。でも、それに関しては原因は分かっている。リスクマネジメントとして役割をはっきりすること。セットプレーでの失点については、個人の問題もあるし、声を掛け合ってもっと味方のフォローをしなければいけないと感じています。いずれにしても、ボケないようにやっていかなければいけないと思う」と語りました。

大井選手は終始声を出し、DFを統率しました。
「まだまだ声をかけるべきシーンはたくさんあります。味方に言うことで自分自身の集中力を高めているところもあるんです」と話していました。

ボールは支配しているものの、なかなか得点に繋げることができない状態が続きました。

ここまでのトレーニング、そしてキャンプ中は守備にテーマを置いてトレーニングを行っていて、攻撃はここからということもあり、なかなか形をつくることができません。

右サイドバックとして出場した鎌田選手は「攻撃に関しては一定のリズムになってしまった。変化がなくてなかなか相手を崩すことができなかった。まだ攻撃のイメージがみんなにないということもあるけれど、横・横に繋ぐばかりで縦にワンタッチで入れるなど変化が必要だったと思う」と語りました。

110213-4後半13分にアジエル選手が投入されると、徐々にいい形でボールがまわり始めました。
技術の高さや攻撃のセンスはさすがといったところ。
アジエル選手自身、痛みを我慢することなく試合でプレーできるのは本当に久しぶり。アジエル選手本人も喜びを感じたことでしょう。

しかし、0-1で迎えた後半、かなり引いてきた相手にカウンターから右サイドを破られ38分に追加点を許してしまいました。

このままでは終われないと果敢に攻め続けました。DFの選手もアップダウンを繰り返し得点を奪いにいきました。

その時、後半40分に投入された高山選手が、入ってすぐに左サイドからシュート。クロスかと思う角度でしたが本人はしっかりと狙いすましていて、ボールは見事ゴールを揺らしました。
素晴らしいゴールが決まってスコアは1-2。

なおも攻めますが、そのまま終了のホイッスル。残念ながら勝利を得ることはできませんでした。

 

110213-6試合後、反町監督はインタビューでこんな風に語っていました。

「終始主導権を握っていたゲームでしたが、最終的には少ないチャンスに決められてしまい、厳しいゲームとなりました。我々は3月にシーズンが始まりますが、その準備段階で強化試合ととらえて戦いましたが足りない部分がよく分かった試合でもありました。これから、トレーニングで攻撃のほうに着手していくので、明日日本に帰りますが、我々のリーグの開幕に向けてしっかりやっていきたいと思っています」

 

 

 

110213-5キャンプを通し、また今日の試合を通して多くの経験を積みました。

新加入選手が多く加わったこともあり、選手同士のコミュニケーションを深める意味でも、非常に有意義で中身の濃い1週間を過ごすことができました。

この後、日本へ帰りさらに具体的なトレーニングを積み、あと20日あまりとなったJリーグ開幕に向けて、1日1日を過ごしていきます。