【馬入日記：5月9日】「勝ち切るエネルギーを」岡本拓也選手インタビュー

今日はホームに戻ってJ1リーグ第13節 大分トリニータとの対戦です。
リーグ戦、ルヴァンカップと交互に行われている連戦中ですが、限られた時間の中で試合に向けたいいトレーニングができています。

今日は岡本拓也選手に話を聞きました。
ちょうど1週間前に行われた、北海道コンサドーレ札幌戦、0-0のスコアレスドローとなった試合を改めて振り返ってもらいました。

「風が強くてお互いに思ったような戦いはできませんでした。本当に得点が入れば…という展開でしたけど、最後まで集中して戦えていたと思います。ただどうしても、お互いに狙っているところは少し出にくいゲームだったと思います」

札幌戦で最後に岡本選手がネットを揺らしたシーンがオフサイド判定となってしまったことは非常に残念でしたが、勝ち切るためには得点を奪いたいところです。得点について聞かれると…

「得点といってもその最後の局面だけではなく、どういうふうにボールを運んでいくかというところから始まってると思います。そこの質を高めなければいけないと思うし、意図的にもっとゴール前に運んでいけるようにしたい。最後のところは選手同士で合わせるところだったり、積極的に狙っていくところを作っていけたらと思うので、もう少し作りの部分でうまくボールを運べれば最後のところも余裕が出たり、選択肢が生まれるのかなと思います」と。

現在、リーグ戦で7試合、ルヴァンカップで4試合と公式戦11試合負けなしの状況です。

「負けていないという状況はありますけど、それよりも、いまリーグ戦とルヴァンカップで多少メンバーが分かれる感じになっていますが与えられた環境でそれぞれがいま自分にできることを100％取り組んでいると思うし、それが今の内容にも繋がってると思います。チーム全体としては非常によくみんな取り組んでいると思っていて、これから5月、大事な試合が続くので、みんながそれぞれ与えられた場所で取り組むことを続けていけば結果が出てくると思います。今の取り組みを続けていきたいです」

今のチームの良さを聞いてみると。

「言われなくてもみんなしっかりやるな、という感じがします。ベルマーレに加入する新しい選手は、ちょっとカルチャーショックを受けるところがあると思うんですけど、今年はそうなっている選手が少ないというか、みんながしっかり受け入れて、自分のやるべきことを理解してやっている印象があります」

水曜日に行われたルヴァンカップ横浜FC戦にはメンバー入りしていませんでしたが、仲間の戦いを頼もしく感じています。

「ルヴァンカップ、本当に重要な大会だと思っています。チーム全体をぐっと押し上げてくれるし2018年がそうであったように、選手個々もチームもどんどんよくなっていく感覚がすごくいいですね。突破できたらスケジュール的にはきつくなりますけど、それがまたいい循環になっていくと思っています」

全体の底上げ、成長を感じる日々。外国籍選手の合流やケガ人の復帰など、ポジション争いもさらに激化しています。

ところで、改めて安定を保っている守備に関して聞くと。

「監督は相手を見ながらプレーしなさいということはおっしゃっていて、いまそれが浸透してきていると思います。しっかり相手の状況を見ながらプレッシャーをかけるところは全員でかけるし、揃っていない時はしっかり揃えてからまたプレッシャーをかけるというメリハリがきくようになったのかなと思います。選手それぞれが状況を見て味方と一緒にプレーできる回数が増えているから今の安定した守備に繋がっていると思います」と。

そして攻撃については、岡本選手自身の積極的な攻撃参加は昨シーズン以上に増えているような印象もあります。

「いま左にボールが集まって、最後に僕のところにくるということが多いからそういう印象があるかもしれないですが、もう少し右からもバリエーションを増やせたらと思っています。いつもしっかり味方と繋がってプレーすることを考えています。次に自分が進みたいほうの味方とボールが来る前にしっかり繋がっておくこと。周りとも、試合や練習でもっとこうしたらうまくボールが動くんじゃないかということは話していますし、試合を積み重ねていくうちにもっとよくなっていくかなと思います」

さて、今日は大分トリニータを迎えての一戦です。

「大分のやり方的にうまく組ませてもらえないという印象はあるので、そこに対してしっかり対応したいと思います。多少は我慢比べになるのかなと思います」

大分には、昨年まで在籍した坂選手をはじめ、高山選手や下田選手、三竿選手と元湘南の選手たちがたくさん在籍していて、対戦が楽しみなところ。

「大事な試合になると思うし、それは相手も思っているところだと思います。勝ち切るエネルギーを出してさらにここからいい流れを生み出せるように戦っていきたいと思います」

順位の近い同士の戦い、是が非でも勝利を。
本日15:00キックオフです。スタジアムで、そしてDAZNで、熱い応援をよろしくお願いします！（今日のDAZNスタメン紹介は「母の日」バージョンです。お楽しみに！）