馬入日記
【馬入日記:4月17日】今日はホームで神戸戦!山田直輝選手インタビュー
今日はホームに戻ってヴィッセル神戸との対戦です!(15:00キックオフ)
現在4位と好調の神戸ですが、ベルマーレにとっては広島戦の勝利を今日の連勝へと繋げていきたいところ。
試合を前に山田直輝選手に話を聞きました。
神戸戦に向けては、3連戦を終えて1週間の準備期間がありました。
「広島戦で勝点3を取れましたけど、勝点1と比べるとやっぱり全然違いますね。自分たちのサッカーを信じられるし、チームがよりひとつになれる。ベルマーレに関わっている人たちの雰囲気がよくなるし、それが選手としては幸せなことだと思います。今に限らずずっとですけど、みんな明るくいい雰囲気で練習できています。だからといって勝利で気が抜けているということはなくて次を見据えてしっかり準備できています」と山田選手。
ここまで9試合、全試合にスタメン出場しています。今の戦いをどんな風に感じているでしょうか。
「去年の終盤からだいぶ守備の整理ができていたので、今年は攻撃がうまくかみ合えば上にいけると思っていました。ここまで9試合終わってみるともっと勝点を積み重ねられたなと思う試合はあるので、僕の中では、もったいないなという気持ちが強いです。試合に出させてもらって有難いという気持ちと、だからこそ、勝点が自分の中では物足りない。今年は年齢も年齢ですし、勝負の責任を負わなければいけないということはすごく感じています。試合の中でもそこを意識してプレーしているというところは去年と違う部分です」
今シーズンはサイドボランチでプレーしている山田選手、これまでとの変化とは。
「シャドーよりも、前も後ろも自分がバランスを取ることが多くなりました。若い頃はもっと攻撃にいきたいって気持ちが強くてバランスを崩していたと思います。でも今はそれが面白い。昔だったら好きじゃないような黒子の仕事とか、そういう仕事も面白いと思うようになってきました。勝負の責任を負わなければいけないと思う年齢だから自然とそうなっていったんだと思います。やりがいがありますね」
ただ面白いのは、その中で得点やアシストといった結果も残しています。
「そこは、若い時に先輩たちが“余裕がないとダメ”と言ってたんですけど、余裕が出てきたのかなと思います。“得点取らなきゃ”じゃなくて、チームのためにやろうと思ってやっていたらボールがくるとかそんな感じかもしれない。これが先輩が言ってたことなんだなってようやく分かってきました。ずっと言われてたんだけど分からなかった。100%でがむしゃらにやってたら余裕はないし。でも今は100%でやってるけど余裕がある。この感覚は今年が始まってからですね」
ずっと少年のような山田選手ですが、現在30歳!(見えない!)
経験を重ね、若い選手たちに伝える機会も多くなっていることでしょう。
「アドバイスというより…自分が若い頃、本当に自由にやらせてもらっていたんですけど、湘南の若い選手たちも自由にやって伸びる選手が多いと思うので、伸び伸びとプレーする選手たちのバランスをとったりするのが僕らベテランの選手の仕事かなと思っています。勝負の責任を負って戦うことは、チームもよくなるし、自分もその中で成長できると思っています。シーズンが終わった最後に全員が成長できているチームでありたいなと思います」
一体感をもって戦えているいま、長くベルマーレに在籍しているからこそ、感じていることがあります。
「身体を張るとかみんなで戦うとか、それはもう湘南の幹だと思ってます。僕、最近思うんですけど、湘南スタイルってみんな頑張るってことだと思うんです。前に速くとかじゃなくて、みんなで頑張るっていうのがずっと変わらない湘南スタイルだと思う。必死に全員で守り切るとか、決してうまい選手ばかりじゃないけど一生懸命戦うこと。湘南が感動を届けられるのってそこだと思う。名古屋戦とかも、サポーターの皆さんはどんな風に思ってるのかなと思ってたけど、試合後に“感動しました”とかメッセージをもらったりして、そういうところを見てくれているんだなと思った。今季、それがやれているから、ピッチの中でもみんな“俺ら大丈夫だ”って思えているんだと思う。逆に言うと、一瞬緩んだら終わりだから、糸をピンと張り続けないといけないと思っています」
戦う姿勢を見せ続け、今日迎えるはヴィッセル神戸です。
「神戸はいい選手がすごく揃っているし、若い選手もその中で競争をしてポジションを奪っていいパフォーマンスをしているなという印象があります。難しい試合になると思いますけど、自分たちがやることをやれれば勝点3を取れる試合になると思う。お互いのよさを出せた方が勝てる試合になるかなと思います。一番は、相手と言うよりも自分たちのやりたいことができるかどうか。自分たちの土俵で戦えるかどうかによって、勝つ可能性が上がると思っています」
熱戦必至。試合の中での選手たちのさらなる成長にご期待を。
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