馬入日記
【馬入日記:4月6日】明日はホームで名古屋戦!舘幸希選手インタビュー
前節の横浜F・マリノス戦から中3日、明日はホームに戻って名古屋グランパスとの対戦です!(19:00キックオフ)
明日の試合を前に、舘選手に話を聞きました。
横浜FM戦では、その前のC大阪戦に続き3バックの一角として先発フル出場。勝ち切れなかったことは残念でしたが、最少失点に抑え勝点1を掴みました。
「去年戦って強いなと思った相手でしたが、神奈川ダービーですし僕たちも負けられないという気持ちで臨みました。戦ってみて、強いなという印象は受けましたが、勝点1を持って返ってくることができたことは大きかったと思います。一番は、スピード感が違うなということを感じました。流動的に動くので誰をとっていいのか分からないという状況は作り出されて、押し込まれることやクロスバーとかポストを叩いたシーンはありましたが、最後の最後で防げていましたし、そこまでやられたという印象はないです。手応えはありました」
例えば、横浜FM戦で言うと、強力な個である前田大然選手の対応ではどんなことを意識していたのでしょうか。
「爆発的なスピードのある選手なので、1対1で難しい場合は僕が真ん中で対応して、隣にいる広教(石原選手)は見えない部分で背後のケアをして距離を詰めたり、うまく連携しながら止めることを意識していました。単純なクリアボールもチャンスにしてしまう選手なので、味方同士の距離感を大事にてプレーすることを意識しました」
また、この試合で印象的だったのは、舘選手自身が思い切りよく攻め上がるシーン。ゴール前まで入っていき幾度かチャンスを作りました。
「試合前から、攻められている時に相手が2センターバックのようになるということは頭に入っていたので、奪った瞬間にFWに早くつけて追い越していければ、チャンスになるんじゃないかということは考えていました。自分自身、去年は前に顔を出すシーンは作れなかったですが、今年はそういう部分にも取り組んでいこうと思っていたので、そういったランニングに繋がったのかなと思います」
もともと守備に一番の特長がある選手ですが…
「1年目は守備に集中してやっていたんですけど、今年は少し余裕が出てきたというか、そういうところにもチャレンジできるようになってきました。それこそ山根選手(現・川崎)の姿を見ながら、ベルマーレのセンターバックは上がっていけるという印象があるので、そういう部分もやっていかなければそこまでの選手になってしまうということも考えていました。あとは、本来DFはあまり動かずに味方を動かしてボールを奪うというのが理想だと思うんですけど、僕は自分がどうにかするということを考えてしまっているところがありました。でも智さん(山口コーチ)のアドバイスを受けて、もっと周りを動かして楽にディフェンスをして、自分のできることを増やそうという新たな挑戦をしています。それが攻撃へのチャレンジにも繋がっているのかなと思います」と。
ここ2試合3バックを担う、舘選手、石原選手、田中選手は3人とも運べる選手であり、且つここ最近は失点も少ない状況です。攻守においての積極性を感じます。
「広教は言ってくれるし聡(田中選手)も恐れずプレーしているので、すごくやりやすいです。守り入らず、チャレンジして何かあっても、お互いにカバーできるという安心感があります」
開幕当初はスタメンで出られなかった時期もありました。
「最初は思い詰めてしまうところもありましたけど、サブだからと言って、出たらやることをしっかりやらなければいけないですし、一人だけ違う方向を向いていてはチームに迷惑をかけてしまう。自分の私情を抜いてチームのためにやらなければいけないということは昨年よりも強く持っています」
また、センターバックだけでなくアンカーで出場することもありますが…
「途中から出てアンカーでプレーすることも経験して、当初は後ろで勝負したいという気持ちがありましたけど、与えられたポジションで求められたことができる選手が成長していける選手だと思います。いまアンカーに入った場合、多少攻撃の部分でミスをしてしまうこともあるんですけど、起用されている意図を考えてやるべきことをやれればと思うので、いまは整理できています。監督の意図は日々考えながらプレーするようにしています」と。
さて、明日はホームに名古屋を迎えての一戦です。
「失点が少なくて堅く、やることをしっかりやるチームという印象があります。僕のストロングはやはり守備の部分なので、まずそこを大事にして失点をゼロに抑えること。それプラス攻撃の部分を出せればと思います。まずは相手にやらせないことを考えています。特に、1対1の部分で相手に負けたくないですし、交代で入ってくる選手もタレント揃いなので、交代で勢いをつけるということもあると思う。90分通して仕事をさせないということ、目の前の選手に仕事をさせないということをやっていきたいと思います」
名古屋はここまで6勝1分と負けなし。好調を維持する相手ではありますが、恐れずに思い切りよく挑みます。
平日ナイターとなりますが、ぜひスタジアムに足を運んでいただき、共に戦いましょう!