ONLY ONE STORY

23 GK TOMII DAIKI

MY STORY

-姿勢を学び

東京国際大を卒業し、ザスパに入ってプロの道を歩み始めました。
2年目に天皇杯での出場をきっかけにチャンスをもらって、経験を積むことができました。3年目でほぼ全部試合に出場し、翌年に山形へ移籍しました。
移籍して1年目は山岸さん(山岸範宏)、2年目は児玉さん(児玉剛)、それこそ湘南では陽太さん(秋元陽太)がいて、そういう経験のある人たちと、日々共にトレーニングできたことは本当に大きかったです。

もちろん試合に出られれば一番いいですけど、出られなくても勉強になることがたくさんありました。
先輩の練習での姿勢を見て準備を大切にすることを学び、突然試合に出ることになってもしっかり準備をしていたことによって結果を残すことができた、ということもありました。手を抜かずにやり続けることの大切さを教えてもらいました。

特にキーパーは簡単に入れ替わるポジションではないので、試合に出ない中で準備する時間というのは長くなりますが、出ていなくても継続してやり続けるということは、プロとして一番大切なことだと思っています。
サブの役割というのは、自分がその経験が長い分、振る舞いとして分かっているつもりです。もちろん、常に試合に出るためにやっていますが、試合に出ている時も出ていない時も、同じテンションでやることを大切にしています。

ずっと攻められていてもキーパーが耐えて耐えて絶体絶命のところで止めると流れが変わったりする。逆に入れられるとそのままズルズルいってしまうこともある。キーパーは本当に勝敗に関わるポジションだと思っています。
神経をすり減らし、精神的にも追い込まれます。でもその分、勝ったときの喜びは本当に大きなものがあります。

MY ASPIRATION 2021

-やり切る、続ける

今シーズン、一日一日の練習を本当に“やり切った”と思えるように過ごしたいと思っています。
たとえ、明日サッカーできなくなったとしても後悔しないくらい、一日一日を大切に過ごしたい。それを、シーズンが終わるまで365日、やり続けたいと思います。
もちろん、試合に出る出ないは大きなことですけど、それ以上に毎日の練習をどう過ごすかだと思っています。そうやって今までやってきたので、自分の原点という意味でも、後悔しないように過ごしたい。

それから、例えば海外ではゴールキーパーはヒーローのように思われるポジションですけど、日本はそうではないと思う。キーパーというポジションへの理解が深まるといいなと思うし、僕はまだ現役ですけどいつか指導者になった時、子どもたちにキーパーの良さを伝えて、もっとキーパーをやりたいと思ってくれる人が増えればと思っています。
もちろん今は、プレーでキーパーの魅力を伝えていきたいと思います。