ONLY ONE STORY

14 MF BARADA AKIMI

MY STORY

ー感謝

サッカー人生でのターニングポイントは育成年代に吉田達磨さんの指導を受けたことです。
小学生時代はただ楽しくサッカーをやっていただけでしたが、そこから一歩発展して、サッカーの奥深さを学びました。自分の良さとは何かを考えましたし、それを磨こうと努力しました。
今までサッカーを続けられているのは達磨さんのおかげです。達磨さんがいなかったら僕のサッカー人生は全く違うものになっていたと思うくらいの存在です。

プロ一年目から試合に出させてもらい、J2で優勝したり次の年はJ1で優勝したりとタイトルを取ることができて、いい思いをさせてもらいました。
試合に多く勝ってそういう経験ができたことは非常によかったですが、今思うとそういったいい経験ができたのは、周りの環境のおかげだったと思います。周りの選手、スタッフのおかげでそういう状況になれたと思いますが、当時、そのことをもっと肌で感じ頭で考えながら、もっともっと突き詰めてやっていればよかったなという思いもあります。

結婚して子どもが生まれたことをきっかけに、親の有難みを心底感じました。それからは、より人に対して感謝の気持ちを持ったり、やってもらえることは当たり前ではないということを強く感じるようになりました。

MY ASPIRATION 2021

ー成長

今年30歳になりますが、まだ成長できると思っていますし、自分に足りないものを補ってもっと上にいけるんじゃないかと思っています。
昨年、湘南への移籍というのは簡単な決断ではありませんでした。自分の弱点である守備について、改めて見直す一年だったと思うので、そこを含めもっともっとこのチームで活躍したいと思っています。

昨年の順位がJ1で最下位だったということに関しては非常に悔しく思っていますし、自分の力不足、不甲斐なさを感じています。
今年はその順位の悔しさをバネに、少しでも多くの試合に勝って、湘南ベルマーレがJ1で戦えるんだぞというところをチーム全員で見せていけたらと思います。
湘南に来てから、“今までにはないパスが出てくる”と言ってもらえることもありますけど、パスはもちろんのこと、この湘南というチームにいるからには、湘南スタイルであるプレッシングや献身的な守備の部分で足を引っ張らないように、湘南らしいスタイルを僕自身も表現していきたい。
必死になってプレスしているところ、ボールを奪いにいくところも見てもらえたらと思います。