馬入日記
【馬入日記:2月1日】1次キャンプが無事終了。平岡大陽選手インタビュー
沖縄での1次キャンプは30日で無事に終了し、チームは一度湘南に帰ってきました。3日間のオフを挟んで2月3日より再び沖縄で2次キャンプを行います。
トレーニングを中心に行い、最終日には今年初めての練習試合を行いました。強度の高いトレーニングの中でも、選手たちが溌剌とプレーし、とてもいい雰囲気が保たれていました。
今シーズン、履正社高校から加入した平岡大陽選手に話を聞きました。
馬入でのトレーニングも含め、始動して約10日が経過。日々アグレッシブにプレーしている平岡選手ですが、いま感じていることは。
「まだまだ、全然ダメです。高校の時はチームの中で中心となってプレーしていたのでもっと思い切ってプレーしていたし、自分がこうしたいと思ったことに対して冷静に見て判断できたんですけど、今は周りの選手との調和を意識しすぎているなと思います。これを続けていてはダメなので、もっと思い切ってプレーしたいし自分を出していきたいと思っているところです」
毎日のトレーニングの中で感じるのは「スピードの違い」とのこと。
「紅白戦でもすごく速いなと感じましたし、自分があたふたしているからかもしれないですけど、めちゃくちゃしんどく感じます。プレースピードも速いし、高校と同じ動きかなと思うんですけど高校でやってる時よりずっと疲れる。それは周りのスピードなのか自分に原因があるのか分からないですが、まだまだやなと感じています」
履正社高校ではどんな3年間を過ごしたのでしょうか。
「自分がちゃんとしなあかん、やらなあかんっていうのは常に思っていました。中学の時は、実は練習するのが嫌な時があったんですけど、高校では練習するのがすごく楽しみで向上意欲がすごくあった。中学の時は自分が中心じゃなかったので、自分自身に期待していなくて無難にやっていたところがあったと思います。でも高校に入ったら自信がついてきて試合にも出させてもらえるようになって、もっとうまくなりたいと思えるようになったんです」
高校で成長を遂げ、昨年5月にはベルマーレに内定が決まりました。
「たまたま見てもらえた中で評価してもらえたので決まった時は嬉しかったです。でも、嬉しかったという気持ち以上に、もっとやらなければいけないと思いました。やっぱり走ることやアグレッシブにひたむきにプレーするということは湘南ベルマーレとして大事にしていることだと思っているんですけど、僕もそういったところはベースとしてあったので、そこはよかったのかなと思います」
ひたむきさやアグレッシブといったところは大前提としながら、プレー面で突出した何かを持っている、というよりは…
「僕は何か特別な特徴を持っているというわけではないからこそ、全てのことを頑張らなあかんという気持ちでやってきました。それが今に繋がっているのかなと思います」と。
考えが整理されていて、はっきりと自分の考えを口にできる選手です。
ルーキーイヤーと言えど、そこに甘えるつもりは毛頭ありません。
「ベルマーレでしっかり試合に出て必要とされる選手になっていきたいです。先の目標もありますが、ただ、今はそんなに見据えすぎずに、まず毎日毎日をしっかりと積極的に取り組むことだと思っています」
毎日を大切に過ごし、たくさんの経験をし、大きく成長を遂げていってほしいところ。ぜひご期待ください!
ところで、1次キャンプ中には選手全員に対して、眞壁会長からクラブの歴史を聞く時間が設けられました。
クラブのこれまでの歩みやクラブを取り巻く環境、そしてどれだけの方々に支えていただいているかといった話を熱をもって伝えました。
そして、ベルマーレの歴史を知るだけでなく、サッカー界の仕組みや海外との比較など、サッカー選手として知っておくベき様々な話が盛り込まれた1時間半。選手たちは最後まで背筋をピシっと伸ばし話に聞き入っていました。
たくさんの方に支えられてクラブが存在していることを改めて感じ、感謝の気持ちを持ってシーズンを戦っていきます。