馬入日記
【馬入日記:12月16日】本日ホーム最終戦!石原広教選手インタビュー
コロナウイルスの影響により、イレギュラーなスケジュールとなった2020シーズンも残り2試合となりました。
本日はホーム最終戦。BMWスタジアムに大分トリニータを迎えての一戦となります。
4日前、アウェイで行われた浦和戦は0-0のスコアレスドロー。
勝利を得ることはできませんでしたが、最後まで攻めの姿勢を失うことなく90分間アグレッシブに戦いました。
無失点に抑え、チームに貢献した石原広教選手に話を聞きました。
「浦和戦はDFラインで、というよりはチーム全体で守れたという印象です。高い位置からのプレスを含めコンパクトにやれたと思いますし、自陣の深い位置に入られることが1試合を通して少なかったと思います。全体的に距離感よくやれているので、DFラインの真ん中としてもやりやすいし、カバーリングの距離もいいのでうまくいっていると思います」
“チーム全体で守れた”ことの要因は石原選手をはじめとした選手同士のコミュニケーションにあるようです。
「浦和戦で言えば、自分と中盤の真ん中の壮介(柴田選手)、FWの選手とで行くところと行かないところを話し合えていたと思います。そこはいつもどおりやれたかなと思います。その前のガンバ戦もワンチャンスを決められてしまった感じだったので、悪い流れではなかったと思います」
センターバックの真ん中に石原選手、左右に田中選手と舘選手という3人の特徴を改めて聞きました。
「自陣に押し込まれた時に後ろで持てる選手がいることは大きい。聡(田中選手)もひとつ剥がして前に当てるとかそういうプレーができる。押し込まれてもクリアで逃げるプレーが少なくなるのでカウンターに繋がるプレーが多いのでそこのやりやすさは感じています。僕らは高さがない分、蹴られた後のカバーは常に声を掛け合っています。浦和戦で言えば、興梠さんや杉本さんは相手のサイドバックに入った時に1回自分たちの視界から消えて、背中から受けに来るので、周りの選手同士で常に声を掛け合っていました。そこは90分を通してやれていたと思います。すごく悪い形で背後をとられることや、くさびをつけられてそこから崩されるシーンも少なかったと思うので声がけはうまくやれたと思います」
思えば、今季の最初は右のウィングバックでの出場。センターバックの真ん中を務めるのは高校生以来でした。
「まさかセンターバックの真ん中をやるとは思っていなかったですが(笑)、年間通してどのポジションをやっていても楽しめました。それは自分のチャレンジだったりポジティブに考えて臨めたからだと思いますし自分の幅を広げられたと思います」
石原選手はセンターバックの真ん中でありながら、積極的な持ち出しも魅力ですが、リスクとの兼ね合いはどう考えているのでしょうか。
「やっぱりチャレンジしたいという気持ちが強い。自分の能力的には、他から見たらセンターバックは向いてはいないと思う。でも違いを出せるところと言えばビルドアップのところだと思っています。DFのライン上げ下げのスピードを含め、ミスを恐れてやらなければ、他の選手との違いを出せない。たとえ失ったとしても、チャレンジしなくなったら自分じゃないし単純に面白くない。チャレンジすることによってチームが良くなるのであれば、恐れずにやり続けることが大事なので、積極的にやっているところです」
世代としては五輪代表世代。代表も意識するのでは、という声に…
「今はそこは考えていないです。今は湘南で試合に出て活躍するということを大事にしているので。その結果としてチャンスをいただけたら有難いですけど、湘南のためにということを考えています」と。
2020シーズン、残された試合はたった2試合です。
「降格圏で終わるというのは、本来であれば本当に降格してしまうということなので、そこでは終われないという気持ちです。ラスト2試合、しっかり勝ちをとってひとつでも上の順位で終わりたいと思います」
今日はホーム最終戦。
試合後には、ホーム最終戦セレモニーが行われます。海外移籍を発表した齊藤未月選手と鈴木冬一選手の挨拶も。
平日ナイターとなりますが、ぜひお仕事帰り、学校帰りにスタジアムへ駆けつけてください。
ご来場、お待ちしています!!