馬入日記

【馬入日記:7月6日】「1試合も無駄にできない」大野和成選手インタビュー

たくさんの方のサポートを受け、7月4日、ついにJ1リーグが再開しました。
およそ4カ月ぶりとなる公式戦。
この4カ月の間に世の中は大きく変化し、ほぼ全てのスポーツが止まっていました。
リモートマッチ(無観客試合)ではありましたが、まずは試合ができるといいう、その大きな一歩を踏めたことに感謝をして臨んだ試合でした。

再開初戦は、ベガルタ仙台を迎えての“七夕ダービー”でした。
医療従事者の皆さんへの感謝の気持ちを込めた、“MAKE IT BLUE”とコラボした七夕ユニフォームに身を包みキックオフを迎えました。

雨、そして強い風が吹く中での試合は、開始3分に風に煽られ少しアンラッキーな形で失点を許してしまいました。
その後、特に後半にはいい形をつくるも得点に至らず、結局開始早々の1失点に泣く形となり、0-1で敗戦を喫しました。

この試合で55分に途中出場した大野和成選手に話を聞きました。

「前半は見ていて、少しきれいにやりすぎているというか、慎重に入りすぎているなという印象でした。球際のところで負けてセカンドボールが拾えなくて苦しくなっている感じがしました。なので、自分が入る時には、とにかく積極的にボールを奪いに行って、いい守備からいい攻撃に繋げられればと思っていました」

その言葉のとおり、ピッチに入ると勢いよくボールを奪いに行き、積極的に前にも出ていきました。

「なるべく高い位置で奪ったらチャンスも増えると思った。自分が入ったらそれをやるしかないと思っていたし、0-1で負けていたので前がかりにいかないと点が取れないと思ったので。ジャーメイン選手のキレがよかったので、まずそこをケアしつついい攻撃に繋がるプレーを心掛けてずっとやっていました」

試合後、監督や選手は「前半は互いの距離感がよくなかった」という話もあり、また風上になったことも大きかったようですが、後半は流れが変わりました。その中で、途中交代の選手の存在が大きかったようにも感じられました。

「特別うまいことはできないけど、ガツガツいくっていうのがうちのよさだから。球際で戦ってマイボールかマイボールじゃないかによって流れも変わると思う。前半の最初のほうはそれが相手に流れがいっていた原因じゃないかと思うので、そこは意識しました」

また、リモートマッチで行われたこの試合、スタンドにサポーターの方がいないというのは選手にとってはどうだったのでしょうか。

「変な雰囲気ではあったけど、ナイターだったので照明があったり他にも公式戦っぽい雰囲気はあったので、トレーニングマッチのような感じではなかった。でも、やっぱりお客さんが入っていると選手としてもモチベーションは全然違うし、改めて、早くサポーターの前で試合がしたいなと思いました」

また、試合が再開できたことについては。

「正直4カ月間は長かったし、いろいろあったけどこうやって試合ができることに感謝しないといけないと思っています。本当にいろいろな人の尽力があってこその試合なので、1試合も無駄にできないと思う。もっと勝ちにこだわってやっていきたいと思います」

そして、今後は超過密スケジュールとなりますが、中3日で迎える明後日の横浜F・マリノス戦に向けては。

「次は去年のチャンピオンチームですし、アグレッシブに戦うのがうちのチームの良さだと思うので、そういうところを見せて戦いたい。連戦になるので、出てるメンバーもそうだけど、出てないメンバーも含め全員が重要になってくる。11人だけでは戦えないし、選手一人ひとりが100%を出して戦っていかなければと思っています」

マリノス戦までがリモートマッチ。(DAZNに加え、NHK BS-1、tvkでも中継があります!)
そして12日札幌戦からは制限がありながらも有観客の試合となります。
ぜひ、引き続き熱いご声援をお願いします!