馬入日記

【馬入日記:6月4日】全体練習再開&ゲーム形式も!石原直樹選手インタビュー

200604-1先週、グループトレーニングから再開し、今週火曜日からは全体でのトレーニングも再開することができました。
4月4日以来となる、チーム全体でのトレーニング。段階を踏んで一歩ずつではありますが、“前進”していることを感じます。

今日は石原直樹選手に話を聞きました。

「少しずつですけど身体を動かしながら自分の今のコンディションを確かめて、いい状態にもっていこうと思って取り組んでいます」

先日、リーグ戦の再開が7月4日に決まりました。トレーニング再開から約5週間での準備についてはどう感じているでしょうか。

「休んだ期間が長かったですし、いつ再開できるかが分からないままトレーニングできない時間を過ごしていましたが、7月に再開するということが決まったので、今はそこにしっかり照準を合わせて調整していこうと思います。今後、試合までもっていく調整についてはチームがいろいろと考えて組んでくれると思いますので、自分は自分で今何が足りないのか、何が必要なのかということを見極めながらやっていこうと思います」

再開をしても最初は無観客試合であることも発表されています。
選手にとっては当然やりにくさはあると思いますが…

「僕自身、無観客試合は経験したことがないので、どんな感じになるのか分からない部分はありますけど、この状況の中では仕方ないことだと思います。もちろんスタジアムで観てもらえるのが一番ですけど、スタジアムじゃなくてもプレーしているところは観てもらえると思うので、チームの勝利のためにも、普段と同じようにプレーできたらと思います」と。

今シーズンは開幕戦でゴールを決めた石原選手。今季のJ1全体での初ゴールでもありました。

「開幕していいスタートが切れたなと思っていたので、できれば中断なくそのままやりたかったというのが本音ですけど、こうなってしまった以上、今は再開に向けて、どれだけモチベーションを高く保ってやっていけるかが重要だと思います。しっかり身体をつくるという部分でも差が出てくると思うのでしっかり準備したいと思います」

今週からはゲーム形式のトレーニングも始まりました。

「キャンプ含めプレシーズンでやってきたチームの原則というか、決まりごとを振り返って、考えをひとつの方向にもっていくというトレーニングができていると思います。こうやっていたなという感覚を思い出す部分もあります。それぞれ選手が自分のポジションによっての考え方やこうするべきというのが頭にあるので、まずはチームとしてどうボールを奪うかというところを合わせて、プラスαでこうやったら相手が嫌だろうなということを出せたらいいなと思います」

練習中、選手同士でよくコミュニケーションを取り、意見を伝え合う姿が印象的です。

「上手い相手だと逆に“取りに来い”という場合もあるので、行く時と行かない時の判断が必要。勢いで行って取り切るのもいいし、あえて行かないというメリハリも必要だと思うので、そういう部分をチームで共有したいなと思います。プレスをかける時は連動することが重要なので、一人が行くと思っていてもまた他の人が別のことを思ってる…ではうまくいかない。そういう意識の統一を、ゲーム形式のトレーニングの中で高めていくしかないなと思っています」

ちょうど1か月後が再開となりますが、今は「“課題を出す”ということも必要だと思う。練習試合などでも、自分のボールのフィーリング、コンディションをしっかり確認したいと思います」と石原選手。

トレーニングの再開後は毎日快晴が続いています。
選手たちの溌剌とした様子は、サッカーができる喜びに満ちているようです。

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