ボイス

【ボイス:2020年4月18日】鈴木冬一選手

願いはひとつ、
早く試合がしたい!
 結果にこだわることを意識して始まった今シーズン。公式戦初戦となったルヴァン杯GL第1節は出場はなかったが、リーグ開幕戦である浦和レッズ戦ではスターティングイレブンに名を連ねた。結果は敗戦となったが、ベルマーレが挙げた2得点ともにアシストで貢献している。

「しっかり結果を出せたのは良かったです。でも、あれが偶然じゃないって言われるようにしないといけないし、そのプレッシャーはある」

 昨年途中から指揮を執る浮嶋敏監督が今シーズンは、キャンプからチームづくりを行い、より攻撃の幅を広げる指導を行なっている。その狙いが実った得点であり、アシストだ。

「サッカーのやり方は、フォーメーションが変わったぐらいで、他はあまり変わってない。でも去年よりボールは持てるようになりましたし、自分たちのリズムを自分たちで作れるようになったので、試合を重ねるうちに良いチームになっていくんじゃないかなと思ってます」

 今年掲げた目標は、2桁アシスト。気持ちだけは持っている。

「1回、エンジンがすごくかかったんですけど。試合がないと、結果を残すこともできないし、将来海外へ行くっていう目標も先になってしまうかもしれないし。今は、早く試合がしたい気持ちでいっぱいですね」

 鈴木選手のはやる気持ちは、誰もが理解するところ。観る側にとっても待ち遠しい時間だ。今は、その気持ちを温めながら、1日でも早くあの幸せな時間をとり戻せる日が来ることを祈ろう。

取材・文 小西尚美
協力 森朝美