For 4プロジェクト活動報告
【For4プロジェクト:12月11日】TEAMMATES活動 高田琥太郎選手(8歳、49番)修了式実施のご報告
12月8日(日)レンブラントホテル厚木にて、今季湘南ベルマーレに加入中の、藤沢市在住、8歳の男児、高田 琥太郎(たかだ こたろう)くん (以下愛称「コタ」と省略)の修了式を実施いたしました。同日開催された「感謝の集い」のプログラムのひとつとして、選手、チームスタッフ、そしてサポーターの皆様に囲まれながら、温かい雰囲気の中開催されました。
コタは、2019年7月14日、Jクラブでは初めての取り組みとなる長期療養児の復学支援プロジェクト「TEAMMATES」にて、湘南ベルマーレのチームの一員として入団いたしました。これまで合計 12 回、練習や試合会場でチームや選手のサポート活動、またゴール裏ではサポーターと熱い応援を行ってきました。
約半年間のチーム活動を終えたコタの修了式では「湘南乃琥!(湘南のことら)高田琥太郎!」というアナウンスとともに、皆さんの前に堂々とカッコよく登場しました!そしてサポーターの皆さんとハイタッチをしながら花道を通り選手とともに登壇しました。
修了式の冒頭ではコタが特に好きな3選手の秋元選手、梅崎選手、古林選手がコタと一緒に登壇し、選手を代表して梅崎選手からご挨拶をいただきました。
「最初は緊張していることもあり、声がすごい小さかったんですけど、活動していく度に選手と触れ合ってコミュニケーションもすごく増えましたし、すごくはつらつとなってきました。チームはなかなか勝つことができなかったんですけど、最後にBMWスタジアムでみんなと一緒に勝利のダンスができて本当に嬉しかったですし、コタも喜んでくれたらなと思い、選手たちもよくやってくれたと思います。本当に頑張ったね!」とコタの成長した姿とコタと勝利のダンスができた喜びを話してくれました。
コタは入団式で「選手の名前を全員覚えること」を目標の一つとして掲げました。その成果を修了式で確かめるため、チームがクイズ形式で11名の選手をランダムに選び、コタが写真を見て答えるというチャレンジを行いました!修了式が始まる前に「完璧に覚えた!」と話してくれていた通り、少し緊張もありすぐに名前が出てこなかった選手もいましたが古林選手にヒントをもらいながら11名全ての選手のフルネームを言うことができました!!
その後コタから選手、チームスタッフやファンの皆さんに湘南ベルマーレと過ごした約半年間の活動で楽しかったこと、言ってもらって嬉しかったこと、できるようになったことや選手に言いたいことを話してくれました。拍手あり、笑いありの素晴らしいスピーチでした!
最後に湘南ベルマーレより選手のサイン入りボールをプレゼントしていただきました。大好きな秋元選手と古林選手からボールを受け取り、笑顔いっぱいでとても嬉しそうにしていました。修了式後は温かいサポーターの方々とサインや写真撮影、ハイタッチをおこない、コタの最後の活動が終了しました。
活動をご支援いただきました日本財団の皆様、TEAMMATES活動を運営するNPO「Being ALIVE Japan」様、藤沢サポーター会の皆様、湘南ベルマーレフットサルクラブ久光重貴選手、そして、いつも温かい声をかけていただきました全サポーターの皆様、たくさんの応援・ご支援、誠にありがとうございました。
今回、湘南ベルマーレは、Jクラブとして初めてTEAMMATES活動に参画し、長期療養を必要とする子どもの自立復学支援を目的に、コタ本人の自信や成長に少しでもつながればという想いで活動してまいりました。また、病気のことをきちんと知ってほしいというご両親の想いから、悪性リンパ腫という病名を公表し、活動レポートやWebでの発信にも努めてまいりました。その過程で、実は、学んでいるのは我々のほうだったことにも気付かされました。この湘南地域の方々に支えられてきたからこそ今の湘南ベルマーレがあると改めて実感し、その方々のために、湘南を元気にするために、我々が存在するということを改めてチーム、フロントが共有し、一体となって今後も成長していきたいと思います。
コタの活動は終了しましたが、今後も湘南ベルマーレを応援する卒団生として我々と関わっていく予定です。試合会場やイベント会場などでコタを見かけた際は是非声をかけていただけますと幸いです。
※湘南ベルマーレTEAMMATESプロジェクトの活動詳細は、こちらをご覧ください。
>>https://congrant.com/project/beingalivejapan/1080