馬入日記

【馬入日記:11月15日】J2降格が決定。感謝と決意胸に、また前進を。

101114-12010年11月14日、湘南ベルマーレはアウスタにて清水エスパルスに敗れ、J2降格が決定しました。
声を枯らし、想いを込めて、熱く応援してくださったサポーターの皆さん、様々な形でクラブをご支援いただいている皆さんの期待に応えることができませんでした。

「目の前の1試合に全てを懸けるつもりで戦った」という田村選手の言葉どおり、立ち上がりから果敢なチャレンジをみせた試合でした。集中力の高さを維持し互角以上の戦いを展開しました。
しかし、前半終了間際に小野選手の先制点を許してしまいます。
勝つしかない状況に、ゴールを奪おうとチャレンジの姿勢を見せ続けますが、後半には4失点。結果0-5で敗戦を喫しました。

悔しさや歯がゆさ、そして心を締めつけるような痛みを感じた終了のホイッスルを聞くことになりました。

11年ぶりのJ1。新しいチャレンジの2010年は発見と驚きとショックと、そして勉強の連続でした。
チームも、クラブも、J1に上がったからこそ経験できたことがたくさんありました。

声援に応えられなかったことは残念でなりませんが、チームは日々の練習から精一杯の努力をし、堂々と戦いました。その毎日はとても価値のあるものに違いありません。

だからこそ、J1で戦うことのできる残る4試合を懸命に戦います。
湘南の意地とプライドを示す重要な4試合です。

 
101114-2試合後、反町監督はこんな風に語っていました。

「まだシーズンは残っていますけども、今日はひとつ白黒ハッキリしたというところはありましたね。今日の結果が我々の現在地を教えてくれたということもありますし、もう一度顔を洗って出直してこいというメッセージでもあるのかなと思います。私が就任してから2年間で、天国と地獄をみたような感じがしますが、我々にとっても非常にいい経験になったと思いますし、地獄を見たヤツは強いぞと言われるように、これからも私も含めて選手たちとやっていきたいと思います。今日もサポーターが非常にアウェイにもかかわらずまとまって応援していただいて、最後まで声を枯らして応援してくれたことを本当に感謝しています。
試合が続くので、いい準備をして湘南のJ1でのいい戦いができるように頑張っていきたいと思います」

どんな時も、ブレることなくチームを率いてきた監督。
苦境の中、チームがバラバラにならず同じ方向を見続けたのは監督の存在の大きさです。

「選手に話をしましたが、できる限りの力を出して敗れたのであれば、それは仕方がないと。またそこでひとつ壁を越えていくために、自分がスキルアップしなければいけない。それは私も同じで自分に言い聞かせているところがありました。もっともっと学ぶ姿勢をもってやらなければいけないという気持ちでいます」と話していました。

 
101114-3選手たちも力強く語りました。
「ベルマーレというチームはずっと続いていくので、悔しさを力に代えて、また必ずJ1の舞台に戻ることを、サポーターにこの場で約束したいと思います」と坂本選手。

「この一年の経験をプラスに考えて、また一丸となってみんなでやっていきたい。今季まだ4試合戦うことができるので、1年でJ1に戻ってくるという意思を見せるためにも全力で戦いたいと思います」と臼井選手。

「一年間ずっと苦しい状態でやってきましたが、サポーターがずっと応援してくれた。ベルマーレのことを一生懸命応援してくれる方がいる限り今シーズンの残り4試合を最後まで全力で戦いたいと思います」と田村選手が語りました。

今シーズンは残り4試合。
まずは、この4試合に全力を傾けます。
どうか引き続き、ご声援をよろしくお願いします。