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2009Jリーグ ディビジョン2 第14節 試合結果
2009Jリーグ ディビジョン2 第14節
2009年5月9日(土)13:04キックオフ 笠松運動公園陸上競技場
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1 前半 2 0 後半 3 |
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24 >> 24 | 勝点 | 31 >> 34 |
11分 3 保崎 淳 | 得点者 | 3分 8 坂本 紘司 39分 8 坂本 紘司 65分 8 坂本 紘司 75分 9 トゥット 89分 10 アジエル |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 本間 幸司 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 保崎 淳 | 3 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 鈴木 和裕 | 4 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 大和田 真史 | 32 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
0 | 小澤 雄希 | 2 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
3 | 遠藤 敬佑 | 23 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
1 | キム テヨン | 14 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
1 | 森村 昂太 | 19 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 4 |
2 | 村松 潤 | 7 | MF | FW | 10 | アジエル | 5 |
1 | 高崎 寛之 | 11 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 2 |
3 | 吉原 宏太 | 13 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 2 |
– | 原田 欽庸 | 31 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | – |
0 | 加藤 広樹 | 5 | DF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 0 |
1 | 森 賢一 | 22 | MF | MF | 14 | 阪田 章裕 | – |
0 | 中島 俊一 | 25 | MF | MF | 9 | トゥット | 2 |
– | 金澤 大将 | 17 | MF | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 4 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 2,329人 [天候] 晴、弱風 [気温] 20.4℃ [湿度] 50% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 松本 孝志 [主審] 小川 直仁 [副審] 五十川 和也 [副審] 岡 宏道 [第4の審判員] 藤島 慎悟 [記録員] 磯前 義剛
坂本選手コメント
3点目が入ってチームも少し楽になったと思うので、貴重な得点が決められてよかったです。
(自身は高校生以来のハットトリックですか?)そうですね。
(チームとしては2000年以来のハットトリックですが?)はい。えー…嬉しいです(笑)
ただ、たまたま僕が決めましたけど、みんなでスペースを作ったことでチャンスができたと思います。
監督もこの5試合で3勝になるか4勝になるかは全然違うぞという話をしていたし、今日が重要な試合であることはみんなが意識していました。
体力的にはきついことも分かっていましたが、最後まで前へ前へと身体を動かして、全員で掴んだ勝利だったと思います。
ただ、大量得点の後の試合はまた大事になってくるので、気持ちを引き締めてやりたいと思います。
今日、アウェイにも関わらず本当にたくさんの方に来てもらって嬉しかった。たくさんのゴールを見せられてよかったです。
アジエル選手コメント
前半は厳しい展開を強いられましたが、水戸が非常によかったと思います。
そんな中、みんながいいゴールを決められて勝負に勝つことができました。
中2日や中3日が続いた厳しい日程の中、4勝1敗で終えられたことは満足できるものだと思います。
自分も含め何人かの選手が試合に出られなかった中でも、レベルを落とすことなく勝つことができたということは、チーム力だと思うし、これを続けていくことができれば、J1は見えてくるのではないかと思います。
田原選手コメント
出場停止明けの試合でしたが、チームのいい流れを止めたくなかったので勝てて本当によかった。
5点をとるというのも今季初めてだし、得失点差というのは後々影響してくるので、大勝できたことはまたこの先に繋がっていくと思います。
(連戦がひと段落した2連休ですね?)1週間空くのでJ1で言うインターバルですね(笑)
ただ、本当にオフ明けが大事だと思っています。
どのチームもそうですが、気持ちを引き締めなければいけないと思っています。集中してやっていきたいと思います。
野澤選手コメント
前半は一人ひとりの出足が遅く、悪い流れだった。裏を返せばこういう時でも勝てるというのは、チームに力がついてきたということかもしれませんが、前半は反省しなければいけない。
ハーフタイムに、僕は監督は怒鳴るかもしれないと思ったけれど、どこが悪いのか自分たちが分かっているだろうという感じで、背中を押して後半に送り出してくれた。
いつもピッチに入ったら僕らのことを信頼してくれて自分のプレーをしろと言ってくれるので、その監督の気持ちに応えなければと思いました。
次節に向けては、今日の後半くらいの気持ちを、前半から出せるように1週間調整して臨みたいと思います。
中村選手コメント
僕自身は何もできませんでした。相手の裏が中途半端に空いていたので、オフサイドトラップがかかった時は裏に抜けようと思っていましたが、味方との連携も含め中途半端なプレーで終わったしまった。
もっとはっきりした動きをして、味方に合わせられるようなプレーしなければいけない。
常に危機感をもってプレーしているつもりですが、競争の中で本当に危機感をもってやらなければと感じています。
水戸 木山監督 試合後コメント
総評
結果については非常に残念です。ファンも期待してくれている中で1-5ですから、大敗になってしまって非常に申し訳ないなという気持ちでいっぱいです。
ただ、選手は今日はホームのゲームで自分たちが攻撃的にいく番だということをしっかり理解して、前半から戦ってくれたと思います。試合に負けたということに関しては、我々の守備のレベルと相手の攻撃のクオリティに差があったということ。4点差で負けたということは、チームでプレーする時間を最後は作れなかった。個人での対応にならざるを得なかったということがあったと思います。今日は潔く完敗と言うしかないです。
質疑応答
-67分に2選手を変えてダイヤモンドにしたのか?
そうですね。加藤を入れたのはセットプレーで点を取りたかったからです。流れの中でなかなかチャンスを作れなかったし、セットプレーが取れれば、そこで点を取ろうと。彼を前に入れるというより、後ろに入れて、セットプレーのチャンスに得点をしてほしいと持っていました。
森を入れたことに関しては、遠藤をトップ下にして、湘南はリードしてから『君たちのクオリティならペナルティエリアに入れないでしょう』というような守備をしてきたので、なんとかこじ開けたいと思って、前向きにプレーしてほしいという願いを込めて、遠藤を前に入れました。結局ペナルティエリアの中に効果的には入れませんでした。ボールを持たされて、サイドに回せるまではよかったですけど、突破ができるわけではないですし、うまいパス交換でペナルティエリアの中に入っていけたわけでもなかった。
湘南の守備は人にも強いし、人数をかけられると崩せないので、村松とかもペナルティエリアに入って強さを発揮できる選手ではないので、外からのプレーになってしまった。なので、形を変えたのですが、うまくいったとは言いがたいです。
-荒田選手がいない部分で得点力の低下が見えたのですが。
今プレーできない選手のことを言ってもしょうがないですね。ただ彼はスペースを見つけて裏に引き出す動きはJ2の中で1番だと思いますし、そういう選手の動きを利用して我々は攻撃を組み立てていた部分もあるので、それは否めない部分ではあります。ただ、3ヶ月いないことが決定しているので、なおかつ、我々は小さいクラブで彼の代わりの補強をすることもできません。今いるメンバーで攻撃的なサッカーをしていく工夫をしていかないといけない。
そういう意味で前半の戦い方に関しては非常に満足しています。いいチャンスも作り出せていたし、相手をうまく引き出しながらサイドのスペースから攻撃することもできていたので、チームとして機能している時間でした。
ただ、失点の仕方もちょっともろかったし、一番痛かったのは3点目です。あれで自分たちが前がかりにならなくてはいけなくなり、チームとして体力がそこまでなかった部分もあるので、もちろん攻撃的に行くんだけど、失点をしないことをみんなでケアしながら、もっと粘り強く拮抗した時間が続けば、こんなに大差になることはなかったと思います。
前半のように、ボールを引き出しながらサイドを使っていくということが我々のやれる中で一番いい攻撃だという気がしています。ああいうことをもっと精度を上げれるようにトレーニングしていくしかないと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
前半は見ての通りで、今までの中で一番よくなかったですね。それが前半で勝ち越せちゃっているものだから、余計拍車をかけてしまい、これはいただけないなと思って、ハーフタイムに送り出しましたけど。
後半は連戦で、しかも前節は我々も水戸さんも雨の中のゲームだったということで、かなり疲労が出たゲームでした。そうした中でのゲーム中のモチベーションというのは得点しかない。うちがその得点をとったことによって、水戸さんは精神的に落ちたかなと感じました。
5連戦を4勝1敗で終えたというのは、悪くない成績だと思います。当然、この5連戦は同じメンバーでやるつもりはありませんでした。退場やいろいろあった中でチームとしての総合力が上がってきた証明でもある。これはすごくうれしく思っています。
質疑応答
-田村選手に代わって入った永田選手の評価は?
悪くなかったと思います。逆によかったと思いますね。
後ろからボールをもらって前にシンプルに動かすところ。あのポジションというのは、ペナルティエリアの幅40mを1人でDFの前で守るというポジション。前後だけでなく、左右もそのぐらい動きながらやらないといけないというところなんですけど、そんなに多く彼も経験してはいないのですが、足が止まらずに高さでも跳ね返すことができましたし、これは素晴らしいプレーだったと思います。滅多に褒めない僕が言うのだから、相当だと思います。
-今日の一番の収穫は?
こうした暑い中での試合は、水戸が相手というより、自分たちの中に相手がいるという話をしました。
連戦ということは逃げれば逃げられる。その中で自分に打ち勝つ。そうした内なるエネルギーというのが後半に垣間見れたのはよかったですね。それが前半から出て90分できればよかったんですけど、後半の45分は前半が省エネだった分、爆発したのかもしれないですね。それは大きな収穫だと思います。
-坂本選手のハットトリックについては?
これはベルマーレの事件史に入る出来事ですね(笑)。昨年3得点だった選手なんですけど、今日の得点を入れてすでに6点決めています。水戸さんの荒田選手に差し迫ろうという恐ろしいことになっています。
彼の良さは出ましたけど、ただ、1点目と2点目はベンチから遠いのもあって、ヘナチョコだったかなというのはありますけど、3点目は素晴らしかったですね。あれはボール保持者に対して、相手にも数的優位を作った。我々のトレーニングの成果が出たと思います。
-首位を保ったのはプレッシャーになりますか?
そうしたプレッシャーを楽しめる余裕はまだ今のところあるので、ないよりあったほうがいいですね。うちの選手はそれで鼻が高くなるような選手は1人もいませんから、特にそれによって大きな問題が生じるということはないと思います。