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2010Jリーグ ディビジョン1 第28節 試合結果
2010Jリーグ ディビジョン1 第28節
2010年11月10日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 2 1 後半 1 |
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16 >> 16 | 勝点 | 31 >> 34 |
90分 阿部 吉朗 | 得点者 | 17分 金久保 順 33分 ラファエル 71分 深谷 友基 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 都築 龍太 | 39 | GK | GK | 1 | 北野 貴之 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 26 | 村上 和弘 | 1 |
0 | 村松大輔 | 6 | DF | DF | 4 | 深谷 友基 | 1 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 14 | 坪内 秀介 | 1 |
1 | 古林 将太 | 26 | DF | DF | 24 | 鈴木 規郎 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 23 | 金澤 慎 | 1 |
0 | 遠藤 航 | 33 | MF | MF | 18 | 李 浩 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 11 | 藤本 主税 | 1 |
2 | エメルソン | 40 | MF | MF | 22 | 金久保 順 | 1 |
1 | 田原 豊 | 9 | FW | FW | 16 | 李 天秀 | 2 |
0 | 三平 和司 | 36 | FW | FW | 10 | ラファエル | 2 |
– | 野澤 洋輔 | 1 | GK | GK | 21 | 江角 浩司 | – |
– | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 32 | 杉山 新 | – |
– | 寺川 能人 | 7 | MF | DF | 3 | マト | 0 |
– | ハン グギョン | 15 | MF | MF | 6 | 青木 拓矢 | – |
0 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | MF | 17 | 橋本 早十 | 0 |
– | 新居 辰基 | 18 | FW | FW | 19 | 市川 雅彦 | – |
– | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 9 | 石原 直樹 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 6,032人 [天候] 晴、弱風 [気温] 14.0℃ [湿度] 37% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 澤田 嘉男 [主審] 佐藤 隆治 [副審] 中原 美智雄 [副審] 村上 孝治 [第4の審判員] 岡部 拓人 [記録員] 亀井 信也
三平選手コメント
先発した2試合ともゲームの入りがよくて、それでもこの結果になるのは、前が点を取れていないことが問題。それしかない。いい流れのときにもっと意欲的にシュートを打つたなければ勝てない。前から守備をするのは当たり前のことで、そこからカウンターなどで点を取れないことが負ける原因だと思う。打てないのかもしれないが、たとえ無理矢理でも撃ちにいかなければいけないと感じている。
遠藤選手コメント
セットプレーで2点取られたことが大きかったと思う。ああいうセットプレーを与えてしまってはいけない。
(3バックの中央について)イメージはできていたし、相手の2トップに対してチャレンジする、カバーするという、それぞれがやるべきことはハッキリしているのでやりやすかった。また自分が前を動かして守備することもできた。その点はよかったと思う。
(ビルドアップについて)フリーで持てる状況は何度かあったし、自分でも持ち出すことを意識していた。ポゼッションもできていたし、全体的には悪くなかったと思う。ただハーフタイムに監督にも言われたが、前に行きながらパスで終わるなど、最後のところでやり切ることができなかった。逆に大宮は遠目からでも打って前半に2点を取った。シュートの意識を高めなければいけないと思う。
阿部選手コメント
残留に向けてベストを尽くしてやろうという強い意志で戦いましたが、結果を出すことができなかった。でも、まだ終わってない。次に向けて、どんなに悔しい思うをしてもボールを蹴るしかないから。
(1得点しましたが?)ジャーンとの最後の約束でした。ゴールと勝利、2つの約束をしていたんですけど、1つだけ果たすことができた。でも勝利の約束を果たせず悔しい。
(ベンチで見ていて)やり切って終わることは少なかったので交代で出たらやり切ることを意識しました。もっと試合の中で選手自身が状況を見ながら感じてプレーしなければいけないと思っています。
残り5戦、ベストを尽くす、それしかないと思っています。
坂本選手コメント
(厳しい声も飛んでいたが?)結果を出せていないので当然だと受け止めています。
試合は続くので最後まで自分たちの気持ちを見せていきたい。次の試合がラストゲームだというつもりでフィジカルもメンタルもしっかり準備したいと思う。
都築選手コメント
攻める内容はよかったと思います。
最初に点を失ってしまったので厳しい戦いになってしまった。
球際などは前の試合(横浜FM戦)よりもよくなっていたし自分たちがボールキープする場面も多かった。
やろうとしている強い気持ちは変わらない。でももっともっと、その気持ちをプラスして前面に出したプレーをしていくこと。勝点3しか意味がないしそこをもっと意識して、どんな状況でも戦っていきたいと思います。
大宮 鈴木監督 試合後コメント
総評
選手が90分間よく走って、ボール際でも相手の厳しいプレーにひるまず勇敢に戦ってくれたと思います。前半から相手のシステムが通常と違って、守備のところで最初ズレがあり、掴まえきれなかったのですが、途中でピッチの選手と話しながら修正できて落ち着いたゲームが割とできた。3-0まではよかったのですが、4点目を取れないと1点失点してしまうのかなと。最後の失点はいただけませんが、次に繋がるゲームはできたと思います。ただ、ここで一安心しているわけにはいかないので、気を引き締めて残り5戦を戦っていきたいと思います。
質疑応答
-次節の名古屋戦のことを考えて今日の試合に臨んだのか?
いえ、今日のゲームを100%戦って勝ち点3を取ることが目標で、名古屋戦のことはまったく考えていないです。一戦一戦戦っていこうという意気込みで戦いました。
-交代した坪内選手の状態は?
内側の筋肉を伸ばしたということです。重傷ではないと思いますが、どれぐらいかは今のところわからないです。
-この2連勝はJ1残留に向けて大きいと思うが?
それは終わってみなければわからないですね。残り5試合をトータルで考えるよりも、一試合一試合丁寧に力を込めて戦うしかないと思っています。この2戦はいい形でやっているが、この2勝がどうなるかはまだまだ予断を許さない状況ですし、気を引き締めて次のゲームを戦わなくてはいけないと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ゲームの前にも、我々に多大な貢献をしてくれたジャーン選手をいい形で送り出そうという話をしましたが、残念ながら、そういう形ではなかったですね。
前半0-1で折り返せば、風向きはこっちに来るなという感じがしましたが、ここでやられてしまうのは、我々のメンタル面の弱さかなと思います。
ただ、ゲームを見てて、アタック&ディフェンスの練習をしていて、片方の面でカウンターの練習をしています。そういうシチュエーションもあるのですが、アタック&ディフェンスの時はシュートで終わる努力をしないと、横パス・バックパスでヘッドダウンした時にかっさらわれて、うちがレアル・マドリーの選手ならあんな風な奪われ方はしないのですが、J1で最下位のチームですから、そこを奪われると向こうの2トップにそこをつけこまれれば我々は70mから80m、一生懸命顎を上げながら戻らなければならない。そういう展開になってしまいましたね。
後半はアタック&ディフェンスが明確になって、わかりやすい試合展開でしたが、結局チャンスにシュートや得点で終われるチームと、溜息で終わってしまうチームとの差が出たのではないかと思います。
質疑応答
-2点目が痛かったということだが、今日のゲームプランからすると1点目のFKがその後に影響を与えたように見えたが?
いや、痛いです。変な話、我々は先取点を取った試合は非常にいいゲーム展開で終わっています。1点をもし我々が取っていれば、もしかしたらこっちがカウンターのトレーニングができて、向こうがアタック&ディフェンスの練習になっていたかもしれないですね。それぐらい今日は最初の失点が大きく左右したということはもちろん間違いないと思います。
-システムを変更した狙いと効果は?
自分たちのチーム戦術はもちろんあるのですが、ひとつの試合に勝つためにはゲーム戦術をしっかり取り入れないといけない。勝点3を取る試合をやっていかなければいけない。相手のストロングなところをしっかり抑えて、攻撃に人数を掛けてまでも点を取りに行くというプランの中でやった。もちろんそれだけではなく、自分たちのチーム事情もある。ハイパフォーマンスの選手をうまく使いたいですし、連戦もあって休ませなければいけない。疲労が残っている選手、筋肉系に問題がある選手を避けるなど、いろんなことをミックスした中で考えて送り出したという形です。最後までその形を変えなかったのを見てもらってもわかるように、全体的にはうまくはいっていたと思います。
大宮は36%セットプレーから点を取っています。しかもPKの得点がひとつもないんです。ということはCKとFKで36%を稼いでいる。しかもCKからは8得点。たぶんJ1では最高だと思います。ひとつはいいキッカーがいる。入っていく力もある。深谷が3点、坪内が3点取っているのかな。それを見てもわかるように、セットプレーはしっかり対策しなければいけない。金久保が直接蹴ったのは残念ながら資料になかったので、ちょっと想定外でしたね。壁を作って直接入れられたのは、今年は1回阿部が割れて入れられたことがあるので2点目、昨年は51試合あったが富山にひとつやられたぐらい。ほとんどなかったのでちょっとショックな部分があります。その前にファウルをしてしまった、その前につまらない形でカウンターを受けてしまった、セットプレーだけでなくその前に大きな原因があることもしっかり反省しなければいけないですね。
-立ち上がりのゲーム戦術はうまくいっていたと思うが、先制点を入れられて前に人数をかけるなど変える気はあったか?
最初に失点してしまって、すぐにプランを変えてしまうと、今までの我々は1失点の後の次の失点がすごく近い時間帯にあることを考えると、いろんなことをすることで余計にパニックになってしまう可能性がある。それまでは悪くなかったのに、1失点したがためにこちらから変な風に変えてしまうことが果たして今のチームの状況でいいのかと。選手たちもうまくいっているじゃないかと肌で感じている。今日もハーフタイムに、「全然悪いリズムじゃない」という話をしました。そこで変える必要があるかどうかということです。もちろん怪我などが出てシステムをいじらなければいけないときもあるし、退場者が出るなどありますが、今日の場合はそのままでいけるんじゃないかと判断しました。結局やられていればそれは私の責任で判断ミスかもしれないですが、全体的に見て、攻撃の人数うんぬんというのではなくて、この前の横浜FMとの試合の時に、うちのセンターバックが相手の2トップが来ただけであたふたして相手にパスをしている。つまりロングボールで逃げている。栗原の胸元や中澤に蹴っていたので、自分たちの問題というのはそういうところで、今日は持ち出させてハーフラインを越えさせて主導すると。それもあったので後ろを3枚にしたのもある、相手の攻撃うんぬんというよりも。その攻撃のプランを変えてしまうと、また攻撃であたふたしてしまう。そういうことを含めて課題を与えている分、その課題を消化させることもチームにとって大事だし自信になることかもしれない。そんなに悪くなかったと思うので、またあたふたして嫌なイメージを戻すよりは、そのまま続けたほうがいいというのはあったと思います。
-次節にも16位以下が決定という状況だが、次節以降に向けて。
直面しなければいけない大きな問題だと思います。ここまで私が指揮を執って、他のこういう目に遭っているチームは、今日の相手もそうですが、多くの方が代わられている中で私がこうやっているということは、そういう瞬間に立ち会わなければいけない可能性があることは十二分に理解しています。ただ、秋田監督も言っているように、可能性のある限り闘うのが我々の仕事であり、サポーターに対するレスポンスであり、どんな状況になろうと我々は、今日プライドを持って闘えと言われていましたが、プライドを持って闘うしかないということに変わりはありません。
-大宮の坪内が負傷してマトが出てきて、ディフェンスラインのコンビネーションがうまくいってないように見えたが、ゲームプランということでいえばそこを突くことも考えられたのでは?
おっしゃるとおりですね。交代選手を5人使えるのなら前の方に正直使いたかった。古林を代えたのは戦術的というよりもハーフタイムから足が攣りそうだと。一度裏に走った時になったので、これはもう仕方がないですね。あそこの駒を本当は前のほうに使いたい。マトが入って来ると、淳さん(鈴木監督)もよくわかっていると思いますが、全部ボールに食いついてその後ろのスペースがすっと空く。ただ、今日の最後の方はリトリートしていたので、そのスペースがあるかどうかは抜きにして、その食いついたところをうまく利用することは、試合前からスカウティングしていたので確かに狙い目でした。ただ、その時には既に使える駒がなかったという感じです。