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8月17日(土)サガン鳥栖戦にて、高田琥太郎(8)選手入団挨拶のお知らせ

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8月17日(土)サガン鳥栖戦にて、17:50~スタジアムピッチにて長期療養児の復学支援事業「TEAMMATES」を通して先月入団した高田琥太郎(8)選手がサポーターの皆様へ挨拶を行います。
ぜひ、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
 
 
teammates_2■高田琥太郎選手
氏名:高田 琥太郎(たかだ こたろう)
年齢:8歳 神奈川県藤沢市
背番号:49番

3人兄弟の長男であり、ドッジボールやゲームが大好きな小学校2年生です。長期入院中に湘南ベルマーレフットサルクラブに所属する久光重貴選手が病院内で実施するフットサルイベントに参加したことをきっかけに、よりサッカーに興味を持ち、今回の入団を楽しみにしています。病気発症前は何度か湘南ベルマーレの試合を応援しており、好きなポジションがゴールキーパーで、キングベルが好きです。今年3月末に8ヵ月間の長期入院を終え、今後も長期間にわたり、治療・通院が必要のため、チーム一丸となって琥太郎くんの心理面・社会面の支援をしていきます。
 
 
■初練習参加(7月)

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先日はじめて馬入での練習に参加し、選手やコーチと交流したり、ゴールキーパーの練習に汗を流しました。
 
 
■「TEAMMATES」事業とは
TEAMMATES事業は米国非営利団体Team IMPACTの事業(大学スポーツチームと慢性疾患のあるこどものマッチング事業)を参考に開発されています。こどもはチームの一員として入団し、練習参加や試合会場でのサポート等、定期的にチーム活動に参加しチームメンバーとの関係構築をします。チームとの繋がりと経験を通して、長期入院を経たこどもが退院・復学する過程の支援、また長期的に治療・療養を必要とするこどもの身体面・心理面・社会面の自立支援、そして地域社会の中に長期療養中のこどもとご家族を支えるコミュニティの創出を支援しています。
 
 
■長期療養中の退院・復学支援とは
難病や慢性疾患等、長期療養を必要とするお子さんは全国約25万人います。医学の進歩により救命率の向上や入院期間の短縮化がされた一方、多くのお子さんが定期的な通院や治療を必要としながら、学校や地域社会の中で生活を送っています。国では年間約9億円をかけて、長期療養を必要とするお子さんへの自立できる支援をしていますが、こうしたお子さんが社会の中で多様な経験と交流を得て、自立できる機会がまだ十分とは言えません。
体力の低下や外見の変化、友人との関係が希薄な状態の入院生活から、日常生活に戻る過程をはじめ、継続的に治療・療養を続けながら学校への復学やコミュニティの参加等、社会的な活動に参加する過程は、お子さんにとって大きなチャレンジです。当事業は入院を経て、退院後に復学する過程、および社会参加の促進と自立支援を目的とした支援をしています。スポーツチームへの入団を通じて、こどもたちとご家族の長い療養生活を支える存在(TEAMMATES)をコミュニティの中に増やす支援をしています。
プロスポーツチームがシーズン中に長い期間、病児を支援する活動に取り組むことは世界でも新しい取り組みです。