JリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ 王者決定戦 湘南vsアトレチコ・パラナエンセ 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れさまでした。
昨年ルヴァンカップを優勝したことによって、今年こういうチャンスというか、リーグと協会に協力していただいて、我々のホームで南米チャンピオンを迎えて試合をすることができました。クラブとしても選手それぞれにとっても、こういう機会というのは一生に1回あるかどうかだと思います。そういう意味で今の、前回の試合も含めて、選手のコンディションをすごく考えてメンバーを選んだつもりですし、最後(若月)大和を出しましたけど、そういうところでのメンバーの選考とかやり方については、今日0-4で負けたからと言って「ああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」という気持ちは一切ないです。
むしろどの選手が出場したとしても、今日僕が感じたことにそんなに大差はないと思っています。今、ロッカーで言ってきましたけども、ピッチが105m×68mありますけども、いつも僕が選手に言っている話の本質的なもの、うまいとか下手、強いとか弱い、あの中でやってはいけないことをやってしまう選手、もしくはプレー。というのが、やってはいけないことが多い湘南ベルマーレ、やってはいけないことがほとんどないアトレチコの選手、というふうに僕は感じました。
とくに、技術の違いというよりもジャッジ(判断)の質。クリアするのかつなぐのか、今、待つのか行くのか、ラインを上げるのか下げるのかというような、0.01秒もしくは15度角度が違ったらバトルイシューになるようなものを、ほとんどずらさない。変な取られ方をしないようにボールを動かしてきますし、0-2になったあとは圧巻でしたけど、逆にペースを落として我々のプレスを引き出してその後ろで点を取るということを全員が共有できていた。監督として本当に力不足を感じ、アトレチコの監督はまだ30代というので若干嫉妬心もありながらですけど、本当に負けた感もあります。こういった試合を自分として経験できたのは逆に良かったなと思うしかない。負け惜しみで思っているわけではなく、本当にそう思っています。
それだけ、ジャッジとか、真剣勝負におけるプレーの質というのは相当差があったと思います。
ただ、土曜日の同じぐらいの時間に劇的なゴールで勝ちましたけど、2-0から2-2にされたプレーとか、今日の失点につながるものというのは、同じように我々の課題として共通するものがあります。自分たちの距離感とかスタイルについては疑いようもなくこのまままっすぐ進んでいけばいいと思いますけど、そこに勝利というものをつなげていくのであれば、今日アトレチコさんが見せたようなものを、ボールを奪った瞬間にできるだけワンタッチで相手の背中を取っていく、横や後ろに逃げないで、というところは選手全員と共有したいですし、非常に相手監督から学ばせてもらったことが多い、そういう試合だったかなと思います。
とくに良かったなと思ったのはセンターバックの4番の選手と39番のボランチの選手。あの2人は、ジャッジの質とか運動量とか、サッカー選手としてアスリートとして持っていなければいけないものを本当に高いレベルで持っているなというのが15分ぐらいですぐ分かりましたし、ああいう選手がたくさんいるブラジルのサッカー王国としての強さというのを感じました。
代表になった選手はあの中の競争で残っている選手なんだなと考えると、本当に改めてすごい国だなと思いますし、すごいチームだなと思います。そういうものをこの暑い8月に選手も一緒に経験できたことを、次に活かさなければいけないなと思います。
曺監督 質疑応答
- 前半の最後の頃に選手の並びを変えていたが、それまで0-0で五分に戦っていたがその意図は?
自分の中ではあまり五分だと思っていませんでした。相手のホニと10番の選手がサイドに張っている中で、もちろんカウンターでチャンスは作っていましたが常に相手の主導権の中でボールをまわされていた。
この試合は、意味合いとして勝つということもそうですが、自分たちの臨機応変さというか、戦い方の幅を広げていくという試合でもあったと思います。これからのリーグ戦に繋げていくためにどこかでトライしようと思っていたので、冬一(鈴木選手)を前に上げたりとか、チームとしてそういうオプションを持っていなければいけないので、そこが問題だったとは思っていないです。
ただ、あの時間までいいとは思っていなかったです。相手のジャッジの質や老獪さの中でやられているなという印象でした。チャンスの数は変わらなかったと思いますが、1枚も2枚も上だなというふうに思って見ていました。
- 3点目などはJリーグでは見られないようなシーンだったが、それは判断であり言い換えればポジショニングの部分か?
ポジショニングというよりも、例えばサッカーって取った瞬間が一番チャンスだと思うんです。取った瞬間に一番うちの最終ラインやキーパーにとって嫌なプレーを仕掛けてくる。休ませてくれないというか休まないというか。
それで相手が下がり切ったときにちょっと休んでテンポを落として、またサイドチェンジして崩していくというのが、当たり前のようにできる。そういうものが小さい頃から培われている彼らと、どこかで言われて、要求されてやってきた、本当はそうじゃいけないけど、そういうところの差かなというふうに思いました。
チアゴ ヌネス監督 総括
まずは日本の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。なぜならチームが日本に来てからのおもてなし、受け入れがとても温かく接してくれてよくしていただいています。とてもいい気持ちで過ごすことができています。
間違いなくこの地球に住んでいる誰もが日本に来たら同じような気持になると思います。
試合のほうは、厳しい試合になると分かっていました。相手はすごくパワフルでフィジカル面で優れたチーム。スペースが空かないしボールコントロールもいい。特に前半は後ろからビルドアップのところで苦労しました。結局ロングボールに頼ってしまった。ペースが崩れてしまった。
幸いにもうまくバランスよくできたタイミングで1点を取ることができて、相手がもっと攻撃的にならなければいけないというところでカウンターのチャンスも増えたので、こういったいい結果に繋がったと思っています。
チアゴ ヌネス監督 質疑応答
- 南米優勝チームとしてここまできたが、このタイトルはどういう意味があるか?
まずこのタイトルを獲ることができたこの喜びをいろいろな人とシェアしたいと思います。自分の妻と子ども、両親、すごくサポートしてくれました。
そしてアトレチコのサポーターたちと喜びを分かち合いたい。
個人的にも、パラナエンセで3つ目のタイトルなのですが、その2つは国際タイトル。やはり自分が20年間監督をやってきて、自分の成長の象徴にもなりますし、アトレチコパラナエンセが世界的に知られるチームになるための一歩になったと思います。日本に来てチャンピオン同士の戦いでこういう厳しい試合をしていい結果が得られたということは、正しい道を歩んでいる証拠になると思います。
- 時差などはどれくらい影響があったか?
ベルマーレのボールに対するプレスがすごくうまかった。うちは後ろからボールを繋いでいくが、そこでプレスにこられるとビルドアップが崩れてロングボールになってしまう。そういうことが前半繰り返された。そういう苦労はありました。
そして時差よりもこの暑さに苦労しました。こちらがプレスに行く時になかなか難しく、ベルマーレがボックスの中で細かいパスワークをすることができて、それを許してしまった。後半は選手交代もあって少し楽に試合を進められた。
時差よりも湿気のある暑さのほうが難しかった。
- 前半は湘南のペースだったが後半修正できた要因は?
後半に向けて、ウィング二人を開いた状態ではなく中に入ってもらった。外のスペースはサイドバックが上がるようになるのでそうするとボールキープができてプレーの組み立てがしやすくなるのではないかと思い、そういう指示を出しました。
- 連戦に次ぐ連戦だがどういうマネジメントをしているのか?
一番大変なのは試合数よりも長い移動です。選手たちをバランスよく使うこと、そしてたくさんの大会を戦っているので、どの試合を優先するのかという優先順位を決めなければいけない。コパ・ド・ブラジルとこの試合を優先のトップにもってきた。
選手コメント
MF 19金子 大毅
相手のゴール前での勝負強さというのは感じました。
対人に関してはできた部分もありましたけど、奪い切れないという場面が2、3回あったので、そういうところは奪い切れるようにしなければいけないと感じましたし、Jリーグとはまた違った、相手の足の長さなどもあるので、そういうものを経験できたので、今日得た経験を活かしていきたいです。
(失点するまでは)前半の最初のほうは前からいってハマっていましたし、前からも奪えて自分たちのペースだったと思います。ただ、少しミスをしたら相手は仕留めてくる力がある。そういうミスは相手にはなかった。そういう細かいところが勝敗を分けたかなと思いますし、そこに差を感じました。
DF 5杉岡 大暉
守備の部分で前から奪いにいってあそこまで外されてしまうと厳しい。やはり力のあるチームだということは再認識しました。
個人的にはもうひとつ精度が足りなかったですし、クロスの回数はありましたけど味方に合った回数は少なかった。もっと上げるだけじゃなくて入り込んだり、もっとコンビネーションを高めることをやらないと崩せないと感じました。
GK 25松原 修平
(湘南でのデビュー戦となったが?)僕自身今年J3のチームから移籍してきましたし、初めての試合で対戦する相手が南米の王者だということは、外から見たら夢のある話だと思いますし、いいプレーをして勝って、J3で一緒にやっていた選手たちに希望を感じてもらえたらということも思っていたんですけど、自分の力のなさを強く感じました。
GKとして、チームの勝敗に大きくかかわるポジションなので、そこで4失点というのは本当に悔しいです。
湘南に加入して1、2カ月は練習をやるのが精一杯という状態で、フィジカル的にもメンタル的にもきつい時期でした。ベルマーレというチームは練習を本当に大事にするので、これまでルヴァンでもチャンスが来るかなという時に練習でいいプレーができなくて出場機会を逃していたんだろうなというタイミングもありました。
今日出場機会を掴めたということは、自分にとって大きな一歩ですけど、だからこそこのひとつ目を勝ちたかった。悔しいですが、姿勢や試合に向かっていく気持ちは自分の中で100%出したし、持っている力は出したので、しっかり続けていきたいと思います。
JリーグYBCルヴァンカップ/CONMEBOLスダメリカーナ 王者決定戦 湘南vsアトレチコ・パラナエンセ 試合後監督・選手コメント
監督コメント
曺監督 総括
お疲れさまでした。
昨年ルヴァンカップを優勝したことによって、今年こういうチャンスというか、リーグと協会に協力していただいて、我々のホームで南米チャンピオンを迎えて試合をすることができました。クラブとしても選手それぞれにとっても、こういう機会というのは一生に1回あるかどうかだと思います。そういう意味で今の、前回の試合も含めて、選手のコンディションをすごく考えてメンバーを選んだつもりですし、最後(若月)大和を出しましたけど、そういうところでのメンバーの選考とかやり方については、今日0-4で負けたからと言って「ああしておけばよかった」「こうしておけばよかった」という気持ちは一切ないです。
むしろどの選手が出場したとしても、今日僕が感じたことにそんなに大差はないと思っています。今、ロッカーで言ってきましたけども、ピッチが105m×68mありますけども、いつも僕が選手に言っている話の本質的なもの、うまいとか下手、強いとか弱い、あの中でやってはいけないことをやってしまう選手、もしくはプレー。というのが、やってはいけないことが多い湘南ベルマーレ、やってはいけないことがほとんどないアトレチコの選手、というふうに僕は感じました。
とくに、技術の違いというよりもジャッジ(判断)の質。クリアするのかつなぐのか、今、待つのか行くのか、ラインを上げるのか下げるのかというような、0.01秒もしくは15度角度が違ったらバトルイシューになるようなものを、ほとんどずらさない。変な取られ方をしないようにボールを動かしてきますし、0-2になったあとは圧巻でしたけど、逆にペースを落として我々のプレスを引き出してその後ろで点を取るということを全員が共有できていた。監督として本当に力不足を感じ、アトレチコの監督はまだ30代というので若干嫉妬心もありながらですけど、本当に負けた感もあります。こういった試合を自分として経験できたのは逆に良かったなと思うしかない。負け惜しみで思っているわけではなく、本当にそう思っています。
それだけ、ジャッジとか、真剣勝負におけるプレーの質というのは相当差があったと思います。
ただ、土曜日の同じぐらいの時間に劇的なゴールで勝ちましたけど、2-0から2-2にされたプレーとか、今日の失点につながるものというのは、同じように我々の課題として共通するものがあります。自分たちの距離感とかスタイルについては疑いようもなくこのまままっすぐ進んでいけばいいと思いますけど、そこに勝利というものをつなげていくのであれば、今日アトレチコさんが見せたようなものを、ボールを奪った瞬間にできるだけワンタッチで相手の背中を取っていく、横や後ろに逃げないで、というところは選手全員と共有したいですし、非常に相手監督から学ばせてもらったことが多い、そういう試合だったかなと思います。
とくに良かったなと思ったのはセンターバックの4番の選手と39番のボランチの選手。あの2人は、ジャッジの質とか運動量とか、サッカー選手としてアスリートとして持っていなければいけないものを本当に高いレベルで持っているなというのが15分ぐらいですぐ分かりましたし、ああいう選手がたくさんいるブラジルのサッカー王国としての強さというのを感じました。
代表になった選手はあの中の競争で残っている選手なんだなと考えると、本当に改めてすごい国だなと思いますし、すごいチームだなと思います。そういうものをこの暑い8月に選手も一緒に経験できたことを、次に活かさなければいけないなと思います。
曺監督 質疑応答
- 前半の最後の頃に選手の並びを変えていたが、それまで0-0で五分に戦っていたがその意図は?
自分の中ではあまり五分だと思っていませんでした。相手のホニと10番の選手がサイドに張っている中で、もちろんカウンターでチャンスは作っていましたが常に相手の主導権の中でボールをまわされていた。
この試合は、意味合いとして勝つということもそうですが、自分たちの臨機応変さというか、戦い方の幅を広げていくという試合でもあったと思います。これからのリーグ戦に繋げていくためにどこかでトライしようと思っていたので、冬一(鈴木選手)を前に上げたりとか、チームとしてそういうオプションを持っていなければいけないので、そこが問題だったとは思っていないです。
ただ、あの時間までいいとは思っていなかったです。相手のジャッジの質や老獪さの中でやられているなという印象でした。チャンスの数は変わらなかったと思いますが、1枚も2枚も上だなというふうに思って見ていました。
- 3点目などはJリーグでは見られないようなシーンだったが、それは判断であり言い換えればポジショニングの部分か?
ポジショニングというよりも、例えばサッカーって取った瞬間が一番チャンスだと思うんです。取った瞬間に一番うちの最終ラインやキーパーにとって嫌なプレーを仕掛けてくる。休ませてくれないというか休まないというか。
それで相手が下がり切ったときにちょっと休んでテンポを落として、またサイドチェンジして崩していくというのが、当たり前のようにできる。そういうものが小さい頃から培われている彼らと、どこかで言われて、要求されてやってきた、本当はそうじゃいけないけど、そういうところの差かなというふうに思いました。
チアゴ ヌネス監督 総括
まずは日本の皆さんに感謝を申し上げたいと思います。なぜならチームが日本に来てからのおもてなし、受け入れがとても温かく接してくれてよくしていただいています。とてもいい気持ちで過ごすことができています。
間違いなくこの地球に住んでいる誰もが日本に来たら同じような気持になると思います。
試合のほうは、厳しい試合になると分かっていました。相手はすごくパワフルでフィジカル面で優れたチーム。スペースが空かないしボールコントロールもいい。特に前半は後ろからビルドアップのところで苦労しました。結局ロングボールに頼ってしまった。ペースが崩れてしまった。
幸いにもうまくバランスよくできたタイミングで1点を取ることができて、相手がもっと攻撃的にならなければいけないというところでカウンターのチャンスも増えたので、こういったいい結果に繋がったと思っています。
チアゴ ヌネス監督 質疑応答
- 南米優勝チームとしてここまできたが、このタイトルはどういう意味があるか?
まずこのタイトルを獲ることができたこの喜びをいろいろな人とシェアしたいと思います。自分の妻と子ども、両親、すごくサポートしてくれました。
そしてアトレチコのサポーターたちと喜びを分かち合いたい。
個人的にも、パラナエンセで3つ目のタイトルなのですが、その2つは国際タイトル。やはり自分が20年間監督をやってきて、自分の成長の象徴にもなりますし、アトレチコパラナエンセが世界的に知られるチームになるための一歩になったと思います。日本に来てチャンピオン同士の戦いでこういう厳しい試合をしていい結果が得られたということは、正しい道を歩んでいる証拠になると思います。
- 時差などはどれくらい影響があったか?
ベルマーレのボールに対するプレスがすごくうまかった。うちは後ろからボールを繋いでいくが、そこでプレスにこられるとビルドアップが崩れてロングボールになってしまう。そういうことが前半繰り返された。そういう苦労はありました。
そして時差よりもこの暑さに苦労しました。こちらがプレスに行く時になかなか難しく、ベルマーレがボックスの中で細かいパスワークをすることができて、それを許してしまった。後半は選手交代もあって少し楽に試合を進められた。
時差よりも湿気のある暑さのほうが難しかった。
- 前半は湘南のペースだったが後半修正できた要因は?
後半に向けて、ウィング二人を開いた状態ではなく中に入ってもらった。外のスペースはサイドバックが上がるようになるのでそうするとボールキープができてプレーの組み立てがしやすくなるのではないかと思い、そういう指示を出しました。
- 連戦に次ぐ連戦だがどういうマネジメントをしているのか?
一番大変なのは試合数よりも長い移動です。選手たちをバランスよく使うこと、そしてたくさんの大会を戦っているので、どの試合を優先するのかという優先順位を決めなければいけない。コパ・ド・ブラジルとこの試合を優先のトップにもってきた。
選手コメント
MF 19金子 大毅
相手のゴール前での勝負強さというのは感じました。
対人に関してはできた部分もありましたけど、奪い切れないという場面が2、3回あったので、そういうところは奪い切れるようにしなければいけないと感じましたし、Jリーグとはまた違った、相手の足の長さなどもあるので、そういうものを経験できたので、今日得た経験を活かしていきたいです。
(失点するまでは)前半の最初のほうは前からいってハマっていましたし、前からも奪えて自分たちのペースだったと思います。ただ、少しミスをしたら相手は仕留めてくる力がある。そういうミスは相手にはなかった。そういう細かいところが勝敗を分けたかなと思いますし、そこに差を感じました。
DF 5杉岡 大暉
守備の部分で前から奪いにいってあそこまで外されてしまうと厳しい。やはり力のあるチームだということは再認識しました。
個人的にはもうひとつ精度が足りなかったですし、クロスの回数はありましたけど味方に合った回数は少なかった。もっと上げるだけじゃなくて入り込んだり、もっとコンビネーションを高めることをやらないと崩せないと感じました。
GK 25松原 修平
(湘南でのデビュー戦となったが?)僕自身今年J3のチームから移籍してきましたし、初めての試合で対戦する相手が南米の王者だということは、外から見たら夢のある話だと思いますし、いいプレーをして勝って、J3で一緒にやっていた選手たちに希望を感じてもらえたらということも思っていたんですけど、自分の力のなさを強く感じました。
GKとして、チームの勝敗に大きくかかわるポジションなので、そこで4失点というのは本当に悔しいです。
湘南に加入して1、2カ月は練習をやるのが精一杯という状態で、フィジカル的にもメンタル的にもきつい時期でした。ベルマーレというチームは練習を本当に大事にするので、これまでルヴァンでもチャンスが来るかなという時に練習でいいプレーができなくて出場機会を逃していたんだろうなというタイミングもありました。
今日出場機会を掴めたということは、自分にとって大きな一歩ですけど、だからこそこのひとつ目を勝ちたかった。悔しいですが、姿勢や試合に向かっていく気持ちは自分の中で100%出したし、持っている力は出したので、しっかり続けていきたいと思います。