ボイス
【ボイス:2019年6月11日】山﨑凌吾選手
いい関係もチームの強み
「湘南は初日からハードでした。トルコキャンプに行く前の馬入の練習からすごくハードでしたし、砂浜の練習は僕はやったことがなかったので、正直想像がつかなかったんですけど、やってみたら実際相当きつかったっていう感じです。やるよとは言われていたので、自分もその準備はできていたし、みんなもしっかり準備してきたんですけど。今までいたチームは、長期間のオフ明けはだんだん上げていくやり方だったので、違いは感じました。でも僕は経験してみて、より実践的な練習が多いので、身体も作りやすいし、湘南のこういう練習の持っていき方はいいなと思いました」
砂浜の練習は、選手間でも話題になるほどのキツさ。海が近い環境ならではの練習でもある。
「他のチームでは考えられないタフな練習が多くて。足に負荷がかかるし、心肺機能も上がるしって感じでしたね」
キャンプでは、実戦に向けて海外のチームと練習試合が数多く組まれた。
「トルコキャンプでは、ちょっとケガをしてしまって1試合くらいしかできなかったので、それは残念でした。ベルマーレが海外のチームを相手にどのくらい通用するのか、個人的なことも含めてもう少し試したかったというのが正直な思いです。でも、リーグ戦を戦う準備もできましたし、自分自身は海外のチームと久々に試合ができたので、非常に大きな経験になりました」
加速をテーマにした今年、練習内容が変わったことを選手たちは口にするが、そうした練習を経て、選手たちの関係もさらに濃密になっている。
「今までと違った練習を多く取り入れているし、新しい選手も入ってきて、競争も高まった。僕自身、同じポジションに何人か選手が入ってきて、そこはやっぱり競争しながら、というのがキャンプから始まりました。そういうなかでケガをしてしまいましたけど、そのときには外から見て自分がどういうプレーをしたらいいのかを考えながら見ていましたし、実際に同じポジションの選手と話し合いながら、アドバイスしたり、アドバイスをもらったりしながらキャンプを通じて良い関係を築けたと思います」
指宿洋史選手や野田隆之介選手は、同じポジションを競うライバルだが、試合のあとにはアドバイスを送りあう。
「ライバルですけど、お互いを尊重しています。誰が出てもやれるのが湘南ベルマーレっていうチームだと思うし、そこはやっぱり先輩方にも助けられているし、非常に良い関係だと思います」
誰がピッチに立ってもスタイルは変わらない。当たり前のように語られるその現実は、選手同士の支え合いがあってこその賜物だ。