馬入日記
【馬入日記:3月24日】インターバルの貴重な日々。山根選手インタビュー
代表ウィークで久しぶりに公式戦のない週末です。
チームはオフ明けから練習、そして練習試合を行い、来週末の清水戦に向けて準備を重ねています。
1週間前の試合となりますが、ホームで行われたベガルタ仙台戦。
リーグ戦としては連敗を止め、ルヴァンカップを含む公式戦としては連勝となった一戦。
小野田選手がJリーグデビュー戦で先制点を決め、山根選手が追加点を挙げました。
追加点のシーンは左サイドから梅崎選手がドリブル突破し、ゴール前にクロスを。前線へするすると上がってきていたゴール正面の山根選手が受けて左足シュート!見事右隅に決めました。
「上がってる時にスペースがあるのは分かっていて、ボールがきた時に右足で打とうかなと思ったんですけど、相手がいたので左に止めて、このまま左足でいこうと思ってシュートしました」と山根選手。
もちろんゴールだけでなく、第4節のDAZN週間ベストプレーヤーの一人に選ばれるなど90分を通して活躍しました。
しかし、山根選手から聞かれたのは反省の言葉。
「2点目をとった後ですね。相手に決定機をつくられたしポストギリギリのシュートもあった。キーパーキックから石原直樹選手に抜け出されたのもあったし、入れられてもおかしくなかったと思います。もちろん勝ったことは嬉しいですけど、手放しに喜ぶことはできない。どこか隙があったと思います」
実際に85分にはハモンロペス選手に1点を返され最後はヒヤヒヤする展開に。
「誰がマークを外した、ということよりもラインが下がってしまったことが問題だった。前の選手にももう少し上げてほしいと言われていたし、スペースがあったので上げなければいけなかった。あの日の3バックはフレイレとマサでしたが、フレイレは外国人選手ということもあるしマサ(小野田選手)は初出場だし、僕が引っ張らないといけないと思って、頑張って上げてたつもりだったんですけど、なかなか上がらなくて。自分に強烈なリーダーシップがなかったのかな、と思いました。例えばJ2の時にツボさん(坪井選手)が途中から入ってきた時には、下がっていたラインがパッと上がったりする。そういうところは、その人の力なんだと思います。上げるタイミングもそうだし、一緒にライン上げるぞっていうジェスチャーをしながら上げるとか、大きく見せるっていう部分が自分には足りなかったと思います」
言葉に強い悔しさが滲みます。
「3バックだったら、これまでは坂とカズくん(大野選手)とやることが多かったんですけど、どのタイミングで上げなければいけないというのは、みんな同じ経験をしてきているので、阿吽の呼吸があった。一人だけ上げても、後ろがついてきてなかったらガタガタになっちゃうし絶対に合わせなければいけない。うちはきつい状態でも行くので、湘南はラスト勝ってたら上げるんだっていうことを伝えながら、もっと周りの選手と一緒にやっていきたいですね」
新たな気づき、もっとやらなければと思うことを感じた試合。
「問題は出たけれど勝つことができた、ということはよかったです。負けてから気づくのは一番遅いと思うので。その試合で出た問題を次の試合で絶対に出さないようにしたい。ちょうどいま2週間空いてるので、そういうところを意識して取り組んでいきたいです」
貴重なインターバルの期間を大切に過ごしています。
次の試合は3月31日(日)アウェイで行われる清水戦、そして次のホームは4月6日(土)に行われるジュビロ磐田戦です。
ぜひ、馬入でのトレーニングの成果を発揮するチームに、ご期待ください!