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2010Jリーグ ディビジョン1 第24節 試合結果
2010Jリーグ ディビジョン1 第24節
2010年9月25日(土)16:04キックオフ NDソフトスタジアム山形
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0 前半 1 1 後半 0 |
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28 >> 29 | 勝点 | 14 >> 15 |
77分 6 宮崎 光平 | 得点者 | 33分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 清水 健太 | 1 | GK | GK | 1 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 小林 亮 | 2 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 1 |
0 | 西河 翔吾 | 4 | DF | DF | 6 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 園田 拓也 | 22 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
1 | 石川 竜也 | 13 | DF | DF | 13 | 鈴木 伸貴 | 0 |
0 | 下村 東美 | 5 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
0 | 佐藤 健太郎 | 17 | MF | MF | 15 | ハン グギョン | 0 |
2 | 増田 誓志 | 8 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 3 |
2 | 北村 知隆 | 11 | FW | FW | 40 | エメルソン | 0 |
3 | 田代 有三 | 10 | FW | FW | 17 | 馬場 賢治 | 1 |
1 | 宮沢 克行 | 7 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
– | 植草 裕樹 | 20 | GK | GK | 39 | 都築 龍太 | – |
– | キム クナン | 18 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | – |
– | 山田 拓巳 | 26 | DF | DF | 33 | 遠藤 航 | – |
1 | 宮崎 光平 | 6 | MF | MF | 26 | 古林 将太 | – |
– | キム ビョンスク | 16 | MF | FW | 9 | 田原 豊 | 0 |
0 | 太田 徹郎 | 28 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 0 |
0 | 長谷川 悠 | 15 | FW | FW | 36 | 三平 和司 | – |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 7,782人 [天候] 曇、弱風 [気温] 14.9℃ [湿度] 76% [ピッチ] 良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 河本 弘 [主審] 岡田 正義 [副審] 山口 博司 [副審] 田尻 智計 [第4の審判員] 岡部 拓人 [記録員] 細谷 龍彦
坂本紘司選手コメント
自分たちには失うものはないし、自分たちの置かれている状況を考えても、とにかく自分は前に向かって、ゴールに向かってプレーしようと思っていました。
守備でもしっかりとボールにプレスをかけ続けようと思っていました。
今日、いきなりスーパープレーができるようになるわけではないし、今までの自分がやってきたことを整理して、残されたゲームにすべてをぶつけるつもりで戦いました。
でも、結果が全てだし自分自身もシュートを打つチャンスはあったけど決め切れなかった。そういうところでゴールを決められるかが全てだと思う。そこはまた次の1週間で自身の課題として取り組んでいきたい。次は必ず勝たなければいけない。そういう気持ちでまた1週間トレーニングしたいと思っています。
試合前に「気持ちの入っているほうにボールが転がるんだ」という話もあった。
本当に全てを出し切るということが自分のベースだし、どんなことがあってもそういう気持ちでやっていきたいと思っています。
あとは本当に結果に繋げることにこだわっていきたい。ゴールでチームを助けたい。今日できたことが次もできなければ意味がないし、今日以上のものを必ず次で出したいと思っています。
鈴木伸貴選手コメント
自分にとっては1年ぶりの公式戦でした。
チームメイトと練習の時から、監督の言っている戦術をいかにピッチで出せるかということを話し合って臨んだ試合でした。
1点とられてしまったのが悔やまれます。勝つために戦ったしそれぞれがチームのために走っていたと思う。悔しいです。
ひたむきなプレーを続けながら、本当に結果を求めてやっていきたい。自分もまた試合に出られるように練習からやっていきたいと思います。
(DFがだいぶ整理されていたようだが?)DF陣、また他のポジションも含めてみんなでよく話し合っていました。自分の仕事だけじゃなくてみんながみんなを助けようという意識が大きかったと思います。
山口貴弘選手コメント
失点の多かった川崎戦のディフェンスを見直し、みんなで立て直してしっかりやろうと臨みました。山形は得点のほとんどがクロスやセットプレーからだが、新しく入った選手(これまでとは違う先発)もよかったし、球際の強さや運動量は出せたと思う。
カバーリングも浸透し、ボールに行きやすくなった。
ただ、失点の場面はぼくが付いていたところ。
J1はあのレンジからでもシュートを撃ってくるので、結果論だが、カバーを任せたというぐらいの気持ちで前に出て、あと一歩、もう一歩寄せるべきだったかもしれない。
後半は相手のクロスが多かったが、上げさせないようにもっと改善できると思うし、二次攻撃をさせないディフェンスも必要。
今日はみんな気持ちが出ていたし、しっかり守備することができた。
これをどの相手に対してもできるようにしていかなければいけない。
勝つためには全体的にあと一歩だと思うので、その一歩を埋められるようまた次からみんなでやっていきたい。
阿部吉朗選手コメント
(ゴールシーンは?)エメ(エメルソン)からのボールでしたが練習でやったとおりの形でした。
ただ本当に1点がもったいなかった。悔しい。勝ちたかったです。
前回と違ってセカンドボールも拾えていたと思うし整理して守れていたと思う。
それが90分できるかどうかが本当に大切なんだと感じています。
状況を見極めて、もっと賢くどうするべきかを考えながらやらなければいけない。相手はサイド攻撃が多かったので、サイドでやり返すなどもっとサイドで起点をつくれればよかった。時間帯によってどう攻めるべきか、押されている時にどう守るべきかみんなで意思統一してやっていきたい。
寺川能人選手コメント
(勝点1について?)ないよりはいいですが、僕らは勝つしかないので悔しいですね。
守備に関してはしっかり整理してそれぞれの役割が今日ははっきりしていたと思う。ただ点をとられているので、それはまだチームとして足りない部分なのだと思う。
(同点になってから前になかなかいけなかったようだが?)相手は最初からパワープレーというか放り込む感じできていたので、ある程度は仕方なかったと思います。
いい部分も出ましたが、やはり勝点3をとりたかった。残念な結果と受け止めています。
山形 小林監督 試合後コメント
総評
入りはそう悪くなかったと思うんですね。うまくボールも運べてるし、クロスの入り方だったりクロスの質というところが合わないなというところだったんですけど、1点取られた後はどうしても負けてるということと、点が取れてないということがすごく重くのしかかったと思います。かなりプレッシャーを受けた中でイージーミスが増えた。あの辺で追加点が取られなくてよかったなという気がします。
後半は落ち着いて入れたと思っています。「勝たなくちゃいけない」、「負けたくない」とその先のことだけを考えてプレーしてしまっているので、プレーをひとつひとつ丁寧にする。コントロールだったり、キックだったり、パスしたらポジションを変えたり、素早くそういうことをやっていった中でボールが運べるというところをないがしろにして、「負けるんじゃないか」と先のことの不安が随分のしかかったのではないか。その辺をうまく後半コントロールしてくれたなと思います。いい入りができたと思います。
ただ、点を取るまでにいくつかのクロスやフィニッシュの精度が上がれば、もう少し早く1点目が取れれば追加点も狙えたのではないかなと思っています。途中から出た選手2人がいい絡みをしてくれたので、よかったと思っています。
下位のチームですけど、今の状況ではどことやっても自分たちがどう切り開いていくかというところだと思うんですね。ですから、今日は連敗の後に追いついたというところで、次のガンバのゲームに持っていけるように準備していきたいと思っています。
-今後は上位陣との対戦が多いが、これから立て直すには何が必要か?
サッカーは不思議なもので、例えば今日のゲームでキープ率はうちのほうが高いんですね。となると精度が高くなければいけないんです。技術が高くなければフィジカルです。守備をするということです。
となると上位のチームと(対戦すれば)確かに回されるかもしれないんですけども、連動した守備の意識があれば、五分でボールを持つか、向こうがボールを持ったのを奪えればチャンスはあるんですね。ですから、そんなに差があるわけではないと思ってるので。全く差があって負けてるという風にはガンバに対しても思ってないんですね。可能性があって負けてる。逆に今のうちに点が取れないということで、ボールをたくさん触れば触るほどいろんなチョイスする判断に迷ったり、動きを変えたり、そこに精度が合わなかったりということがあると思うんですね。それだけボールを持って意図的に点を取るというのは難しいんです。となるとよく言うカウンターかショートカウンターでボールを奪ってシンプルに攻撃するという方が、手数がなくて点が取れる可能性が高いんですね。
ですから、今日のゲームというのは先ほど言ったように相手ではなくて、「下位のチームに取られた」、「そのまま終わるんじゃないか」というのを追いついたというのがすごく大きいと思うんですね。ですから、そこのメンタルのコントロールをうまくできたと選手には言いましたけど、上位の対決に、結果を見ると全部負けるかもしれないですけど、これはやってみないとわからないし、私たちも守備の方はそう悪くはないので、そこをうまく生かして戦っていきたいと思います。
例えば、今日エスパルスと名古屋が5-1で名古屋なんです。うちは0-1で(名古屋に)負けたんです。名古屋のゲームが一番ボールを奪えているんです。ただ、攻撃に枚数をかけられなかったというのはあるんですね。今日と同じシステムです。ですから、そういう風に、少しずつ相手で成長することもあるし、10月はチャレンジできると今日話した。怖がらずにチャレンジできるという気持ちでいければいいなと思っています。決してそういう風にマイナス的に考えなくてもいいと思います。
-宮崎光平選手の投入の意図は?
3週間ぐらい前からコンディションがよくなってきたのと、今週のゲームで一番バイタルに入った時に一番…。要するに今日はサイドハーフで(湘南が)1ボランチなので、中に入った時のプレーというところになると、北村のハードワークからのクロスというよりも中に入った時に一番動きがよかったんですね。ですから、北村を左に置いてクロスを内側で入れながら石川を上げるということと、宮崎については中でプレーをする。そこがうまくくさびと長谷川のところでうまくいったなと思っています。今週、すごくトレーニングで表現がよくて、使えればいいなと思っていたんですけど、いい仕事をしてくれたと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
えー、非常にいいベンチでしたね。申し訳ないですけどパイプ椅子に座ってしまったので、試合前に座っただけでしたけども。湘南もああいうベンチができるのを楽しみにしています。
ゲームはお互いにそうなんですが、非常にヘディングの多い、つまりグラウンダーのボールというより長い、または浮いたボールが多いゲームで、それもサッカーの一部分なんてすけども、そうしたゲーム展開にはなるかなと。これは前節の仙台戦もそうだったんですが、そういう展開にはなったかなとは思ってますね。2点目を取れれば勝点3は来るというゲームでしたけども、ひと山越して入れるボールが多いので中盤でボールを奪うことができない。
ただし、その跳ね返したボールとかセカンドボールというのは、増田が結構トップに入れた時に田代が強いですからね。それを越していくのでセンターサークル付近ではこっちの方がボールを拾えましたよね。それからのプラスアルファの攻撃力というのはちょっと我々にはなかったかなと思いますが、全体的には今日は本当によく頑張った試合かなと。特に最終ラインの真ん中の2人ですね。最後は向こうも長谷川を入れて来て、高さでは2人足して20センチぐらいうちがマイナスなんですけども、よく耐えたかなというところも正直あると思います。
我々の立場から言うと、勝点1はまったく喜べないのですが、今チームにある課題を今日実戦の場でいい成果を上げることができたというのは、次のゲームにつながるかなとは感じています。欲を言えば勝ちたかったゲームですけども、結果から言えばイーブンだったかなと思います。
質疑応答
-白星なしが11試合だがなかなか壁は厚いのか?
そうですね、我々はビッグクラブではないですから、そんなに簡単にビッグクラブに快勝できるようなゲームは正直ないと思います。色々とやりくりして、ゲームの狙いとか相手のストロングなところを落としこんで、なんとか勝ち点をとりたいという考え方に変わりはないと思いますから、実力の差が少しあることは否めません。
ただし、じゃあ諦めるのかと言ったらそうではなくて、我々には我々のよさがある。今日の試合でもいくつか出すことができましたし、その回数をもっと増やしていきたいと思います。
-終盤になって1-1になったが、攻撃に人数をかけるというより後ろに何人か多いようだったが選手の判断か?
私はまったく指示していないですね。押されて精神的に前にいく力が…それはメンタル的にもフィジカル的にもなかったのかなと思います。さっき言ったように出ていくにしても、結局長いボールを拾って出ていく。田原がもう少し時間作れればいいんですけどなかなかできなかったので、単発になると当然時間がなければ上がっていく時間はないわけですから、そこはちょっと大きな問題かなと思いましたけど。今日のゲームに関して言えば、本当にひたむきな姿勢は見えたんじゃないかと思います。
何も引分け狙いなんてないですし、さっきもありましたが我々は勝点3をとらなければどうにもならない。今日も最終的には中盤に馬場を入れて、前に中村を入れて最後のペナルティエリアの中での彼のよさを生かすということは考えましたけどね。