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2010Jリーグ ディビジョン1 第23節 試合結果
2010Jリーグ ディビジョン1 第23節
2010年9月19日(土)19:04キックオフ 平塚競技場
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1 前半 3 0 後半 3 |
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14 >> 14 | 勝点 | 35 >> 38 |
41分 寺川 能人 | 得点者 | 3分 ジュニーニョ 21分 ジュニーニョ 34分 ジュニーニョ 54分 中村 憲剛 75分 ヴィトール ジュニオール 88分 小宮山 尊信 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 1 | GK | GK | 21 | 相澤 貴志 | 0 |
1 | 村松 大輔 | 6 | DF | DF | 19 | 森 勇介 | 1 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 3 | 佐原 秀樹 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 2 | 伊藤 宏樹 | 0 |
0 | 小澤 雄希 | 24 | DF | DF | 8 | 小宮山 尊信 | 4 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 20 | 稲本 潤一 | 2 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 14 | 中村 憲剛 | 1 |
0 | 遠藤 航 | 33 | MF | MF | 6 | 田坂 祐介 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | FW | MF | 11 | ヴィトール ジュニオール | 2 |
0 | 田原 豊 | 9 | FW | FW | 10 | ジュニーニョ | 10 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 7 | 黒津 勝 | 4 |
– | 都築 龍太 | 39 | GK | GK | 27 | 安藤 駿介 | – |
– | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 18 | 横山 知伸 | 0 |
– | 古林 将太 | 26 | DF | DF | 29 | 谷口 博之 | 1 |
– | ハン グギョン | 15 | MF | DF | 23 | 登里 享平 | – |
0 | エメルソン | 40 | MF | MF | 16 | 楠神 順平 | – |
0 | 中村 祐也 | 22 | FW | MF | 24 | 小林 悠 | – |
1 | ヴァウド | 38 | FW | FW | 15 | 矢島 卓郎 | 2 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 12,831人 [天候] 雨、弱風 [気温] 26.1℃ [湿度] 74% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 石井 茂己 [主審] 柏原 丈二 [副審] 村上 孝治 [副審] 小椋 剛 [第4の審判員] 大川 直也 [記録員] 岩崎 洋
寺川選手コメント
前半はシュートで終われていた場面が多かったのでカウンターを食らうこともなかったし、うちのリズムがつくれていたと思う。
これまでの試合でJ1はシュートレンジが広いと感じていました。うちはシュートも少なかったので、ミドルレンジからでも積極的に狙っていこうという意識で入りました。ある程度連動してボールを引き出せていたと思います。
ただ、ペナルティエリアのバイタルでもう少し深く攻め入りたかった。
ミドルシュートが増えているのはいいことだと思うので、テンポよくシュートまでいけている時のコンビネーションを増やしていければと思います。連動した動きというのは練習からやっているので、もっと数多く試合の中で出せるようにしたい。
今日は前節のレッズ戦で出た課題をいい形で消化できたところもあった。積極的にいってセカンドボールも拾えていた。今日の試合で得たことをまた経験として積み上げていきたいと思います。
遠藤選手コメント
ミスが多くなってしまった。個人の力がまだ足りない。ナビスコの時もそうでしたが、前半で交代となってしまった。
試合前は少し緊張しましたが、周りの選手が声をかけてくれたしピッチに入れば大丈夫でした。
もっと運動量を多くしなければいけない。また、ずっと守備をするのはきついので、もっと攻撃の時間を増やしていきたいと思います。
野澤選手コメント
立ち上がりの失点でガクッと落ち込んだわけではなかったけれど、2点目を入れられる前に相手のプレッシャーを感じて、僕自身、声を掛けてみんなの目を覚ますことができなかった。フロンターレには前からいいプレスを掛けられたとは思う。でも、そのな中でもうまくかいくぐって前線に出さなければいけない。今日はディフェンスの1対1の部分が甘すぎたと思う。ラインを揃える意識が強すぎてシュートディフェンスなど人に甘すぎた。目の前の選手にシュートを打たれてやられてしまう場面が多い。相手に好き勝手にやられたことは悔しい。(何度もビッグセーブを見せたが?)失点数が失点数なので調子がいいとは言えませんが、こういう押される試合もあると思って、来たボールを止め、うちにチャンスが来るのを待たなければいけないと思った。抑えていればチャンスは必ずくると思うので、何があっても自分の仕事はしっかりやりたいと思っています。
村松選手コメント
前半0-0で折り返せればチャンスがくると思っていたが、早々に失点してしまい、動揺があったと思う。奪いに行ってギャップをつくることを警戒し、DFラインを揃えてはいたが、人に行けずミドルシュートでかなりやられてしまった。気持ち的に後ろ髪を引かれてしまい、相手のシュートレンジでも寄せ切れないことが多かった。
ボールの奪われ方もよくなく、相手にサイドでうまく数的優位をつくられた。
DF陣の中今以上にコミュニケーションを取っていかなければいけないと思っています。
田村選手コメント
川崎Fはプレッシャーが速く、切り替えも素早かった。敗因はすべてだと思う。
味方同士で見合ってしまう場面もあったし、コミュニケーションの問題もあったと思います。
川崎 高畠監督 試合後コメント
総評
神奈川ダービーをアウェイの平塚の地で迎えることになり、お互いに3連敗中ということで、向こうも必死で戦ってくる。それをうちは受けることなくしっかりと我々のサッカーを90分やって勝点3を持って帰ろうと選手たちを送り出しました。
立ち上がりから非常にいい動きで攻撃してくれて、3得点を重ねることができたが、前半でいえば1失点が余計だったかなと。ハーフタイムに気を緩めないよう、相手はまだまだ死んでない、息を吹き返したので、リスペクトして後半しっかり入ろうと送り出した。後半は選手交代もあり相手の攻撃に勢いもあったが、よく凌いで4点目を取ったのが大きかったと思います。よく後半0で抑えて勝ち切ってくれたと思う。これも、アウェイですがゴール裏に陣取って選手たちを後押ししてくれたサポーターのおかげだと思っています。感謝しています。
次に1週間空いてガンバ戦がありますが、しっかりといい準備をしてそこでも勝点3を積み重ねられるようにしたいと思います。
-前半だけでハットトリックを挙げたジュニーニョ選手の調子は?
まだトップパフォーマンスには程遠いですが、ぼちぼち上がってきてるかなという印象です。今日は3得点、彼のよさは出たのかなと思います。
-彼の働きそのものが今後優勝争いに絡むうえでも重要になると思うが、この3得点で彼に期待することは?
得点力があるのでチャンスをしっかりと決めてもらいたいということですよね。彼が点を取ることによってチームも活性化するので、攻撃の起点になってもらいたい。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
正直言って、スピードと技術の差が顕著に現れたゲームだったかなと思っています。この差を埋めようと思って、戦術を練るのが監督のひとつの仕事なのですが、今日のゲームにおいては言い方が変ですが、上手くいかなかったかなと。
後半のようにオープンな展開になると、こうした結果になってしまうのは止むを得ません。
勝ち点0と言うのは、この前のゲームのように1点差で負けるのでも同じですし、1週間後に、この悔しい思いを出せるようにやっていきたいなと思っています。
今日はゲームの前から今まで以上に「勝利への花道」で声を枯らして最初から応援してくれたのにもかかわらず、最後にはブーイングと罵声で終わってしまったのには、私としては責任を感じています。
質疑応答
-3分で1点を入れられ、さらに2点目を入れられてビハインドを負った選手のダメージについてどのように感じているか?
ここ最近のゲームは最初に点が取れないので、またかという負のスパイラルに入ることは間違いない。それでもゲームは進むので、そこでメンタリティを負からプラスにどう持っていくかが大事だと思います。それがまだ整理できてなくて、今度はやられてしまうことばかりを考えてしまい、相手がひとりに対しても、例えば今日のはじめであれば3人がずっと後ろに張り付いて前を向かれてしまっている。ハーフタイムに、相手も同じものを食ってるんだろうと、おなじ人間だろうと、人間論まで話して、なぜそんなにビビるんだという話はしました。なかなかそのメンタリティを変えていくのは難しいのかもしれないが、逆にプライドを持ってもらいたい、サッカー選手として。私も指導者としてプライドを持ってやっていきたいと思っています。
-外国籍選手を控えに置いて後半開始から投入した意図と評価は?
エメルソンは怪我していて昨日チームに合流したということですね。今日45分やりましたが、本来なら20分限定という形だったし、再発するリスクもあったので、厳しい選択をせざるを得なかった。つまり最初から行くことは毛頭なく、途中から状況次第でした。
ヴァウドは練習や今週週中の試合の状態を見ていい方を使っていくと。チームはこういう状態なので、今日は遠藤を最初から使いましたが、何かひとつチームとして変えていかなければいけないと。ゲームでもずっと良かったし、遠藤は仙台で大きな経験をしてきたが、やはりまだプロフェッショナルとしてのリズムに溶け込んでいない。そうした中で田原を最初から使い、ヴァウドは途中からの方がこの前のゲームを含めて非常にゲームに入るパワーがあるので、後半ちょっと劇薬を与えないとチームは大きく変わらないということで2人代えました。最後の相手陣内に入ってからの精度などは、今日見ていただければわかるように、残念ながら向こうに軍配が上がるのではないかと思います。
-前半途中で選手の並びを変えたが、その意図は?
まず向こうの黒津とジュニーニョをどう抑えるか。プラス、ヴィトール・ジュニオールと田坂、これをゲームプランとして考えた場合、正直ここまでジュビロや仙台など典型的な2トップに対してうちはどうしても後手を踏むようなディフェンスをしていた。そこでDFを3枚にしたが、先ほども言ったように逆にずっと後ろに張り付いて我々のボランチの前のところにプレッシャーがかからないから我々のディフェンディングサードまで簡単に運ばれる。そこからの能力は、ひとりに対して3人対峙しても個人のシュートの力やドリブルの力、ひとつワンツーでやられたが、それらを出させないための準備が逆に恐れおののいてしまい、守備の積極性がなくなってしまった。これは私のミステイクですから選手を責めるわけにはいかないと思います。逆にその前のところで潰さなければいけないということでダブルボランチにして、両サイドを中盤とディフェンスラインをふたつ置くことによって、向こうがアタッキングサードに入る前、ミドルサードのところでもう少しプレッシャーを与えて相手の判断を奪っていかないかぎりは埒があかない、と言ってる時にはもう0-2でしたが。修正はできたが、一番の問題は、例えば長いボールが入ってボールを奪ってヘディングでひとつパスする、それが向こうではしっかりと憲剛や稲本の足元に行くところが、こちらは全部やっと触ってクリアで終わってしまっている。それで相手に全部パスして憲剛や稲本、田坂らが前を向いてしまっている。そこのスキルの問題が前半は大きかった。
-選手が自分の近いところしか見えておらず、ぴったりマークされている選手にパスを出して取られてゴールを決められてしまうなどパニックになっているように見えたが?
残念ながらディフェンス陣はパニックになっていると思います。自分たちのスタンスでボールを持って仕掛けてくるチームに対して、自分のディフェンスのスタンスが取れてないと思う。これに関しては、残念ながら修正のしようがないと思います。すぐに変えられるものならもう変えています。