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2010Jリーグ ディビジョン1 第22節 試合結果
2010Jリーグ ディビジョン1 第22節
2010年9月11日(土)15:33キックオフ ヤマハスタジアム
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2 前半 1 1 後半 1 |
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24 >> 27 | 勝点 | 14 >> 14 |
15分 27 上田 康太 42分 18 前田 遼一 82分 18 前田 遼一 |
得点者 | 44分 8 坂本 紘司 76分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 川口 能活 | 1 | GK | GK | 1 | 野澤 洋輔 | 0 |
2 | 駒野 友一 | 5 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
0 | 古賀 正紘 | 50 | DF | DF | 6 | 村松 大輔 | 0 |
1 | イ ガンジン | 13 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
0 | パク チュホ | 14 | DF | DF | 24 | 小澤 雄希 | 0 |
0 | 那須 大亮 | 6 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
2 | 上田 康太 | 27 | MF | MF | 15 | ハン グギョン | 0 |
1 | 西 紀寛 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
3 | 山本 康裕 | 23 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
2 | ジウシーニョ | 8 | FW | FW | 9 | 田原 豊 | 3 |
2 | 前田 遼一 | 18 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
– | 八田 直樹 | 21 | GK | GK | 39 | 都築 龍太 | – |
– | 大井 健太郎 | 4 | DF | DF | 13 | 鈴木 伸貴 | – |
– | 山本 脩斗 | 20 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | – |
0 | 岡田 隆 | 3 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | – |
– | 船谷 圭祐 | 28 | MF | MF | 20 | 猪狩 佑貴 | 0 |
1 | 菅沼 実 | 15 | MF | FW | 36 | 三平 和司 | 0 |
0 | 山崎 亮平 | 25 | FW | FW | 38 | ヴァウド | 2 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 8,027人 [天候] 晴、弱風 [気温] 30.9℃ [湿度] 57% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 福島 廣樹 [主審] 東城 穣 [副審] 岡野 宇広 [副審] 西尾 英朗 [第4の審判員] 数原 武志 [記録員] 花澤 秀登
選手コメント
●阿部吉朗
最後に足が攣ってしまい大事な時に交代しなければならなかったことが本当に申し訳なく思っています。攣ってもプレーを続行しようと思っていたのですが、そういう時に限ってなかなか治らなかった。そういうところで交代枠を使わせてしまい反さんに本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。絶対にもう1点とってやろうと思っていたしいけるという時だった。ものすごく悔しい。勝利という形で返すしかないと思っています。
(ただあれだけの運動量で最初から走っていたが?)それは自分の仕事だし、両方のサイドをみるという仕事は僕自身も楽しい。前からしっかりプレッシャーをかけなければいけないと思っています。選手間でもっと喋っていきたい。もちろんそういう時間帯はあったっけど90分間やり続けなければいけない。負けてしまったらそれが全てだし結果はしっかり受け止めて次に向かいたい。
●坂本紘司
自分自身のコンディションはいいと思っていたので、途中で(足が攣って交代となり)残念です。前半から飛ばしていって絶対に勝つという気持ちでいました。負けて悔しいことは当然ですが最後までピッチに立てなかったことも本当に悔しく思っています。
相手の得点パターンはミーティングで確認した攻撃の形のとおりだったし、みんな頭に入っている中でやられたわけですが、相手の精度の高さとうちのそういう部分での力の足りなさだと思う。ピッチの中で相手に変化を感じることはなかったし思ったとおりのサッカーをしてきたけど、警戒していた形でやられたというのは、言い訳のしようがない。次に向けてやるべきことはそこを詰めていくことであり、一人ひとりの力を上げていくということだと思う。得点をとってから自分たちの勢いが出るし後半も追いつく展開にもっていくことができる。立ち上がりからもっとやっていかなければいけないし、自分自身ももっとプレーで出していかなければいけないのだと思う。
●野澤洋輔
試合の笛が鳴った瞬間から、もっともっと、自分たちは崖っぷちの状態なんだという危機感をもった戦いをしていかなければいけない。点を決めてからエンジンがかかるのでは遅い。
警戒していたクロスからの3失点となってしまったことに関しては、あれだけ言われていた中で本当に情けないし、それをそれを実力の差と片付けられてしまうほど悔しいことはないと思う。
何も決まったわけではないしどんな結果であろうとも、次はくるわけなので、自分たちは戦わなければいけない。サポーターのためにも、自分のためにも。
(最後に止めたPKについては?)あんなに止めて嬉しくないPKは初めてだった。
でも本当に、もう1回、何度でも、立ち上がってやっていきたいと思う。
●田村雄三
前半に点を与えずに折り返せればよかったのですが、相手の出方で一歩待ってしまうようなところもあった。やられ方が警戒してトレーニングしていたとおりになってしまった。ただそれは最後の部分の責任だけではなくて、前の段階の中盤の部分での責任もあると思う。3失点ともカウンター気味だったので、中盤での配慮が足りないところもあったと思う。
後半のようにやればできるところもあるしいい時間帯で点をとることもできた。だからこそ、その時間にもっと後ろは引き締めなければいけなかったと思っています。
反省はありますが、とにかくやるしかない。次はダービーでもあるし本当にやるしかないという気持ちです。
磐田 柳下監督 試合後コメント
●総括
前半の2-0までは非常に良かったと思います。イージーミスで相手にボールを渡してしまうというところは見られましたが、そこまでは非常に良かったんじゃないかなと。ただ、そこからすぐ1点失う、そのプレーは、今日の自分たちが苦しんだひとつの原因だと思います。後半に入るとだいぶ疲れが出てきて、ミスもあるし前にもなかなか出て行けないということもありました。それでも最後、2-2から落ち着いてボールを動かして、フィニッシュして3-2にしたというのは、この連戦を通じて、かなりメンタル的にも強さがついてきたんじゃないかなと思います。みんな4試合ずつ出たので2日間休みをとって、次のFC東京戦はまた順位が近いチームなので、そこから勝点3を取って、少しでも上位に行けるようにやっていきたいと思います。
●質疑応答
–前田選手に待望のゴールが生まれましたがその意味合いは?
ゲーム中に見ていたらわかるように、前田自身はもちろんですが、周りのチームメイトの喜び方を見たら、どれだけ多くの人が遼一の得点というのを待っていたか分かると思います。ただ、本人はまだまだ満足しているような顔ではなかったので、2点、3点、4点と常に狙っているんじゃないですか。満足するということは彼にはないので、ひとつ良い形で点を取れたので、次のゲームからまた少し、気持ち的には楽になっていいプレーが出続けてくれればと思います。
–山本選手が左サイドハーフで先発したがその意図と評価は?
ここ数試合非常に良い動きをしていて、彼が入ると中に入ってもプレーできるし、相手の嫌なところでボールを受けることもできる。自分たちでボールを保持するというプレーができるし、そのサイドで突破も図れるというところで、今の段階だと11名の中に入ってくると。プレー自体は後半チーム全体で疲れが見えて押し込まれている時、彼のプレーも非常に疲れが見えていた。だから代えようかどうかというところまでいったのですが、最後にまた盛り返すことができたので。そのあたりも今まで甘い部分があった康裕が、少しずつ大人になってきているのかなという感じはします。
–全体が疲れている中3人目の交代をかなり引っ張ったが?
あの流れで誰と交代するかというのもあるし、もちろん向こうは長いボール、ハイボールを入れてくることは分かっているので、そこで(大井)健太郎を入れて対応するという手もありますが、それよりもひとつ前で、横の動きや前後の動きができる(岡田)隆に決めました。ただ、代える時間というのは流れを見ていてそんなに悪くはなかった。押し込まれてというけれども、全体の動きとしたらそんなに崩れてはいないのでどちらかというと時間稼ぎみたいな感じで交代は考えていました。
–疲れている中でも耐えられるタフさが身についてきたということか?
そうですね。ひとつはイ・ガンジンと古賀が非常に集中力が高い。セットプレーでも。今まで弱点だったプレーの時に彼らが出てきてくれることで、チーム全体にも落ち着きが出てくるんじゃないかと思う。また、こういうゲームになると、やっぱり那須の良いところが出てくるので、それに周りがつられて逆に集中力が高まって、守備ができるんじゃないかなと思います。
–非常に厳しい条件の中で、立ち上がりもかなり集中していたがゲームの入り方については?
シーズンの初めは、立ち上がりにポンポンと早い時間帯に失点していたので、それ以降はとにかく立ち上がり10分、15分は特に集中していこうということは言い続けています。それ以降、ゲームの入り方というのは非常に良くなっていると思う。今日も相手のほうが来るかなということは考えていたんですが、そんなに来ないで我々がボールを動かしてゴールを目指すということができたので、普段通りプレーができたんじゃないかなと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
●総評
試合前に必ず選手のストロングなところを映像で見せるのですが、駒野のサイドからというのはインパクトのあるものを揃えて見せたつもりなんですけど、そこでやられてしまうのが我々の現状だと。1試合で2失点という割合だと、うちはなかなか3点はとれませんから今日の倍ですといいゲームはしたものの難しい試合になってしまうでしょうね。
ただ、0-2という状況から、相手は中2日という…しかも移動でしかもデーゲームで連戦という最も過酷な状態でしたが、後半は我々のほうが主導してできた部分はあるのですが、やはり最後のところの精度などはジュビロさんのほうにあったことを認めざるを得ない。
我々はクロスの時に結局スローインになったりゴールキックになったりということが多いですよね。だからといってトレーニングしていないわけではなくてトレーニングしているんですけど。
そうは言っても、我々はこの舞台で、今日も試合の前に「百折不とう」だと言いました。いくら失敗してもまた立ち上がってチャレンジしていく、そういう気持ちでいます。
今日は非常にアウェイにもかかわらず湘南のサポーターにたくさん駆けつけていただいて、開始からノンストップで応援してくれて、ハーフタイムに「我々もノンストップでプレーしよう」という話をしましたが、非常に感謝しています。
こういう成績ですから、見捨てられてもおかしくないのですが、ブーイングもせずに、ブーイングしたいと思いますが、応援してくれているサポーターには本当に感謝しています。
我々もそういういいバックボーンがあるわけですから、下を向かずにやっていきたいという気持ちを強くもっています。
●質疑応答
–先制される前の時間帯に引きすぎたということはあるのか?
いや、中盤の選手とか最終ラインでも、ボールを動かす力は相手のほうがありますし、サイドのエネルギッシュなオーバーラップや1対1の仕掛けというのは、ジュビロのひとつのお家芸なので、どうしてもサイドでルックアップされた状態だと、必然的にラインというのは下がりますよね。センターバックが持っていればラインを上げることができる。でも、サイドバックでルックアップされると、これはもう下がらざるを得ない。それだけの話であって、全体的にはそんなに悪くなかったと思います。
–坂本選手と阿部選手が足を痛めたようだが?
まだ詳しい報告を受けてないのでわからないですが、阿部は多分足がつっただけだと思います。坂本はちょっとわかりません。坂本もここでプロとしてスタートしたわけなので最後までいたかったと思いますけどね。それよりも猪狩が心配で、彼はちょっと長期離脱せざるを得ないと。これで我々の負傷者リストはまた1チーム作れるぐらいになってしまいました。
–ヴァウド選手は先発で使うよりも後半に投入したほうが効果的なのか?
そうですね。今日は向こうも足が止まったので、対応がどんどん悪くなってきましたよね。最初からですとそうした良さはまだ出ないかなというのもありますし。我々は常に競争した中でやっていきたいと思いますから、また来週、明日も練習試合がありますが、そこで見て、彼は今日は非常に自信を持ってプレーして、何かひとつつかんだ部分もあると思いますから、左足はちょっとへなちょこシュートでしたけど、そこも改善できるようにトレーニングでやっていくしかないと思います。