私の母校の平塚農業高校には「平農高新聞」という学校新聞がありました。

高校２年生だった1997年の秋に平農高新聞が平塚市の街や人物などを紹介するコーナーで、ベルマーレを取材することになりました。
私はベルマーレ平塚がJリーグに昇格した年に家族で試合観戦したのをきっかけにベルマーレの応援に行くようになりました。

そのことを部活の顧問の先生が知っており、その先生が新聞委員会の顧問だったことから取材に誘われました。

私の他に新聞委員会から2人、サッカー部から2人が参加したのですが、顧問の先生の車が定員オーバーということで、放課後に1人で高校から当時練習場があった大神まで自転車で追いかけて行ったのを今でもはっきりと覚えています。

取材の日は、高校の授業で育てているシクラメンを持って行き、まずピッチの脇で練習を見学させてもらいました。

その時は中田英寿選手や呂比須ワグナー選手などを間近で見ることができ、練習終了後に小島伸幸選手と写真撮影をさせてもらいました。

その後、クラブハウスでベルマーレに入団して3年目の坂井浩選手に話を聞きました。
取材をするのが坂井選手になったのは四日市中央工業高校（坂選手の先輩です！）の出身で、同じ職業高校だからという理由からでした。

取材の際に質問する内容は事前に新聞委員会のほうで決めていて、サッカーを始めたきっかけや、試合に初めて出場した時の感想、高校生へのメッセージでしたが、なぜかその質問の多くを私がした記憶があります。

あれから20年以上が経ちましたが、あの時に大好きなベルマーレの選手に取材できたことは、とても嬉しく忘れることのない出来事でした。
今でもこの取材の記事が載った新聞は大切に保管しています。