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【ベルせん】旭小学校レポート
選手が平塚市内の小学校で授業を行う「ベルせん」、旭小学校のレポートです。
◆訪問校
平塚市立旭小学校
◆訪問選手
石川俊輝選手、ミキッチ選手(6年1組)/島村毅選手、真田幸太選手(6年2組)/坂圭祐選手、高山薫選手(6年3組)
【6年1組】
6年1組を担当したのは、石川俊輝選手とミキッチ選手。石川選手の進行でスタートし、まずはミキッチ選手のクロアチア語クイズでアイスブレイク。じゃんけん大会をしたのち、質問コーナーに入りました。
我先にと手が上がり様々な質問を受ける中「どうしたらベルマーレの選手のように足が速くなれる?」という質問が。これにはミキッチ選手が「児童の皆さんと同じ位の年の頃に、道を走る自動車を相手にして競争をしていたから」と答え、教室を驚かせていました。
石川選手は自身の生い立ちについて「いわゆる”エリート街道”を進んできたわけではなかった」という過去に触れ「苦しく、辛い時期こそ自分なりにできることを自分ができる最大限の力でやり、そうして壁を乗り越えたときにつく自信」の大切さを伝えていました。ミキッチ選手は、朝早くに家を出て学校に行き、クラブでサッカーの練習をして夜に帰っていた学生時代を振り返り「とてもきつくて苦しかったけど、自分がサッカー選手になるという強い思いのおかげで頑張れた。自分自身に負けず、努力を続ければ、夢は叶う」と熱いメッセージを送っていました。
【6年2組】
6年2組を訪ねたのは島村毅選手と真田幸太選手。アイスブレイクに採用したのは選手2人のあだ名をみんなで考える、というもの。様々な意見が出た結果、「しまちゃん」(島村選手)、「ジャイアン」(真田選手)に決定。ベルマーレクイズを楽しんだ後、真田選手をもっとよく知るための即興「ジャイアンクイズ」で子ども達と交流しました。
授業内では島村選手が「僕はずば抜けたサッカーの才能があったわけではないけれど、あきらめないで続けてきた。なりたい夢があるひとはそれを頑張って続けること。まだ夢がない人は自分の好きなことを見つけること。夢に向かい最後まであきらめなければ必ずかなう」と、夢を持つことの大切さを伝えました。真田選手は「他のだれにも負けない気持ちで頑張ってきた。なりたい夢があるひとは、今もし苦しい状況にあっても諦めないでがんばること」と諦めないことの大切さを伝えていました。
「好きなことを見つける」「努力する」「最後まであきらめない」という3つの言葉を最後に黒板に書きだし、子ども達に心に留めていて欲しいと語りかけました。
【6年3組】
6年3組は高山薫選手と坂圭祐選手が担当。両選手からは好きなこと、一生懸命になれることを見つけてそれに向かって頑張ることの素晴らしさや、もし夢が叶わなくともそれが必ず将来の糧になることを言葉に込めていました。
この両選手に共通点として、高校卒業時にプロにはなれず大学に進学し、就職活動をしながらも決してプロになることをあきらめなかった点があります。それらの経験を伝えながら、努力を継続することの大切さを語り、その姿を児童の皆さんは真剣な眼差しで聴いてくれていました。