馬入日記
2018.10.10
【馬入日記:10月10日】「次のステージに」
準々決勝で残したインパクトにも「もう終わったことです」と、金子大毅選手の表情は緩みません。今日から始まるルヴァンカップ準決勝に向けて「リセットして次のステージに臨んでいきたいです」
9月に行われたセレッソ大阪との2試合で連続ゴールを挙げた金子選手も、しかしそこに至るまでは楽な道のりではありませんでした。「結構難しい時期が続いていた」と、Jリーグ初先発となった7月の鳥栖戦で45分のみのプレーに終わって以降、再び公式戦からは遠ざかる日々。それでも弛まぬ努力を馬入で続け、きっかけを掴みます。
「天皇杯の川崎戦で良い流れをつかめて、そこから考え方が変わってきたと思います。自分の特長を出すために、状況に合わせてどういうプレーをすべきかを感じ取れた。鳥栖戦の後に苦しい時間を過ごしたけれど、今となってはそれが良い時間だったんだと思います」
迎える柏戦、今日は3試合ぶりの出場となります。チームの総力が試される連戦の中、自身の役割はしっかりと理解しています。
「リーグ戦で試合に出られなかった選手こそ良いパフォーマンスを出さないといけないと思いますし、そうしないとチームとしても次のステージには行けない。自分も含めて、みんなでチームの勝利に貢献していきたいです」
「思い切りプレーしたいですね」試合を心待ちにしていた様子が言葉になって表れます。金子選手の胸躍らせるプレーが、決勝を目指すチームに勢いを与えます。