馬入日記

【馬入日記:10月6日】「これからも変えてはいけない」

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今日の鳥栖戦を終えると、石原広教選手は一度チームを離れます。「自分のスタイルを変えずにやってこれたからこそ」約半年ぶりに選出されたU-19日本代表のメンバーとして、向かう先はインドネシアです。

3月に行われたインドネシア遠征に追加招集されて以降、代表からは遠ざかっていた石原選手。「最初はもちろん悔しい気持ちが強かった」その悔しさを晴らすため、馬入で過ごす日々をこれまで以上に大事にしました。

「悔しい気持ちは一度忘れて、自分が成長することと試合に出てチームに貢献するということだけを考えて練習に取り組んでいました。一つひとつのプレーを大事にしてきた結果が今回の選出につながったと思うし、その姿勢はこれからも変えてはいけないと思っています」

自らの意志で描いた成長曲線は、その後確かにチームの力に変わっていきます。第24節のFC東京戦で久々の先発出場を果たすと、そこから3試合連続でスターティングラインナップに。その間に開催されたルヴァンカップでも出場を重ね、石原選手はさらに自信を深めていきます。「試合に出ていなかったら今回も選ばれてはいかなかったと思う」と改めて試合のピッチに立つことの意味を噛み締めながら、練習で力を付け試合へつなげていくそのサイクルの中で、自身をさらなる成長へ導きます。

「試合に出られるかはわからないですけど」鳥栖戦に向けそう語り出し、そして続けます。

「数字に表れるものでも見えない部分でも、チームに貢献してから代表に行く必要があると思う。この試合で新たな自信を掴めたらインドネシアでも絶対に良いプレーができると思うし勢いになる。チームとしても絶対に勝ちたいし、まずは鳥栖戦を気持ちを入れて戦いたいと思います」

湘南でチームに貢献することこそが、自身が代表でも飛躍する礎に。そう信じる石原選手は、鳥栖戦だけを見据えて今日の一戦に向かっていきます。