2025明治安田J1リーグ第4節 vs 横浜F・マリノス
3月1日(土)13:03キックオフ @日産スタジアム
HOME 横浜F・マリノス | 湘南ベルマーレ AWAY |
![]() |
1 | 1 | 前半 | 0 | 1 | ![]() |
0 | 後半 | 1 | ||||
2 > 3 | 勝点 | 9 > 10 | ||||
38分 植中 朝日
|
得点者 |
55分 石井 久継
|
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||||
GK | 19 | 朴 一圭 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 上福元 直人 | 99 | GK | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 27 | 松原 健 | 3 | 2 | キム ミンテ | 47 | DF | |||
DF | 13 | ジェイソン キニョーネス | 0 | 0 | 鈴木 淳之介 | 5 | DF | |||
DF | 39 | 渡邊 泰基 | 0 | 0 | 畑 大雅 | 3 | DF | |||
DF | 2 | 永戸 勝也 | 1 | 0 | 鈴木 雄斗 | 37 | MF | |||
MF | 6 | 渡辺 皓太 | 0 | 0 | 藤井 智也 | 50 | MF | |||
MF | 45 | ジャン クルード | 1 | 0 | 小野瀬 康介 | 7 | MF | |||
MF | 14 | 植中 朝日 | 1 | 1 | 奥野 耕平 | 15 | MF | |||
FW | 17 | 井上 健太 | 0 | 3 | 平岡 大陽 | 13 | MF | |||
FW | 10 | アンデルソン ロペス | 0 | 0 | 鈴木 章斗 | 10 | FW | |||
FW | 7 | エウベル | 0 | 1 | 根本 凌 | 16 | FW | |||
GK | 21 | 飯倉 大樹 | – | SUB | – | 永井 建成 | 21 | GK | ||
DF | 15 | サンディ ウォルシュ | 0 | 0 | 大野 和成 | 8 | DF | |||
DF | 16 | 加藤 蓮 | – | 0 | 大岩 一貴 | 22 | DF | |||
MF | 20 | 天野 純 | 0 | – | 松村 晟怜 | 32 | DF | |||
MF | 25 | 鈴木 冬一 | – | – | 髙橋 直也 | 33 | DF | |||
MF | 28 | 山根 陸 | – | 0 | 茨田 陽生 | 14 | MF | |||
FW | 9 | 遠野 大弥 | 2 | – | 田村 蒼生 | 17 | MF | |||
FW | 11 | ヤン マテウス | 0 | 0 | ルイス フェリッピ | 27 | FW | |||
FW | 23 | 宮市 亮 | – | 1 | 石井 久継 | 77 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
8 | シュート | 8 |
◆16分 37 鈴木 雄斗■
◆52分 50 藤井 智也■ |
|
10 | ゴールキック | 7 | ||
3 | コーナーキック | 6 | ||
14 | 直接フリーキック | 8 | ||
4 | 間接フリーキック | 1 | ||
4 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
---|
選手交代 | ||
◆46分
39 渡邊 泰基 → 15 サンディ ウォルシュ
◆68分
7 エウベル → 9 遠野 大弥
◆88分
14 植中 朝日 → 20 天野 純 17 井上 健太 → 11 ヤン マテウス |
◆46分
16 根本 凌 → 77 石井 久継
◆74分
13 平岡 大陽 → 14 茨田 陽生
◆79分
37 鈴木 雄斗 → 8 大野 和成 7 小野瀬 康介 → 22 大岩 一貴
◆87分
5 鈴木 淳之介 → 27 ルイス フェリッピ |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
25,561人 | 晴、弱風 | 17.4℃ | 33% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
---|---|---|---|
片岡 道夫 | 今村 義朗 | 熊谷 幸剛 | 田中 利幸 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
小屋 幸栄 | 御厨 貴文 | 赤阪 修 | 佐伯 満 |
監督コメント
山口監督 総括
連戦、そして昼の少し暑い中で選手はよくやってくれたと思います。最初の守備の入り方や攻撃のテンポであったりというのは悪くなかったと思います。けれど、懸念していたところからのセットプレーで失点してしまった、というのは自分たちの大きな課題です。後半追いつけて最後まで押し込まれてもやられなかった、というのはひとつ成果としてあったと思うので、勝ちたかったです。
選手は戦ってくれて、理解してくれて、我慢しながらも勝点1を持って帰れるので、ポジティブに捉えたいです。この疲れた中でも選手全員の中で繋がるところもたくさん見られたので、ポジティブに捉えたいなと思うゲームになりました。
監督 質疑応答
石井久継選手のパフォーマンスについて。
一昨日代表活動から帰ってきた中で、よくやってくれた。きつい中でもしっかり結果を残し、タスクをこなしてくれたと思います。ただ、個人でやっているスポーツではないので、さっきも言ったように自分たちが我慢強くできたのはひとつ今年の成長でもあると思います。その中で勝点を持ち帰ることができる、というのは前向きに捉えたいなと思います。
今シーズン、はじめて追いかける展開になったが。
そこから崩れなかったのはひとつ良かったかなと思います。ハーフタイムでは、0-1というよりか、そこの疎かになりそうな部分、できている部分の整理を伝えて、もう1回入ろうと話しました。
慌てる必要はないので、基準を上げていこうという話をしました。あまりネガティブに捉えている選手はいなかったと思います。勝てていないいうところは自分たちの中での反省として持ち帰りたいと思いますし、次に向けて修正していきたいと思います。
鈴木章斗選手がキャプテンになってことによって、何かチームに良い影響が出ているか?
キャプテンではなくても影響を与えてくれていたので、それは皆さんがキャプテンを任されて10番を背負って、去年も10得点という見方の中から生まれてくるものだと思います。常にやってくれていますし、それが表現として上がってきた、と僕自身は思っています。
それは章斗(鈴木)に限らず他の選手もそうですけれど、彼の中でそういう覚悟はもちろんあるとは思います。だからといっていきなり上手くなるわけではないですし、そのやり続けていることが皆さんの目にそのように映り出したのかなと思っています。
周りに対する影響力は元々ある選手なので、章斗に限らずみんながそういうマインドでやってくれている。僕自身はすごく助かっていますし、今年はよりそういうところがストロングな部分になっているので、さらに上げていきたいなと思っています。
終盤、マリノスの圧力に対して後ろを変えた意図は?
押し込まれる時間帯が長くなって、両サイドも含めて疲弊をしてたので、まずはやられないところ、対応するところで、大岩、大野を入れました。
勝ちたいので、どういうところでマイボールにして、それをどう繋いでいくかというのは彼らにも伝えました。バラ(茨田)に入ってもらったのも、ゲームを落ち着かせて、チャンスにはなるとは思っていた。
最後ルイスを入れたのも1発を持っている選手なので、まずやられないことが大事だとあの時は思っていたので。そのタスクは非常にこなしてくれたと思いますし、攻撃で持ち込んだ中で追い越す動きが何度もあったと思います。
非常に頼もしいベテラン勢だと思いますし、欲を言えばもぎ取りたかったですけれど、展開でちょっと落ち着かせてくれたというのは大きな収穫ですし、それが勝点に繋がったところもあるので。
自分は引き分けていいとかは全くなかったですけれど、攻めに行く時と攻めに行かない、守らないといけないバランスというのは、そこはどっちかというと守らないといけないところはありました。
若い2トップだけでなく、小野瀬康介選手や鈴木雄斗選手のようなベテラン選手がチームに与える影響はどのように感じているか。
全員が刺激を与えたり受けたりしながら、現実を見つめながらやってくれている。もちろん思い描いているいいことだけでやりたいのも、選手の気持ちではあると思います。自分のやりたいプレー、例えば点を取りたいとか、こういうプレーをしたいというのは選手として絶対にある。それと、やらないといけないところのバランスがすごくみんないいなと感じています。
その中で最終的に自分のいいところに繋がっていくというのは、自分もやっていて気づかされるところはあります。それが本当にベテランというか、全員がフラットに同じ基準の中で自分を求めている。そこの基準に対して全員が目を揃えて、目線を合わせてやってくれている。それは継続したいですし、上げていきたいです。それが今年の強さだとも思いますし、個人に頼るチームでもないので。全体でそういう風にやっていく、切磋琢磨しながらやっていけるというのは、継続していける、お互いの存在があると思います。
浦和戦が終わって、首位で迎えた今日の試合。選手やチームの雰囲気で何か感じたことはあるか。
ないです。周りは分からないですけれど、僕はその日できるものはなんだろう、と常にやっている。もしかしたらそういう記事が多くなったり、メディアの方々が取り上げてくれたり、もちろんファン・サポーターの方が喜んでくれたりというところはあると思う。それが影響したかというと、多分全くなかった数日だったように思います。より、それを続けたい、勝ちたいというところが見えたこの2日間でもあった気がします。今勝つことの欲、それがいい意味で変化してきているのかなというのは僕自身感じています。それを徹底しないとできない、というのも口酸っぱく言ってるので。それを続けるだけかなと思いますし、選手からも全くそういうのは感じなかったです。
今日、マリノスがいつもよりラインが低かったと思う。その中で山口監督が用意してきたものと違った、それとも、試合中に何か変化を持たせたところはあったのか。
もちろんこの3試合をやらせていただく中で、自分たちが攻撃ですごくいいところも出していけていた。反対にどうなのかなと考えた時に、もちろん守備から入ってというのは想定していました。その中でも、どうこじ開けるかというのは、技術やタイミング的なミスで今日は崩せなかったシーンはあったと思います。
けれど、僕が見ている中で僕が求めているものであったり、全員が共有するものは、高さはあまり関係なかったのかなと思います。あそこをこじ開けるというのは、相当回数と質を伴わないといけないと思う。
ただし、シュートが少なかったという意味で言うと、前半はアクションも少なかったです。動かすのが目的にはなっていないと思うんですけれど、引き出し方の動きが足りなかったな、と自分自身も反省しています。そこをまず求めているところもあるので、前半はその我慢比べと、自分たちがどこからどこまでそのリスクをして、アクションするかというところだった。
マリノスさんがというか、そこはしっかり選手は見れていたのかなと思っています。その中での変化というのはハーフタイムでも伝えたり、そのアクションを起こす回数を増やすことは伝えました。うまくいったかどうかは分からないですけれど、僕の中では反応してくれたところもある。相手のボランチの選手のケアは素晴らしかったと思います。センターバックもタイトに来ていたので、難しさがある中でもやろうとはしてくれていた。僕的にはこれを続けるしかないのかなと思っています。
選手コメント
FW77石井 久継
(試合を振り返って)
疲れが溜まっていたなかで勝点1を取れたことはチームとして最低限の結果だと思います。
(自身の得点シーンを振り返って)
(平岡)大陽くんがうまく抜け出して、シュートコースもこぼれが出るようなシュートだったので、大陽くんやほかの選手に感謝したい1点です。
(前半をどのように見ていたか?)
セットプレーの失点は精神的に堪えますが、このまま2失点、3失点しなければ必ず自分たちにチャンスが来るんじゃないかなとイメージしていました。
(自分が入ったらどのようにプレーしようとイメージしていたか?)
自信を持ってアジアカップから帰ってきたので、自分のプレーを出せればいいなと思っていましたし、より攻撃的にプレーしたいと思っていました。
(自分に出番が来ると思っていたか?)
ベンチを見たなかでFWは2人でしたし、どこで出るにしてもやることは変わらない。帰ってきたばかりといっても、去年、一昨年と智さん(山口監督)やチームメイトとは長くやってきているので不安な気持ちはなかったです。自信を持って試合に臨めたと思います。
(次節FC東京戦に向けて)
いままではマリノスに向かっていたので、またFC東京の試合も見つつ、いろいろ考えていければと思います。
DF3畑 大雅
(今季初めて先制されたが、前半は難しさがあったか?)
難しさというより、今シーズンが始まって、中2日の試合をしたことがなくて、けっこう動けない感覚がありました。たぶんチームとしても、いつもなら出て行っているところで出て行けなくて相手ボールになってしまうとか、ポジションを早く取れないとか。でも強いチームはそういう日程でやっているし、そこに対して動きが少しずつ遅かったかなと思います。自分たちのやりたいことは明確だったし、通用すると思っていたので、そういうところは反省点です。
(それでも1失点に抑えて追いついた。粘り強さも付いてきているのでは?)
初めて先に失点しても焦った感じはなかったし、きついのは相手も一緒。僕らが上位に行くために、こういう試合を絶対勝たなきゃいけないんだぞ、という話をハーフタイムにみんなでして。そういうなかで後半の立ち上がりにスッと1点決められたのはよかったですけど、勝てそうなゲームだったので、勝ちに持っていきたかったと思っています。
(ハーフタイムの話は自然発生的に生まれているのか?)
そうですね。本気で上を目指せる集団になるためにはこういう試合ってすごく大事だと思うし、きつくても勝ち切らなければいけない。今日はそういういい教訓になったと思っています。
(石井久継選手も中国から帰ってきて中2日でゴールを決めたが?)
素晴らしいと思います。ツグは帰ってきて次の日(昨日)に普通に練習していて、きついっすよと言っていたんですけど、でもひと踏ん張りしてくれた。(平岡)大陽もそうだったし、そういうみんなのちょっとずつの頑張りで、ああやって結果を引き寄せられるので、そういうところは引き続き意識していきたいなと思っています。
FW10鈴木 章斗
(試合を振り返って)
自分たちが準備してきたものがあったんですけど、前半は出せている部分と少し物足りない部分があったかなと思います。
(今日は根本凌選手と2トップを組んだが、攻撃で意識したことは?)
ネモくんの特徴を活かすプレーをしたいなと思っていたんですけど、なかなか引き出せなかったのは自分の課題だと思います。FWとしてやることは誰が出ても変わらないですけど、そのぶん今日は相方の特徴を活かすことを意識してプレーしていました。
(中2日で疲労もあったと思うが?)
ないことはなかったですけど、相手も同じ状況だったので、自分のなかでは前半のはじめからもっとできたんじゃないかなと悔しさが残る試合でした。
MF50藤井 智也
(今シーズン初めて先制されたが、前半は難しさがあったか?)
いつも通りの流れでやれていたんですけど、ちょっと相手が後ろに重たいなと思いました。いつもより食い付いてこなかったので、どうしようかと考えながら、(小野瀬)康介くんのポケットのところを使いながらと思っていたんですけど。そこに相手のボランチのケアが早いことも分かっていたので、もう1個なかに刺すボールを入れたかった。でも思ったより相手が低く重たかった結果、ゴール前にひとがいたので、コンビネーションをやるにはスペースがなかった。そこでもう少し個人でゴールに向かってもよかったですし、あれを徹底してもよかったかなと。悪くはなかったですけど、もう少しやれることもあったかなと思います。
(次に向けての課題は?)
これから、僕らがスペースに入れ替わりながらというプレーを増やしてきているのを相手が分かっているなかで、相手が重くなってスペースがないところをどう崩すか。相手が引いてきたときの崩し方は課題だと思います。それはコンビネーションだけでなく個人の質になってくると思うので、全員でやっていかなければいけない。また、きついなかで守備ももう少し本来なら行けた気もしますし、そこはチームとしてのところかなと思います。
(流れではゴールを許さず、セットプレーの1失点にとどめたが?)
でも逆にセットプレーでやられるほうがショックが大きいというか、ガクッと体に来る気はする。セットプレーの失点がなければ勝っていたわけなので、普通にはやられないと考えればセットプレーのところはもっと突き詰めなければといけないなと思います。
(中2日の厳しさはあったか?)
日程はお互い様なので、みんなもっと行けたと思いますし、勝たなければいけない試合だったと思います。
MF13平岡 大陽
(得点シーンは素晴らしい動き出しだったが?)
斜めのランは開幕3試合ずっとやっていたんですけど、今日はひと呼吸置いてみようと思って、相手のスライドに対してちょっと遅れながら入って行った。相手のスライドと同じように自分も動いたら掴まるかなと思ったので、全体を見ながら、ちょっと俯瞰して見るような感じで、そこからスタートする、アクションを起こすところがうまく実ったかなと思います。
(今日は比較的早い交代だったと思うが?)
やはりきつかったですし、3試合90分ずっと出ている選手はすごいなと思います。でも走るのは自分の特徴でもあるので、あの強度を連戦でも90分もたせられるところを目指していきたいと思います。
(チームとして過去3試合に比べるとシュートが少なかったが?)
マリノス相手には苦戦を強いられる印象が強くて、それに比べたら今日はうまく自分たちのやりたいことを表現できたかなと思います。チームとしては少なくても、僕はたぶん3本ぐらい打った。前節は1本も打てていないので、その意味ではゴールに近づけたかなと思います。でも最後のクオリティのところ、ツグ(石井久継)が決めましたけど、自分で決め切るとかこだわるべきところはたくさんあるので、そういうところは課題かなと思います。