2025明治安田J1リーグ第3節 vs 浦和レッズ
2月26日(水)19:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚
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2 | 1 | 前半 | 0 | 1 | ![]() |
1 | 後半 | 1 | ||||
6 > 9 | 勝点 | 2 > 2 | ||||
26分 福田 翔生
49分 鈴木 章斗 |
得点者 |
62分 チアゴ サンタナ
|
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||||
GK | 99 | 上福元 直人 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 西川 周作 | 1 | GK | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 47 | キム ミンテ | 1 | 0 | 関根 貴大 | 14 | DF | |||
DF | 5 | 鈴木 淳之介 | 1 | 0 | ダニーロ ボザ | 3 | DF | |||
DF | 3 | 畑 大雅 | 0 | 1 | マリウス ホイブラーテン | 5 | DF | |||
MF | 37 | 鈴木 雄斗 | 1 | 0 | 長沼 洋一 | 88 | DF | |||
MF | 50 | 藤井 智也 | 1 | 0 | サミュエル グスタフソン | 11 | MF | |||
MF | 7 | 小野瀬 康介 | 2 | 1 | 安居 海渡 | 25 | MF | |||
MF | 15 | 奥野 耕平 | 0 | 0 | 金子 拓郎 | 77 | MF | |||
MF | 13 | 平岡 大陽 | 0 | 0 | 松本 泰志 | 6 | MF | |||
FW | 10 | 鈴木 章斗 | 1 | 0 | マテウス サヴィオ | 8 | MF | |||
FW | 19 | 福田 翔生 | 4 | 1 | チアゴ サンタナ | 12 | FW | |||
GK | 21 | 永井 建成 | – | SUB | – | 牲川 歩見 | 16 | GK | ||
DF | 8 | 大野 和成 | 0 | – | 石原 広教 | 4 | DF | |||
DF | 22 | 大岩 一貴 | – | – | 井上 黎生人 | 35 | DF | |||
DF | 32 | 松村 晟怜 | – | 1 | 原口 元気 | 9 | MF | |||
DF | 33 | 髙橋 直也 | 0 | 0 | 中島 翔哉 | 10 | MF | |||
MF | 17 | 田村 蒼生 | 0 | – | 大久保 智明 | 21 | MF | |||
FW | 11 | ルキアン | 0 | 0 | 松尾 佑介 | 24 | MF | |||
FW | 16 | 根本 凌 | – | 0 | 長倉 幹樹 | 20 | FW | |||
FW | 27 | ルイス フェリッピ | – | 0 | 前田 直輝 | 30 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
11 | シュート | 4 | ||
8 | ゴールキック | 6 | ||
10 | コーナーキック | 4 | ||
4 | 直接フリーキック | 8 | ||
0 | 間接フリーキック | 2 | ||
0 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆46分
19 福田 翔生 → 11 ルキアン
◆72分
7 小野瀬 康介 → 33 髙橋 直也 13 平岡 大陽 → 17 田村 蒼生
◆81分
10 鈴木 章斗 → 8 大野 和成 |
◆46分
11 サミュエル グスタフソン → 9 原口 元気
◆74分
77 金子 拓郎 → 24 松尾 佑介 12 チアゴ サンタナ → 20 長倉 幹樹
◆81分
6 松本 泰志 → 10 中島 翔哉 8 マテウス サヴィオ → 30 前田 直輝 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
11,351人 | 晴、弱風 | 10.8℃ | 31% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
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境田 雅章 | 大橋 侑祐 | 道山 悟至 | 日比野 真 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
川俣 秀 | 山本 雄大 | 大坪 博和 | 亀井 信也 |
監督コメント
山口監督 総括
平日のナイターで、本当にたくさんの方に来ていただいて、背中を押してくれました。前半は自分たちが思うサッカーができたと思いますし、しっかり相手を見ながら判断をして全員が繋がった、そんな前半でした。得点のところも素晴らしい展開、動かしの中で生まれたゴールだったので、見ていて単純に客観的にすごいなと思いました。
欲を言えば追加点を取りたかったんですけれど、守備もしっかり自分たちで用意してきたものを出してくれました。自分たちがやるべきことをしっかり徹底できたからこそ、勝てたゲームなのかなと思いました。
後半、点を取られて押し込まれるのは起こりうることですし、それを守り切るスタンスの中では共有でもありました。もう少し選手交代のところで助けてあげられればよかったんですけれど、サブもメンバー外も含めて、チームが用意してきたものが今年は形になっている。それが毎試合出せている、今日もそういうゲームになりました。
山口監督 質疑応答
前半、エンドを入れ替える選択をしたが、何か理由があったのか?
それは選手の判断でやっています。開幕戦もそうでしたけれど、後半で背中に味方のサポーターを置きたいとか、今日は浦和さんなのでそういう意図があってのチェンジだと思います。特に僕が指示して、ということではなくて、章斗(鈴木)を中心に選手が決めていることだと思います。
最後は押し込まれるシーンもあったが、守り切ろうとして逆に浦和が楽になった。かえって湘南が苦しくなってしまったのでは?
メンバーも含めて、どういう守り方が適しているのかな、というところが正直あります。もちろん、ハイプレイスでいける、引っかけるのが理想ですけれど、90分通して難しいところも正直あります。ポジション適正や今いる選手のいいところを出すためには、というところもあるので。
もちろん、苦しい時間をどう跳ね返すかというのを、形はあまり変えたくなかったんですけれど、メッセージとして守りながらということで、今年は取り組んでいるところでもあります。押し込まれても我慢する、というのはできるんじゃないかというメッセージとして、自分は送ったつもりでした。選手はそれに対してすごく応えてくれたかなと思います。
理想を言えば、プレスをかけ続けて、相手の嫌なことをやるのが理想です。けれど、サッカーなので90分通して完璧、というのはなかなか難しいです。今できることは、全員が準備をしてやってくれていると思いますし、形を変えてもきちんと理解してやってくれている。そういったところが、今の自分たちの強みでもあるので、あまりそこは気にせずというか。もちろん同じ形で跳ね返すような、もっと良い型を自分は考えますけれど、色々なパターンを持ちながら、というところで言うと、全員が共通認識を持ってくれた守り方だったと思います。
クラブ史上はじめての開幕3連勝。これまで誰も成しえなかった記録を作ったことに対して。
とくに何もないです。僕はその時いないですし、これまでの湘南に関わり続けている人たちは、そういう感慨深い思いがあると思います。もちろんすごいことだと思いますし、誇らしいことでもあります。単純に嬉しいですけれど、それを目標としているわけではないので。
これから先、まだ35試合ある中で、1試合でも多く勝ちたいという思いがある。そのために、今日の試合にみんな懸けていたところが良かったと思います。3連勝というよりも、それを出し切ってくれたところに誇りを持てます。これからそのようなゲームを過ごすと思うので、嬉しいですけれどあまり何もないです。おめでとうございます、と言いたいです。
昨年までとほとんどメンバーが同じだが、ここまで見ていて魅了するサッカーができているのは、これまでの積み上げか?
僕も感動します。勝つことによって自信になっているのは間違いないです。今年のキャンプからひとつ整理をして、毎年そうですけれど、それを開幕戦を勝利という形で終えられた、というのはすごくあると思います。点を取るところに関して言うと、徐々に積み上げて良くなってきた部分が自負としてある。
それを僕が一番難しいと思っているのは、それを繋げることであって、選手が各々やりたいことがあって、やれるであろうプレーがあって。見えているものもあると思うんですけれど、それを繋げた時に自分たちの知らない間に、優位性を使えるようになってきたのは大きなポイントだと思います。
その関係性が築き上げた中でできてきているのは、毎年そうですけれど、そこの判断は攻守においてすごく良くなってきたなと思います。
追加点がもう少し欲しいと思うが、前半が良い内容だった時に、ハーフタイムでどのようにチームを持っていくかが難しいのでは?
難しいというか、自分の中でやるべきことの徹底をしている。それが勝っていても負けていても、やれている、やれていない中で、その基準はどうなのかとみんなに問いかけをしながら。もちろん、それで足りなかったら要求しますし、良かったらそれを継続する、より良くしようということを伝えています。
今日に関して言うと、やるべきことをしっかり徹底してきたからいいよね、と。ただ、半分で1-0とか関係ない。後半の入りから注意をしながら、同じことをできるかどうかというのは試されてるよ、という話はしました。ゲームだからというより、常に練習で求めていることを強調して。相手や自分たちのやり方は伝えますけれど、根底にあるところの強調、基準の伝え方をするようにしています。
客観的に「見ていてすごい」とあったが、監督が与えているタスクややってほしいと思っていることを、選手たちが上回っているのか?
上回ったというか、共通認識の中で自分が導く、一緒に築き上げているものが自分も繋がる中で、共有として関係性を作れている。そういったところは単純にすごいなと思います。もちろん自分も関わらせてもらって、色々なヒントを与えて、というのはあるんですけれど。やっているのは僕じゃないので、頼もしく見えたり、そういう共通のものを作るのって大事だなと客観的に思ったり。相手を見て判断することってすごく大事だなと思って見ていたり。
自分が思い描いているというか、自分が考えている指導指針の中での繋がりを、選手もすごく理解して相手を見ることができ出したな、という意味ですごいなと思います。
他人事とかそういうことではなくて、相手を見ながらというのは、逆に相手も警戒してきてくれているということも理解しながら。その優位性を、攻守において良いポジションが繋がってきたな、という意味ですごいなと思いました。
5シーズン目になるが、そういう感想はこれまでにもあったか?
そういうものは(選手に)伝えています。でも、例えばその試合で勝ったから良いとか、負けたからダメとか、そういうことではなくて、その数を多くしたいです。常日頃の練習もそういうものを求めているので。
でも、大事なのは公式戦で相手に対してできるかどうか、ということを伝えているので、特別に今に始まったことでもないです。自分も一緒に築き上げられてありがたいという思いも正直あります。単純にすごいな、という言葉しかないです。
選手コメント
FW19福田 翔生
(自身の得点シーンを振り返って)
(鈴木)雄斗くんがいいボールをくれたので決められてよかったです。
(この3試合、鋭く裏に抜けるシーンが出ていると思うが?)
もちろん背後は狙っていますし、そのなかで落ちて受けることも意識しているので、そのどちらともできているのが大きいかなと思います。
(開幕3連勝、チームの状況をどう捉えているか?)
去年の積み上げがあって、それが今年に繋がっている。なおかつ、みんなが1試合1試合、球際や一つひとつの細かいところをこだわってやっている。
それを徹底すれば湘南は強いと思っているので、いまピッチの上でみんなが体現していることで結果に繋がっていると思います。
(強度の部分で負けない気持ちは、みんなのなかにあるか?)
あると思います。智さん(山口監督)も組織力はJリーグナンバーワンとも言っていたので、そういう積み上げはみんなが頑張ってくれているおかげかなと思います。
FW10鈴木 章斗
(自身の得点シーンを振り返って)
前半からいいボールが来ていたので、これは決めないといけないなというか。ほんとにいいボールが来ていたので、自分の感覚を信じて走ってうまく当てられたので、よかったかなと思います。
(先制の場面も惜しかったが)
そうですね、自分で決められると思ったので決めたかったですけど。でも逆に(福田)翔生くんが決めてくれたので、自分も決めてやろうと思えたのでよかったかなと思います。
(前半はほぼ主導権を握っていたが?)
前半は相手になにもやらせていなかったですし、練習でやってきたことも出せていました。それが違ったとしても、自分たちで中で対応できている。全員迷いがないので、それが繋がっているのかなと思います。
(自身がうまくボールを受けられている理由は?)
それは翔生くんとの2トップの関係性でもありますし、僕たちは追い込む守備をやっている。センターバックからしても出てくるところは分かりやすいと思いますし、そのぶん僕たちの攻撃はいろんなパターンがある。そこで相手も付きにくいのかなと思っています。
DF47キム ミンテ
(前半ほぼ主導権を握れた理由は?)
いつもやっていることをただやっていて、いまはみんなが相手を見ながらサッカーできるので、シンプルにみんなが成長したと思います。個の力も以前と比べたら相当上がっていますし、自信も付いています。
智さん(山口監督)がやってきたことをみんながしっかり出している。自分の個性やエゴを出すというより、チームとしてやるべきことをみんながしっかりやってくれている。みんなが繋がっているし、それが理由ですかね。
(流れのなかでの失点は初めてだったが)
何点取ろうが、僕が生きていくにはそこがいちばん大事なところなんですけど。2‐1になったら苦しくなったので申し訳ないと思いますし、前田直輝選手とか仕掛ける選手がサイドに入ってきて、そこで時間をつくられた。
あの時間帯はちょっとバタバタしていて、ボールが収まらないところもありました。たくさん声はかけていましたし、僕もいいタイミングでカバーも行けてました。でも僕が出たぶんチアゴサンタナ選手がフリーになっていたので、そこはもっとチェックして。誰がというよりは、しっかりみんなに声をかけてやっていかなければいけないと思っています。
(5‐4‐1にして10分余り、最後の時間はどうだったか?)
守備ははっきりしました。早めに5‐4‐1になったので、これは俺に懸かっているなと思っていました。しっかり守り切れてよかったなと思っています。
(押し込まれたが、なかは落ち着いていた?)
そうですね、みんなに超怒っているので(笑)ピリッとさせようとしていましたし、そういうところで反骨心じゃないですけど。みんな出してくれているので、そのぶんボールにしっかり行けてますし、いまは全員しっかりしているので任せられます。
(意識して怒っている?)
そうですね、流れとか雰囲気をなるべく読みながらやろうとしています。そういう部分で周りへの声かけだったり、ボールを落ち着かせることとかゴールキックのやり方とか、(鈴木)雄斗と話しながらやっている。
今はいい結果に繋がっているんですけど、これからもっと難しい状況になったときに、もっと頼りになる存在になれるように頑張っていきたいと思っています。