2025明治安田J1リーグ第1節 vs 鹿島アントラーズ
2月15日(土)15:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 鹿島アントラーズ AWAY |
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1 | 0 | 前半 | 0 | 0 | ![]() |
1 | 後半 | 0 | ||||
0 > 3 | 勝点 | 0 > 0 | ||||
64分 福田 翔生
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得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||||
GK | 99 | 上福元 直人 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 早川 友基 | 1 | GK | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 47 | キム ミンテ | 0 | 2 | 小池 龍太 | 25 | DF | |||
DF | 5 | 鈴木 淳之介 | 0 | 0 | 植田 直通 | 55 | DF | |||
DF | 3 | 畑 大雅 | 0 | 1 | 関川 郁万 | 5 | DF | |||
MF | 37 | 鈴木 雄斗 | 1 | 1 | 安西 幸輝 | 2 | DF | |||
MF | 50 | 藤井 智也 | 1 | 0 | 知念 慶 | 13 | MF | |||
MF | 7 | 小野瀬 康介 | 1 | 0 | 柴崎 岳 | 10 | MF | |||
MF | 15 | 奥野 耕平 | 0 | 0 | 荒木 遼太郎 | 71 | MF | |||
MF | 13 | 平岡 大陽 | 2 | 1 | 師岡 柊生 | 19 | MF | |||
FW | 19 | 福田 翔生 | 5 | 1 | レオ セアラ | 9 | FW | |||
FW | 10 | 鈴木 章斗 | 3 | 1 | 鈴木 優磨 | 40 | FW | |||
GK | 21 | 永井 建成 | – | SUB | – | 梶川 裕嗣 | 29 | GK | ||
DF | 8 | 大野 和成 | – | – | キム テヒョン | 3 | DF | |||
DF | 22 | 大岩 一貴 | – | – | 津久井 佳祐 | 23 | DF | |||
DF | 32 | 松村 晟怜 | – | 0 | 濃野 公人 | 22 | DF | |||
DF | 33 | 髙橋 直也 | 0 | 0 | 樋口 雄太 | 14 | MF | |||
MF | 14 | 茨田 陽生 | 0 | 0 | 松村 優太 | 27 | MF | |||
MF | 17 | 田村 蒼生 | 0 | – | 溝口 修平 | 28 | MF | |||
FW | 11 | ルキアン | 0 | 0 | 田川 亨介 | 11 | FW | |||
FW | 16 | 根本 凌 | – | 0 | 徳田 誉 | 34 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆58分 13 平岡 大陽■
|
13 | シュート | 7 |
◆80分 25 小池 龍太■
◆83分 22 濃野 公人■ |
5 | ゴールキック | 11 | ||
9 | コーナーキック | 10 | ||
8 | 直接フリーキック | 14 | ||
1 | 間接フリーキック | 4 | ||
1 | オフサイド | 4 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆78分
7 小野瀬 康介 → 14 茨田 陽生 ◆88分
19 福田 翔生 → 11 ルキアン ◆90+5分
13 平岡 大陽 → 33 髙橋 直也 10 鈴木 章斗 → 17 田村 蒼生 |
◆66分
71 荒木 遼太郎 → 22 濃野 公人 19 師岡 柊生 → 27 松村 優太 ◆73分
9 レオ セアラ → 11 田川 亨介 40 鈴木 優磨 → 34 徳田 誉 ◆79分
13 知念 慶 → 14 樋口 雄太 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
13,025人 | 晴、中風 | 12.3℃ | 44% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
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福島 隆志 | 上田 益也 | 三原 純 | 植田 文平 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
赤阪 修 | 榎本 一慶 | 田尻 智計 | 岩崎 洋 |
監督コメント
山口監督 総括
非常に素晴らしい雰囲気を作ってもらった開幕戦で、たくさんのパワーをもらった中でスタートを切れました。どちらに転ぶか分からないゲームで、拮抗したゲームになりました。
前半は硬さもあって、相手のストロングであるセットプレーもたくさんあったと思うんですけれど、選手がしっかり理解をして凌ぐというところに対して、我慢強くやってくれたのかなと思います。
攻撃の面でもチャンスが数回あったと思うので、そういうところを決めきれればなとは思った前半でした。
後半はどっちが先に点を取るかな、というゲームだったと思います。両方にチャンスがあって、鹿島さんもセットプレー含めてあったと思うので、凌ぎながらその1発を、と思っていました。選手がそれも理解しながらもぎ取ってくれた1点だったと思います。
最後に関しても、攻められていても我慢強く守れたと思います。キャンプからやってきたことがひとつ実を結んだ瞬間でもあったので、非常に嬉しい勝利になりました。この雰囲気を作ってくださった皆さんに対して、ひとつ良いものを見せれたのかなと思います。
あとは、今日で広報の遠藤さちえさんが退職されるので、その思いもみんな持ってやったので、素晴らしい形で終われたなと、そんなゲームになりました。
山口監督 質疑応答
立ち上がりに少し攻撃を受けてしまった印象があったが、現時点で原因はどのように捉えているか?
もちろん開幕戦なので、相手の厚みというところもあったと思います。自分たちが少し堅くなったというのは否めないですし、開幕戦じゃなくても多分こういうゲームはあと30数試合やっていく中であると思います。そこに対してはあまり気にしていないです。
それを我慢強く、辛抱強くというところはよくやってくれたと思いますし、それが最後勝ちに繋がったと思う。そういう部分を評価したいのと、もちろん最初からイケイケドンドンでいければいいですけれど、そういうわけにはいかないので。まだ90分トータルで相手の時間帯を凌ぎながら、自分たちの時間帯でしっかりボールを動かして、という場面もたくさん見られたと思います。ですので、開幕戦にしては良かったんじゃないかなと思っています。
昨年まで田中聡選手が務めていたが、奥野選手をアンカーで起用するうえで調整した部分はあるか?
もう田中(聡選手)はいないので、田中がどうのこうのというのは僕の中にはないです。今年いるメンバーをどう表現させるかというところにフォーカスしている。耕平(奥野選手)には耕平の良さがありますし、耕平と田中を比べているわけでもないです。去年の自分のチームと今年の自分のチームを比べているわけでもないので、そこは勘違いしてほしくないなと思います。
やり方を変えたというよりかは、それぞれの良さをどう引き出すのかというのは常に考えていることです。耕平のところだけでなく、他のポジション、智也(藤井選手)や大雅(畑選手)の活かし方、後ろや前の活かし方というのは考えてやっているので。あまり去年のことを引き出しに出してもらいたくないというのも本音です。その人が持っている良さで選んでいるということをまず理解してもらいたいです。
耕平に関しては、もちろん攻撃よりも守備のところでハードワークできる選手なので、そういうところでのタスクはあったと思います。その中でもチャレンジしているところを含めて、開幕戦ですけれど、鹿島さんに対してチャレンジの部分はもちろんありました。けれど、周りとの引き合いの中で、考えた部分があります。
もちろん守備の仕方の整理はしましたけれど、今後もそうやって人をどう活かしていくのか。自分たちのストロングをどう作っていくのか、というのは引き続きやらないといけないことだと自分自身は思っています。
今日の奥野選手のプレーはどうだったか?
よかったですよ。細かいことで言えば、なんでそこで失われるんだとか、なんでそこで奪えないのか、というのはありますが、もちろんそれはどんな選手にもあることなので、そこはあまり気にしないです。
トータルで、貢献度はすごく高かったと思いますし、彼のこのパワーというのは良かったと思います。それは耕平だけではなくて、試合に絡んでいる全員がそういうパワーを出してくれたと思います。
鹿島に鬼木監督が就任し、今回対戦するにあたってどのような対策をしたか。
正直、本当に難しかったです。鬼木さんが鹿島でどういうサッカーをやられているのか、というのは情報の中で限られたものがあります。練習試合もあまり見られない中で、去年の戦い方と鬼木さんの考え方、あとは鹿島の選手のことを考えながら想定して。
ただ、その想定するのも毎回そうですけれど、100%それでくるわけではないので、傾向は伝えます。それに対する攻守を、自分たちがどれだけ用意できるかだと思っています。もちろん鹿島さんの具体的なところは言えないですけれど。良さとウィークなところは突きたい、という思いと、それが日頃自分たちが求め合っているものの中で、どこで引き出しを出せるのかというのは、選手と共有して作っているつもりです。なので、そこは上手くいくいかないではなくて、それを選手がしっかり理解してプレーをしているかどうかという観点から言うと、今日はすごく良かったんじゃないかなと思います。
それを続けていくことは難しいですけれど、やらないといけないことなのかなと思いますし、その中で相手が警戒してくると思う。そこを上回らないといけないというのは本当に大きな自分たちの課題だと思うので、どちらかというと自分たちのフォーカスの方が比重としては若干多かった感じで準備してきました。
昨年まで勝負弱さが出てしまう部分もあったが、今日の勝利についてはどう感じているか。
勝負強いかどうかで言うと、まだ1試合なのでなんとも言えないです。けれど、今年のテーマとしては、その部分をキャンプ前から選手には共有して、こういうゲームを自分たちのほうに持ってくる。そういうものを目標にしながら、タフさをつけたり、その中で最大値を上げることを言葉で要求しているので、ひとつ体現できたのは素晴らしいことだと思います。
鹿島さんの強さかどうか、自分たちは分からないですけれど、自分たちがそうやってもぎ取る。自分たちから行動してアクションを起こしてもぎ取る、というところに関して言うと、今日の試合は良かったと思う。こういう試合を多くやりたいし、それが結果に繋げる唯一の方法だと思うので、タフさが必要ですけれど、チャレンジしていきたいなと思っています。
キャプテンに就任した鈴木章斗選手には、試合前にどんな言葉を掛けたのか、また期待していることはあるか?
かけた言葉は特にないです。全員に対して自分たちを信じてやろう、ということは伝えました。章斗だけでなく、自分が選手に求めているのは、自分ができることを最大限やろうということ。なので、鹿島さんに対して分析をする中での比重はありますけれど、その中じゃないところの部分でできることは必ずやる、というのはやっているので。
章斗に関しては、そこが本当に良くなってきたと思うので、それを体現してくれた今日のゲームだったと思います。それに周りも引っ張られたと思うので、それはうちの良さでもあると思います。そこは引っ張ってもらうというか、体現しながら、周りもそれに反応して負けずとやってくれるので、良さとしてやっていきたいなと思っています。
総括でも触れていた遠藤さちえさんの退職に当たって、5年間一緒にやってきた思い出など
僕が監督になって、苦労も変化も、一番感じてもらえた人なので。それを発信してくれたり、広めてくれたり、信じてくれたり、自分も励まされたりしました。残念ですけれど、それを背負って僕たちは前に進んでいかないといけないと思います。
今までの湘南があったのは、間違いなくそういう人たちのおかげだと思うので。個人的にかける言葉としては、次も頑張ってくださいだと思いますし、僕たちはここでそれを表現して、見せて、見てもらえるように頑張るしかない。そういうものを信じてもらいたいですし、感謝の一言しかないです。
選手コメント
FW19福田 翔生
(成果が思い切り出せた試合だったか?)
めちゃくちゃ出せたと思います。ほんとにみんなチームとしてまとまってこのプレシーズン頑張ってきたので、その成果がすごく出た試合だったと思います。
(成果を出せた理由は?)
日頃から選手みんなが誰ひとりサボらずやっているから僕たち11人が戦えていますし、出ている選手だけじゃなくてベンチにいる選手もスタンドから見ている選手のぶんも僕たちがやらないといけないので、ほんとにみんなで積み上げたものだと思います。
(初戦勝利の喜びについて)
うれしいですね。開幕戦はチームの方向性を示せると思うので、すごく大事な一戦だったのでうれしいです。
(1点目を第1節で取れたことについて)
去年2ケタ取れたことがすごくいま自信になっているし、1年を通して成長できたので、成長を実感できていると思います。
(守備も素晴らしかったが)
それも自分の持ち味なので、ベースにやっていきたいと思います。
(ゴールの場面について)
(奥野)耕平からいいパスが来たので、シュートの選択肢もありましたしドリブルの選択肢も持つなかで、いいゴールができたと思います。
DF47キム ミンテ
(ゲームを振り返って)
しっかり準備してきましたし、キャンプが相当きつかったので、しっかり勝ててよかったと思います。
(相手は古巣の鹿島だったが)
正直そんなに特別な気持ちはなかったですし、開幕戦だったので試合勘だったり向こうは経験のある選手もいるので吞み込まれないように周りに声をかけていました。
(無失点、守備の手応えは?)
ポジショニングは全員が素晴らしかったと思いますし、(鈴木)章斗とか翔生とか前線からの守備をしっかりやってくれたぶん後ろもゼロで抑えなければいけなかったので。セットプレー以外はそんなに危ないシーンはなかったんじゃないかなと思っています。
(立ち上がり少し押し込まれたが)
鹿島は強度もありますしクオリティもあるので、そういう時間帯は必ずあると思っていたので、逆に体力がある前半でそれがあってよかったですけど、次からは入りからしっかりできるようにしていかなければいけないなと思っています。
MF15奥野 耕平
(勝利について)
ホッとしています。たぶん僕のポジションは去年ずっと(田中)聡が中心に出ていて注目もされていたと思います。
正直プレッシャーもあったんですけど、自分のプレーはともかく、まず勝つことが大事かなと思っていたので、それができてよかったです。
(開幕スタメンは初めてだったが)
そうですね、たぶんG大阪U-23でもたぶんなかったかなと思うので、すっごく緊張しました。
(守備の特長が発揮されていたが)
たぶんそこで起用してもらっているところもありますし、そこは自分の基準としてまずは絶対出さないといけないところだと思っているので、出せてよかったと思います。
後半は自分のリズムでボールも触れていたし、智さん(山口監督)の狙いもしっかり把握したうえで攻撃もスムーズにできていたかなと思います。
(狙いとは?)
ワンタッチを見ておくように言われているところはありますし、淳(鈴木淳之介)や(鈴木)雄斗くんのよさを引き出すとかはうまくやれていたかなと思います。
MF50藤井 智也
(古巣の鹿島に勝利したが)
うれしいです。すごく成長させてもらった場所と思っているので、かなり謙虚な気持ちで臨んだつもりでした。けど、すごい迫力だったので、怯んでいたらダメだなと思って強く行ってファウルになってしまう場面も多かったので、師岡(柊生)に申し訳ないなという気持ちです。
けど、本当に開幕で鹿島とやれることはすごく光栄なことだなと今日感じた。やっぱりあの迫力のあるチームと開幕でやれたら、次やるときにしっかりと基準ができてサッカーができると思ったので、開幕の相手としてはいちばんいい相手だったのかなと思います。
(1-0で勝てた手応えは?)
キャンプでたくさんの時間を使ってみんなで守備の練習をしっかりしましたし、僕的にはこれだけ練習して失点するってどういうときなのかなとキャンプのときに思っていた。
今日も、個人でもチームでもすごく意識を持って守備をしていたので、セットプレーとかのアンラッキーはあるかもしれないとは思いましたけど、それもなく、今日は全員が集中したことがすべてでした。
DF5鈴木 淳之介
(ゲームを振り返って)
我慢比べでしたけど、悪くない内容で最終的に勝てたことは、去年だったら失点していてもおかしくないような試合だったと思うので、いい試合だったと思います。
(最もよかった点は?)
みんなが我慢強くやれていたので、そこは去年に比べてよかったなと思います。
(後ろから繋ぐときも落ち着いてさばいていた印象だが)
鹿島のやり方がはっきりしていたので自分のやることもはっきりしていたし、そこはうまくやれたと思います。
(アンカーの奥野選手との連係について)
とくに意識はしてないですけど、みんながうまく繋がってやれたのでよかったと思います。
(自分のプレーを振り返って)
可もなく不可もなくという、勝てたのでよかったなと思います。
(相手以上にチャンスをつくっていたと思うが)
前の選手が走ってコンビネーションよく相手の怖いところまでボールを運べていたと思うので、後ろから見ていても頼もしかったですし、うまく後ろも守れたのでよかったなと思います。