MATCH試合結果

2025明治安田J1リーグ第12節 vs FC町田ゼルビア

4月25日(金)19:03キックオフ @町田GIONスタジアム

HOME FC町田ゼルビア 湘南ベルマーレ AWAY
FC町田ゼルビア 0 0 前半 0 1 湘南ベルマーレ
0 後半 1
17 > 17 勝点 14 > 17
得点者
90+3分 池田 昌生
選手 シュート シュート 選手
GK 1 谷 晃生 0 STARTING
LINEUP
0 上福元 直人 99 GK
DF 5 ドレシェヴィッチ 0 0 舘 幸希 4 DF
DF 50 岡村 大八 0 0 大野 和成 8 DF
DF 3 昌子 源 0 1 鈴木 淳之介 5 DF
MF 6 望月 ヘンリー海輝 1 0 畑 大雅 3 DF
MF 8 仙頭 啓矢 1 0 鈴木 雄斗 37 MF
MF 18 下田 北斗 0 0 小野瀬 康介 7 MF
MF 19 中山 雄太 1 1 奥野 耕平 15 MF
FW 10 ナ サンホ 3 0 奥埜 博亮 25 MF
FW 7 相馬 勇紀 2 0 小田 裕太郎 9 FW
FW 15 ミッチェル デューク 1 0 根本 凌 16 FW
GK 13 守田 達弥 SUB 真田 幸太 31 GK
DF 26 林 幸多郎 大岩 一貴 22 DF
MF 23 白崎 凌兵 キム ミンテ 47 DF
MF 16 前 寛之 0 0 茨田 陽生 14 MF
MF 99 髙橋 大悟 1 池田 昌生 18 MF
FW 22 沼田 駿也 0 藤井 智也 50 MF
FW 9 藤尾 翔太 0 0 鈴木 章斗 10 FW
FW 49 桑山 侃士 0 2 福田 翔生 19 FW
FW 90 オ セフン 0 石井 久継 77 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆86分 3 昌子 源
◆89分 7 相馬 勇紀
9 シュート 5
◆8分 5 鈴木 淳之介
7 ゴールキック 12
4 コーナーキック 1
7 直接フリーキック 9
4 間接フリーキック 1
4 オフサイド 1
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆90+3分
18 池田 昌生
中央 10 → 19 → 18 右足S
選手交代
◆77分
10 ナ サンホ → 9 藤尾 翔太
15 ミッチェル デューク → 49 桑山 侃士
◆87分
8 仙頭 啓矢 → 16 前 寛之
◆90分
7 相馬 勇紀 → 90 オ セフン
◆66分
4 舘 幸希 → 50 藤井 智也
7 小野瀬 康介 → 19 福田 翔生
16 根本 凌 → 10 鈴木 章斗
◆81分
15 奥野 耕平 → 14 茨田 陽生
◆87分
9 小田 裕太郎 → 18 池田 昌生
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
7,683人 曇、無風 18.9℃ 87% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
石橋 智之 中村 太 日比野 真 塩津 祐介
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
先立 圭吾 榎本 一慶 長谷川 雅 河合 純一

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

金曜日のナイターにも関わらずたくさんの方が来てくれていたので、なんとか勝ちに繋げたいゲームでした。お互い連敗中ということもあって、相手も同じような気持ちと、相手からするとホームなのでそこを受けないような入りをしたいと思い、選手と準備をしてきた。けれど、やはり前半はなかなかうまくいかなかった部分が多かった。ただ、その中でも我慢強く守り切るところや、やろうとしてくれるところに対してはすごくポジティブな要素はあります。後半は立て直して最終的には勝ちに繋げられたゲームになったので、ひとつポジティブに進めるかなと思います。なかなか難しい相手で、長いボールの対応に苦しんだところはあるんですけれど、みんながそこをしっかりお互いの距離感を保ちながら意識してくれたので、何より結果に繋がってポジティブな要素を次にまた繋げていきたい、そんなゲームになりました。

山口監督 質疑応答

無失点に抑えることができたが。

もちろん相手のミスに助けられたところは否めないです。自分たちのボールの失い方であったり、リズムの崩し方は、自分たちが招いたところでもある反面、最後のちょっとした寄せの意識などそういうところは今日はあったのかなと思います。GKを中心にゴールを守るというところに対しては、今年取り組んでいる部分でもありますし、相手のミスに助けられた部分は否めないですけれど、そういう前半だったと思います。

課題としては、攻撃のところで長いボールの蹴り合いになってしまうと分が悪いというのはわかっていたので。そこをなんとか下で、プラス上でというところで言うと、もっともっと自信を持って優位性を使ってほしかったですし、見てほしかったです。多分もっとできると思うので、そこはチャレンジの勇気と、1回ミスした時の修正というか考え方がまだまだだというのは前半すごくありました。

ただ根本(凌選手)を中心に収めるところをターゲットとして、その周りの距離感でとか、全体のオーガナイズ的なところはそんなに自分の中ではおかしなこともなかった。それやりきるところ、それをもっともっと自信を持ってというか、うまくいかないじゃなくて、やろうとするマインドをつけないといけないというのは前半は特にあったと思います。

相手のミスに助けられましたけれど、0-0で終えて後半の1点に繋がったと思うので、課題と成果のあるゲームだったと思います。それは勝ったからとか負けたからとかじゃなく、しっかり向き合わないといけない内容のゲームだったと思います。

これまで途中出場が多かった小田選手と根本選手をスタメンで起用した意図と評価は?

狙いについてはまだ試合もあるので詳しくは言えないんですけれど。ひとつは根本に対してターゲットでボールを収められるサイズ感がある選手なので、そういうところのスペースの使い方で起用しました。
裕太郎(小田選手)に関しても、背負ってプレーができる選手ですし機動力のある選手なので。できるだけ根本の近く、プラス背後への動きというところで前には強い。町田さん相手にそういうところも含め、下で勝負するときに裏と懐という組み合わせで最初はスタートしました。

うまくいったかどうかよりも、よくやってくれたと思いますし、それぞれのタスクはしっかりこなしてくれたと思います。その中でもまだまだ課題もありますし、使ってよかったなと正直思います。これでまた競争もできるので、チーム全体でそういうのは活性化させていきたいと思っています。

後半3回あった交代の狙いは?

0‐0でどこかで勝負をしたいというのがありました。最初の3枚で言うと、センターバックの所でちょっと舘(幸希選手)が焦っていたところもあったので、それまでよくやってくれたと思います。けれど、本人の中でなかなかそこがポジティブにならなかったのは見られたところもあったし、相手にも狙われているところもあったと思う。ネガティブな交代ではないですし、その中で勝負をしに行きたかったという狙いで3枚切りました。

前の翔生(福田選手)、章斗(鈴木選手)に関しては、先頭とシャドーと2トップでも関係性はいいので、ゲームプランとしてはどこかで一緒に入れたいなというのはありました。バラ(茨田陽生選手)に関しては、中盤で少し相手も落ちてきて耕平のところで疲労も含めて、単調になってしまったので、ゲームを落ち着かせるという意味で入れました。

最後、昌生(池田選手)に関しては、裕太郎が攣ったのもありますし、右のシャドー、右サイドボランチのところで背後も取れますし、シュート力もあるので。本当はもうちょっと早く行きたかったんですけれど、舘のところがあったので最後になってしまいました。けれど、結果そういう選手が点を取ってくれてすごく嬉しいですし、それは準備が良かったからだと思います。そこまで作り上げた選手だと思うので、さっきも選手に伝えましたけれど、本当に全員で勝ち取れたゲームだと思います。

選手コメント

MF18池田 昌生
池田 昌生

(福田翔生選手からパスが来た瞬間の想いは?)
スローモーションではないけど時間があったので、自分のなかで選択肢がいろいろありました。なので、まずはふかさないことと、(谷)晃生がニアを消してきているのが見えていたし、ファーにカバーに入ってきた選手も見えていたから、コースがないなと思いながら打ちました。

(ゴールが決まった瞬間の気持ちは?)
興奮しましたね。

(試合後に涙も見えたが?)
先月末に亡くなった祖母に対するものでした。ゴールを決めて頭にパッと浮かんだのがお祖母ちゃんのことだったので、感極まってしまった部分もありました。自分は小さい頃からお祖母ちゃん子で、サッカーも幼稚園の送り迎えも夜ごはんもずっと見てもらっていて、こうやってサッカー選手になれたのもほんとにお祖母ちゃんの支えがあったからだと思っているので、お祖母ちゃんにいい報告ができたかなと思います。

FW16根本 凌
根本 凌

(どのように試合に臨んだか?)
町田が蹴ってくることは分析も含めてありました。また町田も連敗していましたし、すごい勢いで来るんだろうなという想定をしていたなかで、自分は岡村(大八)選手や昌子(源)選手とマッチアップする機会が多いと思っていたので、そこで起点になって(小野瀬)康介くんや(小田)裕太郎にいい状態でボールを届けられたらと思っていた。ゲームにはいい感覚で入れました。前半はなかなかチャンスがなかったですけど、後半は(畑)大雅のクロスに入る場面などもあったので、そういう少ないチャンスを決め切りたいなと終わってみて思います。

(前回先発した横浜FM戦よりも自分のプレーを表現できたのでは?)
マリノス戦はなかなか難しいところもあったなかで、今回スタートから出ることになり、少し不安もありましたが、それ以上にやるべきことがハッキリしていたので、試合の入りもよかったですし、払拭できたと感じています。

(3試合ぶりの勝利、チームとしても大きいのでは?)
途中から出た(池田)昌生も、(福田)翔生も(鈴木)章斗も、いい準備をしていたからああいう展開から得点に繋がったと思います。前半難しい展開のなかでこじ開けるところは、自分としてはまだまだ課題かなと思います。

GK99上福元 直人
上福元 直人

(前半町田の圧は感じていたか?)
相手を見ながら自分たちの動かし方もうまく判断できればよかったですけど、そこの決断の部分で自分たちで難しくしてしまったシーンも何度かありました。でも、そういうなかでも自分たちが愚直にやり続けて得点を与えなければ、結果に繋がるんだとあらためて感じましたし、これまではあまり出ていなかったカズ(大野和成)だったりが身体を張ってくれたおかげで執着心を持って最後の最後粘り強く守ることができた。自分たちの原点であり生命線を再確認できた試合になったと思うので、完璧な試合ではなかったかもしれないですけど、勝って次に繋げられることがポジティブだと思います。

(FC東京戦以来の無失点ゲームとなったが?)
試合のなかでのキワをもう1回思い出してやっていこうという働きかけもスタッフからありましたし、そういったまだまだ自分たちに足りない部分をしっかりと再確認して臨み、今日は出せたと思う。ただ、難しい時間をどう減らしていくか、簡単なことではないですけど、そういう局面を多くつくらないようにするためには、もっともっと努力しなければいけないと思う。勝って学べることをポジティブに次に繋げて、積み上げていく努力をまたしていきたいと思っています。

DF3畑 大雅
畑 大雅

(前半は危ないシーンもあったが?)
ヒヤヒヤしたシーンはありましたけど、耐えられたことがよかったと思います。後半は、町田はロングボールがより増えて間延びして、うちが拾える回数が増えてきた。そうなると僕も前でスペースがあって勝負できる。カミくん(上福元直人)を中心に前半すごく粘ってくれたと思うし、ネモくん(根本凌)をはじめ前線の選手もすごく効いていたと思う。粘りが効いたと思います。

(今日の勝利は内容も含めて次に繋がるのでは?)
そうですね、勝ちにできたことはすごく大きいと思うし、チームとして自信になる。ほんとにみんなの頑張りで勝つことができました。

DF8大野 和成
大野 和成

(町田に対してどのようなことを意識して臨んだか?)
高さのある選手が多いので、競り勝てればいちばんいいですけど、ゴールを遠ざけるという意味で、僕のなかでは極力コンパクトにしてラインを高く保とうと思っていました。
カミにも試合前に「ラインを高く上げるから裏のカバーを頼む」と伝えていて、その通り前に出てきてくれたので、安心してラインを上げられました。

(前半2,3回ヒヤッとしたシーンがあったが?)
前半はうまくいかない時間帯が多くて押し込まれましたけど、この苦しい時間を乗り切って前半失点0で折り返せればと思ったので、ある意味僕は割り切って守りに徹しようと思っていました。

(自身は今季リーグ戦初先発だったが、どのような気持ちで臨んだか?)
出るからには勝たないと評価されないと思いますし、結果だけにこだわってプレーしていました。勝ってよかったです。

(無失点も大きいのでは?)
失点0で終われば負けることはないし、前半のきつい時間帯で我慢できたのでよかったと思います。

(池田選手がゴールしたときの心境は?)
きつくて喜びに行けなかった。相手もそこからロングボールが増えて押し込んでくると思ったので、喜びに行くのを我慢して自分のラインアップに体力を残しておこうかなと思いました。