2024明治安田J1リーグ第38節 vs ヴィッセル神戸
12月8日(日)14:03キックオフ @ノエビアスタジアム神戸
HOME ヴィッセル神戸 | 湘南ベルマーレ AWAY |
3 | 2 | 前半 | 0 | 0 | ||
1 | 後半 | 0 | ||||
69 > 72 | 勝点 | 45 > 45 | ||||
26分 宮代 大聖
43分 武藤 嘉紀 70分 扇原 貴宏 |
得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 前川 黛也 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 上福元 直人 | 99 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 24 | 酒井 高徳 | 0 | 0 | 大岩 一貴 | 22 | DF | |
DF | 4 | 山川 哲史 | 0 | 0 | キム ミンテ | 47 | DF | |
DF | 3 | マテウス トゥーレル | 1 | 0 | 畑 大雅 | 3 | DF | |
DF | 15 | 本多 勇喜 | 0 | 0 | 鈴木 雄斗 | 37 | MF | |
MF | 6 | 扇原 貴宏 | 2 | 0 | 池田 昌生 | 18 | MF | |
MF | 11 | 武藤 嘉紀 | 4 | 0 | 田中 聡 | 5 | MF | |
MF | 7 | 井手口 陽介 | 2 | 1 | 鈴木 淳之介 | 30 | MF | |
MF | 23 | 広瀬 陸斗 | 0 | 0 | 平岡 大陽 | 13 | MF | |
FW | 9 | 宮代 大聖 | 1 | 1 | 福田 翔生 | 19 | FW | |
FW | 10 | 大迫 勇也 | 3 | 0 | 鈴木 章斗 | 29 | FW | |
GK | 21 | 新井 章太 | – | SUB | – | 馬渡 洋樹 | 21 | GK |
DF | 19 | 初瀬 亮 | – | 0 | 岡本 拓也 | 6 | DF | |
DF | 81 | 菊池 流帆 | – | – | 大野 和成 | 8 | DF | |
MF | 14 | 汰木 康也 | 0 | 0 | 阿部 浩之 | 7 | MF | |
MF | 18 | 井出 遥也 | – | 0 | 茨田 陽生 | 14 | MF | |
MF | 96 | 山口 蛍 | 0 | 0 | 根本 凌 | 16 | FW | |
FW | 22 | 佐々木 大樹 | 1 | 1 | ルイス フェリッピ | 27 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
14 | シュート | 3 |
◆88分 5 田中 聡■
|
|
4 | ゴールキック | 8 | ||
7 | コーナーキック | 1 | ||
12 | 直接フリーキック | 5 | ||
0 | 間接フリーキック | 4 | ||
0 | オフサイド | 4 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
|
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選手交代 | ||
◆30分
23 広瀬 陸斗 → 22 佐々木 大樹
◆83分
9 宮代 大聖 → 14 汰木 康也
◆87分
7 井手口 陽介 → 96 山口 蛍 |
◆46分
22 大岩 一貴 → 6 岡本 拓也 13 平岡 大陽 → 7 阿部 浩之
◆60分
18 池田 昌生 → 27 ルイス フェリッピ
◆75分
37 鈴木 雄斗 → 14 茨田 陽生
◆87分
29 鈴木 章斗 → 16 根本 凌 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
27,444人 | 晴、弱風 | 10.5℃ | 40% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
---|---|---|---|
福島 隆志 | 荒木 友輔 | 五十嵐 泰之 | 坂本 晋悟 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
田中 玲匡 | 小屋 幸栄 | 赤阪 修 | 村上 伸也 |
監督コメント
山口監督 総括
よくやってくれたと思います。それに尽きます。
なかなか難しい戦いでしたけれど、神戸さんの圧や球際であったり、インテンシティにはまだまだだな、と痛感させられるゲームになりました。
神戸の皆さんには本当におめでとうございますと伝えたいですし、選手に対してもよくやってくれた、それしかないです。
山口監督 質疑応答
良い戦いの中で粘り強く戦っていたが、どういったところがポイントになったか。
単純に失点のところだと思います。個になってしまいますけれど、チャレンジとカバー、それを一番警戒しているのに、クロスの対応の距離感だったりが足りなかったなと思います。
それを含めて自分の責任だと思いますし、そういうところは失点に出やすいのかなと思います。攻撃でもっとチャレンジしたかったんですけれど、相手の圧もあってなかなか上手くいかなかったというのはあります。けれど、トータル本当によくやってくれた、というのは変わりないです。
過去3シーズンに比べて違った手応えはあったのではないか。
優勝するような個のインテンシティがあるチームに対して、どれだけ戦えるかというのは今日の大きなテーマでした。もちろん上積みはあるし、胸を張った一年にしたいと思います。
ただ、まだまだだなというのは痛感させられました。それは選手も同じで、その悔しさやこうこういう経験をしたい、という思いがあると思う。間違いなく年々積み重なっているものはあると思います。
ですが、選手が代わっていく現状もあるし、来年どうなるか分からないですけれど、繋がりの中でも良いゲームもできることが多くなったので、チームとしては選手も成長していると思います。
今シーズンは今日で終わりなので、胸を張りたいなと思うのはそういうところから。選手にも伝えましたけれど、悔しさもあるので継続してやっていこうという話はしました。
神戸のインテンシティの強さを実感し、来季以降に繋げていく部分はあったか。
本当にそれに尽きると思います。神戸さんはそういうところがずば抜けてるというか。尚且つ得点を取るところもシンプルですけれど、堅実性というか、そういうところはすごいなと改めて思いました。
それを想定しての今日だったんですけれど、自分たちがチャレンジするところもあまり出せなかった観点から言うと、まだまだこの本物に近づいていく必要があると思います。また、毎日の積み重ねだとも思うので、選手もそういうものを肌で感じたというか。意識はあると思うので、身につけてほしいなと思います。
選手コメント
DF47キム ミンテ
若い選手もベテランの選手たちも、切り替えや球際でしっかり戦えていたので、絶対それが次に繋がると信じています。
(神戸の強みが多く出ていたが、湘南も良いシーンがあったのでは?)
自分たちがやってきたことをしっかり出したかったですし、それを出そうとしているところはチーム全員が素晴らしかったと思います。相手が蹴ってくるから引いて守る、ということもあるんですけれど、しっかり立ち向かって戦えたことは、今後若い選手たちには必ず繋がると信じています。
勝ってその成功体験をさせてあげたかったんですけれど、それができなかったのが残念だと思っています。
(大迫選手や武藤選手とマッチアップして感じたことは?)
素晴らしいクオリティを持っていました。でも今シーズン、3点差を付けられたのは初めてで、確かにクオリティはあると思います。けれど、個人的には今日マッチアップして、来年はこのちょっとした差をどうにか埋められると思いました。
その後はチーム全体でどうやっていくかとか、キャプテンとして、後ろの選手としてしっかり周りに伝えて、来年はあの場に立てられたらなと思っています。
(神戸のようなインテンシティのあるチームに対して、ハードワークのような湘南の良さを発揮するために必要なことは?)
シンプルにスタミナや球際のところもあるんですけれど、相手は経験豊富な選手がたくさんいた。割り切るところとか、攻撃でも守備でもゴール前のクオリティはすごく高かった。
簡単じゃないですけれど、しっかり準備して、来年は必ず神戸にやられないように。どのチームにも、簡単にクオリティで負けたと口にしたくないので、しっかり今から準備していきたいなと思っています。
MF7阿部 浩之
(前半を見て、どのように後半入ろうと思ったか?)
自分たちが少しバタバタしているな、うちらしくないなと感じていました。ディフェンス面はそんなに悪くなかったと思いますけれど、攻撃のところで縦に急いでいる感じがしました。
相手の勢いもすごかったですけれど、来てくれるんだったら逆に来させたらいいと思っていました。自分が入ったら、自分なりにわざとペースダウンをして、相手を少し走らせようかなと考えていました。
(優勝が懸かっていた神戸の強さは感じたか?)
強かったと思います。みんながやることを徹底していたと思うし、前の選手は2桁得点者が3人いる。それは優勝するんじゃないかなと思います。
チャンスの数も多いですし、前に勢いがある分チャンスも多くできる、ボールも転がってくる。それが神戸の強さだったと思います。後ろも無駄なことはせず、その中で質も高いと思いますし、良いチームだったと思います。今日やっていて久しぶりに楽しかったです。
(湘南の良いところ、課題点は何だと思うか)
簡単に言えば、今日のようにうちは何も懸かっていない試合なのにバタバタするようなゲーム運びをしてしまう。それが、優勝争いをしていたり、決勝戦となると、多分もっとバタつくと思います。
そういうところ経験値というのは、まだまだ必要かなと思います。そのためにも、リーグ戦だったら夏までに上位5位くらいには入っておかないと、優勝争いには入っていけない。
だから、総合的な強さももちろん必要ですけれど、一発勝負の強さも必要だと思います。全てのところでまだまだ経験値が足りないかなと思います。
良いところはいっぱいあります。リーグ戦で見れば、半分ぐらいは良い試合ができるようになってきた。前半が悪くても後半で立て直すこともできてきたし、前半で良い試合もできるようになってきた。
それを1試合通して、どれだけ長く良いゲームができるか。プラス、シーズン38試合の中の何割が良いゲームができるか、というところに、次のステップがあるんじゃないかなと思います。
(強いチームは連敗しない、と言っていたが、そういったところが課題になっているか)
強いチームはそもそも負けると思っていないというか、悪くて引き分けと思っていると思います。それが、言っているだけじゃなくて、心底思えるようにならないと、強くはならないかなと思います。
悪く言えば、勝ちの喜びが大きすぎる。勝って当たり前、勝ってほっとするぐらいの感覚になれば、もっと上に行けるかなと思います。
(湘南での2年半を振り返って)
楽しかったし、自分なりにいっぱい刺激をもらえましたし、学ぶことも多かった、充実した2年半でした。これからの人生、サッカーだけでなくいろんなことに繋げていけたらと思います。
MF37鈴木 雄斗
(試合を振り返って)
力の差はあったので、こういう試合展開になるだろう、という想像をはるかに上回られた感じはあります。
前回対戦した時よりも、自分たちのホームだったというのもあるかもしれませんが、全てがパワーアップしていた感じがしました。認めざるを得ないですが、タイトルが懸かっていなくても、これぐらいやってくるんだろうな、というチームだと思います。
(そういうチームとのゲームで何を学べるか?)
こういう雰囲気とか、僕に関しては別に目の前で優勝されるのはどうでもいいんですけれど。ただ自分たちが負けて、それで優勝されるのはすごく嫌だなと思っていたので、一番最悪な結果になってしまったかなと思います。
でも、終盤にマリノスや神戸の強さを感じて、僕自身は交代した瞬間に、本当にこのままじゃダメだなと感じました。だから、それだけでも個人的には十分な収穫ですし、みんなも絶対感じているはずです。
締めの最後にミンテ(キム選手)が、来年は絶対に逆の立場でこの舞台に帰ってこよう、と泣きながら言っていました。そういう悔しさを忘れないようにしないといけない。走ったり戦ったり、今まで積み上げてきたものが通用しなかった、これだけやられてしまった。
それを味わった選手たちが、練習に取り組む姿勢や強度、勝つためにどうする、というひとつの基準みたいなものが見えたと思います。各々やり方はあると思いますが、自分たちがそこに行くためには練習以外に何をしないといけないのか、感じたかなと思います。それをまた来年に繋げるために、良いシーズンオフを送りたいと思います。
(どんな1年だったか)
湘南に呼んでもらって本当に良かったなと思っています。個人的に言えば、色々な新しいものにも出会えた。それは、新しい人とも出会えたし、いろんな人がいて、いろんな考え方があって、いろんなプレーをする人がいて。そして、智さん(山口監督)のいろんな戦術があったりして、サッカー選手としての引き出しみたいなものが、僕だけじゃなくみんな確実に増えたと思います。学ぶこともたくさんありましたし、もっともっとやれると思う、そんな一年だったかなと思います。
GK99上福元 直人
(立ち上がりから粘り強く戦えていたが?)
相手のストロングだったり、そういった部分が多々出る中で、もちろん自分たちもその対策や気持ちの部分でも、簡単にやらせないという強い意識を持って臨んだつもりでした。
ただ、なんとしてもゴールをこじ開けるんだ、逆に絶対にゴールを割らせない、という意識の部分の差みたいなものが少し出たのかなと思います。
自分たちも全力は尽くしたものの、それがまだ足りない、本当にちょっとした意識の差だと思います。けれど、そういった部分が大きな結果として現れたゲームだったと思います。
ちょっとした部分かもしれないですけれど、毎日の積み重ね、意識の部分の差みたいなもので、優勝するチームと、まだまだそこに行けないところで、学びがあった試合だったと思います。
すごく悔しい気持ちですけれど、そこから学んで、さらに自分たちが強くなっていく、試合が終わった瞬間からみんなそういった発言をしていた。良い経験として、糧にしてさらにこの試合を通して成長した部分を、来年の1試合目から出せるよう、これから取り組んでいきたいです。
(上福元選手にとってはどんな一年だったか?)
チームの移籍という大きな出来事、1年で2つのチームでプレーするのはプロ2年目くらいの時にありましたが、完全移籍での経験は今年が初めてでした。
自分にとってはすごく貴重な1年間になりました。まだこの年齢でも成長できるということをすごく感じた1年でしたし、今日のような経験もそうですが、1日1日すごく良い取り組みができたと思っています。
ただ、優勝するチームとの差はもっともっと埋めて、上回っていかないといけないと考えると、努力が必要になると感じた1年でした。それを2つのチームで感じることができたので、まずは両チームに感謝したいですし、その感謝の気持ちを、自分の成長に繋げたいです。
来年、もっとたくましい姿でスタートできるよう、1年間継続して向上できるような姿勢で取り組んでいきたいと思います。