2024明治安田J1リーグ第36節 vs 北海道コンサドーレ札幌
11月9日(土)14:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 北海道コンサドーレ札幌 AWAY |
1 | 0 | 前半 | 0 | 1 | ||
1 | 後半 | 1 | ||||
44 > 45 | 勝点 | 33 > 34 | ||||
50分 田中 聡
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得点者 |
59分 駒井 善成
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選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 99 | 上福元 直人 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 菅野 孝憲 | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 22 | 大岩 一貴 | 1 | 1 | 馬場 晴也 | 88 | DF | |
DF | 47 | キム ミンテ | 0 | 0 | 岡村 大八 | 50 | DF | |
DF | 32 | 松村 晟怜 | 0 | 0 | 大﨑 玲央 | 25 | DF | |
DF | 3 | 畑 大雅 | 0 | 1 | パク ミンギュ | 3 | DF | |
MF | 37 | 鈴木 雄斗 | 0 | 0 | 近藤 友喜 | 33 | MF | |
MF | 88 | 小野瀬 康介 | 1 | 0 | 荒野 拓馬 | 27 | MF | |
MF | 5 | 田中 聡 | 1 | 1 | 菅 大輝 | 4 | MF | |
MF | 13 | 平岡 大陽 | 2 | 2 | 駒井 善成 | 14 | MF | |
FW | 19 | 福田 翔生 | 4 | 6 | 青木 亮太 | 11 | FW | |
FW | 29 | 鈴木 章斗 | 2 | 2 | 鈴木 武蔵 | 7 | FW | |
GK | 1 | ソン ボムグン | – | SUB | – | 児玉 潤 | 17 | GK |
DF | 8 | 大野 和成 | – | 0 | 中村 桐耶 | 6 | DF | |
MF | 7 | 阿部 浩之 | 0 | 0 | 宮澤 裕樹 | 10 | MF | |
MF | 14 | 茨田 陽生 | – | 2 | 浅野 雄也 | 18 | MF | |
MF | 15 | 奥野 耕平 | – | – | 田中 宏武 | 30 | MF | |
FW | 11 | ルキアン | 1 | 2 | キム ゴンヒ | 13 | FW | |
FW | 27 | ルイス フェリッピ | 0 | 0 | 白井 陽斗 | 71 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆84分 19 福田 翔生■
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12 | シュート | 17 |
◆27分 50 岡村 大八■
◆86分 10 宮澤 裕樹■
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9 | ゴールキック | 4 | ||
5 | コーナーキック | 5 | ||
13 | 直接フリーキック | 13 | ||
1 | 間接フリーキック | 3 | ||
1 | オフサイド | 3 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆67分
88 小野瀬 康介 → 11 ルキアン
◆82分
13 平岡 大陽 → 7阿部 浩之 29 鈴木 章斗 → 27 ルイス フェリッピ |
◆62分
27 荒野 拓馬 → 18 浅野 雄也
◆71分
3 パク ミンギュ → 13 キム ゴンヒ
◆82分
25 大﨑 玲央 → 10 宮澤 裕樹 33 近藤 友喜 → 71 白井 陽斗 4 菅 大輝 → 6 中村 桐耶 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
12,600人 | 晴、中風 | 19.0°C | 31% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
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藤本 貢壽 | 谷本 涼 | 淺田 武士 | 岩﨑 創一 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
川崎 秋仁 | 清水 勇人 | 井上 知大 | 岩崎 洋 |
監督コメント
山口監督 総括
久しぶりのホームで、やってきたものを出そうと入りました。もちろん札幌さんや自分たちの状況がある中で、そういう部分ではないところで勝負をできるように準備をしてきました。
それはすごく表現してくれたと思いますし、もちろん最後のほうは相手の圧に付き合ったというか、押されてビビってしまったところもあったと思います。けれど、最低限引き分けで終わった、そんなゲームになりました。
ですが、やっぱり勝ちたいゲームでしたし、勝つために足りなかったところがあると言わざるを得ないゲームでした。それが自分たちの今の力だと思いますし、もう1回この後押しがあるホームで、次マリノスさんとできるので、そこに向けてもう1回やらなければいけない。そういうものを感じるゲームでした。
後半、特に相手が長いボールが多くなって、それを拾われてというところもあった。
自分たちも同じように奪ったボールを長いボールで、単発になってしまったことが1つ大きなポイントだったと思います。もう1回相手を見て選択できるように、もちろん選手のタイプはあると思うんですけれど、そこをやっていければ、ということを感じたゲームでした。
山口監督 質疑応答
今日も畑選手が得点に絡んだが、今シーズンウイングバックが得点に絡むシーンが増えていることについて。
中と外で言うと、どのチームもそうだと思うんですけれど、外のしのぎ合いや中と外の使い方で起点をどこで作るか、というところもあると思います。けれど、サイドの選手に対してチームとして共有しているのは、そこでしっかりボールを引き出すことで、逆にゴールに向かっていく、というのは今まで以上に求めています。
もちろん基礎はあると思いますけれど、そこの意識はすごく高くなってきたのと、チームとしての共有がついてきたのかなと思います。惜しいシーンもありましたし、逆サイドもそうですけれど、チーム全体として共有できているのが一番の要因だと思います。
町野選手や大橋選手が抜けてもFWが活躍している。福田選手の活躍はどう評価しているか。
今日はゴールしていないので、惜しかったなというだけです。それも一人でやっているわけではないので、章斗(鈴木選手)や翔生(福田選手)、ルキ(ルキアン選手)にしても、チーム全体としてゴールに対する意識は高くなってきたからこそだと思います。
まだまだ取れると思いますし、こうやって皆さんが取り上げてくれることが多くなると思いますが満足せずやってほしい。今まで町野(修斗選手)や大橋(祐紀選手)がそういう形で関わったのはもう関係ないことなので、地に足を付けてやってもらいたいです。
チームとしてそれを求めていきたいですし、 チームとして勝てるように、その一人の選手として全員がフォーカスしていけるように自分はやっていくだけです。なので、続けてほしいなと思います。
フォワードの選手が背後に抜けて、そこにボールをつける狙いがあったと思うが、得点を増やすためにどういった工夫が必要だと思うか。
背後と手前の使い分けはすごく良くなってきている部分。今日は相手がマンツーマン気味に来るチームだったので、そこのスペースは全体で共有していました。それは非常にカミ(上福元選手)も含めて全体が意識してくれたと思います。実際そういうシーンもあったと思います。
90分通しては、特に後半はそれ一遍となってしまったり、前半はボールを奪って、同サイドで人が多いところに突っ込んで失ったりしていた。なので、そこで揺さぶったり、相手の背中を取りに行く動かし方というのは、まだまだ覚えないといけないと思います。
個の守り方をするので縦につけられるシーンも多かった。見えて、つけられはしますけれど、特に左サイドの前半はその次が繋がらないシーンがあったので、そういうところはひとつ勉強をしないといけないなと思いました。
ただ、ゴールへ向かう最優先が相手の背後、というところは共有できているので、続けながらそういうものをもっと選択できるように。チームとしてもっと相手が嫌がることをさせる、というのは大事なことかと思います。
状況的に相手のほうが必死さがあったのかと思うが、そこを押し返すために大事にしていた部分は?
多分先入観でそう見えるだけで、こちらが必死じゃなかったわけではないと思います。そこは特に気にしてないですけれど、やっぱり相手は長いボールも含めてシンプルに高い選手も入れてきて、というところがあった。
さっきも言ったように、それを拾われたり、蓋をしに行けなかったり、マイボールになった時に同じように早く失ってしまったり、そういうシーンがあった。もちろんその圧で負けた、相手もやる気があると見れる部分もあると思うんですけれど。そういうものは抜きにして、しっかり選んでいかないといけないと思います。
先に1点取れたので、ゲームコントロールのところは本当に課題というか、まだまだ足りないところが出たなと思っています。
後半、得点が入るところまで良い流れで攻撃ができていたが、具体的に良くなったポイントがあるか。
具体的にというか、相手がマンツーマンで来るので、相手の守りやすいことをしても多分難しいので。 斜めの動きや相手の背中を取ること、ポジションがあれどそのチェンジというのは求めました。
大陽(平岡選手)と康介(小野瀬選手)のところは、特に引き出してチャンスも何回かあったように、相手に対する変化というのは、ウイングバックもそうですけれど、有効なランニングというものの動きは共有できつつある。
そこは一番大事な要素かなと思いますし、全員が相手が嫌がることをし、引き出しながら、そこを認識しながら、選ぶ選ばないはもちろんボールホルダーの選択ですけれど。そういうところの数が多くなってきたのと、共有できるタイミングが多くなった、というのはあると思います。
最後、長いボールが多くなったため、ルイス選手を入れて起点を作ろうという狙いがあったか?
正直もう少し後ろで作って、コンビネーションは悪くないので最終的なところでルキとルイス(フェリッピ選手)に入れて、と思っていました。やっぱりルキが入ると、よーいどんで勝てるんじゃないか、というのがみんなの頭の中にあって、長いボールスペースというのが大きくなったと思います。
それはもう僕の持っていき方の問題だと思いますし、ルキが良い悪いとかそういうことではなくて、共有の仕方が足りなかった自分の責任だと感じます。
ただ、それも彼の良さなので、その使い分けでいうと、スペースの共有というのはまだまだしていかないといけないと思います。押し込まれて早く挽回したいという思いも分かるので、そこの考え方をもう1回整理してやらないといけないなとは思います。
今日勝利すれば来季J1が決まるという試合で、試合前に選手にどんな言葉を掛けたか?
残留が決まるとか決まらないというのは全く頭に無かったです。今日の試合に勝つ、そのためにさっきも言ったように準備してきたものを出す。持っているものを全て出す。プラス相手のいることなので、相手のやり方であったり、 相手の嫌なことをついていこう、と。
その中でガチンコじゃないですけれど、それをやらないと簡単に勝てるチームではないので、根底にあるものの要求は口酸っぱく言い続けています。そういう観点から言うと、本当によくやってくれたと思います。
あとは選んでいくであったり、ゲームコントロールで主導権を握る、自分たちもトライが必要なので。求めたことは本当にやってくれたと思いますし、それをもっとみんなでできるように自分が持っていくことが大事なかなと思います。
次の試合に勝ちたい思いが強いので、そのために準備をする。それをまたこの3週間 やれればと思います。
選手コメント
MF5田中 聡
(ゴールシーンを振り返って)
当たって入ったのでラッキーなゴールでしたけど、打ったことがよかったかなということは思いました。
章斗からいい落としがきて、シュートを打てみたいなパスがきたので、思い切って打てました。
やっぱり決められるシーンを何本か枠外とか止められたりとかがあったので、そういう最後の質といいことは大事だなということは改めて感じました。
(札幌は堅いチームだったか?)
やることがはっきりしていたので、前半からもっと自分がシュートとか打って、そうしたらまた真ん中が空いてくると思うので、 もう少し攻撃の変化というのは加えたほうがよかったかなと思います。
(5得点目だが?)
数字が少しずつついてきたので、すごく嬉しいですし充実感があります。ただもっともっとシュートを打てる場面とか、シュートへのの持っていき方というのはもう少し工夫できたらもっと数字が伸びるのかなと思っています。
(もともと目標はあったのか?)
最初は、3ゴール3アシストみたいな感じで思っていたんですけど、ここからあと1アシスト1得点ぐらい取れたらいいなと思います。
普段から、監督もそうですけどみんなからもシュートをどんどん打てということは言ってくれるので、そういう言葉があって、意識的に打てるようになってきたと思います。
(磐田の結果次第で残留が決まる状況だが?)
あ、そうなんですか。そうですね…勝って決めたかったです。
監督もチームの中でも、残留というより上に行こうということを常に言っているので。勝って1桁台に 乗せられればいいかなと思っています。
DF47キム ミンテ
(試合後に札幌サポーターに挨拶へ行き何かジェスチャーがあったが?)
絶対残れ、ということは言いました。試合前は絶対に今日勝って札幌を落とそうというくらいの気持ちでやっていたんですけど、終わったらやっぱり札幌に残ってほしいなという気持ちがあったので、そういう思いを含めて札幌のサポーターに表現しました。
(湘南は磐田の結果次第で残留が決まるが?)
そうですね。正直言って、この前広島戦で勝った時に残留はいけると思っていましたし、自分たちのプレーへの自信も含めて絶対いけると思っていました。
今日、勝ちたかったという理由は、やっぱりもっと上に行きたいという気持ちでした。
今日勝てたら、本当に1桁順位がもう目の前にあるような状況だったんですけど、ちょっとつまづいてしまったので。あと残り2試合、マリノスも神戸も、特に神戸は強い相手ですし勝ちたい。でも強い相手こそ今の湘南は強いので、しっかりそこに連勝して、1桁で終えられるように頑張りたいなと思っています。
(キャプテンとして少しホッとした思いはあるか?)
ないと言ったら嘘になるんですけど、夏になってから内容が良くなってきてから、1桁に絶対行きたいと思っていたので。智さんもずっと下を見ずに上を向いていこう、上を目指していこうという言葉がずっとあったので、そこに向けて日々頑張ってるので、残留というよりは1桁順位をなんとかつけて終わりたいなと思います。
DF3畑 大雅
いい前半が送れていたので、前半のうちにもう少し点をとりたかったという思いがあります。取れるシーンでもっと早めにきっちり取っていれば、勝利に繋がったかなと思います。
(得点を奪うために必要だったことは?)
チャンスを作り出す過程での工夫は良かったと思います深い位置に入っていくとことか、押し込んでいくところとか。FWのところも質的優位もうちにあったし、なおかつ1対1の場面が多かったのでそこを狙っていこうという中いい形もできていた。
あとは本当に最後のところのフリーな選手を使えるとか、しっかり決め切るところの問題だったかなと思います。
もう少し最後のところで落ち着いてプレーできればよかったと思います。
(近藤選手とのマッチアップが激しかったが?)
速かったですね。普段通りの間合いでいったんですけど速かったです。
そこに至る過程で、もう少しいい守備をして制限をかけられればよかったなと思います。
失点の場面も止めれたんじゃないかと思うのでもう1回しっかり練習していきます。
お互いに調子が良かったし、アメリカの時も一緒にやって、仲良く喋ったりもする仲だったので対戦は楽しみにしていました。
(縦に行かせないように意識していた?)
あそこから縦に来るということは思っていたので、ボランチの間に合い次第で、間に合ってなかったらポジションとって、間に合ったらちょっと縦側に入って、そこのスピードダウンさせるところは意識していました。
DF32松村 晟怜
状況もあって札幌さんが前から来るのは分かっていました。あとマンツーマンで来るというところで、自分のビルドアップの部分で奥を見てつける部分は前半できていなかった。それを意識してはいましたけれど、まだ味方と合っていない部分があったかなと思います。
(1、2本良い縦パスで良さを出せたのでは?)
そうですね。練習から章斗(鈴木選手)や翔生くん(福田選手)を見てやっているので。そういった部分は多くなってきていますが、あとは縦パスをつけるだけではなくて、その後の3人目が関われる状況でつけないといけない。そういうところは前半ができていなかったので、立ち上がりからちゃんとできればなと思います。
(久しぶりに3バックの左で出た感触は?)
ウイングバックと違う難しさがありますけれど、自分の本職でもあるので、そこは90分通してやれたことはとても嬉しかったです。あとはその立ち上がりの部分でもっと良さを出せたらよかったと思います。
行く行かないとか、前とのコンビネーションという部分は自分は結構取れるほうなので、そこを強みにしてやっていきたいです。それを近いところではなくて、聡くん(田中選手)やフォワードまでちゃんと連携して、ビルドアップできればなと思います。
(空中戦の安定感など、より松村選手の良さが出せていたのでは?)
ロングボールが多いことも分かっていました。でも1対1の部分で近藤選手に中に行かれたころだったり、チームで外に外にというのがあったので、そこは反省点です。
(近藤選手の対応はどういった形で試合に入ったか?)
ロングボール1本でやられるのは一番無しにしようという話をしていました。大雅くん(畑選手)が前に出たら俺がカバーするというところで、ロングボールは対応していたんですけれど。所々ゴロで入ってしまうシーンもあったので、そこで俺が対応している時に自分が縦で、大雅くんが内ということを、もっと意識づけできていればなと思いました。