MATCH試合結果

2024明治安田J1リーグ第35節 vs FC東京

11月3日(日)14:03キックオフ @味の素スタジアム

HOME FC東京 湘南ベルマーレ AWAY
湘南ベルマーレ 0 0 前半 1 2 湘南ベルマーレ
0 後半 1
51 > 51 勝点 41 > 44
得点者
43分 鈴木 章斗
49分 畑 大雅
選手 シュート シュート 選手
GK 41 野澤 大志ブランドン 0 STARTING
LINEUP
0 上福元 直人 99 GK
DF 2 中村 帆高 0 0 大岩 一貴 22 DF
DF 3 森重 真人 2 0 キム ミンテ 47 DF
DF 30 岡 哲平 0 1 畑 大雅 3 DF
DF 5 長友 佑都 0 2 鈴木 雄斗 37 MF
MF 8 高 宇洋 1 0 小野瀬 康介 88 MF
MF 10 東 慶悟 1 1 田中 聡 5 MF
MF 71 荒木 遼太郎 2 0 平岡 大陽 13 MF
FW 9 ディエゴ オリヴェイラ 1 0 鈴木 淳之介 30 MF
FW 22 遠藤 渓太 0 0 福田 翔生 19 FW
FW 98 エヴェルトン ガウディーノ 2 2 鈴木 章斗 29 FW
GK 13 波多野 豪 SUB ソン ボムグン 1 GK
DF 4 木本 恭生 0 岡本 拓也 6 DF
DF 99 白井 康介 0 0 阿部 浩之 7 MF
MF 23 佐藤 龍之介 0 0 茨田 陽生 14 MF
MF 37 小泉 慶 0 1 奥野 耕平 15 MF
FW 14 山下 敬大 0 0 根本 凌 16 FW
FW 28 野澤 零温 0 ルイス フェリッピ 27 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆9分 5 長友 佑都
◆22分 10 東 慶悟
9 シュート 7
◆51分 88 小野瀬 康介
◆52分 47 キム ミンテ
◆55分 30 鈴木 淳之介
5 ゴールキック 12
4 コーナーキック 4
21 直接フリーキック 12
2 間接フリーキック 2
2 オフサイド 2
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆43分
29 鈴木 章斗
中央 13 → 左 3 ~ 中央 → 29 右足S
◆49分
3 畑 大雅
中央 19 ~ → 左 3 ~ 中央 右足S
選手交代
◆65分
5 長友 佑都 → 99 白井 康介
10 東 慶悟 → 37 小泉 慶
98 エヴェルトン ガウディーノ → 28 野澤 零温
◆82分
2 中村 帆高 → 23 佐藤 龍之介
9 ディエゴ オリヴェイラ → 14 山下 敬大
◆69分
13 平岡 大陽 → 15 奥野 耕平
29 鈴木 章斗 → 16 根本 凌
◆79分
88 小野瀬 康介 → 7 阿部 浩之
◆90+3分
30 鈴木 淳之介 → 6 岡本 拓也
19 福田 翔生 → 14 茨田 陽生
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
28,337人 晴、弱風 22.3°C 32% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
長谷川 正朋 上田 益也 梅田 智起 田中 利幸
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
小屋 幸栄 上原 直人 田尻 智計 佐藤 克幸

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

好調なチーム相手に、まずはそういうところを排除して準備しようと入りました。自分たちも3連勝していて、なんとなく調子がいいとか、良くなってきたと言われがちだでしたが、そういうところではなくて、自分たちができることをまずはやろうと。それを持ってFC東京さんに対してぶつけていこう、と準備してきたものをそのまま出してくれたからこそ、こういう結果になったと思います。

本当にほしい時に点を取ってくれた、守ってほしい時に守ってくれた。もちろん相手のミスには助けられましたけれど、全員がそういうのも含めてフォーカスしてできたのが一番の要因だと思います。ここに来てそういう戦いができて、結果に繋げられたのはすごく喜ばしいことです。

残りあと3試合あるので、これを続けて、ひとつひとつしっかりやっていきたいなと。ビビらずできたところがすごく良かったので、ひとつ成長を感じられるゲームでした。

山口監督 質疑応答

練習でスライドのところに取り組んでいたが、その点も含めて守備の評価は?

FC東京さんの攻めというか、ウイングは個が強いので、そういうところにボールを運んでいる時の自分たちの圧の掛け方。それに伴う準備であったりは、もちろん今回FC東京さんに対してよりあったとは思います。

けれど、それは常に求めているところなので、どういう形であれ意識してくれたと思いますし、距離感も良かった。ひとつ成果としては今日の試合で出してくれたので、継続してやりたいなと思います。

パスを選択せずに自らシュートを打った2得点の評価は?

もちろんみんなゴールに対しての意識は高くなってきています。そこの質は今日は本当に良かったと思います。前半、少しシュートが少ないなと思っていた時に良い形で点を取れたので。章斗(鈴木選手)に感謝しないといけないところはあると思います。

ただ、全員がそこへフォーカスするためにプレーをしているんだ、というところは、チームとして理解度が高まってきていると思います。

大雅(畑選手)のゴールも、自分で仕掛ける、その間合いの空気感が止まったような感じから、彼の空間だったと思う。そういうのを覚えて、尚且つああやってゴールを奪ってくれると非常に助かりますし、特にサイドの選手が点を取り出したのはひとつ大きなポイントだと思います。

選手コメント

FW29鈴木 章斗
鈴木 章斗

(先制点を振り返って)
打ったところまでは覚えているんですけれど、打った後が自分の中でもあまり覚えていなくて。どこに飛んだかも正直あまり覚えていないですけれど、あの辺に行ったなと感じてます。

(先制点はハイボールの処理を起点に、チーム全体で連動して取ることができた?)
カウンターのところも練習からやっていたので、前に出ていくスピードを全員が意識していました。それがいい結果に繋がったかなと思っています。

(得点時、前線にスプリントする際に駆け抜けずに、少し緩めてボールを受けたのはそういう練習をしていたのか?)
大雅くん(畑選手)がボールを持った時に、右のセンターバックが少し縦を切ったように見えたので、中に入り込んでくるだろうなと思ました。
前線で翔生くん(福田選手)とか康介くん(小野瀬選手)が走っていたのが見えて、そこに2枚ぐらい付いていたので。
自分も後ろの状況を軽く見ながら、横パスが来ればシュートしか考えてなかったです。
無意識に止まっていたというか、あそこで受ければシュートに行けるかなと思っていました。

(ゴール前で余裕が持てるようになってきた?)
ここ1~2ヶ月前ですけれど、アウェイ新潟戦で相手のゴールに冷静さがあったなと感じました。新潟戦での敗戦をきっかけにといういうか、ペナルティエリア内であったり、シュート前に余裕を持てれば入れられるんじゃないかと思い始めました。

(それを実際にプレーに移せるようになった?)
そうですね。その次の鹿島戦でやってみようと思って、それが良い結果に繋がったので。やっぱりこれなんだな、と思いました。

(前半はシュートが少ない中で、どういったことを意識して戦っていたか)
前半は相手のセンターバックを疲れさせるというか。自分たちが上手く相手の背後に抜けたりして、前半は翔生くんと二人で話し合って耐えていました。
後半に勝負を仕掛けようと思ってやっていました。でも、前半にカウンターが何回かあった中で、相手の戻りよりも自分たちが出ていくスピードの方が早かったと思うので、それは個人としてはずっと狙っていました。

(クラブとして26年ぶりの4連勝。シーズン終盤に結果が出てきているが?)
シーズン中盤でも、こういった結果を出せたんじゃないかなとも思っています。全員が目の前の試合だけを意識してやれていると思うので、それがこの4連勝に繋がったかなと思います。

DF3畑 大雅
畑 大雅

(得点を振り返って)
ボールを持って2秒くらい経った後に、出すところが無いなと思って。シュートを打とうと切り替えてから、中のスペースが空いたので、そこに入ろうと思って行ってシュートを打ちました。
ニアは中村帆高選手が消していたので、狙うならファーしかなかったと思います。

(前半のアシストも含めて、落ち着きながら良い選択肢を選べるようになった?)
今までは行っちゃえ、とスピードを上げてどんどん視野が狭くなってしまう雑なプレーになってしまうことが多かった。少しスピードを落として、周りを見れる余裕を持ちながらプレーすると、そのおかげで選択肢が広がりました。
みんなも良いところにいてくれますし、そういうところが見えるようになってきたなと思います。

(今シーズン初ゴールから得点を量産しているが、そういったところも繋がってきているか?)
まずゴール前に入っていく回数は去年より上がったと思います。その中で、シュートの選択肢を持てるようになってきたのが結果に繋がっているんじゃないかなと思います。

(前節のアシストや今回も2得点に絡んでいるがどう感じでいるか?)
今までは、なかなか目に見える結果を出すことができない期間が長かったので、こうやって結果を出せるようになってきたというのはすごく嬉しいです。もっと伸ばせるように頑張りたいと思います。

(システム変更や、自身の調子、怪我もありながら終盤をどう捉えているか?)
多分、一番は気持ちの部分が変わったのが大きいかなと思います。自信を持つとか、次の前への選択肢をチョイスできるようにするとか。そういう気持ちの変化が、前向きなプレーを増やしていると思います。

MF13平岡 大陽
平岡 大陽

入りは全体的に良かったですし、全員で守って、全員攻撃するというところが良かったかなと思います。ゴールシーンは章斗(鈴木選手)のクオリティでした。

(相手の攻撃で警戒していた部分は?)
相手の森重さんのところで、僕がアプローチをかけて外に制限して、という全体的なプレスの掛け方を全員で試合前に共有していました。それが上手くいって、前半も後半も含めてほとんど思い通りにできた。そこがひとつ奪いどころになったのが良かったかなと思います。

(思っていたよりも相手が来なかったのでは?)
僕たちが優位にプレスを掛けたのが良かったのもあると思います。得点のタイミングが良かったのもあると思うんですけれど、そういうのも含めてゲームコントロールできた試合だったんじゃないかなと思います。

(練習で取り組んでいたスライドも上手く体現できたか?)
そうですね。細部にこだわってトレーニングしているので、それがそのまま試合に出たと思います。練習でやっていることを出せれば何も問題ないというのが、全員が共通理解としてありました。
やっぱり練習でやっていることが試合に出るんだな、ということを改めて感じました。

(相手もかなり嫌がっていたと思うが?)
そうですね。僕たちが基本に忠実にやることによって、相手の良さも消えていたと思います。相手の良さであるカウンターとかもうまく阻止できたと思うので、良かったかなと思います。

MF5田中 聡
田中 聡

(試合を振り返って)
完全に相手を上回ることができたゲームだったかなと思っています。
荒木遼太郎選手がフリーになると本当に危ないので、今日はそれだけを意識して臨みました。

(配給のところでもかなり手応えがあったのでは?)
前半の最初は結構絡みましたけど、途中からあまり触れなかったですし、後半は結構ミスが多かったです。もっと組み立てられるようにしたいと思います。

(ボールの出し方、スペースの活かし方は練習の成果が出ている?)
そうですね。ボールを奪った後のパスとか、カウンターというのは監督からすごく言われているので。行くところは、行けたらみんなで攻めに行くし、それが多分1点目にも繋がったと思います。
でも、無理だなというところはしっかり落ち着いて、という判断は多少はできてきたかなと感じています。

DF47キム ミンテ
キム ミンテ

前線からいい守備をしてくれてたので、だいぶ楽でしたし、正直言ってそんなに疲れていないです。前の選手がしっかり守備してくれた分、後ろは楽でした。感謝したいなと思ってます。

(難しさはなかったか?)
前半はどちらかというとボールを持った時、僕には早めにプレスが来ていたので、そういう難しさだったり、風もあってボール扱いが難しいところがありました。
今日はそっちはちょっとうまくいかないなと思って、守備に意識を変えました。そのあとはシンプルやりながら、安全にやりながら、守備のことをしっかりやろうと思ってやっていたので、それがうまくいったんじゃないかなと思ってます。

(守備の安定感に自信がついているのでは?)
荒木遼太郎選手のところがいいポジションを取っていて難しいところはあったんですけど、常に聡(田中選手)とコミュニケーションを取りながらうまく守れていた。ちゃんとマンツーでついていたのでそこがケアできればそこまで難しいことはなかったんじゃないかと思っています。

(次節の札幌に向けては)
上位にはいま常に勝てている状況ではあるんですけど、次節は残留がかかっているチームですしすごく強い気持ちで戦ってくると思います。僕には特別なチームではありますけど、自分たちの目標のためにしっかり勝ちたいなと思っています。

(一桁順位が見えてきたと思うが?)
そうですね。自信を持って言えるんですけど、今の湘南は、秋の湘南は強いので、あと残り3試合全部勝てると思っています。しっかりそれが全部勝てれば9位は確実にいけるんじゃないかなと思います。
今年は自分たちのサッカーのスタイルがしっかりとどの試合でも出せるようになっているし、ボール持つ時間がすごく長くなっているしそういうところが大きい。
あとは若手の成長が本当にものすごく素晴らしいと思っています。