MATCH試合結果

2024明治安田J1リーグ第23節 vs ジュビロ磐田

7月14日(日)19:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚

HOME 湘南ベルマーレ ジュビロ磐田 AWAY
湘南ベルマーレ 5 3 前半 0 0 ジュビロ磐田
2 後半 0
19 > 22 勝点 24 > 24
22分 ルキアン
38分 池田 昌生
44分 ルキアン
52分 ルキアン
75分 根本 凌
得点者
選手 シュート シュート 選手
GK 1 ソン ボムグン 0 STARTING
LINEUP
0 杉本 光希 24 GK
DF 33 髙橋 直也 0 0 松原 后 4 DF
DF 47 キム ミンテ 1 0 鈴木 海音 15 DF
DF 3 畑 大雅 1 0 リカルド グラッサ 36 DF
MF 37 鈴木 雄斗 0 0 上原 力也 7 MF
MF 18 池田 昌生 2 0 松本 昌也 14 MF
MF 5 田中 聡 2 1 レオ ゴメス 16 MF
MF 14 茨田 陽生 0 0 金子 翔太 40 MF
MF 30 鈴木 淳之介 0 0 植村 洋斗 50 MF
FW 11 ルキアン 3 0 ジャーメイン 良 11 FW
FW 29 鈴木 章斗 2 0 マテウス ペイショット 99 FW
GK 21 馬渡 洋樹 SUB 三浦 龍輝 21 GK
DF 8 大野 和成 0 0 伊藤 槙人 6 DF
DF 28 吉田 新 1 0 西久保 駿介 26 DF
MF 15 奥野 耕平 山田 大記 10 MF
FW 16 根本 凌 2 0 ブルーノ ジョゼ 19 MF
FW 19 福田 翔生 2 0 古川 陽介 31 MF
FW 77 石井 久継 2 0 平川 怜 37 MF
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆28分 30 鈴木 淳之介
18 シュート 1
◆20分 36 リカルド グラッサ
◆20分 10 山田 大記
5 ゴールキック 8
12 コーナーキック 3
8 直接フリーキック 9
0 間接フリーキック 1
0 オフサイド 1
1 PK 0
得点経過
◆22分
11 ルキアン
PK 11 右足S
◆38分
18 池田 昌生
中央 相手DF ~ 33 カット ~ → 18 右足S
◆44分
11 ルキアン
中央 30 → 3 → 11 左足S
◆52分
11 ルキアン
中央 47 ヘディング 相手GK クリア バーかえり 11 右足S
◆75分
16 根本 凌
中央 33 → 右 37 ↑ 中央 16 右足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
選手交代
◆62分
18 池田 昌生 → 77 石井 久継
11 ルキアン → 19 福田 翔生
◆69分
3 畑 大雅 → 28 吉田 新
29 鈴木 章斗 → 16 根本 凌
◆78分
30 鈴木 淳之介 → 8 大野 和成
◆24分
40 金子 翔太 → 6 伊藤 槙人
◆46分
14 松本 昌也 → 37 平川 怜
99 マテウス ペイショット → 26 西久保 駿介
◆62分
7 上原 力也 → 19 ブルーノ ジョゼ
◆90+2分
50 植村 洋斗 → 31 古川 陽介
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
12,113人 曇、弱風 26.8℃ 87% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
小花 浩司 小屋 幸栄 聳城 巧 長谷川 雅
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
野村 修 御厨 貴文 日比野 真 岩崎 洋

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

本当に良いゲームというか、点数も含めてゼロで終わることができて、ホームでサポーターの皆さんの前で表現できて、勝ち切れたのはすごく良かったです。
レッズ戦、天皇杯ヴェルディ戦の流れを閉ざしたくなかった。それがなぜ勝てたのか、ということも含めながら選手と共有して日頃からやっているので、それが本当に愚直に表れたんじゃないかと思います。

もちろん、相手が10人になってラッキーなところはありましたけれども、それも含めて自分たちが招いたことなので、その中でしっかり得点も積み重ね、失点もしないゲームができたというのは非常に嬉しいです。

リーグ戦初出場の吉田新がいたり、根本(凌選手)がゴールを決めたり、チームとして戦えているというのがすごくある。それは本当にここ3つ勝った大きな要因でもあるので、選手に感謝したいですし、もちろん周りのコーチングスタッフを含めてスタッフに感謝したいです。

今日は本当にたくさんの後押しをしていただいたので、1つ返せて良かったと感じるゲームでした。

山口監督 質疑応答

相手が10人になった直後選手に何と声を掛けたか?

やはり10人になると難しくなるので、突っ込むところと突っ込まないところ、揺さぶるところ、というのは攻撃ではボールを持てていたので。ただ、相手の強みであるカウンターであったり、前の選手の強さは気をつけよう。自分たちでボールを握ってリズムを崩さないように、と話はしました。

ただし、やっぱり点を取りに行きたいので、勝負するところで、例えばミスをして奪われた後というのは、もうできる。やらないといけないことをしっかりしよう、とその声掛けくらいで。攻め急がず、でも攻めたい。矛盾してるかもしれないですけれど、そういうことを伝えました。

点を取ったルキアン選手や根本選手の評価は。

もちろんフォワードなので、点を取ればいい風に見られます。それで評価が上がるのは当たり前です。ただ僕が評価しているのは、常日頃から自分が持ってるものをしっかり表現しようとしてもらえるところ。愚直に、苦手なところも、相手を見ながら苦労しながらやっているところなので。

3点取ってくれたのは本当にチームの助けになります。それ以外のところでやってくれている切り替えのところであったり、犠牲心を持って守備もやってくれている。そこは本人にも話をしてますし、チーム全体にも要求してやっているところです。

誰かが点を取る、それはフォワードなので多くなるとは思いますけれど、喜ばしいことには変わりないです。ただ評価として、点を取ったからオッケーみたいな風にはならないですし、やってるからこそ取れると考えているので。

根本に関しても、怪我明けで日頃の練習を見て選んで、それを試合でやった。プラス、だからこそああいう結果がある。
それは守備の選手でも、キーパーの選手でも、数字に表れないところは自分は絶対に逃したくないと思っています。
そういうところはチーム全体が、今すごく苦しみながらもやってもらってるので、それが勝ちに繋がったというのはすごく自信になるゲームになりました。

チームとして具体的にどういったところが良くなってきているのか?

もちろん勝てて自信になるとか、メンタル的に、というところは絶対にあると思います。けれど、守備のところでの行き方であったり、行くところは整理できているのかなと思います。

その準備が非常にいい。プラス、ボールを持つ時間帯で自分たちの体力をコントロールできる、というのは1つ要因なのかなと思います。そして、その中で要所を締めながら、というところ。この3つに関してはあると思います。

その前のFC東京戦もそうだったかもしれないですけれど。その攻める、守るの割合、もちろん表裏一体なので、どっちが多くなるかというのは、相手がいるので分からないところですけれど。自分たちが主導権を握りたい、握った中での守備ができている、というのはあるのかなと感じています。

髙橋選手はアシストもあったが?

直也(髙橋選手)だけじゃなくて、淳(鈴木淳之介選手)もそうですし、サイドの選手というのは、ウイングバックも含めて逃げ道としては数多くなる。逆に言うと、そこにプレスしに行くというところは彼の良さであると思います。

相手をいなしながら、逆を取りながらで自分が攻撃に参加する、というのはある程度その守備で目をつぶるところを持ちながら、トライはしてくれている。それは今チームにとって、さっきも言ったように攻撃の時間を1つ、2つ増やすことに繋がっていると思います。

淳に関してもそうですし、それは本人もそうですけれど、周りの立ち位置のサポートであったり、声掛けであったり、距離感であったり。そういうところがあるからこそ、判断をできると思うので。本人はもちろん、周りを含めた全員で、本当に最近よく意識してやってくれているなと思います。

相手が10人になったからといって簡単になるわけではない。最近の取り組みが勝利に繋がっているのでは。

そうですね。ゴールに向かうために後ろが作ったり、それは長いボールも含めてですけれど。今日は10人になって難しさがあった。前半途中は前の選手がボールをなかなか触れないので、下りてきて触りたいというところがあったと思います。

それで引っかかって簡単に遅らせられるシーンがあったと思うんですけれど。やっぱり我慢が必要だと思うので、相手を見て判断する、選ぶ、というところは常日頃求めているのは、今日はよくやってくれたと思います。

我慢の試合じゃないですけれど、我慢をしながら、じゃあどこで差しに行くのか。縦パスのミスはありましたけれども、今日は比較的探りながら、そういうチャンス、プラス3人目が後ろから出ていく。前向きなサポートがあっての攻略はあったのかなと思います。

その中で、クロスやそこに対する配慮も今週は求めてきたところなので。相手が10人になったんですけれども、愚直にそういうところを抜け目なくやった結果だと思います。それを相手が11人でも、毎試合できるように回していくのが大きな課題なのかなと思います。

選手コメント

FW11ルキアン
ルキアン

このスタジアムで3ゴール決めたこと、素晴らしいサポーターの前で決めることができてすごく嬉しいです。
日々のトレーニングのおかげだと思います。自分はいつもしっかりと練習に取り組んでいますし、その積み重ねの結果だと思います。

(これで11得点だが?)
シーズンが終わった頃には、もっともっと点を取っている状態で終わりたいと思います。

(これまで判定に泣かされてきたところもあったが?)
自分が判定に関することで何かを言う立場ではないと思います。前の試合や他の試合で、判定によって自分のゴールが取り消されたりしましたが、今日は、自分はただPKを決めるということだけに集中しました。

(2点目は畑選手のアシストだったが?)
大雅は常にすごく明るいヤツで、いつもいろんな話をしています。彼が初得点を取ったのが自分のアシストだったので、必ず今度は大雅から自分にアシストをしてくれよとお願いをしていました。ちょうど昨日またその話をしていたところ今日彼からのアシストで決めることができて本当に良かったです。

(古巣相手というのは意識したか?)
ジュビロはすごく好きなチームですし、すごくよくしてもらったチームです。ただ今は湘南ベルマーレのユニフォームを着て戦ってるので、ベルマーレのために戦うという意識でした。
一緒にやっていた選手もいますけど、今日はベルマーレのために戦いたいという、その気持ちがすごく表れたんじゃないかなと思います。

MF18池田 昌生
池田 昌生

(得点シーンについて)
直也(髙橋選手)が良い切り替えをしてくれて、ずっとボールが来ないかなと思っていました。良いボールをくれて、良いところにファースタッチで置けたので、あとは決めるだけでした。

(あのポジションにいられたのは)
流れの中ですけれど、2列目からの飛び出しは、分析の中で効いてくると言われていました。前半、何本か僕がダイアゴナルで飛び出すシーンがあったと思うんですけれど、そういうのは狙っていました。その流れでああいうポジションにいた、というのはあります。

(チームとしてボールを持てるようになってきている?)
そうですね。みんなが自信を持って今のサッカーができていると思う。今日に関してはルキ(ルキアン選手)の先制ゴール、PKで相手が1人退場になったというのは1つのターニングポイントになった。それが大きかったかなと思います。

(天皇杯も先発出場し連戦だったが?)
別にフルでもやれましたし、試合に出れることは幸せなことなので。僕としては今日で3連戦目でしたけれど。そんなの言い訳にはならないですし、逆にここで結果を残してやろうと思っていたので、それができて良かったです。

DF33髙橋 直也
髙橋 直也

(試合を振り返って)
相手の退場があったにせよ、自分たちのほうが良いサッカーができていたと思います。自分たちの力を証明できた試合になったかなと思います。

(得点シーンを振り返って)
チームとして攻撃している中での、切り替えからのダイレクトプレスは徹底していますが、そこに自分がいて、あの判断でボールを奪えたことは、チームとしても個人としてもとても良かったと思います。

その後は外を見ながら中に1つ運んで、相手の守備の動きと昌生くん(池田選手)の立ち位置を見て、いいパスを送れた。あとは昌生くんが決めてくれて、ホッとしましたし、嬉しかったです。

(そこで周りを見る余裕があった?)
そうですね。ボールを奪った瞬間、体勢を崩していたんですけれど、自分から見て右側にいた相手選手の位置も見えました。先に動いてくれたのも見えたし、あとは自分に矢印が向かってきた瞬間、昌生くんがいたのも感覚では見えていました。落ち着いてトラップがしやすい、質の高いボールを出せたかなと思います。

(開幕前に、ディフェンスが自分の課題と言っていたが?)
今年、開幕してからずっと試合に出られない時期があって。自分で考えても、周りから言われることも、やっぱり守備の部分が多かった。そういうところに目を向けて、普段の練習、練習試合とかゲームからずっと意識してやってきました。
最近、周りにも良くなったと言ってもらえるし、その自分の守備が結果に繋がっているというのはとても嬉しいです。

DF28吉田 新
吉田 新

(縦への意識が良かったと思うが?)
(山口監督から)どんどんボールを持って、前を見てやる、という話をしてもらっていたので、それはすごく意識していました。

(天皇杯から連続での出場となったが?)
天皇杯から、結構良いイメージでできているので、それを継続できたらなと思っています。出場できて嬉しい気持ちはありますが、まだまだここから、という思いが強いです。
やっぱり個人としての結果がほしいので、そこはまだ物足りないですけれど。でも、あと一歩のところまではきてるのかなと思っています。

(惜しかったフリーキックのシーンについて)
もう少し高さがあれば良かったかなと思ったんですけれど。練習するしかないですね。

(チーム内での競争も熾烈だと思うが?)
自分の武器を出していけば間違いなく出れると思っています。そこを練習からもっと伸ばしつつ、守備はまだ課題があるので克服しながらやっていきたいです。
なかなか出場機会が得られず、正直メンタル的にもすごくきつい時期はありました。
でも、そこで下を向かずに継続してやってきたことが、今日こうやって繋がったんだと思います。

FW16根本 凌
根本 凌

ひとつ結果として出せたので、良かったかなと思う反面、守備のところだったり、切り替えのところで、勝っている中で、逆にちょっと課題も見つかったと思っています。

やはりボールを取られた後の切り替えだったり、1回ロングボールが入って、相手のセンターバックがヘディングで処理しようとしてちょっとスピードを緩めた時があったんですけど、そういう際の部分はまだ足りないなという感じがしています。

(ゴールシーンは相手を背負いながらという部分で得意なところが出たと思うが?)
雄斗くん(鈴木選手)の持ち方と本当に素晴らしいボールがきたので、練習でニアに入っていくというところはチームとしてひとつの基準としてやっていたところではあったので、そこに入って、ワンタッチで決められたのはよかったかなと思います。

(自信になったのでは?)
そうですね。でも、ルキ(ルキアン選手)が3点取ってますし、章斗(鈴木選手)も翔生(福田選手)も調子を上げてきてる中で、自分も1点じゃ足りないというところもありますし、もっともっとチームを勝利に導く得点が取れればいいのかなと思います。

(クロスへの合わせ方もうまかったと思うが?)
今週、中3日の中で雄斗くんと二人クロスの練習をしていました。タイミングだったり形が出せたと思います。右足で流し込むだけの素晴らしいボールがきたので、本当によかったです。
雄斗くんだけじゃなく、大雅だったり新だったり、ほんといい球種を蹴れる選手が揃ってると思うので、そこの感覚というか、この選手ならどういう風に上げるかなっていうのも、 自主練の中でも吸収してた部分はあったんで、それが今日活きてよかったかなと思います。