2024明治安田J1リーグ第22節 vs 浦和レッズ
7月6日(土)19:00キックオフ @浦和駒場スタジアム
HOME 浦和レッズ | 湘南ベルマーレ AWAY |
2 | 0 | 前半 | 1 | 3 | ||
2 | 後半 | 2 | ||||
32 > 32 | 勝点 | 16 > 19 | ||||
62分 チアゴ サンタナ
74分 チアゴ サンタナ |
得点者 |
32分 田中 聡
90分 石井 久継 90+2分 ルキアン |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 西川 周作 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | ソン ボムグン | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 4 | 石原 広教 | 0 | 0 | 髙橋 直也 | 33 | DF | |
DF | 20 | 佐藤 瑶大 | 1 | 0 | キム ミンテ | 47 | DF | |
DF | 5 | マリウス ホイブラーテン | 0 | 0 | 畑 大雅 | 3 | DF | |
DF | 66 | 大畑 歩夢 | 0 | 0 | 鈴木 雄斗 | 37 | MF | |
MF | 3 | 伊藤 敦樹 | 2 | 0 | 池田 昌生 | 18 | MF | |
MF | 25 | 安居 海渡 | 1 | 2 | 田中 聡 | 5 | MF | |
MF | 13 | 渡邊 凌磨 | 3 | 0 | 山田 直輝 | 10 | MF | |
FW | 47 | 武田 英寿 | 1 | 0 | 鈴木 淳之介 | 30 | MF | |
FW | 9 | ブライアン リンセン | 0 | 2 | ルキアン | 11 | FW | |
FW | 27 | エカニット パンヤ | 1 | 0 | 鈴木 章斗 | 29 | FW | |
GK | 16 | 牲川 歩見 | – | SUB | – | 馬渡 洋樹 | 21 | GK |
DF | 23 | 井上 黎生人 | – | – | 杉岡 大暉 | 2 | DF | |
MF | 11 | サミュエル グスタフソン | 0 | – | 大野 和成 | 8 | DF | |
MF | 29 | 堀内 陽太 | – | 0 | 奥野 耕平 | 15 | MF | |
FW | 12 | チアゴ サンタナ | 3 | 0 | 根本 凌 | 16 | FW | |
FW | 30 | 興梠 慎三 | – | 2 | 福田 翔生 | 19 | FW | |
FW | 38 | 前田 直輝 | 0 | 2 | 石井 久継 | 77 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆30分 4 石原 広教■
◆42分 9 ブライアン リンセン■
◆44分 13 渡邊 凌磨■
◆75分 12 チアゴ サンタナ■
|
12 | シュート | 8 |
◆45+2分 37 鈴木 雄斗■
|
9 | ゴールキック | 8 | ||
5 | コーナーキック | 5 | ||
18 | 直接フリーキック | 11 | ||
3 | 間接フリーキック | 1 | ||
3 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆46分
27 エカニット パンヤ → 38 前田 直輝
◆60分
47 武田 英寿 → 11 サミュエル グスタフソン 9 ブライアン リンセン → 12 チアゴ サンタナ |
◆55分
29 鈴木 章斗 → 19 福田 翔生
◆68分
18 池田 昌生 → 77 石井 久継 10 山田 直輝 → 15 奥野 耕平
◆85分
30 鈴木 淳之介 → 16 根本 凌 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
16,787人 | 雨のち曇、無風 | 27.8℃ | 78% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
---|---|---|---|
糸井 朗 | 上田 益也 | 西橋 勲 | 塩津 祐介 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
桜井 大介 | 先立 圭吾 | 井上 知大 | 大塚 重徳 |
監督コメント
山口監督 総括
前半は、本当に攻守にプランしていたものを表現してくれて、なおかつ1得点してくれて、これ以上ないような前半を戦ってくれたと思います。
後半、逆転されたところに大きな課題もあり、その中で奮い立つ選手と落ちてしまう選手がいる。それは事実として受け止めながら、ただ選手たちは本当に最後までゴールに向かってくれたと思います。
ボールへの執着心を出してくれた、もちろんラッキーなところはあったかもしれないですけれど、選手たちのそういう思いであったり、意識というものが最後に点に繋がったと思います。
浦和さんに勝ち切れた、というのはすごく意味のあることだと思いますし、しんどかったですけれども、選手に感謝したいです。
山口監督 質疑応答
石井選手がJ1初ゴールとなったが、評価は。
まだまだ若いですし、1年目なので課題はあります。でも今日の得点が彼のストロングだと思いますし、あそこのゾーンでの練習はたくさんしていました。
こういう相手に、ああいった場面で冷静に決めきれた。最後にもチャンスがありましたけれども、本人にとっても、チームにとってもすごく大きいです。今、攻撃の選手が少ない中で、根本もそうですけれど、新しい力、パワーというものはチームが今必要としている。そういう意味でも、これを機にもっともっとそういう意欲を出してほしいです。
周りを使いながらそういう場面をたくさん作っていってほしい。そこはいますごく楽しくなってきていると思います。
選手コメント
FW77石井 久継
(J1初ゴール、得点シーンを振り返って)
自分が交代で入った時は1-1の状態で、出場時間は20分程でしたけれど、いつもよりは少し早い交代だったので、もっと攻撃的にいくんだな、というメッセージを受け取りつつ、絶対にチームを勝たせないといけない、という気持ちで試合に入りました。
自分の特徴が出せたゴールでしたし、何回も練習した形でした。練習でやってきたことが試合にそのまま出たことが、自分はすごく嬉しいです。
(どの辺りからゴールを狙っていたか?)
ワンタッチで抜け出した後、あそこからの形は本当に練習していたので、そこからはもうゴールしか見ていなかったです。
(J1初ゴールを西川選手から奪ったことについては?)
僕が小学生の時に、チームメイトとキーパー手袋まで買って、西川選手のパントキックを真似してすごく練習していたことを今日思い出しました。当時から左足のキックがすごくて憧れだったので、かっこいいなと思ってみんなで練習していました。
そんなふうに憧れていた選手から得点を取ることができてすごく嬉しかったです。
(明日は自身の誕生日だが?)
そうですね。自分の誕生日を自分で祝うこともできたし、何より家族が一番喜んでくれていると思うので、帰って電話したいなと思います。
MF5田中 聡
(得点シーンを振り返って)
あまりよく覚えていないんですけど、ボールが来そうだったので、そこに走り込みました。いい感じにボールが来たので、うまく決められた。思いきり振り切ったので、良いところに飛んでくれて良かったです。
(山田選手が内に入って、その縦に抜けるスペースが空いていたと思うが、それは見えていたか?)
あまりよく覚えてないんですけど、ボールが来そうな感じがあって。そこに走って行ったら本当に来たという感じでした。そこまで考えて走っていないんですけど、そういう感覚的なところはありました。反射的にプレーしました。
(一度逆転を許してしまったが?)
やっぱり自分が引っ張っていかないといけない立場だと思いました。今日はツグ(石井選手)が点を取ってくれて助けられた感もある。自分はもっとミスを減らして、決定的な仕事をできるようにやっていきたいと思います。
(最後、ルキアン選手が得点した時の気持ちは?)
もう本当に、すごく嬉しかったです。
(3点目は田中選手が縦パスを入れて、リターンをもらってさらに出した形だった。勝負に行っていたと思うが、そこの狙いは?)
パスじゃなくて、自分ではシュートを狙って打ったつもりだったんですけれど(笑)。でも得点に絡めて良かったです。
(最後の時間帯、浦和の選手は疲れていると感じたか?)
相手も疲れていたし、自分たちも疲れていたところはあると思う。そこで自分たちのほうがより走れたのかなと思います。
(逆転できた要因は?)
自分も諦めていなかったですし、チームとしても本当に1点取ろう、という気持ちがあったと思う。そこで逆転できて良かったと思います。
(点が取れるボランチは魅力的だが、隙があればゴール前に行こう、という気持ちがあるか?)
アンカーですけれど、監督からは自由に動いていい、と言われています。自分が出て、スペースを空けるとチームメイトには迷惑を掛けているところもあると思うんですけれど、そこはカバーしてもらっているので。周りに感謝しています。
MF37鈴木 雄斗
最後まで諦めずに戦って、もちろんそれは大前提ですしラッキーな形もありましたけど、最後のところで決めてくれて本当によかったです。あの形はずっと練習でもやっていたので、本当によく決めてくれたと思うし、すごく嬉しいです。
(一度逆転されたが?)
中で少し持たれて、プレスもはっきりしなくなってしまった。そこの戦い方というのは、自分たちの守備のハメ方とか後半押し込まれて点を取られる前などは、マイボールを繋げないシーンが多々あった。
後半が始まる前にも、相手は出てくるからいいポジションを取って、サイドの優位性を使ってボールを保持して前に前進していくということが求められる、という話をしてたんですけど足りなかった。相手のトランジションも早かったですし、そこは課題だと思います。
(石井選手のゴールで追いついたがチーム全体に活力を与えたか?)
そうですね。最後まで自分たちが前に行けたというのはよかったですし、あの2点目はかなり大きかったと思います。
(チームで一番年下だと思うがどんな存在か?)
うちのチームはみんないいやつですし、アイツ(石井選手)もそうです。ギラギラしてるし、あまり上手くいってなかった時期もあったと思いますけど、ずっと自分の形を居残りで練習していました。
その時も、僕は絶対に枠に入れろって結構言ってたりしてました。本当にああやって結果につながって、自信につながってよかったですし、さらに成長してくれたらいいなと思います。
MF10山田 直輝
(1点目を振り返って)
ペナルティエリアの中で受けられれば、相手の脅威になるかなと思っていました。いいボールが来たので、思ったところのパスじゃなかったですけれど、それが結果的に得点に繋がったので良かったです。
(そういう場所に入っていくのは今のチームのやり方や、山田選手個人のアイデアか?)
そうですね。相手の怖いところにどんどん入っていかないといけない、というのもありました。前節1点も取れないで負けてしまったので、点を取るために相手の怖いところに入っていこう、という話はあったので意識していました。
(駒場での逆転勝利となったが?)
初めてアウェイチームとしてこのスタジアムのピッチに立ちました。僕は雰囲気がすごいのは知っていましたけど、他の選手たちが陸上競技場でこの雰囲気はすごいね、という話もしていました。
僕にとっては、サッカー選手になりたいと思わせてくれたスタジアムだったので、そこで勝てたことはすごく感慨深いです。
(山田選手から見た今の浦和レッズは?)
何回も決定機を作られましたけれど、僕ららしく前からボールを取りに行く、というのを前半から出せた。戦っていてもやっぱり強いなと思いましたし、このスタジアムの雰囲気も含めて浦和だな、と感じました。でも、僕らも僕ららしく戦って勝てたので良かったと思います。
(最後の粘りは湘南スタイルだったか?)
そうですね。最後の最後まで諦めない、というのが湘南のスタイルですし。最後、相手よりも走って出ていく、というところも出せた。湘南らしく戦っているところを見せられたかなと思います。
FW16根本 凌
(入るときに意識したことは?)
智さん(山口監督)から戦術面で、ルキ(ルキアン選手)とツートップで、翔生(福田選手)がトップ下というのは言われていました。難しい展開で負けていたので、攻撃の起点になれるチャンスだな、と思っていました。あとはベースとしてやらなければいけないところを集中してやろう、という気持ちでした。意外とクリアに整理できていたかなと思います。
1年半栃木でやってきて、カテゴリーは違いますけどJ2で積み重ねてきたものがあって、その止まっていた時間が、動き出したという感じがしています。ここで戦って自分をアピールするのが仕事ですし、ピッチに立てることに興奮はしましたけど、今はホッとしてる感じです。
(大きな怪我をして、1年間リハビリをして迎えた今日だが?)
そうですね、長かったと言えば長かったです。でも、意外と今日も試合前、オペをしてもらった鈴木先生と話したりして、ついこの間まで入院していたのに、今こうしてピッチに立てているなと感じました。周さん(島田PT)をはじめ、たくさんの方々がサポートしてくれたおかげで、ピッチに戻ることができたと思っています。
これからはチームの勝利のために、まだ厳しい状況は続きますけれど、連勝を目指して頑張らないといけないと思います。
(復帰戦で勝利というのも大きかったか?)
試合終了の笛が鳴った瞬間は崩れました。嬉しさも、悔しさもありました。
目の前でツグ(石井選手)も、ルキ(ルキアン選手)も点を取って。自分の仕事はやっぱり点を取ることですし、点が取れなかった、というのはまだまだ足りないものがあるからだと思います。
でもいまはホッとしています。今日も怪我をせず生きて家に帰れるっていう(笑)。今は毎日の練習もそんな感じです。