MATCH試合結果

2023明治安田生命J1リーグ第27節 vs 北海道コンサドーレ札幌

9月16日(土) 19:03キックオフ @札幌ドーム

HOME 北海道コンサドーレ札幌 湘南ベルマーレ AWAY
札幌 0 0 前半 1 1 湘南
0 後半 0
32 > 32 勝点 18 > 21
得点者
42分 平岡 大陽
選手 シュート シュート 選手
GK 51 高木 駿 0 STARTING
LINEUP
0 馬渡 洋樹 21 GK
DF 2 田中 駿汰 1 1 石原 広教 3 DF
DF 10 宮澤 裕樹 0 0 舘 幸希 4 DF
DF 6 中村 桐耶 0 0 キム ミンテ 47 DF
MF 7 ルーカス フェルナンデス 1 1 大野 和成 8 DF
MF 27 荒野 拓馬 1 0 杉岡 大暉 2 DF
MF 3 馬場 晴也 1 0 小野瀬 康介 88 MF
MF 4 菅 大輝 2 0 奥野 耕平 15 MF
MF 18 浅野 雄也 1 2 平岡 大陽 13 MF
MF 49 スパチョーク 4 1 鈴木 章斗 29 FW
FW 19 小柏 剛 3 2 大橋 祐紀 17 FW
GK 1 菅野 孝憲 SUB 立川 小太郎 31 GK
DF 5 福森 晃斗 0 大岩 一貴 22 DF
DF 50 岡村 大八 0 0 山田 直輝 10 MF
MF 8 深井 一希 1 0 茨田 陽生 14 MF
MF 11 青木 亮太 1 0 福田 翔生 19 MF
MF 99 小林 祐希 池田 昌生 27 MF
FW 23 大森 真吾 1 0 タリク 11 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
◆38分 6 中村 桐耶
◆48分 27 荒野 拓馬
◆77分 3 馬場 晴也
17 シュート 7
◆9分 15 奥野 耕平
◆83分 11 タリク
3 ゴールキック 12
9 コーナーキック 4
10 直接フリーキック 13
0 間接フリーキック 2
0 オフサイド 2
0 PK 0
得点経過
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
◆42分
13 平岡 大陽
右 15 → 中央 17 ~ → 13 右足S
選手交代
◆62分
27 荒野 拓馬 → 8 深井 一希
4 菅 大輝 → 11 青木 亮太
◆77分
18 浅野 雄也 → 23 大森 真吾
◆84分
6 中村 桐耶 → 50 岡村 大八
◆73分
13 平岡 大陽 → 11 タリク
◆87分
88 小野瀬 康介 → 14 茨田 陽生
17 大橋 祐紀 → 19 福田 翔生
◆90+6分
3 石原 広教 → 22 大岩 一貴
29 鈴木 章斗 → 10 山田 直輝
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
14,090人 屋内、無風 24.8℃ 49% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
鷲津 裕美 今村 義朗 和角 敏之 梅田 智起
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
植松 健太朗 榎本 一慶 武部 陽介 山﨑 光記

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

ピンチもたくさんあって、さすが札幌さんだなと感じる試合でした。
ただそういうのも想定して、自分たちの粘り強さだったり守備のところで準備をしてきて、それを選手がよくやってくれたなと。
もちろん運もありましたし、助けられたところもあったと思うんですけれども、90分通してそれを徹底したところが勝ちに繋がった。自分たちでもぎ取れた勝点3だったんじゃないかなと思います。
得点を取るところも前への推進力を意識させて入った試合で、それを選手が非常に理解して最後は落ち着きとクオリティのところでもぎ取ってくれましたし、本当に良いゴールだと思います。全員がやることを理解して全うしてくれた結果だと思います。

山口監督 質疑応答

メンバー表を見ると体調不良の選手がたくさんいたと推察するが、そのなかで送り出した選手たちのパフォーマンスについて

そういう状況で難しさももちろんあるんですけれども、できる選手がいるのであまり自分としては心配はしていなくて、選手を選んでそれを出してくれるであろうという自信、見えるところもありました。
もちろんいない選手は残念ですけれどもプレーできる選手たちが練習からしっかりそれを理解して、残りの試合、まずはこの試合に懸けるというところを責任を持ってやってくれたと思います。
これからもそういうなかで競争があって、自分も選んでいかないといけないので本当に日頃がそのまま出たと思いますし、日頃の練習の姿勢、尚且つ今日の試合でそれを表現できたということに尽きると思います。

これまでリードしても追いつかれる展開が多かったが、ハーフタイムにどういった声掛けをしたのか?

ハーフタイムには前半の良かった部分、1-0でリードしていてちょっとした守備の修正と我慢するところ、今まで勝てていないとかアディショナルタイムにリードしていて追いつかれるというのは僕のマネジメントのところだと思っているので、特に選手にプレッシャーだとか意識させ過ぎる必要はないと思っていました。
少しの整理とあとは今日バトルのところでファイトしていたので、それをそのまま出すというところを伝えて、非常に難しかったですけれども選手はサブの選手含めて本当によく理解して表現してくれたと思いますし、それに尽きると思います。

守備のところを修正したと言っていたが、特に強調した部分は?

失点が多いなかでそれをしっかり分析をして、受け止めて原因は何なのかというところを全員で共有をしました。
もちろん札幌さんというのもあったんですけれどもボールに対しての守備をどう考えるかというところ、人はいてもやられる場面がたくさんあったり、自分たちの優位な状況に持っていけなかったり、それで後手を踏んでしまう場面が多々あったので、それはずっと取り組んできたところであるんですけれども、この期間の中で自分たちが這い上がっていかないといけないということで強調した部分ではあります。
今日はそういうのを理解して、きれいに奪うというのは少なかったかもしれないですけれどもそういう修正は見られた試合だったと思っています。

ペトロヴィッチ監督 総括

今日のような試合のあとでは、どのようなコメントをすればよいでしょうか。

立ち上がりから選手はアグレッシブに試合に入ってくれたと思いますし、狙いとする戦いは果たしてくれた。
球際でも競り勝っていた。運動量、コンビネーションなど、よく戦ってくれたと思う。シュートもたくさんあり、決定機もあった。
不運なことにボールがゴールに嫌われた。そういう試合でした。ただし、選手たちは最後まであきらめずに戦ってくれました。狙いとする部分は出せていた。内容に関しては、良いゲームをしたと評価したい。ただ、結果だけが伴わなかった。そういう試合でした。

選手コメント

MF13平岡 大陽
平岡 大陽

(ゴールを振り返ると)
あんまり覚えてないんですけど、大橋くんがスルーパス抜けてスペースがガラ空きだったので、チャンスあるなと思って上がって行って、大橋くんがしっかり3人ひきつけてくれたので、何も考えずに振り抜いたという感じです。もう1回やれとて言われたら無理かなと思うくらい何も考えずに打ちました。
しっかりゴール前に入っていくということができたからこそのゴールだし、そこはよかったと思います。

(大きな一勝だったと思うが勝利の瞬間は?)
勝ったということは本当に大きいですけど、今日は個人的には前半から全然ダメだったのであのゴールがあったからプラマイゼロくらいの感じでした。
この状況の時に勝点3を取れたことは本当によかったと思います。ただ課題はあるのでしっかり目を向けなければという思いがあったので、勝利の瞬間は意外と落ち着いていました。

(球際でのバトルで勝てていたことが大きかったと思うが?)
カウンターとかでやられそうな場面がありましたけど、でも全員で身体を張って守り切って、それは前半だけじゃなくて90分ずっとDF陣を中心にチーム全体が身体を張ってゴールを許さなかったところが勝利に繋がったと思います。本当に全員で掴み取った勝利だと思います。

GK21馬渡 洋樹
馬渡 洋樹

(最初の10分、15分くらい相手の勢いに押されていたが?)
札幌はそういう試合が多く、得点をたくさん決めているので、最初にやられたらどんどん勢いに乗られてしまうなと試合前から思っていました。最初は圧力を感じていたんですけど前の選手も身体を張ってくれていたので、最初を抑えることができれば勝てる試合になると信じてプレーしていました。
最初に失点をしなくて良かったです。集中して試合に入ることができて良かったと思います。

(ビッグセーブがありそこから徐々にチームも盛り返していった印象があるが?)
試合によってはキーパーが止めることが、鼓舞できたりチームの力になると思うので、1本セーブできてみんながそこから乗っていったのかなと。

(攣ったのは59分くらいの1対1で足を伸ばした時か?)
後半の1本目のロングキックで結構やばいなと思っていて、シュートの時にスプリントをしたときに力が入ってしまい攣ってしまいました。そのときは無理かなと思いました。

(それでもその後のキックはほとんど味方に繋がっていたと思うが?)
飛距離は落ちたとは思うんですけど、狙ったところのなるべくサイドに蹴っていて、大暉(杉岡)のところが競り合いに勝てていたので、そこを意識して狙うようにしていました。

(昨年に引き続きJ1で無失点勝利だが?)
自分みたいな立ち位置のキーパーはチャンスがきた試合での1試合が大事になってくるし、チームもここ何試合か勝てていなかったので、今日は勝とうという強い気持ちで臨みました。
負けてしまうとやっぱりかとなってしまうと思うので、こういうチャンスがきた試合で勝てると大きいと思うので、これを続けていけたらと思います。

(試合後に倒れていたのは?)
ホッとしたの一言です。左足は全部攣っていて、最後の方のアディショナルタイムが7分だったので、その時には右足もきていたので早く終われと思っていました。

(中断期間で守備を意識しきたと思うが?)
チームで準備をしてきたものがあったので、そこは後ろから余裕があれば声を出して、行くところとか行かないところとかはディフェンスと話しながらやっていました。後半になってから自分の余裕がなくなってしまって頼りっぱなしになってしまったんですけど、練習からやれていたので0に抑えられたと思います。

(欲も出てくるのでは?)
次も出たいと思いますし、J1で試合に出られるキーパーは限られているので、そういうところでできたというのは自信になると思います。

DF47キム ミンテ
キム ミンテ

勝つことだけに集中してやっていましたし、どんな形でもいいから勝点3がほしかったので、その部分だけ見たらよかったと思います。

(戦略的に意識したところはあるのか?)
ないと思います。いつも通りやれていましたし、それがうまくはまったかなと。でも札幌さんのメンバーには知っている選手がたくさんいましたし、特徴はわかっていたので、分析はしていましたし集中していたのでそこはうまく守れたのが大きかったと思います。

(キムミンテ選手の気持ちの部分では?)
間違いなくありました。今日試合に臨んだ36人の中で一番強い気持ちだったと思います。

(試合終盤に失点をしてしまい勝点を逃してしまう試合があったが、今日はそうではなかったが?)
今日もハーフタイムに後半失点が多いから気をつけようということを何回も何回も声を掛けました。
僕も1回危ない場面があったんですけど、後半失点しないようになるべく0で守ることができていたので、それが良かったと思います。

(具体的にこれができたから守れたというのはあるのか?)
連携で足を止めずにずっと動き続けること、相手が動き続けてきて3人目4人目が入ってくるので、そこを目を切らずにずっと集中してついて行ったり、最後のシュートブロックでうまく入れていたので、そういうところが大きかったと思います。

DF8大野 和成
大野 和成

狙った勝ち方ではなかったですけど、今大事なのは勝利なので、不細工でもいいからしっかり身体を張って守り切ろうと思いました。

(最初は面食らった感じか?)
立ち上がりはあまりよくなくて、でも守護神・馬渡くんが止めてくれたので、馬渡くんのおかげです。
今回も攣ってましたけど、馬渡くんにアディショナルタイム長くなるから早くしてと言っておきました(笑)
でも本当に素晴らしかったと思います。

(途中からバトルで盛り返していた印象だが?)
最初押されましたけど、みんなの球際の意識が上がって、そこからボールを奪ったらいいカウンターになる場面も多かったので、そこで1本繋ぐことができればチャンスがあるかなと思っていました。

DF3石原 広教
石原 広教

(石原選手らしいアグレッシブさが光った試合だったが?)
コンディションが戻ってきて、何度もプレスをかけたり戻ったりという強度を出せるようになってきたと思います。
それは日頃の練習から出せていることであって、今週はすごくみんな良い強度でバチバチ練習ができていたし、智さん(山口監督)はじめスタッフの方々がチームを良くするためにすごく向き合ってくれたと思います。
それを選手たちも感じ取って、選手たちも選手たちで良くしようという気持ちを持ってこの2週間を過ごせたと思います。
それが結果に繋がって良かったと思うのと同時に自分たちのあるべき姿というのをまた再確認できた試合だったと思います。

(全体としてもバトルの部分は見応えがあったが?)
自分たちから前に行くという意思表示はキックオフからできていたし、最初少し押し込まれましたけどそれでもゴール前は身体を張るとか、寄せるとかそういうところは今までとは少し違うところを見せることができたと思います。
それも今週練習でやってきたところだと思うし、エネルギーやパワーというところは今日はみんな、誰が見ても出せていたと思うので、それは続けていかないといけないです。
前節鹿島のときにも同じような内容だったと思うし、チームとしては上向きになってきているのかなと思います。

(終わった瞬間はどんな気持ちだったか?)
個人的にはガンバ戦(4月)から勝っていないので、広島戦は出ていなかったですしルヴァンでも勝っていなかったので、自分が出た試合で勝てていなくて本当に久しぶりだったから長かったなと。自分のなかでは結構耐える時間は長かったので、脱出方法を探りながらプレーをしていました。
自分の良さを出さなきゃいけないとわかっているなかで、チームのことを考えながらやってなかなかうまくいかずプレーできなかった時期もあった。でも怪我明けからは自分のプレーというところに立ち返ってやることができているので、それはコンディションのところも含めて今は状態はいいので、これを最終節まで続けていきたいと思います。

(次節に向けて)
国立開催というのもありますし、たくさんの人が見に来てくれると思いますし、相手が川崎で絶対に負けられない試合なので、来てくれた人たちにパワーを届けられるような、今日みたいなエネルギッシュな試合して、しっかりと勝ってともに喜びたいと思います。

FW29鈴木 章斗
鈴木 章斗

ホッとした気持ちもありましたけど、とにかく出し切ったので疲れました。
個人としてフォワードとして、なかなかシュートまでいけていないというのは今日の課題だと感じています。
カウンターの場面で何回かチャンスがあったなかで、シュートまで行けずに取られてしまう場面があったので、そこはもったいなかったと思いますし改善しなければいけないと思っています。攻撃以外の部分でも、守備で貢献するなどチームが勝つためにできることをやろうと思っていました。
ただ、やっぱりフォワードの仕事はチャンスが少ないなかで決めきることだと思うので、そこはもっと練習からやっていかないといけないと感じました。

(次に向けて)
今日できたことを継続して、プラスアルファまた何かを変えないと勝てないと思うので、来週の練習からやっていきたいと思います。