MATCH試合結果

2023明治安田生命J1リーグ第22節 vs サンフレッチェ広島

8月5日(土)19:03キックオフ @レモンガススタジアム平塚

HOME 湘南ベルマーレ サンフレッチェ広島 AWAY
XXX 1 0 前半 0 0 広島
1 後半 0
13 > 16 勝点 31 > 31
47分 大橋 祐紀
得点者
選手 シュート シュート 選手
GK 1 ソン ボムグン 0 STARTING
LINEUP
0 大迫 敬介 38 GK
DF 26 畑 大雅 0 2 塩谷 司 33 DF
DF 4 舘 幸希 0 2 荒木 隼人 4 DF
DF 47 キム ミンテ 0 0 佐々木 翔 19 DF
DF 8 大野 和成 0 0 中野 就斗 15 MF
DF 2 杉岡 大暉 1 0 野津田 岳人 7 MF
MF 88 小野瀬 康介 0 2 川村 拓夢 8 MF
MF 5 田中 聡 0 0 志知 孝明 16 MF
MF 10 山田 直輝 0 2 エゼキエウ 14 MF
FW 17 大橋 祐紀 4 0 ピエロス ソティリウ 20 FW
FW 39 ディサロ 燦シルヴァーノ 0 2 加藤 陸次樹 51 FW
GK 23 富居 大樹 SUB 川浪 吾郎 22 GK
DF 6 岡本 拓也 0 青山 敏弘 6 MF
DF 28 吉田 新 0 柏 好文 18 MF
MF 7 阿部 浩之 1 2 東 俊希 24 MF
MF 13 平岡 大陽 0 0 柴﨑 晃誠 30 MF
MF 15 奥野 耕平 0 1 ドウグラス ヴィエイラ 9 FW
FW 29 鈴木 章斗 0 0 ナッシム ベン カリファ 13 FW
警告・退場 スタッツ 警告・退場
20分 2 杉岡 大暉
6 シュート 13
11 ゴールキック 12
3 コーナーキック 7
15 直接フリーキック 18
2 間接フリーキック 0
1 オフサイド 0
0 PK 0
得点経過
◆47分
17 大橋 祐紀
左 39 → 中央 88 → 17 ~ 右足S
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート
選手交代
◆65分
2 杉岡 大暉 → 6 岡本 拓也
39 ディサロ 燦シルヴァーノ → 7 阿部 浩之
◆73分
88 小野瀬 康介 → 15 奥野 耕平
10 山田 直輝 → 13 平岡 大陽
◆90+7分
8 大野 和成 → 29 鈴木 章斗
◆46分
14 エゼキエウ → 24 東 俊希
◆57分
7 野津田 岳人 → 9 ドウグラス ヴィエイラ
◆69分
20 ピエロス ソティリウ → 13 ナッシム ベン カリファ
◆78分
4 荒木 隼人 → 30 柴﨑 晃誠
15 中野 就斗 → 18 柏 好文
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
9,946人 晴のち曇、中風 28.4°C 80% 全面良芝 90分
コミッショナー 主審 副審 副審
中原 美智雄 中村 太 大川 直也 岩﨑 創一
第4の審判員 VAR AVAR 記録員
鈴木 規志 上村 篤史 清水 修平 岩崎 洋

監督コメント

山口監督 総括
山口監督

難しい戦いになることは予想していましたし、とにかく我慢する時間帯と、どう1点をもぎ取るかというところ、やってきたことを出そうという中で戦った試合でした。
前半風下ということもあって、またマンマーク気味にこられるところもあり、難しさも感じましたが、選手たちはそういうものを見て変化を起こそうとしてやってくれました。前半我慢できたのは大きかったと思います。
後半に関してはテンポを上げようということで、攻撃のところで変化をつけたかったですし、背後は少なかったのでそういうところは2トップの関係で生み出していこうということで送り出しました。
大橋のシュートは本当に素晴らしかったと思いますし、打たないと入らないというところを表現してくれたと思います。
本当にチームがよく、状況と状態を理解しながら90分通してやってくれたと思います。何より今年初めて無失点に抑えられたというところは評価できると思いますし、次に繋げないといけないそういうゲームになりました。

山口監督 質疑応答

新しい戦力が3人入ったがチームに変化があった部分は?

夏の移籍というのは、出られていない選手、苦しんでいる選手が移籍することが多いと思いますが、思いをもって悔しさを持って新しくチャレンジをしに来てくれたと思います。
このチームにはないものを持っている選手が来てくれましたし、良さを出して、雰囲気、人間性も含めてそれがいい方向にチームとしていっていると思います。
プレーでいうと他の選手と同じように競争して、成長してもらいたいということも、課題ももちろんありますが、入ったことによっての存在感やチームにもたらす影響力は本当に大きなものがあります。
そういうものに引っ張られながら、最初からいる選手が引っ張りながらやっていければと思います。

リーグ戦は4カ月ぶりの勝利だが何か変わることはあるか?

本当に申し訳ない気持ちでしかないですけど、今後取り返していきたい気持ちが強いですし、悔しさはまだまだあります。もっともっとチャレンジをして結果をものにしていきたい気持ちが強い。それは僕だけではなくて選手みんなそうです。もちろん嬉しいですし、ホッとしたところもありますし、皆さんに本当に申し訳ない気持ちもありますが、次に向かうパワーにしていきたい。今日はそういう勝ちになったと思います。

天皇杯はPK戦までいきコンディションは圧倒的に不利だったと思うが最後まで走り切っていたが?

天皇杯は120分とPK戦までやりましたけど、中断明けの1試合ですしそんなにそこに疲労があるとは思っていませんでした。もちろん考慮しながら、どのタイミングで使うのかは表情を見ていました。ただ選手から漲るものというのは、この間勝てたというところから出てくるものというのは大きかったと思います。
この先、中断期間を経てやっていかなければいけないということがマインドとしてあったので、それほど心配はしてなかったです。
本当にチームとしての日々のトレーニングがいいものを生んでいることをみんなが理解して、選ばれた選手はそれを背負って、そういうところがよりよくなってきたと思います。

キムミンテ選手が試合後感極まっているところも見受けられたが、彼が最終ラインに加わったことについては?

やはり前のチームで出られなくて悔しい思いをしていた選手でしたし、本当に勝利に懸ける思いというのは非常に強いものを持っているとすぐに分かっていました。勝利に対して飢えているところと新しいチャレンジをしたこと、安堵感もあったと思います。
そういうものを持った選手なので、非常によくやってくれたと思いますし安定感をもたらしてくれたと思います。

ミヒャエル スキッベ監督 総括

湘南ベルマーレに「おめでとうございます」と言いたいです。今日は1つの素晴らしいゴールが試合を決定づけました。そこが自分たちと相手の違いだったと思っていて、自分たちはチャンスを多く作りながらネットを揺らせませんでした。ただ、前へ前へ進むという意味では、終了の笛が鳴るまでやり続け、同点ゴールを目指し続けていました。反省しなければいけない部分としては、シュートを決めないといけないこと。22試合を終えて総得点が24点です。この得点数では均衡した試合で勝つ力はないと言えます。

選手コメント

FW17大橋 祐紀
大橋 祐紀

(素晴らしいゴールだったが?)
入ってよかったですし、勝てて本当によかったです。
思い切って打ちましたけど、風上だったので力を入れなくても強いシュートになるなと思っていました。
久しぶりの勝利で自信にもなりますし、本当にこの勝利を次に繋げないといけない。ここからまたスタートを切らないといけないと思います。

(ディサロ選手とのコンビネーションはどうだったか?)
切り替えの部分や、ポストプレーも精力的に二人でできましたし、本当に助かりました。お互いに声を掛けながらできたと思いますし、もっともっと関係性をうまく作って攻撃のパターンを作っていければよりよくなると思います。
(ディサロ選手は)本当にストライカーで強みもありますし、お互いを活かしながらしっかりチームに貢献できたらいいなと思います。

(プレーの幅が広がっている印象があるが?)
今年特に意識している部分でもありますし、いろんなプレーの幅を持ててきていると思うので、しっかりそれを確立してもっと成長していきたいと思っています。

(勝てない中で苦しい時もあったと思うが?)
自分はケガもあっていない時期も長かったですけど、戻ってきてからもどうにかして貢献したいと思っていました。調子は悪くないと思っていたので、今日それを表現できたのは大きいなと思います。

DF47キム ミンテ
キム ミンテ

今日の勝利は必死に戦った結果だと思います。
(自身のプレーについては?)普通というか、すごくよかったわけではないですけど、集中を切らさずに当たり前のことを当たり前にすることが大事なので、そういうところをミスなくやれたことはよかったと思います。

(チームとしては久しぶりの勝利だったがチームの力になりたい気持ちも強いのでは?)
それはもちろんそうですね。僕もそうですしレレ(ディサロ選手)も、入ってきた選手がいいエンジンというかいいきっかけになってチームを上向きにできるように、チームを引っ張っていくつもりで頑張っていきたいと思っています。

(試合終了時は感極まるシーンも見られたが?)
前半戦、全然鹿島で試合に出られなくて、メンバーに入ることもなかなか難しかった。コンディションは常にいい状態でカップ戦でも常にいいプレーをしていながらもリーグ戦に出られなかったという悔しさがあったので、この1試合のために、勝つために半年間やってきたので、そうやって諦めずにやってきたことがよかったという気持ちでした。

GK1ソン ボムグン
ソン ボムグン

無失点というものは自分一人でできることではないということを選手たちが証明してくれました。
みんなに感謝したい気持ちですし、監督、スタッフ、ファン、サポーターの方々が本当に耐えることができた、そんな試合だったと思います。

(守備の部分でみんなに助けてもらったということか?)
本当にそういう部分が多かったです。
お互いがコミュニケーションをしっかり取って、お互いが助け合えたのが無失点という結果に結びついたと思います。

(最終ラインにキムミンテ選手が入って違いややりやすさはあったのか?)
チームとしてそういう時間帯を耐えて乗り越えることができたので、良い結果に繋がったと思います。
ミンテさんも言葉が通じて良いコミュニケーション取れることができたと思います。

(相手はクロスも多くかなり厳しい場面があったと思うが?)
試合をしていてそういう難しい時間帯は絶対にあるので、それをどうやって防いでいい結果に持っていくのかが自分たちには重要だと思います。

(難しい時間はあった中で無失点に抑えられたことについては?)
また映像を見返しますが、後ろから見ていて今日は守備がコンパクトでしたし、選手たちがどこに問題があってその問題に対して状況をしっかり把握できていた。それができていれば絶対に勝てると信じてプレーしているように見えました。

(キャンプではどんなことを取り組んだのか?)
難しい時期を乗り越えるためにどうしていくべきかということを、メンタルのトレーニング含め準備してきました。

MF5田中 聡
田中 聡

ホームで初めて声援を聞けて試合ができたので、みんなは聞き慣れているかもしれないですけど自分は本当に初めてだったので鳥肌が立ちました。
声援があるというのはすごく新鮮だったので、自分は特別な中で試合ができて、サポーターの皆さんにすごく感謝しています。

(コーチングの部分は?)
天皇杯よりは相手もそんなに繋いでくる感じではなかったので難しいところもありましたけど、自分がスライドしないといけないシーンもありましたし、味方を出しすぎて空いた部分もあったので、そこはコミュニケーションで解決できましたけど課題だと思います。

(難しいゲームだったが無失点で勝てたことは?)
本当に誰が入ったからとかじゃなくて、本当にチーム全員でプレスもかけていましたし最後まで走ってみんなでゴールを守っていました。中断期間もあって、そういうところを突き詰めてやってきたので、結果として表現できてよかったです。

(相手の時間帯もあったと思うが?)
最後のほうはヤバいと思ったシーンもありましたが、その前はけっこう遠目からのシュートが多かったのでそんなに怖さはなかったです。ただ最後のほうは決められてもおかしくないシーンもあったのでそこまでいかせない守備の仕方をもっとやらなければいけないと思いました。

(攻撃については?)
今日は天皇杯の時ほどは触れなかったので、満足はできないですがもっとボールを触って、ゴールやアシストというプレーを出していかなければいけないなと感じます。

(アンカーとして奥野選手はあまり動きすぎないことを意識しているという話も依然していたが、意識していることは?)
耕平くんは真ん中で器用にプレーできる選手で、僕はボールに執着しちゃうタイプなので、それがいい時もあれば悪い時もあると思います。今は寄ったほうがいい場面とか今は真ん中にいたほうがいいとか、そういうことを状況に応じて判断してプレーできたらと思います。そうすれば、自分が中継役になって、チームの攻撃の時間も増えると思うのでそこはもっとやっていきたいと思います。

(無失点という結果、どこがよかったか?)
最後まで11人全員で戦えていたことが本当によかったと思います。自分たちはやっていて、やられるような感じはしていませんでした。
まずサッカーの根本的なところである、ボールを奪いにいこうということは智さんからずっと言われていて、状況によってはセットすることも大事ですけど、まずボールを奪うということがより重要だと思うので、今日はそこが出せたかなと思います。

(次節に向けて)
もちろん勝点3を奪いにいくので、そこに向けてチームで一丸となってやっていきたい。また勝ちます。

FW39ディサロ 燦シルヴァーノ
ディサロ 燦シルヴァーノ

勝てたことが全てだと思うので、内容を見つめ直す必要がある部分もありますが、今日は勝ったことが全てだと思います。

本当はゴールを決めて自分のゴールで勝たせたかった部分はありますが、今日は点を取ることよりも勝つことにフォーカスしていた自分がいたので、その目標を達成できたことはよかったと思います。次節は自分の得点で勝たせたいなと思います。

(新しく入ってきた選手が流れを変えた感じもあるか?)
僕たちが変えたというか、もともといい雰囲気はあったと思いますが、なかなか勝てない、なぜか勝てていないという感じだったと思うので、そういう部分で新加入の3人の力を交えながら、新しい風を吹かせられたところはあると思います。

(キャンプで準備したことは表現できたか?)
まだ50%くらいですかね。そんなに簡単にできたら誰でも成功していると思うしすべてが簡単にいかないところが面白いと思うので、またみんなですり合わせながら進んでいきたいと思います。

(ホームの雰囲気は?)
たくさんのサポーターが来てくれていましたし、その声援というのが本当に力になっていたと思います。やられそうになった時もサポーターの声援が後押ししてくれて守ってくれた部分もあると思うし、サポーターのほうに攻めていた時に点がとれたので、それはサポーターが吸い込んでくれた部分もあると思います。一緒に戦って一緒に勝ち得た勝点3だと思うので、本当に最高の雰囲気でした。

DF8大野 和成
大野 和成

(ディフェンスラインの真ん中がキムミンテ選手で、大野選手は左だったが試合で心掛けたことは?)
左で出るのは本当に久しぶりだったので最初は手探りな部分もあったんですけど、ミンテの良さもありますし自分の良さを出そうと思っていました。

(天皇杯もフル出場し、今日もほぼフル出場し肉体的にもきつかったのではないか?)
試合に出ることができない選手もいるわけですし、そういう選手の想いもあります。
天皇杯で120分プレーした自分が戦うことができればチームに与える影響は大きいと思っていました。
そこは自分のなかでポジティブに捉え、疲れているからといってそういうプレーをしてしまったらチームに与える影響はよくないと思っていました。今日スタメンを見たら最年長だったので、自分がしっかりやることで良い影響をもたらせられると思っていましたし、しっかりとプレーをしようと思っていました。
戦う姿勢は自分の良さでもありますし自分はうまいプレーはできないので、でもそういう部分は大事にしているので、そこは意識してやっていました。

(広島の攻撃を無失点に抑えることができた一番の要因は?)
天皇杯もそうでしたけど崩されたときのゴール前の守備で湘南の人数が多く身体を張れていましたし、ボールを身体に当てられる感覚がありました。
最近は崩されて淡々とやられてしまい失点が多かったんですけど、ボールに対しての執着心といった部分は天皇杯も含めて戻ってきているなと感じました。

(キャンプで取り組んだことでどんなところが変わったのか?)
狙いとして守備はありますけど相手がいることなので崩されてしまうことは何回かはあるので、そういう時に身体を張れるとか、ボールに寄せることができるというのが勝っていないときはなかったと思っていて、人がいるのにやられてしまうというのが多かったと思います。今日はやられたあとのリアクションだったり選手一人ひとりの意識が高かったので、それも結果に繋がっているのかなと思います。

(戦術的な見直しというよりかはメンタルの部分がメインだったのか?)
今までやってきたことの見直しもそうですけどやはりそういう部分を大事にして、ボールの寄せ方とかは湘南がずっと大事にしている部分でもあるので、そういうのも出てきたかなと思います。

(田中聡選手が一つ前でプレーしていて頼もしく感じたか?)
すごいですね。あいつはすごいです。五分五分のボールは8割くらい自分たちのボールになるので、だいたい五分五分だとどっちにこぼれるかわからないんですけど、聡の場合はマイボールにできるのは本当に頼もしいですし、助かっています。
海外に行ったことで、ガムシャラさは残っていますけどポジショニングとかは大人になったというか、考えながらプレーしているなと感じます。