2023明治安田生命J1リーグ第20節 vs 柏レイソル
7月8日(土)19:03キックオフ @三協フロンテア柏スタジアム
HOME 柏レイソル | 湘南ベルマーレ AWAY |
1 | 1 | 前半 | 0 | 1 | ||
0 | 後半 | 1 | ||||
13 > 14 | 勝点 | 12 > 13 | ||||
27分 細谷 真大
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得点者 |
90+3分 大野 和成
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選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 46 | 松本 健太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | ソン ボムグン | 1 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 34 | 土屋 巧 | 1 | 0 | 舘 幸希 | 4 | DF | |
DF | 50 | 立田 悠悟 | 0 | 0 | 山本 脩斗 | 16 | DF | |
DF | 4 | 古賀 太陽 | 0 | 4 | 大野 和成 | 8 | DF | |
DF | 3 | ジエゴ | 0 | 1 | 畑 大雅 | 26 | DF | |
MF | 14 | 小屋松 知哉 | 0 | 0 | 小野瀬 康介 | 88 | MF | |
MF | 28 | 戸嶋 祥郎 | 0 | 0 | 茨田 陽生 | 14 | MF | |
MF | 6 | 椎橋 慧也 | 0 | 0 | 奥野 耕平 | 15 | MF | |
FW | 10 | マテウス サヴィオ | 1 | 0 | 山田 直輝 | 10 | MF | |
FW | 17 | フロート | 2 | 0 | タリク | 11 | FW | |
FW | 19 | 細谷 真大 | 2 | 3 | 大橋 祐紀 | 17 | FW | |
GK | 31 | 守田 達弥 | – | SUB | – | 富居 大樹 | 23 | GK |
DF | 20 | 田中 隼人 | 0 | 2 | 杉岡 大暉 | 2 | DF | |
DF | 16 | 片山 瑛一 | 0 | 0 | 阿部 浩之 | 7 | MF | |
MF | 41 | 仙頭 啓矢 | – | – | 平岡 大陽 | 13 | MF | |
MF | 11 | 山田 康太 | 0 | 0 | 永木 亮太 | 20 | MF | |
MF | 40 | 落合 陸 | 0 | 0 | 鈴木 章斗 | 29 | FW | |
FW | 9 | 武藤 雄樹 | – | 0 | 石井 久継 | 37 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆58分 3 ジエゴ■
◆79分 50 立田 悠悟■ |
6 | シュート | 10 |
◆72分 16 山本 脩斗■
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8 | ゴールキック | 10 | ||
3 | コーナーキック | 9 | ||
10 | 直接フリーキック | 7 | ||
5 | 間接フリーキック | 2 | ||
5 | オフサイド | 2 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆69分
3 ジエゴ → 16 片山 瑛一 17 フロート → 40 落合 陸
◆75分
14 小屋松 知哉 → 11 山田 康太
◆81分
10 マテウス サヴィオ → 20 田中 隼人 |
◆46分
14 茨田 陽生 → 2 杉岡 大暉
◆72分
10 山田 直輝 → 7 阿部 浩之 11 タリク → 29 鈴木 章斗
◆86分
16 山本 脩斗 → 37 石井 久継 15 奥野 耕平 → 20 永木 亮太 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
10,540人 | 曇、弱風 | 27.5°C | 76% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
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松浦 敏夫 | 今村 義朗 | 渡辺 康太 | 鈴木 規志 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
関谷 宣貴 | 上田 益也 | 岩﨑 創一 | 高野 恵 |
監督コメント
山口監督 総括
順位で言いますと、お互いに非常に厳しい状況での戦いになる、そういう試合でしたけれども、試合前に選手に伝えたのはこの試合を楽しもうということ。
自分たちの良さを出してぶつかっていこうということを話して臨んだ試合でした。
守備のところからしっかりと入ることが重要だったので、形も変えてレイソルさんの戦い方を想定しながら戦いました。
ただ、前半0-0で終えたいプランを持っていたなかで、やはり球際の最後のところ、失点の場面は課題が残りましたし相手に退場選手が出て追いついたというポジティブな部分もあるので、両方大事だと思いますけれども半歩進んだかなと。そういう試合になりました。
山口監督 質疑応答
形を変えて試合に臨み、後半開始からは元の形に戻したと思うが、前半うまくいった部分とうまくいかなかった部分は?
前半うまくいかなったとかうまくいったということではなく、90分のなかでのゲームプランなので、前半が悪かったから変えたということではありません。
ただ前半に失点をしたところに関しては0-0のプラン持っていて締まった試合をするには、失点が多かったので中央を多くして後ろが少し重くなるのは覚悟をしながらあの形で挑みました。
後半に関しては0-1だったということもありますし、攻撃のところで前半課題もたくさん出ていたので、それを引き出す策として形を変えました。
最後追いつく形だったが選手たちの戦いをどう評価しているか?
素晴らしかったと思います。すごく厳しい状況には変わらないんですけども、日頃からそこに逃げずにやってくれているところがやっと形として半歩出たのかなと思います。
選手はこれでいいきっかけを掴んでほしいと思いますし、最後相手は10人でしたけど関係なくもぎ取ったというところでいうと勝点1ではありますけれども、2を失ったというよりかは前向きに勝点1を拾えたという捉え方をして次に向かえたと思います。よくやってくれたと思います。
井原正巳監督 総括
今日は順位が1つだけ違う湘南さんとの試合ということで、重要性をしっかり理解した上で試合に入りました。どういう形で湘南さんがゲームプランを持ってプレーしてくるか分からない部分もあったのですが、今日は今までの反省を踏まえ、前半から勢いを持てるような形で試合に入らせました。先制点は自分が監督になってから初めてで、良い流れで試合を進められたと思っています。ただ、サッカーは何が起こるか分からないですし、試合終了の笛が鳴るまで勝利をつかめるかどうか分からない中、最後ああいう形で終わってしまったのはわれわれの力がなかったのかなと思っています。自分の采配も含め、もっと突き詰めていかないといけないと思っています。
井原正巳監督 質疑応答
人数が1人少なくなってからは、5バックで守備を固めたが?
メンバー的なところもありますし、相手のシステムを考えたときの形でした。ただ、最後しのぎ切れなかったので、どちらが良かったかというところはしっかり検証したいと思います。ただ、勝点1を最低限取れましたし、順位的にもひっくり返されていない。そういう部分を少しでもポジティブに捉えてやっていくしかないと思っています。
選手コメント
DF8大野 和成
(得点を振り返って)
あの得点はもう魂です。それ以外何もないと思います。
相手は一人少なくなりましたし前に上がろうかなと思って、その前に何回かチャンスがあったんですけど決めることができなくて、最後は魂でした。
(こういう状況のなかで追いつけたというのは、プラスな面もあるのではないか?)
欲を言えば、勝点がお互いに近いですし勝ちたかったです。追いついたことは評価できますけど、やはりこれを次に繋げないとまったく意味がないと思うので次に向けてみんなで良い準備をしたいと思っています。
(前半失点したが、湘南も悪くはなかったと思うが?)
相手はシンプルに蹴ってきましたし、その対応はそこまで悪くなかったですけど取ったあとに良い距離感ではなかったので良い攻撃に繋げなかった。後半は距離感の修正ができたので、だんだんと相手ゴールに近づいたのかなと思います。
(失点の場面は?)
ああいった簡単に失点をしてしまうところが、湘南が勝てない原因ですし人数は足りていたと思うので、あそこで滑るだとか、もっと寄せるだとか、戦術ではなく細かいところがまだまだ足りないから失点をして勝点を落としている原因だと思います。
(監督は半歩前進したと言っていたが、選手もポジティブに捉えているのか?)
ここ最近、失点をしてバタバタしてしまい失点を重ね大敗を喫したんですけど、今日はみんなが前に矢印を向けて1点をもぎ取れたので、それはチームの姿勢としては評価できるかなと思います。
(スタートはダブルボランチだったが?)
失点も多かったですし、中盤のアンカーの脇を使われる場面が多かったのでダブルボランチで戦いました。いい場面もありましたけど、逆にできていない部分もあったので相手が1点取って、しっかりブロックを作ってきたので従来の形に戻して間、間でうまく良いポジションが取れるようになったので、それはよかったと思います。
(退場する前も攻めている場面が多かったが後半はギアを入れ直したのか?)
行くしかなかったですし、でも焦り過ぎては1発カウンターで相手に足の速い選手もいるので、そこは警戒しつつやっていました。
(後半は山本選手とポジションを入れ替えたのか?)
強い外国人もいましたし、カウンターを警戒する場面で自分がしっかりラインコントロールしないといけないと思っていました。後半しっかりマネジメントして声をかけてやるべきことをやれたかなと思います。
(大野選手個人としてはなかなか出場機会がなかなか巡ってこないなかで、今日の試合に懸ける想いとか結果というのはどう受け止めているか?)
他の選手よりも出場機会が少ないですし、次に僕が出る保証はないので、間違いなく他の選手よりも1試合に懸ける想いは強いと思っています。僕は湘南の在籍が長いので自分がなんとかしてやりたいという想いは常に持っています。
出た試合でなかなか結果が出なくて、自分の実力不足を痛感して色々と悩みましたけど、今日ひとつゴールという結果で少しは仕事をすることができた。チームを勢いに乗らせるか乗らせないかは日頃の練習だったり、次の試合がすごく大事だと思うのでしっかりやりたいと思います。
(在籍の長いベテラン選手が劇的なゴールを決めるのは、ストーリーができているなと思うが)
それには次の試合で勝つことによって、あの試合であのゴールがあったからとなると思うので、僕自身全然満足していないですし、選手として試合に出たいですし、出たら勝ちたいです。その欲はずっと切らさずにやっていきたいと思います。
(試合後挨拶時に大野選手にサポーターからの拍手があったが?)
なかなか勝てないなかでもああやって応援してくれて非常にありがたいですし、選手としてはそれは結果で応えるのが一番だと思うので、申し訳ない気持ちと次もよろしく頼むという想いで挨拶をしました。
(キャプテンマークをつけて出たが?)
自分がキャプテンマークを巻いたということは、自分は最後尾ですしプレーもそうですけど声を出して、盛り上げるだとかマネジメントするというのが自分の役割だと思っていました。
キャプテンマークを巻いている巻いていないに関係なく僕自身は出たら何かを残したいと思ってやっているので、変わらないですけど、より責任感は増します。
(今までも逆境を乗り越えてきたと思うが?)
湘南というチームは、攻守において一つになったときに出る勢いというのは他のチームには無いものだと思います。それを多く作ることができれば勝つ確率も上がると思う。ここ最近の大敗を見てもみんな頑張ってはいるけど、その頑張り方がチームとして頑張れていたかというとバラバラになっていたところも少しありました。一つになってまとまることができれば湘南は間違いなく強いと思うので、その一つになれるように自分も練習からしっかりやっていきたいと思います。
MF7阿部 浩之
(アシストのシーンは?)
相手は守ろうとしていたので、空いているところを探してうまく穴を見つけることができたかなと思います。
(1点ビハインドのなかで出場して、どんな狙いを持っていたのか?)
得点を取るだけだったので、20分くらいあったので相手を見ながらやっていました。
外から見ている感じで空いているところは何となくはわかっていたので、もう1点取れればさらによかったです。
(町野選手がいなくなって最初の試合だったが?)
マチがいてできていたこともあるかもしれないですけど、他の選手だからできることもあると思いますし、それはマイナスだとは思っていないので、チームとしてプラスアルファを生めるようにやっていければと思います。
(この勝点1を次に繋げるには?)
すぐに試合がきますし勝点1も必要だったんですけど、それよりも自信をもっと取り戻すためにしっかりと勝点3を取れるようにやっていけたらと思います。今日みたいにやれれば勝点3もついてくると思うので、続けてやっていきたいと思います。
(最近自信がないような選手もいたが、今日は全員が良い戦いをしていたと思うが?)
これが普通だと思いますし、これがベースに無いとやはり勝っていくのは難しいと思うので、みんな自信を持ってしっかりやれればこれだけできると思うのでしっかりやっていきたいと思います。
MF88小野瀬 康介
(前半攻撃がうまくいかなかった印象だが?)
単純に1枚前を減らしているので、前半は0でもいいというプランでした。今までだったら連続して失点をしていたと思うので、そこはしっかり耐えて後半からシフトチャンジして最後追いつけた。あの勢いならもう少し時間があれば逆転できていたと思うので、悪いなりにこの引き分けはよかったのかなと思います。
(崩れなかった理由はあるのか?)
ウイングバックが無理をして相手のサイドバックに行かないところを今回はより後ろに比重を置いてやっていたのと、アンカーの脇を使われる回数が2枚にして減らして、攻撃には比重をおけなかったんですけどやられるというのはなかったと思います。
失点に対して自分たちで受け止めていましたし、守備に帰るところであったりやられないところはみんな意識していたので、理想は0で折り返してというのはありましたけど、半歩でも前進できたのでそこは自信を持っていいのかなと思います。次も堅い相手なので、そのなかで攻めながらもしっかりリスク管理しながらというのが大事になってくると思います。
(過密日程でフル出場が続いているが、コンディション的にはどうか?)
うまくコントロールして今日も出ることができましたけど、いつもとポジションが違ったので違ったポジションのきつさが前半はありました。
(違うポジションでも見え方というのは変わらないのか?)
自分のところで見えていてこう動いてほしいなというのと、もっとはっきりアクションを起こしてくれたらそれに応じて対応をパスであったりできたと思う。
どうしようもなくてミスをしたということではなくて、そこは味方とコミュニケーションを取ってやっていければ改善できると思います。
ミスはよくないですけど、そのなかでもいいミスだったかなと思います。
(今、攻撃の課題は?)
前半は割り切ってやろうといったなかで、落ち着いてできなかったところが課題かなと思います。
後半はこっちが攻めるしかなかったので、割とボールを持てたし一人退場になってより攻撃的にやれたので、90分試合をやっていくうえで相手の時間もありますし、自分たちがボールを持てない時間もあるので、自分たちの時間のときにいかにクオリティを出せるかというところが大事だと思います。今は失点が多いのでそこで耐えるという時間も必要なので、今日はそれを1失点しましたけど連続してしなかったのが大きかったのかなと思います。
(引き分けて連敗を止めて次に繋げていくためには?)
今日みたいな複数失点をしない戦いをして、相手は蹴ってくるのでプレッシャーにいくのかいかないのかはっきりとさせて自分たちの時間になったときに、
いかに仕留められるかというところをみんなで徹底してやれれば、この暑い時期はそれでもいいのかなと思います。
(得点に繋がったあのパスを振り返って)
間で受ける選手が少なかったのと、みんな前に張り付いていたので2枚のラインになっていたのでそこは意識していたのと、シュートも打てたと思うんですけど、外が空いているなと間接視野で見えていてそれで判断を変えました。
MF10山田 直輝
(トップ下で特に意識したことは?)
前にしっかりプレッシャーをかけていきたいということと、ロングボールを蹴られたセカンドボールも回収したいという狙いだったので、そこのバランスを意識して自分のところが鍵になるなと思ってやっていました。
(後半からいつもの形にしたが、前半は攻撃のところは悪くなかったか?)
攻撃だったり守備のところですごく良かったかというとそうではなかったかもしれないですけど、試合を引き締めながら進めていきたいと思っていました。
0-1で折り返してしまいましたけど、チームの雰囲気がいけるという雰囲気のまま前半を終えてはいたので、よかったとはいえないですけど、しっかりと試合を締めながらできたとは思います。
(今までと違いあそこで崩れなかったのは?)
今日はみんな中で話して、ひっくり返されてもしっかりゴール前を守るとか中で声をかけていましたし、智さん(山口監督)も自分たちの良さをしっかり出して戦えば絶対に大丈夫だとずっと言い続けていたので、それを信じて戦い抜けたかなと思います。
(山田選手自身のパフォーマンスは?)
もっとボールを引き出してゴールに向かっていきたかったですけど、それは次の課題としてチームの勝利に貢献できるようにもっとやらないといけないと思います。
(今日の戦いは次の福岡にも通じる部分があるか?)
似たような攻撃をしてくる可能性もありますし、システムもそういう形でやってくるかもしれないです。
今日は最後に追いついたことでチームとして、次の試合絶対勝とうとみんなで話をしていたので、そういう雰囲気を生み出せる結果には最後できたので、
次に向かっていけるかなと思います。
FW37石井 久継
アップをしている時は一人少ないのもあって結構押し込んでいる状況だったので、自分が出たら守備のことはあまり気にせず攻撃のところを意識しようと思っていました。自分が入るということはゴール前でシュートまでいくというところと、流れを変える意味で入ったと思っていたのでそこは自信を持ってプレーしようと思って入りました。
(チームは最後追いついて、石井選手自身やっていた感触は?)
どこのポジションをやっていたかと言われたら正直わからないんですけど、サイドでボールをもらったりゴール前でターンやいいところも出しつつ、もっとゴール前で勝負をしていきたいですし、イージーミスをなくしていきたいと思います。
(チームとして最後追いついて手応えは?)
ずっとみんなで必死に練習をやってきていたので、あと一歩だったんですけどまずは追いつけたということはすごく良かったと思います。
だけどここで満足せずに、次は天皇杯もありますし、続けてリーグ戦も勝利を目指してやっていきたいと思います。
(天皇杯はもっとチャンスがあるかもしれないが?)
中3日なので、そのなかでももっとアピールをしてスタメンやもっと出場時間を延ばしていけるようなアピールをしていかないといけないと思います。
(町野選手がいなくなったなかで何か感じたものはあったか?)
マチ君がいないのは僕自身は寂しいですけど、チームとしてはマチ君がいなくなったからできないとかそういう雰囲気は全然なかったと思います。
今日の試合を戦って、これからもっとよくなる可能性もあるということも感じています。