第33節 vs サガン鳥栖
10月29日(土) 15:04キックオフ @レモンガススタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | サガン鳥栖 AWAY |
3 | 2 | 前半 | 0 | 0 | ||
1 | 後半 | 0 | ||||
35 > 38 | 勝点 | 41 > 41 | ||||
7分 町野 修斗
21分 町野 修斗
78分 山本 脩斗
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得点者 |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 谷 晃生 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 朴 一圭 | 40 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 4 | 舘 幸希 | 1 | 0 | 長沼 洋一 | 24 | DF | |
DF | 16 | 山本 脩斗 | 1 | 0 | 島川 俊郎 | 4 | DF | |
DF | 2 | 杉岡 大暉 | 0 | 0 | ファン ソッコ | 20 | DF | |
MF | 3 | 石原 広教 | 0 | 0 | 中野 伸哉 | 13 | DF | |
MF | 11 | タリク | 1 | 0 | 福田 晃斗 | 6 | MF | |
MF | 14 | 茨田 陽生 | 1 | 0 | 小泉 慶 | 37 | MF | |
MF | 10 | 山田 直輝 | 1 | 4 | 西川 潤 | 18 | MF | |
MF | 44 | 中野 嘉大 | 1 | 0 | 岩崎 悠人 | 29 | MF | |
FW | 13 | 瀬川 祐輔 | 1 | 2 | 小野 裕二 | 10 | FW | |
FW | 18 | 町野 修斗 | 4 | 0 | 宮代 大聖 | 11 | FW | |
GK | 23 | 富居 大樹 | – | SUB | – | 岡本 昌弘 | 31 | GK |
DF | 6 | 岡本 拓也 | 0 | – | 田代 雅也 | 30 | DF | |
DF | 22 | 大岩 一貴 | – | 1 | 藤田 直之 | 14 | MF | |
MF | 15 | 米本 拓司 | 0 | 0 | 森谷 賢太郎 | 47 | MF | |
MF | 28 | 平岡 大陽 | – | 0 | 堀米 勇輝 | 44 | MF | |
MF | 49 | 阿部 浩之 | 2 | 1 | 本田 風智 | 8 | MF | |
FW | 9 | ウェリントン | 0 | 1 | 垣田 裕暉 | 19 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
13 | シュート | 9 |
◆89分 37 小泉 慶■
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7 | ゴールキック | 8 | ||
10 | コーナーキック | 5 | ||
6 | 直接フリーキック | 11 | ||
4 | 間接フリーキック | 1 | ||
4 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 1 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆71分
10 山田 直輝 → 15 米本 拓司 ◆77分
11 タリク → 49 阿部 浩之 ◆83分
3 石原 広教 → 6 岡本 拓也 18 町野 修斗 → 9 ウェリントン |
◆61分
13 中野 伸哉 → 19 垣田 裕暉 29 岩崎 悠人 → 44 堀米 勇輝 10 小野 裕二 → 8 本田 風智 ◆79分
6 福田 晃斗 → 14 藤田 直之 18 西川 潤 → 47 森谷 賢太郎 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
11,350人 | 晴時々曇、弱風 | 20.9°C | 36% | 全面良芝 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 |
---|---|---|---|
小野 俊介 | 飯田 淳平 | 浜本 祐介 | 岩﨑 創一 |
第4の審判員 | VAR | AVAR | 記録員 |
佐藤 誠和 | 大坪 博和 | 堀越 雅弘 | 岩崎 洋 |
監督コメント
山口監督 総括
前節から間が空いた試合で、直近の神戸戦では結果が出なかった中で、良い準備をしたというよりかは、いまの過程で振り返ったら「そう言われるだろうな」という準備をしてきました。
何をもって良い準備かと言うと、自分の考え方としてはやってきたものを積み上げる、もちろん相手もあるので難しさもありますが、どちらかというと自分たちに向き合ってやってきた2週間でした。
今日の試合に関しては、それを出せるかどうか、もちろん相手のやり方やスタイルであったり選手の特徴もありますが、それを凌駕できるくらいの準備をしてきたと思いますし、今日に関しては守備の時間は長かったですが、今年やってきていることが表現できたんじゃないかと思います。
尚且つ得点を取るという部分でも、早い時間に得点に点が取れて留めがセットプレーという理想的な形で点が取れて、ゼロに抑えられたことは評価できる、そういうゲームになりました。
山口監督 質疑応答
町野選手の決定力もすごかったが、シュートに至るまでの過程も良かったと思うが前半の2ゴールをどう評価するか?
もちろん点を取った本人が評価されるべきですが、僕はそれがすべてだとは思わないです。ボールを奪うところから始まって、繋いだ選手がいて、最後に仕上げる選手がいると思っているので、同じように評価したいですし、そういう選手が増えてくることが良いと思っています。1点目は(石原)広教のクロスから、2点目はタリクの素晴らしいディフェンスで、取り組んできたことなので。
決めた町野は素晴らしいですし、クオリティを持った選手だという評価をしていますけど、本当に全員を評価したいなと思っています。
積み上げがあった中、横断幕にも「苦しみもがいた2022年を無駄にせず」といった言葉があったが来季に向けては?
結果によってもがき苦しんでいると思われるかもしれませんが、選手の取り組みであったり彼らの目であったり表情は常日頃から変わらないものがありました。
スピーチでも言わせてもらいましたが、僕の未熟さで(結果が)そうなっていると思いますが、チームがもがき苦しんで良くない状態とは捉えていないです。結果は自分たちが招いたものですが、ただそこに向き合ってやっていることは事実ですし、積み上がっていることも事実。大事なのは次の試合なのかなと。今シーズンは終わっていないですし今日の試合だけできれいごとにするつもりもありません。
ホーム最終戦で終わった雰囲気になりますが、大事なのは次だと思っていますし、同じような準備をして意識高くできるかどうかは今年最大のテーマかなと思います。
今日の勝利で自動降格はなくなったが?
心苦しいです、僕が至らないので成績がここというのは。もっとこういう内容の試合ができた時もありましたし、自分たちが招いた結果なので向き合ってやっていくしかないと思います。
先ほど選手にも言いましたが、5位以内を目指していく中での過程は今も変わらない。物理的に5位は無理ですし、現実的なところで言うと残留できるかできないかという順位にはいますが、意識や考え方を変えるつもりはありません。
とにかく引き続き、スタンスを変えずにやっていきたいというのが今の僕の考え方。できることを地道にやっていきたいと思っています。
町野選手の今季の成長については?
もともとポテンシャルのある選手だったので、去年僕がコーチの時から二桁取るということを話しながら、少し現実味を持たせながらやってきました。
みんなが彼のキャラクターとプレーを認めて、彼のために泥臭くできる選手が増えたという証だと思います。決める技術は持ってる選手なので、そこがいきなりスーパーになるわけではないですが、周りの選手が繋がっていった、尚且つ役割の中でフィニッシャーとして活かされたというところはあると思います。それは彼が引き寄せたものでもあるし、逆に他の選手に対してやっていることの跳ね返りだと思います。
12点取ってますけど、この順位でこの得点数はすごいなと思うし有難いなと思いますけど、彼なら取れると思うところも正直あります。
周りの選手があれだけの働きをしてくれればあれくらい取ってくれなきゃなとも思っています。
川井健太監督 総括
今季最後のアウェイということで、たくさんのサポーターに来ていただきましたが、気持ちよく帰ってもらうことができず、申し訳ないなと思います。ただ、最後1試合ありますので、自分たちのホームに戻って、良い思いでシーズンを終えてもらえるよう、1週間、準備したいです。
川井健太監督 質疑応答
前半のうちに失点したが、試合の入りは?
入り自体は悪くなかったと思います。相手のスペースができるところを狙いながらやれていました。1失点目に関して言えば、湘南さんが得意とする形で、それをケアできなかった。2失点目は少しミスが出てしまって、気持ちを引きずられるような2失点でした。
残留はすでに決まっていて、上位争いにも関われないということで、選手のモチベーションの維持は難しいか?
結果だけを見れば、こういう形が続いているので、そう見られてもおかしくはないですけど、中身でいうと、そういうことはまったくないと思っています。彼らが準備をしっかりしないでこの試合に臨んでいるかと言われれば、そうではない。ただそういう意味では、何かが足りないと思って、もう1試合できると思っています。モチベーションがあるのは当たり前のことなので、気持ちではなく、プレーで何かが足りないと思っていて、その中で最後は良い試合をしたいです。
選手コメント
DF3石原 広教
(特に前半はパーフェクトだったと思うが?)
立ち位置を入れ替えてくるのは分析や試合を見て分かっていたので、タリクと舘くんと3人で、特に舘くんとは入れ替わったりしてマークにつくことが多かったんですけど、迷わずに最初の時点で決められたので、それがうまく流れてやりやすかった。しっかりコミュニケーションを取りながらやれていたのでスムーズでした。
後ろがすぐ決まればタリクも動かしやすいし、舘くんも珍しく声を出していたので(笑)やりやすかったです。
(対鳥栖でなくても今の自分たちならこういうことができるという積み上げの手応えがあるのでは?)
そうですね、去年よりも迷うことがなくなったし、どうすればいいんだろうということもないし、あったとしても選手で解決できるようになってきた。
もしおかしくなったとしても智さん(山口監督)が伝えてくれるので、試合を通してプレッシャーにいけないなということもないし、ラインの設定も高く上げすぎず、下げすぎずというコントロールがチームとして前も後ろもよくなっていると思います。そこがスムーズにやれている要因だと思います。
(アシストについては?)
智さんからも最後の質のところを意識するように言われていました。町野は見えていましたし、町野に存在感があったのでよく見えて上げやすかった。
最近感覚がよくて、練習でもマチと合っていてミスが少なくなっていました。
練習後や自主練でクロスを蹴る時とかに、コバくん(古林選手)が状況に応じた蹴り方や自分にあった蹴り方や置き所などの話してくれますし、コバくんは本当にうまいので盗みながらですが学んでいます。本当に有難いです。
そういうこともあって、力が抜けて久しぶりに得点に絡めたことはよかったと思います。
FW18町野 修斗
2点を取ってからみんな気持ちが緩んだわけではないですけど、ペナルティキックという形でピンチを迎え、ペナルティキックを止めた谷のセーブは大きかったと思います。3点目の脩斗さん(山本選手)の得点もかなり大きかったです。
(町野選手の1得点目を振り返って)
良いボールが上がってきたので、ヘディング自体は割と簡単でした。
(2点目は高い位置でボールを奪ってそこからパスを受けて少し距離があったが?)
瀬川選手の動き出しも見えていましたし、パスを出す選択肢もあったんですけどその動き出しを利用したシュートでした。
ボールを奪ったタリク選手は試合出ている時間はかなり強度高く守備に行ってくれていたので、結果で返すことができて良かったですし、ボールを取ったあともゴールに向かってくれていたので、2人に感謝したいです。
(周りとの連携も良く厚みのある攻撃ができていたと思うが?)
長い期間準備をすることができたので、そこで激しいトレーニングをみんなとしてきましたしその成果が出て嬉しかったです。
(早い時間にリードすると試合運びもしやすいか?)
先にリードできるのは大きいと思います。得点以外の部分でも声も出ていましたし、奪いに行くというところもよくできていました。内容、結果共に良かったと思います。
(チームの勝利に繋がる得点で良いアピールだったと思うが?)
そうですね。チームの勝利に繋がったことのほうが大きかったです。ホーム最終戦で声出し応援だったのでかなり気合いも入っていました。
今日は地元からも大勢応援に来てくれました。中学のクラブチームがメインで三重県からも一般応募できてくれた方も少しいて、90名くらいがバスで5、6時間かけて来てくれて、情の熱い街だなと改めて思いました。来てくれて嬉しかったですね。
(残留に大きく前進したと思うが?)
まだ何も決まっていないですし、どんな状況であれ勝ちに行くのは変わらないので、しっかり準備して挑みたいなと思います。
(得点ランキングも1位まであと1点まできたが?)
チームのためにというのがあるので、まずは守備をして攻撃の起点になって、それがゴールに繋がればと思います。
(ドイツで悔しい経験をして帰ってきてから、どのようにその経験を繋げているのか?)
すべてにおいて意識というか姿勢というか、プレーももちろんそうなんですけどたくさんの部分で段階が一つ、二つ違ったので、そういうプレーだけではなくて、取り組む姿勢というのは意識しています。
FW11タリク
(前線からのプレスが効いていたが?)
自分のスタイルでもありますし、少しずつ相手にボールを持たせつつも、プレスに行けるところは常に行って、できるだけショートカウンターに近いような形を狙いました。なぜならゴールが一番近いところでボールを奪えたら自分たちとって、有利になる状況が作れるからです。それによって自分の一番の良さを出せたと思っています。
(町野選手の2点目はタリク選手の守備から生まれたが、理想的だったのか?)
本当に夢のようなゴールですね。自分が思い描いたようなゴールが生まれたと思っています。
(交代したときサポーターから拍手が長かったが、それを聞いてどうだったか?)
素晴らしい声援をもらうと、それは常に自分のエネルギーに変わっているので、サポーターの方たちには本当に感謝していますし、最後の試合も常に謙虚に、自信を持って戦えるように頑張りたいと思います。
FW13瀬川 祐輔
準備してきたことは全部出せたかなと思います。それが結果に繋がった試合になったと思います。
(2点目の手応えは?)
ずっと手応えは感じながらシーズンを戦ってきました。よくない時もありましたけど、うまくいっている時の手応えを感じながらやっていましたし、今日は早い時間に得点をとれたということが一番よかったかなと思います。
あと町野が取ってくれたことで、2点目は僕にほしかったですけど(笑)、でもちゃんと決めてくれて。3点目は準備してきたセットプレーで得点が取れた。昨日かなり入念にセットプレーをやった中で脩斗さん(山本選手)が決めてくれました。試合運びといい、立ち上がりのPK以外はよかったんじゃないかと思います。
(積み重ねてきたものが出せた試合だったと思うが?)
まだまだ成長していかないといけないし、スタイルが前線からの守備ということもあって、攻撃しているようには見えますけどもっとボールを保持する時間を増やしていかないと、90分をゲームコントロールするという意味ではまだまだなところもあるし、技術的なミスもまだある。そこに関してもう少し精度を上げていかなければいけないなと思います。次は来季につながる試合ができたらいいなと思います。
(終盤での勝負になる試合が多かったがこれだけ理想的に得点がとれたことは大きかったと思うが?)
ちゃんと一発目のチャンスで仕留められたことが心に余裕を持たせてくれたし、監督からのメンバーチェンジも含めて5-4-1にしたこともメッセージ性があってスムーズでしたし、選手もそれに対応できた。監督もいつも言いますけど、ブロックを組むのはあまり好きじゃないし、その中でもボールを奪いに行く。最終盤になればブロックを組んでもいいと思うけど、ピッチに立った11人と監督の意図と全部しっかり90分通して表現できたと思います。
(最終節では開幕戦ぶりの古巣対決になるが?)
1週間前から前入りしたいくらい気持ちは強いです(笑)。
まだ結果を出せてないですし、またスタメンで出られるかどうかは置いておいて、100%の準備をして開幕戦の借りを返したいです。あのときは、60分間くらい湘南が10人だったので、それも含めて僕の中ではちゃんと11人で勝負したいです。
GK1谷 晃生
(PKストップのシーンを振り返って)
試合前の情報も持っていましたし、その時のタイミングや駆け引きの中で決断しました。
この試合でチームのためにということを考えるといいプレーができたのかなと思います。
(シーズンを通しても活躍したが手応えは?)
試合の中で相手を見ながらビルドアップをするのもそうですし、プレーの選択という部分でも少しずつ質は上がっていているのかなと思います。
チームに今ある流れを読むこと、また自分が流れを作り出すところの質は、あまり目に見えるところではないかもしれないですけど、少しずつ上がってきているのかなと思います。
(クロスへの飛び出しなども貢献度が高いと思うが?)
去年に比べて、なかなか今シーズンはそういったところをチャレンジできていないと前半戦から思っていて、後半戦はどういう風にしたら出られるのかとか、ポジショニングを毎回改善しながらやってきました。今日は自分が出られるボールがきたという言い方もできれば、自分がチャレンジできるポジショニングがとれたとも言えると思う。1試合の中でそういった働きができたのはよかったと思います。
ハーフタイムコメント
山口監督ハーフタイムコメント
・2-0を考えるな
同じことを同じテンションでやること
・これまでやってきたことがピッチに出る。
当たり前のことを当たり前に