天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 2回戦 vs ヴェルフェ矢板
6月1日(水) 18:00キックオフ @レモンガススタジアム平塚
湘南ベルマーレ | ヴェルフェ矢板 |
3 | 1 | 前半 | 0 | 0 | ||
2 | 後半 | 0 | ||||
32分 瀬川 祐輔
60分 永木 亮太 82分 鈴木 章斗 |
得点者 |
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選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 31 | 立川 小太郎 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 小林 庸尚 | 1 | GK |
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DF | 24 | 福島 隼斗 | 0 | 0 | 箕輪 圭祐 | 2 | DF | |
DF | 20 | 蓑田 広大 | 0 | 0 | 増渕 利樹 | 15 | DF | |
DF | 33 | 石井 大生 | 1 | 0 | 秋谷 直紀 | 6 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 0 | 橿渕 佑斗 | 5 | DF | |
MF | 41 | 永木 亮太 | 2 | 0 | 床井 直人 | 8 | MF | |
MF | 30 | 鈴木 淳之介 | 0 | 0 | 村上 達哉 | 23 | MF | |
MF | 28 | 平岡 大陽 | 2 | 0 | 小野 優二 | 10 | MF | |
MF | 42 | 高橋 諒 | 0 | 1 | 関 敏史 | 11 | MF | |
FW | 13 | 瀬川 祐輔 | 6 | 2 | 藤田 竜成 | 4 | MF | |
FW | 9 | ウェリントン | 0 | 3 | 神村 秀斗 | 9 | FW | |
GK | 21 | 馬渡 洋樹 | – | SUB | – | 星 康平 | 21 | GK |
DF | 4 | 舘 幸希 | 0 | – | 上沢 拓也 | 3 | DF | |
MF | 10 | 山田 直輝 | 0 | – | 小久保 拓哉 | 30 | MF | |
MF | 14 | 茨田 陽生 | – | 0 | 高城 竣 | 28 | MF | |
FW | 19 | 根本 凌 | 1 | 1 | 神崎 大雅 | 14 | MF | |
FW | 25 | 若月 大和 | 1 | 0 | 室井 駿希 | 19 | FW | |
FW | 29 | 鈴木 章斗 | 1 | 0 | 阿久津 草太 | 7 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
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14 | シュート | 7 |
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13 | ゴールキック | 13 | ||
7 | コーナーキック | 0 | ||
7 | 直接フリーキック | 8 | ||
1 | 間接フリーキック | 1 | ||
1 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆46分
9 ウェリントン → 19 根本 凌 ◆62分
13 瀬川 祐輔 → 29 鈴木 章斗 ◆67分
42 高橋 諒 → 25 若月 大和 5 古林 将太 → 4 舘 幸希 ◆76分
28 平岡 大陽 → 10 山田 直輝 |
◆63分
11 関 敏史 → 14 神崎 大雅 4 藤田 竜成 → 7 阿久津 草太 ◆69分
10 小野 優二 → 28 高城 竣 ◆80分
8 床井 直人 → 19 室井 駿希 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
---|---|---|---|---|---|
1,276人 | 曇 のち 晴 | 22.0℃ | 62% | 全面良芝 | 90分 延長30分 PK方式 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
北郷 光宏 | 高山 啓義 | 大塚 晴弘 | 櫻井 大輔 | 萩原 秀人 | 井澤 法子 |
監督コメント
山口監督 総括
リーグ戦で出られていない選手たちが本当に日頃やっていることを表現してくれて、結果も3-0というところで、役割を全うしてくれたなと思います。
何よりも勝ちたいという気持ちが表れたプレーが見れたのが良かったなと思いますし、本当にチームでやっていることを表現してくれたと思います。
繋がりも出てきたので非常に良かったなと思います。
山口監督 質疑応答
リーグ戦とは違った動きというかロングボールや浮き球のスルーパスが効果的だった印象だが、そこは狙いがあったのか?
この間のセレッソ戦で出た課題であったり、毎試合振り返りをするなかで、強調して試合に入ったところはあります。
選手がすごく理解をしながらも緊張もあったので、最初そういうところでもいいよというのは言っていて、繋がりがあるなかでお互いの関係性があったからこそ出たのかなと思います。
狙いとしてはもちろんありましたし、ただ相手がどういう形で来るのかとか、どういう選手がいるのかという予想が難しいなかで、相手のウィークをつくというよりは、自分たちの課題を表現してほしかったというところがあるので、そういうのはすごく理解してくれたのかなと思います。
石井大生選手と鈴木淳之介選手が初めて公式戦のピッチに立ったが、彼らの評価は?
非常に良かったと思いますし、最後は2人とも足が攣っていましたけどそういうものだと思います。
攣っても代えるつもりはなかったですし、緊張もしていたみたいなんですけどそうやって一歩目を踏み出して、なおかつ勝利に貢献してくれて、しっかりとしたプレーをしてくれたので頼もしく思います。
またこれで一つ自信にも繋がると思うのでできていないことよりは、できたことの方がたくさんあったのでそういうところは今後も続けてほしいです。
そういう指標になったゲームだったと思いますし、僕自身も見ていてすごく面白かったです。
ヴェルフェ矢板の戦った印象は?
非常にしっかりとした組織のなかで、コンビネーションがあったり狙いがサイドチェンジだったり、長いボール含めてあったので、やはり天皇杯で戦ったことがなかったり情報がなかなか無いところでの難しさがあるんですけど、湘南の選手もよく対応してくれたと思います。
組織的でしっかりとしたチームで前半最初にチャンスを作られましたし、何回か押し込まれたので非常に難しさもあったと思うんですけど、徐々に慣れてきたというところもあったので、その辺は選手たちもやる時間が経つにつれて慣れてきたところが大きく湘南に傾いたのかなというところはあります。
選手コメント
MF41永木 亮太
(存在感を見せていたが?)
結果を出したかったし、チームとしても勝ちたい1試合だったので、僕のようなベテランが引っ張っていかなければいけないという気持ちは強かった。今日は淳之介(鈴木選手)や大生(石井選手)といった初めて出る選手もいたし、そういう姿勢を見せられたことはよかったです。
前半の立ち上がり、15分20分くらいまではミスも多かったし難しい展開になりましたけど、でもそれは分かっていたので、そこで切れずにやれたことは大きかった。最低限やることはできていて得点するチャンスも作れていた中で瀬川が点を決めてくれたので、少しみんなホッとするところもありました。
全体的に見たら、まだミスは多いと思います。でも今日の勝利で特に若い選手は自信になった部分も多いと思うので、価値ある一勝だったと思います。
(ゴールは?)
カウンターから相手が前掛かりになっているところでうまく取れて、サイドに瀬川が流れた時に瀬川とアイコンタクトがとれて、これは出てくるなと思ったので信じてスペースに走って、そうしたら瀬川が本当にいいボールをくれたので、あとは1対1で、相手も滑ってくると分かったので、そこで冷静にかわせて決められたのでよかったです。
MF30鈴木 淳之介
試合前は若干緊張していたんですけどいい緊張感で、いつも通りやれば大丈夫かなと思っていました。もう少し自分がゲームを支配できたら良かったですけど、まずはデビュー戦で勝つことができたのでそこは良かったかなと思います。
(アンカーとして意識したことは?)
自分のところから前に縦パスを入れることができれば、試合をかなりスムーズに進められると思っていたので、やはり自分が持ったらまず前を意識して、試合に入りました。
(ボールを引き出して、良い縦パスが入っていたと思うが?)
自分の持ち味は前を向いている時に出ると思っていましたし、やはり初出場なのでまずは自分の持ち出しを出そうと思って、縦パスは意識していました。
(この試合をリーグ戦、ルヴァンカップに繋げていくためには何が必要か?)
やっとスタートラインに立ったと思っているので、ポジション争いも激しいと思うんですけど、ひとつでも早く追い越せるようにまた練習から頑張りたいと思います。
FW13瀬川 祐輔
(ゴールシーンを振り返って)
隼斗(福島選手)からロングボールがウェリ(ウェリントン選手)にいって、少し遠いなと思ったんですけど、ウェリが勝ちそうだったのでこぼれてくるのは狙っておこうと思ったらうまくボールがきました。距離はありましたけど、ウェリがヘディングをちゃんと当ててくれたので相手も戻りが間に合わなくて、叩きつけて打ったらうまいこと入りました。
(先制点が早い時間に取れてチームを助けたと思うが?)
ゴールの前にヘディングを1回外していて、そこは決めなければいけなかったんですけど、先制点を決められたことは大きかったと思います。でも他にもチャンスを3回くらい外しているので、決められればもっと楽なゲームになったかなと思います。
(メンバーが違うことで意識したことは?)
こうしたほうがいいとかはできるだけ言おうと思ったんですけど、前半は自分のプレーに満足いくようなものがなかったので、ちょっとバタバタしてしまった。チームがうまくまわるように、声がけとスムーズにボールがまわせればということは前半は意識していました。でも湘南のいいところは守備なので、後半はどうやってボールを奪っていくかということをメインに声をかけてやって、けっこう取れていたのでいい攻撃にも繋がったと思います。
全体としては、試合が進むにつれてよくなっていったゲームだったと思います。
(今後に向けては?)
天皇杯はトーナメントですしまた間が空くので別物と考えて、今は週末のセレッソ戦に向けて切り替えていきたい。今日決められたとことで少しホッとしたので、また次に向けて頑張りたいと思います。
MF28平岡 大陽
3カ月ぶりの試合だったので、自分の中でワクワクした部分と不安なところもあったんでけど、ケガをしてから自分にできることや新しい発見もあったので、自信をもっていこうと思って入りました。勝利できたのでよかったです。
最後70分くらいで交代するときにはバテてしまってたんですけど、前半とかはケガをする前よりも強度高くいけていたと思いますしスプリントもできていたので、味方が背後に蹴る時のアクションも回数で言えば増えているので、あとは質を求めていければもっといいものになっていくと思います。
リハビリ中にメディカルスタッフの方と強化したり、自分なりにどうしたら走れるようになるのかということも考えていました。1年目とかも含めて試合に出ましたが、今日が一番走れたと思います。最後バテてしまいましたけどあそこまでは走れたので前進していると思います。
(逆に課題を感じるところは?)
やっぱりゴール前のところで、今日も2本か3本シュートを打ったんですけど、そこにこだわっていかないいけない。中盤の選手も得点を取っていかないと存在価値は示せないと思うので、しっかりそういうところで決めていけるように、こだわらないといけないと思います。
今は何度も繰り返せるからこそ、最後の質のところにもこだわれるようになった。ケガをする前は身体がついてきていなかったと思います。
FW25若月 大和
なかなかメンバーに入ることができなくて悔しい思いをしていたので、試合に出た時には自分のできる全力をとにかく出し切って、自分良さをピッチで表現して、こういうことができるというのをしっかりアピールしたいという思いがありました。
(周りが見えている印象で3点目のアシストなど含め視野が広がっていると思うが?)
自分で行けるところはしっかり仕掛けていくというイメージでいて、アシストしたシーンもあそこで打つつもりで入っていたんですけど、やっぱり繋がりをチームで意識しているので、常に周りを見て、いい選手を選択するという選択をしました。
自分もそういういいシーンがあったときにボールを受けられるようにしっかり準備をしようと思っています。
エリートリーグだったりでみんな一緒にプレーしてきたのでその辺はお互いに分かり合いながらできたことがすごく良かったです。
ファーストプレーが良い形で入れたんですけど、本当は最初のチャンスをしっかり決めたかったなというのがあるので、本当に悔しいですね。
(プレーの幅を広げているというのがあるのか、あるいはこれから公式戦に出場していくためにもっと何をしていかないといけないか?)
自分が求められているのはボール状況がフリーで、ディフェンスラインがボールを持ったときに、アクションを起こしてそこで違いを作っていくということをできればと思っています。
また次の試合に出る機会があったときには、そこでチームに自分がアクションを起こして他の選手を活かして、そこから自分が出ていく形でそういう部分で自分の良さを出してやりたいなと思います。
(今日の試合がいいきっかけになるか?)
そうですね。本当に久しぶりの公式戦でしたし、入りから自分のやるべきことだったり、仕事を全うしたなかで自分の良さもすごく出せたので、正直終わったあとめちゃくちゃ嬉しかったですし、こうやって応援してくれている人もたくさんいたので、天皇杯でしたけどしっかり応援されているなと感じられて本当にすごく嬉しかったです。
次はゴールという結果を出して、フォワード選手もたくさんいますし競争も激しいので、生き残っていくためにしっかり自分の良さを出しつつ、しっかり結果を出したいと思います。
FW29鈴木 章斗
2点目が入ったらいくと言われていたので、準備はしていました。
最初フォワードだったので、必ず得点を取って結果を残そうと思って入りました。
(選手同士の繋がりが増している印象だが?)
そうですね。全体がやりたいプレーが分かってきているので、それをみんなが活かしてやれているんじゃないかと思います。
ポジションによってやるべきことは明確にされているので、そこをやりつつ自分のプレーを見せられたらと思ってやっています。
結果を常に残していく選手でありたいと思いますし、リーグ戦に出られるように常にアピールしていきたいと思います。
DF24福島 隼斗
前半少し入りがバタバタしてしまって、相手が嫌なことがあまりできていないという印象がありました。
智さん(山口監督)が近かったのでアドバイスをもらいながら、コバくん(古林選手)と良い関係性を作れと言われていたんですけど、なかなか右サイドで攻略できなくて、ロングパスは2本くらい通ったんですけど、他のビルドアップに関してはそこまでいい印象はなかった。もっと相手が嫌なことをやりいたいなとずっと思いながらプレーしていました。
後半もそんなにボールを触ることがなかったんですけど、クロスは何本か上げられてしまった中で、右サイドバックをやらせてもらったので、もっとやらないといけないと思いました。
(ほとんど右からの攻撃だった印象だが?)
亮太さん(永木選手)が背後を取ってくれたりとかコバくんも高い位置を取ってくれていたので、そこをもっと僕が上手く使えれば良かったのかなと思います。
(得点が入るまで相手がうまく守っていた印象はあるか?)
スリーバックにプレッシャーをかけてくるという話だったので、少し後ろにポジションを取ろうと思っていたので、コバくんをもう1個下げて数的優位を作ろうという話をしていました。
逆に僕がもっと前にポジションを取って、コバくんをもっと高い位置にして、僕で相手を1枚剥がしてゴール前に縦パスを出すのが一番良かったのかなとはコバくんと話しました。
もう少しうまくやりたいなと思いながらプレーしていました。
(失点せずに勝って、特に後半は盤石な内容だったと思うが?)
ゼロで抑えたことは本当に良かったですし、集中も切らさずにできていたので良かったです。
でも何本かピンチもありましたし、簡単なミスから決定機を作られた場面もあったので、もっとレベルが上がっていくとそこで仕留められてしまったり、勝てる試合も勝てなくなってしまう。今日いい経験できたと思うのでこれをまた練習でしっかりやっていきたいと思います。
DF33石井 大生
(公式戦初出場だったが、どんな想いでピッチに立ったのか?)
自分は小学生のときから強化特待という形でベルマーレに関わらせてもらって、高校2年、3年で2種登録という形で試合に出るチャンスもあったとは思うんですけどそれを掴むことができなくて、プロになって今日やっと試合に出ることができました。
憧れの舞台でお客さんがいるなかでプレーすることができて、自分の中では自分の良さを出して普段通り落ち着いてやろうという気持ちでプレーしました。
試合前はけっこう緊張していたんですけど、実際このスタジアムに入ったら見慣れたピッチだったので、そこで少しリラックスできて、試合直前はすごく緊張したということはなかったです。
(後ろからボールを前に持ち出すプレーが多かったが?)
試合前に智さん(山口監督)からもチーム全体で繋がって、そのなかで自分の良さを出していくという話がありました。チーム全体で繋がりながら相手の嫌なことを、且つ自分の特徴であるプレーをというのを意識したなかでのプレーでしたが、特に相手の嫌なプレーをしようという部分はできたかなと思います。
(セットプレーは得点を狙っていた?)
そうですね。セットプレーで得点できるとチームも楽になりますし、自分は身長があるので狙っていく気持ちだったんですけど決めることができなかったので、次はチャンスを狙いたいと思います。
(練習と公式戦の違いや今日試合に出たことによって出た課題は?)
もっと走って攻守において貢献しなければいけないと思いますし、最後足が攣ってしまったのでそこはもっとタフに湘南らしくアグレッシブにプレーできるようにならないといけないと思います。