天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 3回戦 vs ジュビロ磐田
6月22日(水) 18:33キックオフ @レモンガススタジアム平塚
湘南ベルマーレ | ジュビロ磐田 |
0 | 0 | 前半 | 1 | 1 | ||
0 | 後半 | 0 | ||||
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得点者 |
5分 黒川 淳史
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選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 21 | 馬渡 洋樹 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 梶川 裕嗣 | 24 | GK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DF | 4 | 舘 幸希 | 0 | 0 | 大井 健太郎 | 3 | DF | |
DF | 22 | 大岩 一貴 | 0 | 0 | 小川 大貴 | 5 | DF | |
DF | 8 | 大野 和成 | 2 | 0 | 森岡 陸 | 25 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 0 | 袴田 裕太郎 | 26 | DF | |
MF | 41 | 永木 亮太 | 2 | 0 | 山本 康裕 | 23 | MF | |
MF | 7 | 田中 聡 | 1 | 0 | 清田 奈央弥 | 30 | MF | |
MF | 28 | 平岡 大陽 | 0 | 1 | ドゥドゥ | 33 | MF | |
MF | 2 | 杉岡 大暉 | 1 | 1 | 杉本 健勇 | 9 | FW | |
FW | 18 | 町野 修斗 | 2 | 1 | 黒川 淳史 | 32 | FW | |
FW | 9 | ウェリントン | 2 | 1 | 金子 翔太 | 40 | FW | |
GK | 31 | 立川 小太郎 | – | SUB | – | 八田 直樹 | 1 | GK |
DF | 24 | 福島 隼斗 | – | 1 | 伊藤 槙人 | 6 | DF | |
MF | 15 | 米本 拓司 | 0 | 0 | 吉長 真優 | 27 | MF | |
MF | 42 | 高橋 諒 | 0 | 1 | 鹿沼 直生 | 28 | MF | |
FW | 11 | タリク | 0 | – | 藤原 健介 | 38 | MF | |
FW | 13 | 瀬川 祐輔 | 0 | 1 | ジャーメイン 良 | 18 | FW | |
FW | 17 | 大橋 祐紀 | 0 | 0 | 古川 陽介 | 31 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆74分
41 永木 亮太■ ◆試合後
41 永木 亮太■■ |
10 | シュート | 7 |
◆90+4分
24 梶川 裕嗣■ |
6 | ゴールキック | 11 | ||
8 | コーナーキック | 0 | ||
12 | 直接フリーキック | 6 | ||
0 | 間接フリーキック | 3 | ||
0 | オフサイド | 3 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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選手交代 | ||
◆61分
7 田中 聡 → 15 米本 拓司 28 平岡 大陽 → 11 タリク 18 町野 修斗 → 13 瀬川 祐輔
◆69分
2 杉岡 大暉 → 42 高橋 諒
◆78分
5 古林 将太 → 17 大橋 祐紀 |
◆59分
30 清田 奈央弥 → 27 吉長 真優 33 ドゥドゥ → 28 鹿沼 直生
◆74分
9 杉本 健勇 → 18 ジャーメイン 良 32 黒川 淳史 → 31 古川 陽介
◆88分
5 小川 大貴 → 6 伊藤 槙人 |
入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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1,955人 | 雨、弱風 | 23.5°C | 85% | 全面良芝 | 90分 延長30分 PK方式 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
小花 浩司 | 先立 圭吾 | 日比野 真 | 数原 武志 | 勝又 弘樹 | 井澤 法子 |
監督コメント
山口監督 総括
早い時間帯に失点をしてこじ開けるチャンスが何度もありながら、やはり最後のところで自分たちの課題であるところがそのまま出た試合になりました。
色々と形を変えながらやって、選手のトライであったりやろうとするところは評価できる部分はあると思うんですけど、やはり結果に対してトーナメントの中でそこをこじ開けられなかったというところは、自分に本当に責任があると思います。
山口監督 質疑応答
先日のFC東京戦で勝利したが、継続して出せた部分とできなかった部分はあるか?
試合前にメンバーや大会が違えど、本当にそういう試合のあとが大事だということで送り出しました。もちろん疲労があるなかでそこを言い訳にしない戦い方をするように入ったつもりだったんですけど、単純にそこが足りなかったのかなと思います。
全体の繋がりでいうとFC東京戦に比べてしまうと苦労したなというのはあります。
もちろんミスとかたくさんあったなかで、ゴールに繋がってしまったんですけど、そこの反応であったり奪ったときの攻守のトラディションのところでの反応を見ていると残念な部分があったので、ハーフタイムでそういう伝え方はしました。ただ、やろうとすることであったり個々の選手の役割としてはやろうとはしてくれていたんですけど、うまくいかないところがたくさん出てしまったところもあったのかなと思います。
こじ開けると言いましたが、それのカウンターの対応であったりこじ開けるときのボールの失い方であったりというのは、同じような言い方になりますけど、そこをこじ開けれなかったところがそのまま直結してしまったかなと思います。
リーグ戦の後半戦が週末から始まるがそこに向けては。
本当にもうそこしかないですし、リーグ戦の順位が下のほうでなかなか結果にも繋がっていないので、そういう話を選手にもしましたし、天皇杯だからといってルヴァンカップだからといって、その試合がまた違うものかといったらそうではない。後半戦半分あるので、そこに向けてやるだけですが、次は週末にアウェイでのゲームになるので、そこにフォーカスをして本当に一つひとつやっていくしかないと思います。
今は現実に向き合うしかないと思っているので、そこは逃げずにやっていきたいなと思います。
ボールが動く時間が多かったと思うが、そのなかでゴールをこじ開けられなかったのは?
ペナルティエリアの中のクオリティのところは課題と言いますか、決定機も2,3回ありました。あとはセットプレーを期待したメンバーリングをして送り出して、数多くそういう場面があったにもかかわらず、入る入らないは別にして、阻まれるところがまだまだで要因の一つではあったと思います。
大胆なプレーというかミドルシュートも含めてそこへの意識はまだまだ足りないなというのはあると思います。
少し大胆さがないと、きれいごとでは通じないという準備もしてきたなかでそこが足りなかったのかなと思います。
相手がシステムを少し変えながらやっていたが、ピッチ内での対応は?
前半は特に守備でいうとそこがはっきりはしているんですけど、意識が薄かったりもちろん強度が足りなかったりというところで、今日少し距離感がよくなかったなと思うので、その辺が原因だと思います。
そこは修正しながらやっていたつもりですけど、なかなか形に表れなかったのは僕の責任ですし、そのやることが難しかったというよりかは距離感が悪かったなと。
取り切れるところでパワーを使えなかったなというのはあると思います。
伊藤彰監督 総括
まずは平日ナイターの中、ファン・サポーターの皆さまがゴール裏に集まっていただいて、本当にありがとうございました。力になりましたし、一緒に喜べて本当に良かったです。
試合としては、我々としては相手が3-5-2の守備で、前からプレッシャーを掛けてくる状況だったので、トリプルボランチの脇を狙いながらウイングバックの裏のスペースをどうやって取りにいくかでした。それが前半、黒川 淳史のゴールが生まれた場面でも裏への飛び出しというところで、狙いどおりできたと思います。何本かあったチャンスで2点、3点と決め切られればもっと落ち着いて試合を進めれらたと思います。
ただ、湘南さんも前からのプレッシャーとボールを動かす能力と、チームとしてまとまった攻撃ができるチームなので、そういう意味では押し込まれた場面があった。我々としては、点を取ったことで引いてしまったと思います。前からのプレッシャーももっと連動してかけなければいけないところで、プレッシャーを外されて、行きづらくなった部分も原因のひとつではあります。もっと連動しながらの守備ができないといけないと思います。
後半に入って右と左の選手を変えるなど、いろいろなことをしましたが、ボールを奪ったときのリカバリー能力といいますか、次のパスがわれわれのいまの課題。そこで相手のダイレクトプレッシャーでボールを奪ったあとの自分たちの攻撃の時間が少なくなってしまった。これが90分間苦しくなった原因かなと思います。ただ、その中でもカウンターは今日フォーカスしていたことなので、そういう意味では、相手の3バックの脇をカウンターで鋭く狙う場面が何回かありました。そこは、選手たちがすごく意識を持ってやってくれたなと思います。
次の4回戦へ進みますが、一試合一試合を、この試合を大切にチームとして勝ちにつなげていけるように、我々としてはひとつでも上に行けるように頑張りたいです。
選手コメント
GK21馬渡 洋樹
湘南で初めての試合でしたし、僕自身4年ぶりくらいの公式戦でした。やってやろうという気持ちで入りました。
平日でもこうして来てくれるサポーターの方々に勝利を届けたいなという思いでプレーしました。
失点が早い段階だったんですけど、全体を通しては落ち着いてプレーできたかなと思います。
(相手のカウンターのチャンスなど抑えるべきところを守れていたと思うが?)
シュートストップのところだったり、自分がやれるプレーをもっとやらないといけないということが今日の試合で明確になったと思います。まずは練習から自分がやるべきことを取り組んでいきたいと思います。
特に、やはり失点が早い段階でしたが、入りはもっとキーパーが試合を締めないとこういう試合になってしまう。あとはシュートストップのところはこぼしてセカンドを打たれるところもあったので、1回でキャッチするとかそういうところも突き詰めてやれたらと思います。
(早い時間の失点で気持ちの立て直しについては?)
キーパーが落ち込んでいたら試合も締まらないと思うので、そういう部分は公式戦に出ていない中でも練習試合なども含めて経験してきたので、キーパーは沈んでいるところは見せないようにということは意識していました。
FW18町野 修斗
失点の仕方も含めもったいない試合だったと思います。
チャンスがあった中で決め切れなかったのは、僕もそうですがチームとしての課題だと思っています。
またすぐにリーグ戦がくるので、今日の負けを受け止めて、しっかり切り替えてまず回復できたらと思いますし、次の京都で結果を出せたらと思います。
(相手の5バックの崩し方については?)
ウェリ(ウェリントン選手)と僕だったので、前半からクロスを後半くらい入れてもよかったかなと思います。もちろんそれだけになってしまうのもよくないんですけど。
今日はコンビネーションの部分で少し合わない部分があったので、もっと合わせていかないといけないと思っています。
(町野選手自身はリーグ戦含め好調だが?)
選手からボールが出てくるようになったので、そこが一番大きいと思いますし、前から僕に出せば決めると思われるような選手になりたいと思っていたので、そういう段階にはきていると思いますし、これをやり続けられるかどうかだと思います。
MF28平岡 大陽
セレッソ戦に続いて自分のミスで試合を崩してしまっているので、責任を感じていますし、このままでは個人としてもよくないと思っています。同じようなミスを繰り返すことはあり得ないと思うので、そういうところは改善していかなければいけない。技術的なところもそうですし、変わらなければいけないということは痛感しています。
コンディションを言い訳にはできないので、2回戦の時のほうが走れていましたけど、そういうことは関係なく、ミスをして失点してしまった。ただコンディションを整えて入ることで改善される部分もあるかもしれないので、そういうところももっと突き詰めていかなければいけないと思っています。
(全体としてミスが多かった印象だが?)
チームとして多かったのもあるかもしれないですけど、ただ5分で失点してしまったらああやって相手も攻めてこなくなって、結局残りの85分でこじ開けられなかったという形だと思います。僕自身、失点に絡んでから少し消極的になってしまったので、メンタル的な部分もいい状態ではなかったので、そこの弱さが出たのでまだまだだと思っています。
(連携面は?)
大野選手や杉岡選手に入った時の僕の立ち位置があまりよくなかったので、もっと意図をもって落ちたり背後に抜けたりしなければいけないと思います。
次に活かしたいですし、下を向いていても仕方がないと思うので、立て直してチームのために頑張りたいと思います。
(中3日でリーグ戦がスタートするが?)
リーグ戦で連勝できるようにということは当然目指しているので、僕はまずメンバーに入るということを目指して、今日出た課題とかをしっかり反省して前向きにやっていかなければいけないと思います。
MF7田中 聡
自分たちの時間帯が多く、相手のゴール近くまで行く場面はあったんですけど、やれきれない場面が多かったです。
シュートシーンをもっと増やせたと思いますし、敵陣に入れるようになってきているので、そこからの崩しが課題で相手に引かれてしまうと得点が取れないなというのはやっていて感じました。
(開始早々の失点をしてしまったが?)
連携ところだったり声の掛け合いのところが少しできていなかったのか、そこでずれがあってボールに誰が行くかとか、セカンドボールのところで相手に拾われてしまっていたので、もっと自分からボールにプレスに行くべきだった。今日は中途半端なプレーが多かったと思いますし、そこは意識の問題なのでチーム全体の課題かなと思います。
(ボールを受けることに対して積極的に見えたが、自信を持ってプレーできているのか?)
最近ボールを受けてからのプレーは自信を持ってできているのでそこはすごく収穫ですけど、自分が動きすぎてしまって味方が活きないシーンが何回かあったと思うので、全部自分が受けに行くのではなくて、味方が受けた方がいい場面などしっかり見極めて、動きすぎずに味方とコミュニケーションを取ってやっていたらもっとうまくいったのかなと思います。
(次節リーグ戦京都戦に向けて)
すぐ日曜日に試合があるので全員でしっかり準備をして、アウェイですけど勝点3を持ち帰ってくることができるように、チーム全員で戦ってきたいと思います。
DF4舘 幸希
前半の立ち上がりから少し後ろ向きのミスというか、奪われ方がすごく悪くて後ろも少しラインを上げることができなかった。ディフェンスとボランチの中盤の間のスペースが空いてしまっているかなという印象があって、そこをやはり使われて前を向かれてスルーパスを通されてしまった。あれだけと言えばあのシーンだけですし、でも相手が1点取って引いて、リスクを負わなくてよくなって守りに入ったと思うんですけど、本来であれば自分たちが得点を取ってああいう展開に持ちこんで、2点,3点と取っていくというのが理想のプランだったので、それをやられてしまったという感じです。
(ミス絡みでの失点というのは残念だったと思うが?)
なんとなくふわっと入ってしまって、本来ないようなミスがあって、それが失点に繋がってしまった。取り返そうとしても、得点を先に取られてしまうとプランが崩れてしまうというのがあったので、0-0で進めば良かったですけど、得点を決められてからは崩すしかないなという感じでした。最後までブロックを崩しきれず、得点を取ることができなかったです。
(後半の途中から右サイドバックになったが?)
僕自身は4バックは練習とかでは真ん中はあったんですけどサイドはあまりやっていなくて、ただボールが持てるという状況があったんですけど、やはりチーム全体としてもう一つ前に入って行くとか、崩し切るというところの課題が出たかなという感じです。
(前半素晴らしいサイドチェンジがあったが?)
大暉(杉岡選手)が見えたというか、あそこは絶対に空くだろうなというのは思っていました。蹴ってみたら良い所に行ったんですけど、大暉も僕がああいうボールをあまり蹴ることがなかったので、繋がらなかったのは仕方ないかなと思います。
ただああいうボールも一つ中のレーンを狙えるようなボールだったりすれば、もう少し起点になれるかなと思います。
(中3日で後半戦が始まるがそこに向けて)
もう天皇杯は終わってしまったので、後悔をしても次はない。残りはリーグ戦しかなくて、順位も下から2番目という状況なので、前回良い形で勝てたものを繋げていきたいと思いますし、この負けを引きずっていても仕方がないので、京都はアウェイですけど、中3日でリカバリーは出来ると思うので、しっかり次に向かいたいと思います。