馬入日記
2018.09.22
【馬入日記:9月22日】「サッカー選手として」
言葉を紡ぐ表情からは、新鮮に試合に臨む心持ちが漂います。リーグ戦では2試合ぶりに、カップ戦も含めれば4試合ぶりに公式戦の出場となる秋野央樹選手は、しかしその間の時間も無駄にはしませんでした。
「もちろん悔しさはありましたけど、それでも自分が出たらこうしようとか、出ている選手からヒントをもらったりだとか、自分に必要なものを外から考えて英気を養えた。そういう意味では良い時間だったと思います」
チームは前節、ゴール前を堅く守った鹿島に1-2で敗れました。「次はどうかわからないけど、セレッソもあまり前からくるチームじゃない」そう観察する相手の特徴に、自身がこの充電期間で得た気づきをぶつけていきたいところ。
「五分五分のボールを拾った後にバックパスをするんじゃなくて前を見ることや、自分がボールを運んでパスコースを作って前の選手に当てて行くこと、速いパススピードでどんどん前にボールを入れて行くことは大事になると思います」
そのプレーは湘南らしさの根幹かと言えば、「いちサッカー選手として忘れてはいけないこと」と特別なことでは無いと強調します。体現したいサッカーの本質、常に前向きにゴールを目指すことは「サッカー選手として優先順位を間違えてはいけないと思います」
J1リーグ戦も残すところあと10試合。逆風の時も決して止めなかった歩みを、ここからどう結実させていくかの戦いになります。相対するは自分達自身、それぞれが「サッカー選手として」最大限の躍動をピッチで表現していきます。