2ndステージ 第7節 vs 浦和レッズ
8月16日(日) 18:04キックオフ @埼玉スタジアム2002
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1 |
0 |
前半 |
0 |
0 |
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1 |
後半 |
0 |
8 > 11 |
勝点 |
11 > 11 |
58分 槙野 智章 |
得点者 |
|
選手 |
シュート |
|
シュート |
選手 |
GK |
1 |
西川 周作 |
0 |
STARTING
LINEUP |
0 |
秋元 陽太 |
1 |
GK |
DF |
46 |
森脇 良太 |
0 |
0 |
遠藤 航 |
3 |
DF |
DF |
4 |
那須 大亮 |
1 |
0 |
アンドレ バイア |
4 |
DF |
DF |
5 |
槙野 智章 |
2 |
0 |
三竿 雄斗 |
17 |
DF |
MF |
24 |
関根 貴大 |
0 |
0 |
古林 将太 |
5 |
MF |
MF |
8 |
柏木 陽介 |
0 |
0 |
石川 俊輝 |
16 |
MF |
MF |
22 |
阿部 勇樹 |
1 |
3 |
永木 亮太 |
6 |
MF |
MF |
3 |
宇賀神 友弥 |
0 |
1 |
菊池 大介 |
10 |
MF |
MF |
7 |
梅崎 司 |
0 |
1 |
菊地 俊介 |
2 |
FW |
MF |
19 |
武藤 雄樹 |
1 |
2 |
大槻 周平 |
19 |
FW |
FW |
30 |
興梠 慎三 |
4 |
2 |
高山 薫 |
23 |
FW |
|
GK |
15 |
大谷 幸輝 |
– |
SUB |
– |
イ ホスン |
25 |
GK |
DF |
17 |
永田 充 |
– |
– |
坪井 慶介 |
20 |
DF |
MF |
16 |
青木 拓矢 |
0 |
– |
島村 毅 |
30 |
DF |
MF |
33 |
橋本 和 |
– |
0 |
可児 壮隆 |
26 |
MF |
FW |
31 |
高木 俊幸 |
– |
0 |
山田 直輝 |
8 |
FW |
FW |
20 |
李 忠成 |
0 |
2 |
藤田 祥史 |
11 |
FW |
FW |
21 |
ズラタン |
2 |
– |
アリソン |
18 |
FW |
警告・退場 |
スタッツ |
警告・退場 |
◆56分 那須 大亮■
◆72分 関根 貴大■ |
11 |
シュート |
11 |
◆40分 アンドレ バイア■ |
6 |
ゴールキック |
12 |
3 |
コーナーキック |
8 |
9 |
直接フリーキック |
7 |
3 |
間接フリーキック |
2 |
3 |
オフサイド |
2 |
0 |
PK |
0 |
得点経過 |
- ◆58分
- 5 槙野 智章
- 中央 8 ↑ 30 ↑ 24 → 5 右足S
-
-
-
|
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート |
-
-
-
-
-
-
|
選手交代 |
◆68分
30 興梠 慎三 → 21 ズラタン
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|
◆64分
|
入場者数 |
天候 |
気温 |
湿度 |
ピッチ状態 |
試合時間 |
36,185人 |
曇、無風 |
26.4°C |
86% |
全面良芝、乾燥 |
90分 |
コミッショナー |
主審 |
副審 |
副審 |
第4の審判員 |
記録員 |
髙橋 正紀 |
木村 博之 |
五十嵐 泰之 |
山際 将史 |
手塚 洋 |
大塚 重徳 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
日曜の夜にもかかわらず、2,500人以上の湘南サポーターが来てくださったと試合前に聞きましたし、試合の後も選手を鼓舞するような声援をいただき有難く思っています。勝てなかったことは非常に申し訳なく思っていますが、ただ今の僕の感情的なものは、持てる今の力を100%ではないかもしれませんが、限りなく100%に近い状態で出そうとしてくれたのかなと実感しています。
僕も浦和さんに現役の時にお世話になっていて、このスタジアムではプレーしたことはないんですけど、長い間浦和さんとの試合で勝っていないということも聞いていましたし、今日はその負の歴史を塗り替えることはできませんでしたが、僕のなかでは、浦和さんの技術の高さや戦術眼の熟練度にはまだまだ及ばないなと思う一方で、我々が積み上げてきたことが、少し彼らを慌てさせるところまで、試合の最後まで出せたかなという実感があります。
もちろん満足はできませんが、今日の試合はこういう強い相手に向かっていく、球際で勝ったチームがチャンスを掴んですぐゴール前までいくようなスリリングな展開も多かったですし、第三者的に言うと、すごく面白い試合だったと思います。
2年前にここで浦和さんと試合をした時に、0-1になった時に選手がダメだなという表情になってしまったことが脳裏に焼き付いているんですけど、それは形だけやろうとか形だけ頑張ろうということではなく、やっぱり差があるんだなということを選手がすごく感じてやっていた、と。
結果は0-2だったんですけど、内容的には5点6点とられてもおかしくないような試合で、1点も取れない試合だった。
数字で表すことは難しいですけど、すごい差を感じて帰ったことを痛烈に覚えています。そこから約2年ちょっとですが、開幕戦もレッズさんとやらせてもらいましたけど、どれだけ差が詰まったかということは僕自身は当事者なので、ここで言うべきではないと思いますが、ただ選手のプレーする自信、相手に対して怖がらずに懐に入ってボールを奪いにいく、懐に入ってボールをもらうという回数は、間違いなくあの時よりも増えたと思います。
結果勝点0でしたが、この試合も同時に、監督をやっている限りは頭の中に残して忘れないでおきたい試合です。
残りリーグ戦は10試合になりますけど、強豪チームとの対戦でもまれる中で、我々のチームも土の中に入っているだけじゃなくて、少し芽が出て皆さんの目に触れるようなプレーも出てきたかなという実感もあるので、選手に自信を持たせて、今後もやっていきたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–浦和との技術的、戦術的な差がまだかなりあるのかなという印象も受けるが?
それはそうだと思います。ただ、彼らのボールまわしを怖がって後ろに下がったら、その差も感じることはできない。考え方の話なんですけど、戦術的にこちらが工夫して浦和さんと1-0にするのか、自分たちでエネルギーを出して1-0になるのかは、僕の中では全然違うと思っています。
相手に外された場面で、最後ゴール前で守るのも守備なので、今日は1点やられましたが、外されたことで最後フリーの選手を使わないで跳ね返す。逆にオープンな展開でいこうと思っていたので、そういう意味でのゲームプランとしては僕の中では悪くなかったと思っています。
クローズの展開にもっていくと、逆にボールを7割、8割持たれて、まったくこちらにチャンスがなく、クリアでまた相手にふられるという展開になると思った。それで0-1、0-0に持ち込めるかもしれないですけど、間違いなく勝つ可能性を低くすると思ったので、その戦術的な意図、狙いについては、選手たちはしっかりと遂行してくれた。それを外せるだけの浦和さんの力に1点ねじこまれたと思っているので、そこについてはまったく後悔していないです。
–大槻選手への長いボールが多く、そこを起点にするという狙いだったのか?
いや、そこについてはあまりよくなかったです。長いボールを入れろとは言っていないですし。ただマッチアップするシステムの中で、前半出足で相手に少し負けてしまったりとか、ミステイクが続くことによってボールの出し手と受け手のフィーリングがあまりよくなかった。そこで0-0で我慢することによって、後半もしオープンな展開になればもう少しボールを動かせればいいなと思っていました。もともと、うちはJリーグの中でもディフェンスサードからアタッキングサードへのパスというのは少ないと思いますが、それはある意味、浦和さんのプレッシャーを怖がってそういうボールが増えたという見方もできますし、前半選手がここは相手は前がかりで狙っているので、裏返すボールを入れようとしてやったとも言えるので、ちょっとVTRを見て選手に話しますが、必ずしも長いボールを入れろと言ったわけではないです。
–今日の負けから学ぶこととは?
負けも勝ちも引き分けも、考え方で学ぶことはあるし、考え方によっては何も学べない。負けたら何も残らないという考え方もできますし。ただ僕は、浦和さんは1stステージ無敗優勝したチームで、2ndステージは少しホームでなかなか勝ててない状況もありながら、日本で一番力のあるチームであることは間違いない。そういう中、相手のストロングを抑えるというよりは自分たちのよさがどれだけ出るかという試合にしたいと思っていました。
それはプレッシングで思い切って前からいったかけかたもそうですし、攻撃したあとに前と後ろが分離する中で、そこを狙ってカウンターを狙うということもそうです。それで言うと、ミスはあったので成功回数はそんなになかったですけど、やる気持ちとかやろうとするトライはあった。(監督に就任してから浦和と)4回やった中で、戦略的にも選手の自信という意味でも、一番整理された中で戦えた。その結果の0-1だったので、それがつまり差ではあるんですけど、手応えのないままやっているのではなく、手応えを掴みながら浦和さんに臨んでいるので、そこは前の3試合とは違うのかなと思っています。
●ペトロヴィッチ監督 総括
今日のゲームを終えてどういうコメントをしようか少し長く考えていた。今日のコメンテーターの方からどんな質問が来るかだいたい予想がついていたので、これまでも私は自分のチームに対して、勝ったゲームでも内容がよくなければよくなかったとコメントをしてきた。もちろん負けたゲームのなかでも私はいいものはいいと言ってきた。今日に関しては、私は日本的な価値観でコメントをしようかなと考えている。今日は結果がすべて。広島のゲームは我々にとって非常に出来のいいトップゲームだった。ただ結果が出なかったことによって、狙いどおりにカウンターで浦和を仕留めたといった感じの捉え方が多かった。名古屋戦も我々はひとり少ないなかで長い時間戦いましたが、非常に相手を上回ったゲームだったと思いますし、我々が勝利してもおかしくないようなゲームでしたが、ただカウンターで失点して、相手は狙いどおりだったという、勝者に対する評価の仕方があったのではないかと思います。
今日に関しては、今日のゲームはチームとして勝利することが目標であり、それを選手たちはしっかりと遂行してくれた。他のチームは勝てば評価されることが多いが、ただ浦和の場合は勝っても内容を見て批判されることが多い。他のチームとの違いはなぜ起こるのか疑問に残ることはあります。私は勝利するべくして勝利できた試合だと思っていますし、興梠選手あるいはズラタン選手、後半に得点してもおかしくない決定機もありましたし、湘南にはそういったほんとうに決定的な決定機はなかったのではないかと思いますし、その意味では決定機に関しても我々が相手を上回れた、そして勝利するべくして勝利した試合だったと思います。昨年のガンバ戦も我々は非常に攻撃的に相手を上回ったゲームだったが敗戦してしまった。今日のゲームは決して我々の内容がいいとは私も思っていませんが、ただやはり勝利したことは私自身満足していますし、なぜ我々は勝利してなお批判されるのか、それは浦和だからかもしれませんが、ただ私自身は今日チームが勝利してくれたことを非常にうれしく思っていますし、彼らが頑張った結果を評価しています。
セカンドステージが始まってなかなか思うような結果が伴わない試合が続きましたが、そういうなかで代表チームのスケジュールで2週間リーグが空いたが、4人の代表選手、そして柏木選手の故障、あるいは阿部選手もこのあいだの新潟戦の前に少し腿裏に違和感を覚えるようなチームとしては非常に厳しい状況のなかでの2連戦だったが、なんとかチームとしてこの2試合を連勝という形で乗り越えられたことは評価していいと思っています。次の仙台まで1週間やっと全員が揃う形で準備することができる。我々にとって前向きに捉えられる連戦だったと思いますし、次の仙台戦に向けていい流れがつくれたと思っています。今日で12試合我々はホームゲームを戦ったわけだが、10勝1分1敗であると。
今日スタジアムでブーイングを耳にしましたが、私自身思うことは、うまくいかないときこそサポーターの後押しが欲しいなと思いますし、それはサポーターの全体的な数からいえばほんの一部のひとかもしれません。やはりそれもサッカーであると。
●ペトロヴィッチ監督 質疑応答
–槙野選手について、代表では3試合フル出場、疲れている状態でテクニカルなプレーをしていたと思うが、監督は現在の槙野選手をどう見てるか?
槙野に関しては、中断前の甲府戦も含めれば6連戦になる。短期間で6試合をハードにこなしている。本来であるならば、彼のいま状態は監督として起用できるよな状態ではないとどこかで思っていますが、チームとしてはあのポジション、いまの槙野の状態であったとしても、それに代わって入って彼よりいいプレーをできる選手は私には見当たらない。だからこそ彼は代表から帰ってきた厳しいスケジュールのなかでも私は2試合起用している。
選手コメント
●永木亮太
今日はどちらが勝つか分からない試合だったと思いますし、チャンスの時にしっかりと決めていれば自分たちにも充分に勝つ望みはあったと思います。これまで浦和とやってきた中では一番手応えがありました。
チャンスの数、シュートの数も多かったですし、ビッグチャンスを決めていればと思います。勝てればチームとしても大きな自信になったと思うので本当に勝ちたかった。でも、悔しいですが下を向く必要はないと思います。
上と離されたことは悔しいですが、自分たちは下ではなく上を見ているので、上を見てしっかり切り替えてやっていきたい。8月は強敵が続くので、いい準備をして迎えたいと思います。
●石川俊輝
決め切るところの差だったと思います。ゴール前での最後のパス、シュートの質の部分はちょっとした差ですが、結果に大きく影響すると感じました。
立ち上がりは縦につけることを意識していたし、間、間で受けてプレッシャーにもいけていたと思います。そこで1点が取れていばまた違う展開になったと思います。自分たちのいい時間の時にこそ精度にこだわって、もっと相手の脅威になるようなプレーを出していかなければと思います。
●山田直輝
横にプレーするのではなく前にプレーするということを言われて入りました。それは自分のプレーの特徴でもあるので意識していましたが、もう少し攻撃面でゴール前のシーンを増やせたらよかったと思います。
浦和は1stステージ無敗で優勝しているチームなので、そういうチームに対して自分たちのスタイルで90分戦って、どちらが勝ってもおかしくない状況だったと思うので、結果的には勝てなかったですけど下を向くことはないかなと思っています。
前半はお互いにハイペースで、浦和の得意なボールまわしもさせていなかったと思います。後半、少しスペースが空いてきた時に、もう少し中盤のところでボールを受けたり散らしたりできれば、得点に繋がるのかなと感じました。
(古巣との対戦については)特別な感情はないんですけど、浦和に対して湘南のスタイルを出して勝ちたいという、その想いでプレーしました。今日は悔しいですが次のホームで必ず勝点3を取りたいです。
●菊地俊介
前半はとくに前の3人の関係はよくできたと思います。僕もコーナーからチャンスがありましたし、前半1点取れればもうちょっと違った展開になったかなと思います。(浦和は)やはり繋ぎのところの精度は高いなというところで、プレスバックして簡単に奪えるシーンはそんなに多くはなかったと思うので、こっちも決めるときに決めないとという感じでした。内容的には決して悪くないと思いますし、0-1になってからも自分たちがボールを持って相手ゴールに迫るシーンもあったので、やはり最後のところだと思います。
(開幕戦と比べて)点を取られたあとに立て続けに失点することが開幕のときはあったので、そこで持ち直してもう1回自分たちのリズムでやるというところはやれてたのかなと思います。