2ndステージ 第3節 vs ヴァンフォーレ甲府
7月19日(日) 19:04キックオフ @Shonan BMWスタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ |
ヴァンフォーレ甲府 AWAY |
|
0 |
0 |
前半 |
0 |
2 |
|
0 |
後半 |
2 |
4 > 4 |
勝点 |
1 > 4 |
|
得点者 |
55分 バレー
64分 バレー |
選手 |
シュート |
|
シュート |
選手 |
GK |
1 |
秋元 陽太 |
0 |
STARTING
LINEUP |
0 |
河田 晃兵 |
21 |
GK |
DF |
3 |
遠藤 航 |
1 |
0 |
土屋 征夫 |
41 |
DF |
DF |
4 |
アンドレ バイア |
1 |
0 |
山本 英臣 |
4 |
DF |
DF |
17 |
三竿 雄斗 |
0 |
0 |
津田 琢磨 |
17 |
DF |
MF |
14 |
藤田 征也 |
1 |
1 |
橋爪 勇樹 |
28 |
MF |
MF |
2 |
菊地 俊介 |
0 |
0 |
マルキーニョス パラナ |
6 |
MF |
MF |
6 |
永木 亮太 |
0 |
1 |
下田 北斗 |
18 |
MF |
MF |
10 |
菊池 大介 |
0 |
0 |
阿部 翔平 |
27 |
MF |
FW |
19 |
大槻 周平 |
3 |
2 |
稲垣 祥 |
23 |
FW |
FW |
11 |
藤田 祥史 |
0 |
0 |
阿部 拓馬 |
9 |
FW |
FW |
23 |
高山 薫 |
0 |
2 |
バレー |
10 |
FW |
|
GK |
25 |
イ ホスン |
– |
SUB |
– |
荻 晃太 |
1 |
GK |
DF |
20 |
坪井 慶介 |
– |
0 |
新井 涼平 |
8 |
DF |
DF |
30 |
島村 毅 |
0 |
– |
松本 大輝 |
24 |
MF |
MF |
5 |
古林 将太 |
– |
0 |
保坂 一成 |
30 |
MF |
MF |
16 |
石川 俊輝 |
– |
– |
堀米 勇輝 |
14 |
FW |
MF |
48 |
武田 英二郎 |
0 |
– |
伊東 純也 |
15 |
FW |
FW |
8 |
山田 直輝 |
2 |
0 |
盛田 剛平 |
19 |
FW |
警告・退場 |
スタッツ |
警告・退場 |
|
8 |
シュート |
6 |
|
8 |
ゴールキック |
6 |
3 |
コーナーキック |
3 |
8 |
直接フリーキック |
11 |
1 |
間接フリーキック |
2 |
0 |
オフサイド |
2 |
0 |
PK |
1 |
得点経過 |
-
-
-
-
-
-
|
~:ドリブル
→:グラウンドパス
↑:浮き球パス
S:シュート |
- ◆55分
- 10 バレー
- 左 9 ~ → 27 → 中央 10 右足S
- ◆64分
- 10 バレー
- PK 10 右足S
|
選手交代 |
◆57分
|
|
◆74分
28 橋爪 勇樹 → 8 新井 涼平
◆80分
10 バレー → 19 盛田 剛平
◆82分
6 マルキーニョス パラナ → 30 保坂 一成 |
入場者数 |
天候 |
気温 |
湿度 |
ピッチ状態 |
試合時間 |
12,144人 |
晴、中風 |
28.6°C |
70% |
全面良芝、乾燥 |
90分 |
コミッショナー |
主審 |
副審 |
副審 |
第4の審判員 |
記録員 |
北郷 光宏 |
榎本 一慶 |
伊東 知哉 |
渡辺 智哉 |
山村 将弘 |
岩崎 洋 |
監督コメント
●曺監督 総括
おつかれさまでした。
日曜の夜の試合にもかかわらず、本当にたくさんのお客さんに来ていただきました。甲府さんとは、記憶が正しければ毎年毎年この夏の暑いときに試合をしているなという印象があるんですけども、残念ながら勝点1も取れなくて、勝点3を狙いに行った中で、結果としてはいい結果ではありませんでした。
当初描いていたプランの、甲府さんのやり方はそのまま、映像と同じことがグラウンドの中で起きて、その中で我々が狙っているところ、それこそ短い時間で選手のコンディションを回復させながら、選手に伝えてきたつもりです。結果、1点も取れないで、PKを含めた0-2で負けたという、甲府さんのゲームプランからしたらもうほとんど予定通りみたいになってしまった。
1点を取ったらさらに攻撃的に行くというよりは、カウンターでいって、前の3人で攻めて7人が残るみたいなサッカーをされたので、甲府さんがどうこう言うつもりはないんですけども、そういうところを崩しきれなかったなという印象があります。
今日のゲームでいうと、前半の大槻のヘディングシュートとか、後半はじめての征也(藤田)のシュートがネットに突き刺さっていれば、また違った展開になったかなという感じはしますけども、サッカーっていうのはその1点の重みであっち行ったりこっち行ったりするスポーツなので、そのことを嘆いても仕方がない。
ただ、選手たちはああいう甲府さんの堅い守備の中に勇気を持って入り込んだり、それこそシステムを変えたりとか、人を代えたりして、最後まで点を取りにいく努力はしたつもりですけども。まぁ実らなかったんですけども、長いシーズン、こういった試合を経験して次に向かってきたつもりなので、決して内容的に、戦ってないだとか、そういった印象はまったく僕の中にないので、そういうこと言ったらサポーターの皆さんに怒られるかもしれませんが、早く切り替えたいと思います。
●曺監督 質疑応答
–(ドイツのジャーナリストより)監督としても選手としても、大きなクラブでの経験があると思うが湘南のようなどちかと言うと小規模なクラブでやることの難しさ、また良さとは?
プレーヤーとしては大きなクラブにいましたが、監督としてはここしかないので、他のチームで指揮を執ったことがないのでなんとも言えないのですが、湘南でやらせてもらっている中で、選手がこのクラブに入って、それは育成もそうなんですけど、トップチームに入ってから1年前の自分よりも1年後の自分のほうが成長しているというチームにしたい。
それには、サッカーの質とかどういうサッカーをするかということも大事だと思いますが、選手がチャレンジして得た成功体験、チャレンジしたことで失敗した失敗体験、その2つが選手たちの血となり肉となり、成長し強くなっていくと信じてやっています。
他のクラブでやっていたらどうかというのは分からないですが、僕はそういう風に思っています。
ドイツであればフライブルグみたいなクラブは、今回降格してしまいましたけど、いい選手を作って移籍金をもらって移籍して、また違う若い選手がきて…という循環でやっているチームですけど、クラブとしては、選手が成長していろんな可能性が広がるように。もちろん我々のチームでACLや優勝を目指すというのもそうですし、選手の価値がプレーすることで上がっていくように、ということを自分の中では大事にしてやっています。
–バレーの働きによって状況は変わってくるんじゃないかと思っていたがそのあたりは?
最後簡単に破られた時も問題があったと思う。それまではいい形で守れていたんですけど、マークが外れてしまってそこでPKをとられた。あの失点はしてはいけない失点。でもそれは選手たちがよく分かっているところ。相手のクロスとバレーの入り方が鋭かったということもあります。
–甲府と対戦するチームはカウンターを嫌がって縦パスを入れるのを恐れるチームが多い中、特に前半は果敢に縦パスを入れていたがリスクとのバランスをどう解消しあれだけ積極的にいけたのか。
相手はバレー1枚残っているだけであとは守備にまわっているので、当然スペースはなく、中に入れたら後ろから挟まれるという状態だった。ボールをずっとまわしてポゼッション率を65%とか70とか75にしてたまにクロス入れて跳ね返されたところを拾ってというサッカーの見方もあると思います。でもそれを僕らが選択したとしたら、もちろん試合の勝ち負けはありますけど、何のために毎日練習して、何のために毎日課題を提示してやっているのか、僕の中では整合性がつかない。縦に入れるということは、相手がそのボールを奪いにいく。そこでワンプレー繋がればチャンスになる。それを我慢するというよりも、忍耐強くやる。我慢というのは嫌々やっている感じがあるので、嫌々やるのではなく、忍耐強くやり続けることを選手たちにやってもらいたかった。その点に関しては、選手たちは忍耐強くやっていたと思います。1本のパスをバレーに繋がったピンチを、アンドレバイアがインターセプトしたり。もちろんリスクはありますけど、あそこに数をかけていかないと、観に来ているお客さんは90分中75分、ずっとボールをまわしていて、まったく前にいかない。これ何対何なの?どっちが勝ってるの?サッカーってパスをまわすスポーツなの?って思うと思う。そういう空間で選手を出すのは耐えがたい。だから、選手たちがそういう選択をしたことは勇気があると、僕は賞賛に値すると思うし、僕もそうやってもらいたかった。だからあれで点を取れていればハッピーに終わったと思いますが、そんなに人生甘くはないので。ただそれに関しては続けていってもらいたいと思います。
●佐久間監督 総括
圏央道ができて昨日移動してきて、あっという間に厚木まで着きました。近さもあったかもしれませんが、今日は多くの甲府のサポーターの皆さんにスタジアムまで足を運んでいただいた。セカンドステージ、ガンバに負けてホームでも勝点3をプレゼントすることができませんでしたから、その意味では今日は勝点3をまず取れたことが非常にうれしいですし、サポーターの皆さん、選手に感謝したいと思います。前半に関しては皆さんご覧のとおり、ほぼ湘南にペースを握られているような状況でした。ひとつは言い訳になるかもしれませんが、甲府のグラウンド状態があまりよくなくて選手の心拍数を上げるようなトレーニングがあまりできなかったので、今日の前半はどうしてもこの湿度と連戦の疲れと汗を1回出し切るような状態だったかなとベンチで見ていました。
もちろん曺監督がおつくりになった湘南はJ2でも断トツの成績で、しかもコレクティブで、ほんとに攻撃から守備、守備から攻撃、ゲーゲンプレッシング、ドイツに代表されるようなことをされていますから、非常に厳しい前半でしたけど、後半を0-0で迎えることができたのが我々にとっていちばん大きかったなと思います。ハーフタイムには、少し相手の3トップに引っ張られているシーンがあったので、ひとりふたり捨ててこまめにラインコントロールしてコンパクトな状態をつくること、それから阿部拓馬のところがかなりフリーになっているのが分かっていましたから、阿部拓馬の状況を見てそこで落ち着きどころをつくること、そして最後にクロスが上がったときに、バレーには今週プルアウェイしなさいと、ファーでプレーしなさいと話していましたが、彼は忠実にやっていたんですが、原理原則から言えば、ひとりしかいなければまずはニアに飛び込むということ、複数だったらニアとミドル、3人だったらニア、ファー、ミドルという原理原則に基づいて、後半クロスボールが入ったらニアに飛び込むことを言いましたら、それと同じような状態で、阿部翔平の素晴らしいクロスでしたが、それで入って1-0になりました。今日の前半あれだけ守り切れた、攻撃することに対してかなり慣れたチームでしたから、僕個人的には今日1点取れればあの得点でおそらく逃げ切れるんじゃないかという自信がありましたので、神様のもう一度恵みというか、PKがあって、それで決めることができた。
あとは守備のカードを切り続けていくということで、2-0で無失点で終えようというゲームでした。3連戦終わって、前半の内容を見ていると厳しいなとあらためて、運動量のところ等考えさせられましたが、でも結果的にもう1回巻き返して頑張ることができた。湘南にはナビスコ、リーグ戦で負け、次の山雅さんにもナビスコ、リーグ戦で負けていますので、必ずホームで松本にも果敢に挑んでいきたいと思います。
●佐久間監督 質疑応答
–湘南のストロングポイントである球際の強さ、切り替えの速さを大事にしたいと話していたが、今日の90分の動きを見てどう感じたか?
前半に関しては、残念ながら湘南に分があったかなと思います。しかし湘南さんも前半エネルギーをかけてきたのかもしれません、後半に関してはうちの選手たちのほうがぶつかった瞬間にピッチに立っている状況が多かったのかなと。ミーティングでは湘南と戦うときにはつねにファイティングポーズを取り続けなければいけないと、ファイティングポーズを取り続けることが重要で、前半あれだけやられても後半もう一度ファイティングポーズを取り直して挑むことができたので、セカンドボールの拾い合いでも比較的ぶつかったあとにピッチに甲府の選手が立っている回数が多かったのかなと思っています。
選手コメント
●遠藤航
引いて守ってくる相手をどう崩すかということは練習でやってきたつもりだったんですけど結果的にはうまくいかなかった。前半は0-0で拮抗したなかで、ああいう相手に対して、後ろは絶対に失点しないような守備をしなければいけなかったんですけど、自分のところでクロスを上げられたり中がしっかりつけなかったということを考えると、相手の思うつぼだったかなと思います。2点取られてからは、メンタル的にもフィジカル的にも全体的に厳しい時間が続いて、うまくいかなかった。
(前半のチャンスで決められれば違ったと思うが?)今日は1点目が大事だと思っていたんですけど、そういうチャンスは後半も作っていかなければいけなかった。もう少しシンプルにクロスを上げたりできればよかったのかもしれないですけど、中を崩すことを意識しすぎてしまった。判断の部分も含め、試合中に変えていければよかったと思います。
ボランチの時は縦に入れることを意識していました。前線に入った時はもう少しクロスに入っていきたいなとは思っていたんですけど、相手もクロスを上げさせないような守備をしてきた。間で受けてターンしてというイメージもしていたんですけど、なかなかうまくいかなかったという感じです。
●大槻周平
無理矢理にでもワンタッチでフリックを入れたりということを考えていたんですけど本当にスペースがなく難しかった。逆にクロスのほうがチャンスがあったんですけど、思ったようにはいかなかった。
ただ何回かチャンスはあったのでそこを決め切れるようにするだけだと思います。もう少しロングシュートなどを打っていけばよかったのかなと思っています。
●武田英二郎
まずはチームを助けるというか、自分と大介(菊池)の特徴は違うので、時間を作ったりクロスというところを意識しましたが、思った以上に相手がガチガチに固めていて、クロス上げるタイミングもなかったですし、効果的な縦パスも入れられなかったので攻撃面では貢献できなかったと思います。走るしかないと思ったし、このあいだナビスコFC東京戦に途中から入ったときは途中から入ったけどチームを助けられなかったので、20分ぐらいだったのですべて出し切ろうと思って最初からやりました。
(コーナーキックでチャンスも演出作ったが?)ミーティングでみんなで意見を擦り合わせていたので、狙ったところには行きました。
(次節に向けて)今日、自分たちのやることを放棄して負けたわけではないと思うし、征也くん(藤田)のシュートとか前半の周平(大槻)のヘディングとかが入っていたら結果は違ったかもしれないし、正直相手の術中にハマった感じはあるけど、向こうは向こうのスタイルを出して、うちはうちのスタイルを出したと思うので、続けていくことが大事だと思います。
●永木亮太
90分間を通して完璧に崩したなと思うシーンは1回ぐらいしかなかったので、相手の思うような展開になってしまったかなと思う。悔しいです。我慢しながら忍耐強くやっていこうと話していたので、そこの部分に関しては自分たちの攻撃プランを、最後はちょっとロングボール中心にやりましたけど、それまでは崩そうと、気持ちの部分では切れていなかったので、そこに関してはよかったと思います。
でも実際には崩せていなかったので、そこはまだ自分たちの力不足だと思います。
失点後はまだ時間がたっぷりあったので、1点取れればチャンスはあると思っていました。自分も少し前に出たりとかいろいろ考えながらポジションチェンジもしながらやっていましたけど、そこで点を奪えなかった。技術のミスだったりフィジカルのところで負けてしまったり、負けた試合ではそういうところの反省が多くなるので、勝った試合もそうですけど、一つひとつ改善していくことがこれからの向上につながると思います。