2ndステージ 第1節 vs 名古屋グランパス
7月11日(土) 18:04キックオフ @Shonan BMWスタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 名古屋グランパス AWAY |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 秋元 陽太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 楢﨑 正剛 | 1 | GK |
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DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 1 | 矢野 貴章 | 19 | DF | |
DF | 4 | アンドレ バイア | 1 | 0 | 大武 峻 | 5 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | 0 | 1 | 田中 マルクス闘莉王 | 4 | DF | |
MF | 5 | 古林 将太 | 0 | 0 | 本多 勇喜 | 6 | DF | |
MF | 2 | 菊地 俊介 | 0 | 2 | 矢田 旭 | 20 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 1 | 0 | 竹内 彬 | 2 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 1 | 2 | 小川 佳純 | 10 | MF | |
FW | 7 | 大竹 洋平 | 4 | 0 | 小屋松 知哉 | 22 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 2 | 1 | ノヴァコヴィッチ | 18 | FW | |
FW | 23 | 高山 薫 | 5 | 0 | 永井 謙佑 | 11 | FW | |
GK | 25 | イ ホスン | – | SUB | – | 高木 義成 | 50 | GK |
DF | 30 | 島村 毅 | 0 | – | 牟田 雄祐 | 3 | DF | |
MF | 14 | 藤田 征也 | 0 | – | 望月 嶺臣 | 25 | MF | |
MF | 16 | 石川 俊輝 | – | 0 | 田中 輝希 | 35 | MF | |
MF | 48 | 武田 英二郎 | – | – | 杉森 考起 | 27 | FW | |
FW | 8 | 山田 直輝 | – | 1 | 川又 堅碁 | 32 | FW | |
FW | 11 | 藤田 祥史 | 3 | – | グスタボ | 34 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
17 | シュート | 8 | ◆79分 矢野 貴章■ | |
7 | ゴールキック | 14 | ||
9 | コーナーキック | 3 | ||
4 | 直接フリーキック | 17 | ||
1 | 間接フリーキック | 1 | ||
0 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
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~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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10,752人 | 晴、弱風 | 24.6°C | 83% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
橋本 健一 | 今村 義朗 | 蒲澤 淳一 | 清水 崇之 | 勝又 弘樹 | 岩崎 洋 |
監督コメント
●曺監督 総括
お疲れ様でした。
セカンドステージ開幕がホームということで、ファーストステージも同じ赤のユニフォームの浦和さんとやって、先に点を取って逆転されて負けて、また、直近のホームでの試合も新潟さんに後半ちょっと醜い内容で負けていたということがありました。今日も最後までヒヤヒヤした所がありましたけれども、今日は本当に、たらればを言えば、もうちょっとこうした方が良かったなっていうか、こういう展開になっていればもうちょっとこうだったなというのはありますけども、それは名古屋さんの力も含めて考えると、今日の結果は選手全員の頑張り、これは出た選手だけじゃなくて、ベンチで途中から行った選手、もしくは出られなかった選手、今日はスーツを着て応援してくれた選手、本当に全員が一つの目標に向かってやってくれた結果だなと思うんで、そういう意味では本当に監督として非常に嬉しく思います。これに満足することはできませんが、次の神戸戦に向けてさらに良い準備をしてやっていきたいと思います。
2日前くらいのスポーツ紙で少し読んだんですけれども、日本は走行距離があってスプリントがあっても順位が上がらないっていう記事を読ませていただいて、それはうちの事なんですけど。
ブンデスリーガに比べると、約10%近く、勝点3を取る確率が低い、と。仰られていることは本当に正しいことだと思うんですけれども、それはだからといって、じゃあ走るのをやめるのか、じゃあ我々が縦に行く推進力を無くすのかというと、そういう訳にはいかない。
それは世界のどのフットボールもどの国もゴールに向かうプレー、ゴールに繋がるプレーっていうのを大事にしているというのは、僕も全部を見た訳じゃないですけれども、先日フロンターレさんがやったドルトムントの試合も競技場で見ましたが、やっぱり試合で使えるテクニック、試合で使える走力っていうのを高めていかない限り、このリーグというか、我々のチームを含め、選手たちの未来に繋がっていくような試合をしていきたいなとずっと思っています。
勝ったから言うわけじゃないんですけれど、そういう風に言われている自分たちに対して、非常に僕は寂しい思いがするし、やっぱりそういう所のチームであったんだったら、勝点3を取る確率が上がり、そういう風にみんなが感じ取れるっていうような試合をたくさん増やしていきたいと思っています。2日前に見たその記事が、間違いなく僕のモチベーションになってますし、選手にも伝えました。
だからといって走らなくなったら何もなくなるよっていう話も今日しましたし、そういう意味ではちょっとした部分が彼らの意識に根付いて得点もしくは勝点3に繋がったのかなという風に思っています。ただ、そのレベルもドイツに比べてとか、例えばほかのチームに比べて、まだまだ足りない所はたくさんあると思っているので、そこに一歩でも中央に出ていけるように、それこそ世界に一歩でも近づけるようなアプローチをし続けたいなっていう風に思います。
●曺監督 質疑応答
–特に1点目、大きい名古屋のCBに対して大槻選手が決めたが、大きい選手をうまく避けるというか釣り出す形に見えたが?
特に避けたということではなく、相手の空中戦の強さはデータを見ても分かっていたので、それは得点を入れた大槻も素晴らしかったですけど、相手にとって一番怖いパスを選択した洋平(大竹)がスペシャルでした。アイツは、何回言ってもああいうパスを通そうとするので、たまに腹が立つときもありますけど(笑)、でも通せない選手より通せたほうがいいので。彼のよさはああいうところにあるので、僕の指示を無視してずっとああいうことを続けてきた結果が出たのは、複雑な気持ちもありますが(笑)、嬉しい気持ちです。
●西野監督 総括
両チーム、フレッシュななかでのスタートというところで、湘南のスタイルも加味すればスタートから非常にアグレッシブに、そういう圧力を受けるなかでのスタートも予測していましたし、それ以上の反発力、リアクションにならずに自分たちからというところで、スタートからはある程度拮抗して守備から攻撃、攻撃から守備をお互い繰り返した拮抗したスタートだったと思います。が、やはり少しずつ湘南のひとを中盤にかけてくる構成に数的優位の状況のなかでコントロールされていたなかでの失点だったので、あのへんをもう一度立て直したり、受けるところはしっかり受けたなかで速攻を仕掛けられれば、何度かチャンスはありましたけど……有効なチャンスもありましたし、そこでというところもありますが、全体的には少しずつ湘南のペース、ポゼッションに受けていたんじゃないかと思います。2失点目がやはり痛かったですね。いろんなオプションもプランしていて、4バックにシフトしたり、闘莉王を前線にというなかで、オフェンスの活路を見出す戦術的なところを合わせてはいたんですけど、一歩遅かったかなという感じはあります。
●西野監督 質疑応答
–2失点とも名古屋の左サイド、永井選手が守備をしていない状態でクロスを入れられた。彼の本職でないところを相手に付け込まれた格好だが?
まあそうですね、あのシステムのなかではあのポジションは永井しかできないだろうと思っています。ある程度引っ張られてもそこから出て行く反発力は持っている。永井のディフェンスからというか、闘莉王が引っ張り出されたり、3枚のうち2枚が、本多であれ闘莉王であれ1失点目は出されたなかでクロスを上げられるという。両チーム、両ウイングバックの背中を突くのは狙いだと思うし、2失点ともそういう僅かなところでの入れ替わりのなかでやられているということだと思う。永井のディフェンス力だけではないと思います。
–闘莉王選手がトップ下に入るような形は戦術としてはプランを持っていた?
そうですね、今日のミーティングのなかで、状況のなかでは闘莉王を前線にということは全体で伝えてはいたので。
–それは今後も?
あり得ますね。
–ハーフタイムコメントで、一人ひとりが自分の判断を大事にしようと話しているが、前半は自分で判断できないような状態だった?
やはりボールを動かすことが闘莉王に依存して闘莉王から発信しているだけでは、オフェンスのなかでの構成力は高まらないと思うんですね。つねにやはり闘莉王のコントロールのなかでボールを動かしている、そういうなかでミスが起こったり判断が一歩遅れたりということのなかで、あまり全体が、ボールが闘莉王に集まっていくだけではダメだと。中盤あるいはトップ下の高い位置でボールが動いていくことでポゼッションの意味があるので、そういうなかでまだまだやはり依存しているところが多いので、闘莉王もそういうことを強調しましたけど、さらにそういうところは感じたところなので、当然だとは思います。
選手コメント
●高山薫
得点は征也くん(藤田)のクロスからだったんですけど、前半にはコバショウ(古林)がいいクロスをあげてくれた。そういう意味ではコバショウも征也くんも僕がどういう動きをするのか分かってくれていると思うし、僕も二人がどんなボールを上げてくれるかは分かっているつもりです。練習の中でもこういう形が多いし、その結果がゴールに繋がったかなと思います。
相手は背の高い選手が多かったんですけど、個人的には相手が高いからクロスを上げないとか、そういう考えは必要ないと思う。クロスは動きの駆け引きが重要で高さなんて関係ないと思っているので。
(2ndステージの目標は?)個人的には1stの開幕の前から一桁の順位にいけると思うと言っていたし、1stステージを戦ってみていい内容で勝てた試合もあったしい、苦しい試合でも勝てたことも何回かあった。それを2ndステージに繋げられれば、上位も狙えると思うので頑張りたいです。
(今後はさらに暑くなるが走るサッカーは?)相手も夏場はきついので、そこはあまり気にしてないです。
●永木亮太
1stステージの対戦は本当に反省しなければいけない1試合だったので、その記憶というのはみんな残っていたと思う。それ以外にも、中断期間でいろいろやったことが出せたと思うし、自分たちにとっては素晴らしい試合ができて、90分間よく戦えたと思います。
連勝を早くしたいと思っていたし、1stの最終戦から考えると今日連勝できたのでよかったと思っています。
●藤田征也
少しケガをして迷惑をかけていたので、チャンスをもらえればそこで結果を残したいと思っていました。後半少し相手に押し込まれて苦しい展開だったので、ああいう中でアシストできたことはよかったです。
(入る時に意識したことは?)相手は戻り切れないので、チャンスがあればどんどん出ていこうということと、航(遠藤)の脇を相手が攻め残って狙っていたので、前半から見ていてもクロスはチャンスになりそうだと思って、上がれるチャンスがあれば積極的に打っていこうと思っていました。
2点取って、そのまま2-0かもっと追加点を取って終われればよかったんですけど、警戒していた形というか、堅碁(川又)はああいう形が得意なので、やられてしまったことは悔しいです。ただ、それでもみんなで耐えて勝ち切れたことはよかったし、名古屋には1stで負けているので今回借りを返せたことはよかったです。
●大竹洋平
前半戦で名古屋に負けていたので、今回負けられないという気持ちでやっていたし、自分たちがあの時より成長した姿を見せられたと思うのでそれはよかったと思います。
僕の特徴は足元でボールを受けて前を向くとかそういうところだと思うんですけど、周りの薫くん(高山選手)や周平(大槻)が走ってうまく相手をひきつけてくれていると思う。今日は自分の特長を出せたと思うんですけど、周りの選手のお陰というか、お互いの特徴を活かせるようになってきたと思うのでそこは続けていきたいと思います。
(アシストについては?)ちょっとズレちゃったんですけど、周平は難しいボールのほうが決めやすいみたいなので(笑)、逆にいいボールになったかなと思います。
自分自身は、1stステージでゴールを決められなかったので今日決めたかったですけど、次決められるように、シュートの意識は高く持ってやっていきたいと思います。
●大槻周平
(ゴールについて)なかなか取れなかったので、2ndステージ初戦で取れたことはこれから弾みになるかなと思っています。試合前から相手が高いと思っていたので、相手の間に入って行こうと思っていた。それが結果に出てよかったと思います。なんか僕は簡単なシュートよりああいうシュートのほうが決められるので(笑)もっとしっかり簡単なシュートも決められるように練習していきたいです。(大竹選手のアシストについて)いつも練習のときから洋平が持ったときは斜めに走ったり相手の裏を突く動きをしたりしているので、いつかは出てくるなと思っていた。それが結果に繋がってよかったと思っています。
(前回の対戦からの進歩について)湘南スタイルは変わってないと思うんですけど、アウトオブプレーやインプレーを含めて意識して、90分間を通して集中力を切らさずにできたと思います。