2ndステージ 第15節 vs 鹿島アントラーズ
10月24日(土) 14:03キックオフ @Shonan BMW スタジアム平塚
HOME 湘南ベルマーレ | 鹿島アントラーズ AWAY |
選手 | シュート | シュート | 選手 | |||||
GK | 1 | 秋元 陽太 | 0 | STARTING LINEUP |
0 | 曽ヶ端 準 | 21 | GK |
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DF | 30 | 島村 毅 | 0 | 0 | 伊東 幸敏 | 24 | DF | |
DF | 3 | 遠藤 航 | 0 | 0 | 昌子 源 | 3 | DF | |
DF | 17 | 三竿 雄斗 | 0 | 0 | 山村 和也 | 4 | DF | |
MF | 14 | 藤田 征也 | 0 | 2 | 山本 脩斗 | 16 | DF | |
MF | 2 | 菊地 俊介 | 2 | 1 | 柴崎 岳 | 20 | MF | |
MF | 6 | 永木 亮太 | 3 | 0 | 小笠原 満男 | 40 | MF | |
MF | 10 | 菊池 大介 | 2 | 2 | 遠藤 康 | 25 | MF | |
FW | 5 | 古林 将太 | 1 | 3 | 中村 充孝 | 13 | MF | |
FW | 19 | 大槻 周平 | 1 | 8 | 金崎 夢生 | 33 | FW | |
FW | 23 | 高山 薫 | 2 | 1 | 赤﨑 秀平 | 18 | FW | |
GK | 25 | イ ホスン | – | SUB | – | 佐藤 昭大 | 1 | GK |
DF | 20 | 坪井 慶介 | 0 | – | 植田 直通 | 23 | DF | |
MF | 8 | 山田 直輝 | – | 2 | カイオ | 7 | MF | |
MF | 13 | 広瀬 健太 | 0 | – | 梅鉢 貴秀 | 27 | MF | |
FW | 9 | キリノ | – | – | 杉本 太郎 | 32 | MF | |
FW | 11 | 藤田 祥史 | – | – | 豊川 雄太 | 19 | FW | |
FW | 18 | アリソン | 0 | 2 | 鈴木 優磨 | 34 | FW |
警告・退場 | スタッツ | 警告・退場 | ||
◆72分 坪井 慶介■ ◆85分 アリソン■ |
11 | シュート | 21 | ◆43分 柴崎 岳■ ◆51分 金崎 夢生■ |
17 | ゴールキック | 6 | ||
2 | コーナーキック | 9 | ||
14 | 直接フリーキック | 17 | ||
3 | 間接フリーキック | 1 | ||
3 | オフサイド | 1 | ||
0 | PK | 0 |
得点経過 | ||
|
~:ドリブル →:グラウンドパス ↑:浮き球パス S:シュート |
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
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14,227人 | 晴、中風 | 23.6°C | 55% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
髙林 敏夫 | 飯田 淳平 | 名木 利幸 | 小椋 剛 | 塚田 健太 | 亀井 信也 |
監督コメント
●曺監督 総括
おつかれさまでした。
ホーム最終戦ということで、本当は11月に2試合あって、きりのいいところで最後のセレモニーでの挨拶ができればよかったんですけど、我々はカレンダーの関係で今月のこの試合を終えれば、来月は天皇杯も負けてしまいましたし、アウェイでの2試合しか残らないので。
前節で残留を決めたんですけど、2ndステージはまだ3位以内も狙える位置にいますし、全部勝てるようにいい準備をしていこうという中で選手と一緒にやってきました。前半は、僕が監督をやらせてもらった中でもベスト3…ベスト1の中でも内容のいい前半だったのかなと思います。
攻守に我々のリズムができていたと思います。
逆に後半は相手の方にリズム持ってかれましたけども、前期鹿島さんとやったときは本当に攻撃も守備もひねられて、何とか我慢して2-1で逆転しましたけど、その時以上に、サッカーって90分プラスアディショナルタイムありますけども、あまりにも、いい前半で2-0で折り返したことがちょっと選手にとって難しくなったところあったと思います。
最終的にボックスの中に下がりすぎないで、危険なシュートもありましたけど、陽太(秋元)とディフェンス陣中心に跳ね返して、あのあとにカウンターでもう1点取れればよかったんですけども、そううまくはいかなかったなと。
ただ、本当に力のある鹿島さん相手に怯まず、今日は待つディフェンスというよりも、アプローチファーストディフェンスから行って、その次に入れ替わるようなディフェンスを選手が狙ってくれてて、相手もやっぱり自由にボール持てる時間が、いつもよりも少なかったのかなという印象はあります。
ちょっと攣った選手が2~3人いたのはコンディショニング含めて反省点ですけども、我々らしいいい試合ができたかなというふうに思っています。
ここでまた2週空いて新潟さん、その後2週空いて広島さんとアウェイで戦いますが、FC東京さん、鹿島さんという2試合に勝ったということによる過信はしないで、自分たちの足元をしっかり見つめて、まだまだ成長できる時間が1ヶ月あるっていうことで、選手と一緒にしっかりトレーニングに取り組みたいなと思います。
●曺監督 質疑応答
–後半に向けてどんな話をしたのか?
鹿島さんも3点を取らなければいけないと思っていたので、最初からくるし、このままで終わるわけはないという話をしていました。
両サイドバックガ早いタイミングで出てくるので、そこをしっかり蓋しながら取ったらセンターバックとその脇で起点を作って、いい状態だったら越していけという話をしたんですけど、ちょっとフィニッシュのところまでいかなかったかなと。
相手のポジションチェンジとか、カイオみたいな選手が入ってきたりして、鹿島は途中交代の選手が得点を取るのがリーグの中でもずば抜けてると思うんですけど、脅威のある攻撃をされたので、守る時間が長くなりましたけど。
後半は、1点取られるのがもう少し早いかもしれないと思いましたが、よく我慢したと思います。
–積極的なディフェンスのために大切なことは?
うちのスタイル、大事にしているのは相手のボールを奪うために戦術的な狙いがあって、ひとつの糸のように繋がっていかないとDFって取れないと思うので、そのひとつひとつを選手がサボらずにやったということだと思います。
これほど広いピッチでどんなに足が速くても球際が強くても一人では奪えない。距離感を保って、いけるタイミングで前の3人がいって、そこに後ろが連動する。どこで取るかというのも選手の中でバリエーションができてくれば。攻撃で、ボールを持ってからという考え方もあれば、ボールを奪ってからという考え方があるけど、僕はどちらかというと後者かなと思っていていいところで奪えることがいい攻撃に繋がる。選手たちはしっかり自分たちの力を出したかなと思います。
●石井監督 総括
まずは前半、湘南さんの特徴であるカウンターとセットプレーのところで早い段階で2失点してしまったということが最後まで尾を引いてしまった。後半は早いタイミングで1点返せれば、違う展開になるとハーフタイムに言って、選手もそういう気持ちを出してくれて後半をしっかり戦ってくれたと思います。本当に負けてしまって非常に残念です。
●石井監督 質疑応答
–前半の出来はよくないように見えたがどこに原因が?
思った以上に湘南さんのプレッシャーというのが強く、球際のところも相手ボールになることが非常に多かったですし、そのあたりのところがありました。そこに負けてしまったということだと思います。
–タイトル争いにとっては痛い敗戦だが今日の結果はどう捉えているか?
僕らはリーグ戦であと3試合勝たなければいけないという状態というのは全員が分かっていたことで、そこで負けてしまった。でも、あと2試合、ホームで戦えるのでこの2試合を勝って終わりたいと思います。
–今日の試合で見えた課題は?
いつもですが、守備のところで自分たちからボールを奪いにいく形をやっていまして、そのへんの部分で、中盤で入れ違ってしまうところや少しプレスが効かないところが90分の中で何度か起こるのですが、そういう時に失点してしまっているので、そういう部分は修正していかなければいけないと思います。
あとはチャンスを多く作っている中でも最後に得点に結びつかなかったので、そういう部分も修正していかなければいけないと思います。
–鈴木選手を投入したがどういうところに期待したか?
彼は見てのとおりしっかり受けられますし、自分で運んでいくこともできる。サイドハーフで使ったり、FWで使ったりするんですけど、彼の能力を、前節も今節も充分出してくれたかなと思います。
–湘南に対してのゲームプランとは?
プレッシャーがかかっていたところに関しては、バイタルのところで相手のボランチの永木選手と菊地選手がうちのボランチに対してかなりプレッシャーをかけてきて、そうなるとDFラインの前のスペースが空いてくると思っていて、実際に空いていたと思うんですけど、そこにボールが入らなかったことが一番だと思います。風の影響なのか、いつもと違うプレッシャーがあって、そこで受けられなかった、そこにボールが入らなかったことが一番の要因だと思います。
守備の部分では、失点の場面ではカウンターのような形で逆サイドまで運ばれてしまった。そこはしっかり守備をしなければいけなかった。
–金崎選手の評価は?
彼はボールを収められますし、個人でも突破できますし常にゴールを狙っている選手。そのあたりはサポーターの皆さんも期待しているところだと思います。以前はサイドハーフでプレーしていたと思うが、できるだけゴールに近い場所で使っているというのは、そういう期待も込めてFWで起用しています。
–ナビスコカップ決勝もあるが、この1週間で立て直したところは?
前回リーグで戦った時も最初に2失点してしまっているので、守備のところはもっと突き詰めてトレーニングしなければいけないですし、チーム全体の守備の連動性は一番重要ではないかと思います。
選手コメント
●菊地俊介
立ち上がりだったので前からいってやろうというところで、自分のヘディングが繋がっていい形で展開できたので、思い切ってペナルティエリアに入っていきました。本当にいいところに薫くん(高山)がくれたので、うまく合わせられてよかったです。
前半はやっていて、自分たちも良さが出ていると感じられる試合だったので、そこで点も取れましたし、前半はいいゲームができたと思います。ただ、相手も勝点3が必要だったと思うので、後半は押し込まれるシーンが多かったですが、早い時間帯に失点しなかったので、それが勝ち切れた要因かなと思います。
相手が4-4-2のフラットなシステムだったので、相手のボランチに対して僕か亮太くん(永木)がしっかりプレッシャーをかけるということが戦術の確認でもやっていたので、そこでいい形で前を向いて運んだりするシーンは多かったと思います。自分たちのスタイルが出せたと思います。
ファーストで鹿島に勝った時は内容的には全然ダメだったという記憶がありますが、今日は前半は内容的にもよかったので自信になると思います。
最後のセットプレーは反省しなければいけないですけど、みんなしっかりと身体を張って守れていたと思います。
ホームで最後のゲームだったので、想いは強かったですし、最近なかなかホームで勝ててなかったので、最後に一緒に喜べてよかったです。
●古林将太
(ゴールシーンは?)どんな形でも点を取りたいと思っていました。あんな風にこぼれてくるとは驚きましたが「きた!」と思って、しっかり決められたのでよかったです。
最初の1点目の時も、こぼれ球を運んで薫くんに預けて、というところから攻撃の形が作れていたので、いい動きが多少はできていたかなと思います。
前半は自分たちが主導権を握っていい形で戦えたと思います。後半はああいう形になった時にどう戦うかということは大事だなと思います。押し込まれている時に自分たちが裏を取って先手をとってやらなければずっとあの形になってしまうので工夫しなければいけない。
自分が山本選手について、征也くん(藤田)とはいい形でできたので、そこは狙い通りだったかなと思います。
●永木亮太
(試合終了時の気持ちは?)自分はコーナーのマークを外してしまったので、終わった瞬間は悔しい気持ちのほうが大きかったです。
前半は本当によかったと思います。繋ぐところはしっかり繋いで、カウンターでも点を取れたし泥臭いゴールも取れた。鹿島相手にああいう形で2点取れたことは、今日の一番の勝因だと思います。
2点取るとどうしても守備意識が強くなってしまうものなので、後半にああいう展開になることは予想していました。特に鹿島は絶対に勝たなければいけないという状況だったと思うので押し込まれる展開になってしまった。でも終了間際までゼロで抑えられていたので、最後、自分がマークを外してやられてしまったというのが、自分の中では非常に悔しいです。
(守備に関しては?)航(遠藤)中心に守備陣が頑張ってくれましたし、もう少しプレッシャーをかけたほうがよかったのかもしれないですけど、あそこでボランチがいくと柴崎選手が出てきてしまったりということもあったので、いろいろ話し合いながらやっていました。流れの中からはやらせなかったということはよかったです。
FC東京や鹿島といった強い相手に勝てたということ、また自分たちにとっては2連勝もなかなかなかったので、そういう意味では自信になる試合だったと思います。
●秋元陽太
最後に失点してしまったんですけどあそこまで粘り強くやれてよかったと思います。
逆サイドの選手が入ってくるので、クロスの時の逆サイドの選手の動きのイメージを持っていました。そういうところをしっかり意識しようと思っていました。全体的に落ち着いてやれたと思います。
(ビッグセーブもあったが?)あそこで金崎選手のヘディングがくるということは分かっていたので、この1本で勝負が決まるというくらいの気持ちでした。
前期の鹿島戦の時とは、みんないろいろ経験をしてそれが自信に繋がっていたと思うし、鹿島さん相手に2点を先行するという部分でも成長している証だと思います。両方勝ちましたが、前期とは違った戦いになったと思います。
僕たちは必死にやっていただけですが、それが結果に結ばれたことは本当に嬉しく思います。